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令和3年5月15日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表をさせていただきます。
 昨日5月14日、県内におきましては、9名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されました。公衆衛生上の観点から、感染された方がお住まいの市町村名の内訳を公表させていただきます。
 徳島市7名、小松島市1名、阿南市1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が3名となります。再掲となりますが、家庭内感染は3家族3名。そして、帰省関連、飲食店関係、及び小学生、中学生、高校生の感染者は、おられません。
 その他、感染者の年代や主な行動歴、症状の程度など詳細につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいております資料をご参照願えればと思います。
 なお、1558例目につきましては、発生届が遅延をした事例となっております。こちらにつきまして、詳細は、手元の資料をご参照願えればと思います。
 それでは、「とくしまアラート」の関係の5指標7項目について、発表をさせていただきます。
 まず、直近1週間の新規感染者数ですが、5月8日から5月14日までの1週間、95名ということになりまして、5月11日以来4日ぶりとなりますが、「ステージ3」から「ステージ2」へとなったところであります。
 次に、感染経路不明割合は、95分の14、14.7パーセントとなります。
 次に、病床の逼迫具合の3項目。まず、確保病床の使用率につきましては、50.6パーセントということで、一旦「ステージ3」に下りたところでありましたが、また「ステージ4」、逆戻りとなりました。
 次に、入院率につきましては、180分の131、72.8パーセントということで、これまででは1番いい数字、最高値となるところであります。また、うち重症者用の割合、こちらは25分の5、20.0パーセントということで、こちらにつきましても「ステージ3」、「ステージ2」、その境界に今、来ようとしているところであります。
 そして、療養者数につきましては、180人ということになります。
 さらに、PCRの陽性率、こちらにつきましては、2,641分の93、3.5パーセントとなります。
 昨日、行われました政府の対策本部会議におきまして、「緊急事態宣言」の適用対象に北海道、岡山県、広島県、3道県を。
 そして、「まん延防止等重点措置」の対象に群馬県、石川県、熊本県の3県を追加することが決定をいたしました。それぞれ明日16日から運用が開始することとなりまして、一方、本日発表いたしました本県の感染者数9名となりまして、昨日が7名でありましたから、2日連続での一桁台となったところでありますが、本日時点での病床使用率は、先ほども申し上げたように、これまで昨日の時点では「ステージ3」となっておりましたが、50.6パーセントということで、再び「ステージ4」、その水準に上昇したところであります。
 引き続き、県内の医療機関に強い負荷がかかっているところであります。
 さらに、近隣県を見てみますと、大阪府、兵庫県、岡山県、そして広島県。「緊急事態宣言」の対象地域となっているところでありました。それら感染拡大をしている地域との人の交流から感染者が、劇的に増加をする可能性も十分に考えられところであり、特に変異株、感染しやすく、若い人も急激に重篤化をする特性を持っていることから、強い危機感を持って対策を進めるとともに、必要とあらば即座に「まん延防止等重点措置」適用されますように、引き続き国との協議を進めて参ります。
 さて現在、飲食店に対する営業時間の短縮の要請や、徳島市内の大規模集客施設に類する県立施設の20時以降の休館を5月31日まで実施中でありますので、県民の皆様、また事業者の皆様方には、大変ご不便、またご迷惑をお掛けをしているところではありますが、感染が急拡大している地域からの変異株の流入を防ぎ、皆様の命と健康を守るためにも、是非ご理解とご協力をいただきますようによろしくお願いを申し上げます。
 加えて、繰り返しとなりますが、まず県内の事業者の皆様方に対してであります。カラオケ設備、実はカラオケ、これを使うことによって全国でクラスターが多発をすることが報告をされております。カラオケ設備を有する飲食店におかれましては、これまで以上に当該設備の利用を控えていただくということ。従業員の方の体調管理、こちらを徹底をしていただきまして、体調不良の方の場合の休暇取得、こちらを徹底をしていただくこと。テレワークを強力に推進をしていただき、出勤者数を極力減らしていただく。人と人の交流、これを防ぐということですね。
 また、県外の出張、計画がおありかと思いますが、やはりもう一度、慎重に内容を検討していただいて、もし行かないでも、済むんであれば自粛をしていただくとありがたいところであります。
 次に、県民の皆様方に対してであります。家庭内感染、職場内感染が全国で多発をしております。家庭や職場に変異株を持ち込むことがないように、マスクの着用はもとよりのこと、3密、「密閉」、「密集」、「密接」これが重なる場面はもとよりのこと、2密、1密、どれかひとつだけでも、是非、回避をしていただく。また、手指消毒、うがいの励行といった基本的な感染防止対策により一層取り組んでいただくということ。県をまたがる移動につきましては、目的地の感染状況を是非、事前にご確認をいただきまして、慎重にも慎重に、ご判断をいただくこと。特に、今回も増えます「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」の対象区域との不要不急の往来を自粛をしていただくということ。21時以降は飲食店の利用、また人の集まる場所への外出を控えていただくということ、以上3点、お願いをしているところでありますので、引き続きご協力をよろしくお願いを申し上げます。
 最後に1点、残念なご報告を申し上げなければなりません。昨日5月14日でありますが、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院をされていた80代以上の方1名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。
 なお、性別や死因などの詳細につきましては、ご遺族に配慮をさせていただきまして、公表を差し控えさせていただきます。
 また、報道に際しましては、お亡くなりになられた方、及びご遺族のプライバシー保護に十分ご配慮いただきますようにどうぞよろしくお願いを申し上げます。 
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症感染者の発生届遅延事例について(質疑)(その1)

(NHK)
 1558例目の方の発生当時の遅延ということですけれども、これ詳細は。

(知事)
 はい。 また資料を後でお配りさせていただきます。

(感染症対策課)
 もうお手元に。

(NHK)
 詳細とはこの。いつもいただいている紙の。

(知事)
 それ以外で。はい。

(NHK)
 別にあるんですね。4月18日、詳細のものがあるんですか。

(感染症対策課)
 資料提供、別途、発生届遅延事例についてということで。

(秘書課)
 後でお配りいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(徳島新聞社)
 2日連続感染者数が一桁。これはかなり久しぶりの事例なのかどうかというのと、これに対する受け止めのようなものをお願いします。

(知事)
 今、冒頭でも申し上げましたように、昨日が7名、今日が、昨日というか昨日発表分が7名、今日発表分が9名ということで、2日続いて一桁ということになりました。それから最近では5月3日発表の時が60(名)、4日、5日が11(名)、6日の日が9名となりましたから、ここのところ 9(名)、そして昨日発表分の 7(名)、今日発表分の9(名)、これがここのところの数値ということで、過去最高5月3日、60(名)を発表させていただいて以降、一桁が3日あるということになります。
 受け止めとしてということですが、その間にも10(名)台、ひとつだけ20(名)(台)があるわけなんですが、そうした意味では一見安定をしてきた、このように見えるところではありますが、先ほどの冒頭の発表でも申し上げたように、中四国の中国地方、岡山と広島が感染急拡大ということで、「まん延防止等重点措置」を国が、と思ったところがやはり専門家の皆さん方、また両県の知事は強く「緊急事態宣言」、これを求め、結果として、この両県が「緊急事態宣言」、そして地続きでそのお隣の兵庫県、大阪府、これらもう既に先発の「緊急事態宣言」ということですから、いわば四国はぐるっと「緊急事態宣言」4府県に囲まれるということで、特に大阪府、兵庫県がもともと変異株の発祥の地とも見なされておりまして、そして3月22日以降の年度末の交流、特に関西圏との交流で徳島は、4月 5日以降、直近1週間の新規感染者数が20日連続で過去最高を叩き出す。
 そして3月末までで546件、全国で4番目に少なかった累積患者数が、なんと 4月1か月だけで773(名)これを招くということですので、この変異株の恐ろしさ、実は大阪、兵庫に次いで徳島がいち早く、実は感じ取ったところでありますので、我々としては、今確かに小康状態とも言える状態になっているんですが、やはりこれは疑いの目で見ざるを得ない。
 そして、瀬戸内海を挟んで対岸であります岡山、広島にまで今「緊急事態宣言」が差し迫り、そして、山口県を外すとその隣の福岡県も「緊急事態宣言」なっているところですから、まさにぐるりと四国は、「緊急事態宣言」のエリアに囲まれている、このように言って過言でないところでありますから、やはり対策を、また県民、事業者の皆さん方にも、ご協力をいただかないことには、いつ何時またあの60(名)を超える数字が徳島を襲ってくる。
 このように言えるかと思いますし、もう1つ、せっかく昨日までは「ステージ4」がなくなっていたところでありますが、また今日、この確保病床の占有率が「ステージ4」に逆戻りとなりましたので、そうした意味では、やはり医療の逼迫といった点について考えると、確かにこの1週間あたりは小康状態を保っているんですが、医療の逼迫、負荷が高まっている、こうしたことについては必ずしも解消されたとは言えない状況となっておりますので、これからもさらに対策をきっちりと。
 また、周辺のトレンド、状況と言ったものもしっかりと踏まえて、 先手先手の対策を打っていきたいと。このように考えています。以上です。

新型コロナウイルス感染症感染者の発生届遅延事例について(質疑)(その2)

(NHK)
 発生届け遅延事例は、過去に例はあったのでしょうか。

(知事)
 実は初めてのことでして、これは病院の方で、いわゆるかかりつけ医さんのところなどに行かれた時に、これはひょっとしたらコロナかなと、お医者さんが思われて、そして2種類の、あるいは3種類の対応がなされるんですね。
 1つは、すぐにある程度、陽性、あるいは偽陽性、こうしたものが分かるという意味での抗原定性検査。これの場合には、必ずしも陽性と出たからと言って確定するものではありませんので、県の方、保健所の方に届けていただいて、そしてPCR、こちらでもって確定をさせるという手続きを取ります。
 そして、例えば同じ抗原でも定量検査、これを医院の方でやっていただくとそこで確定をします。
 あるいは、ここから民間の検査機関の方へPCR検査に出される。そして、この結果、これも確定をします。
 今回の事例は、実は抗原定性検査でやって陽性。ですから当然のことながら保健所としては、この結果をお知らせをいただいて、そして届出をいただいた、抗原定性をやったんですね。その結果をお知らせをいただいて陽性ということになった場合、当然、再度、県の方で検査をすると。 そこのところで実は連絡が途絶えてしまったというのが要因。
 そして、ご本人の方から私どうしたらいいでしょうかと。非常にまじめに守られてずっと疑い、陽性の疑いがあるのでご自宅におられた。じっとされていた。外も出歩かないで守っていただいていたと。そこで、保健所の方に連絡がきて、そして初めて今回の事例が分かったと。それでPCRの検査をして、陽性という形が出るという形となりました。
 ということで、ちょうど4月23日あたりというのは、47名、当時としては過去最高の数字も出たところですので、保健所の方としても、来ないとしても「どうなりましたかね」というね。そうしたものを出来ればよかったのかもしれないんですが、待っていたという事があって、そして、こういった事が起こってしまったと。
 今後、こうした連携、ここが不具合を生じるということがあってはいけないこととなりますので、やはり、かかりつけ医さんとの連携というものも、今後しっかりと取っていく、こうしたことの1つの事例になったかと思っています。

(NHK)
 あくまで、昨日確認された感染者にカウントはされるということですか。

(知事)
 そうです。しなければならないということですね。本当であればもっと前の、その発生した時にPCR検査で確定をしておけば、その時点でカウントされるということになっていた。

(NHK)
 医療機関で陽性が確認されたのは、4月26日。

(知事)
 そうです。ただそのご連絡をいただいて、後は、県の方のPCR検査で確定をさせなければならないということですね。

(感染症対策課)
 26日に知事がおっしゃったように民間の検査機関で確定はしていたんですけれども。

(知事)
 連絡がなかったんですね。そうですね。失礼しました。定性検査を医院でやって、そしていわゆる疑陽性になって、そして民間の検査機関の方に出されて、その結果が、通知が、こちらに連絡が来なかった。そうした事例になります。

(NHK)
 医療機関と保健所とのやりとりとかが、もう少し出来ればよかったかなという感じでしょうか。

(知事)
 そうです。2度目のやり取りがですね。

(読売新聞社)
 医療機関は、発生届けを提出していなかったことを、理由として何か説明していたりするのでしょうか。

(知事)
 そこのところは、お互いがいわゆる待ちの状態になったということですね。

(読売新聞社)
 保健所側からの呼びかけが。

(知事)
 つまり、保健所は待っていたと。だから確定検査で民間に出された結果を待っていた。こちらとしては、何か言ってきてくれるかなと。お互いが待ち待ちの状態になってしまったということですね。

(徳島新聞社)
 例えば、医療機関に対して県から指導するとか、この医療機関に対しての指導と、再発防止策のようなことは何か考えていますか。

(知事)
 普通今まで起こってこなかった、これだけの数があってですね、非常にレアなケースになりますので、当然、当該の方には、よろしくお願いしますよね、ということになりますね。

(毎日新聞社)
 すみません、毎日新聞です。これに関連してなんですけど、本来だと4月27日に発表されるべきものだったということでしょうか。

(知事)
 はい。

(読売新聞社)
 その医療機関から過去にコロナの陽性の報告というのは、あったのですか。

(知事)
 これまたちょっと後で。あったそうです。

(幹事社)
 では、今日はこれで終わります。

(知事)
 はい。どうもありがとうございます。 

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