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令和3年4月29日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症の発生について、発表をさせていただきます。
 昨日4月28日、県内におきまして46名の新型コロナウイルス感染者、発生が確認をされました。公衆衛生上の観点から、感染をされた方のお住まいの市町村名、内訳を公表させていただきます。
 まず、徳島市29名、鳴門市5名、小松島市1名、阿南市2名、吉野川市1名、阿波市2名、佐那河内村1名、石井町3名、藍住町1名となります。
 また、主な感染経路につきましては、濃厚接触者または接触者が10名、クラスター関連が5名、そして再掲となりますが飲食店関係は4名、若年者である小・中高校生の感染者数は、中学生の1名のみとなります
 その他、感染者の年代、主な行動歴、症状の程度などの詳細につきましては、記者の皆様方のお手元にご配布させていただきました資料をご参照いただければと思います。
 それではここで、アラート関係の5指標7項目を発表して参ります。
 まず直近1週間、これは4月22日から28日の1週間、新規感染者報告数は236名となります。
 次に、感染経路不明割合236分の25、10.6パーセント、昨日が16.5パーセントでしたので、かなり落ちた形となります。
 次に、病床の逼迫具合について3項目。まず、確保病床の使用率については253分の161、63.6パーセント、入院率346分の161、46.5パーセント、うち重症者用25分の11 、44.0パーセントとなります。
 次に、療養者数については346名となります。
 そして最後、PCR陽性率2,875分の236、8.2パーセントとなります
 続きまして、過去に発生したクラスターについて、感染者に動きがありましたので、ご説明を申し上げます。
 まず、「富岡東中学校・高等学校関連クラスター」につきましては、新たに生徒1名、二次感染1名、合わせて2名の方から陽性が出ました。この2名を加えますと、こちらということで
 
(パネル「富岡東中学校・高等学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 生徒さん中学校ですね1名、そして二次感染を1名ということで合わせて2名。全体で56名の関連クラスター過去2位にということになります。
 次に、「医療法人敬愛会南海病院関連クラスター」については、南海病院の入院者、患者さんですね1名、職員が1名、合わせて2名の方から陽性が確認をされました。この2名を加えることによって、「南海病院関連クラスター」はこちらということでね、
 
(パネル「医療法人敬愛会南海病院関連クラスター」を掲示)
 
患者さんが1名、そして職員の方が1名、2名加わって合わせて過去最多更新、4月12日からですが93名のクラスターとなります。
次に、3つ目のクラスターということでありますが、こちらは「高齢者施設関連クラスター」ということで、新たに入所者1名の方から陽性が確認されました。ということでこの1名を加えることによって、こちらということで、
 
(パネル「高齢者施設関連クラスター」を掲示)
 
この入所者、この方ですね1名加わることによって、11名の関連クラスターということになります。
 先ほども申し上げましたように、本日発表分の感染者数は46名。1日に確認をされた新規感染者数としては、過去2番目に多い数となりまして、これで4月の新規感染者数については、これまで724名、700名の大台に乗ることとなりました。
 4月24日に600名これを超えて以降、わずか4日で700台乗ったわけでありまして、感染者数の急激な増加見て取ることができます。
 そこで、少し全国に目を転じてみますと、本日、東京都では3カ月ぶりに1,000人を超える1,027人確認がされました。
 また、昨日の段階では、大阪府1日当たり過去最高となる1,260名、兵庫県では過去2番目に多い600名ということで、特に関西圏では引き続き感染拡大が続いているところでありまして、本県の感染状況もその影響を受けているものと、このように考えることができます。
 少し徳島の状況を振り返ってみますと、12日には「とくしまアラート」2段階一気に上げまして、いわゆる国でいうところの「ステージ2」、「感染拡大注意・漸増」とするとともに、16日からは飲食店に対する営業時間短縮の要請スタートとなりました。もとより決定は12日、予告は10日に遡るわけでありますが、20日には「とくしまアラート」本県初となる国でいうところの「ステージ3」、「感染拡大注意・急増」まで引き上げ、26日からは「まん延防止等重点措置」の適応に向けまして、国と情報を共有し協議を実際に開始をしているところであります。
 本日の感染状況などを踏まえまして、正式に臨戦態勢に入るべく明日、県の対策本部会議を開催させていただきまして、対応をしっかりと協議いたして参ります。
 本日よりゴールデンウィークに入ったところであり、期間中の人と人との接触機会こちらを減らしていくために、屋外施設以外の県立施設を原則休館としておりまして、市町村に対しましても同様の対応をお願いしておるところでありますので、県民の皆様方には、せっかくのゴールデンウィーク、様々な県内の公の施設行って楽しみたいな、多くの皆さん方がお思いかもしれませんが、是非、今の徳島の、また特に関西圏その感染状況、ご賢察をいただきまして、ご理解ご協力を賜れればと思います。ということでこちらにありますように
 
(パネル「とくしまアラート感染拡大注意・急増」を掲示)
 
 もう県内でもこれをコピーして貼っていただいている施設なども多く見られるわけでありますが、今は「とくしまアラート感染拡大注意・急増」、国でいう「ステージ3」になっておりまして、飲食店では5月5日まで、お酒の提供は午後8時、全体は9時まで時短の要請をお願いをしております。
 また、都道府県境をまたぐ移動、慎重に判断をいただく。特に緊急事態宣言が三度出されている、東京都、京都府、大阪府、兵庫県。
 また、「まん延防止等重点措置」こちらが適応になっている都道府県の特に市区町村、これは都道府県域全域がなっているわけでありませんので、市区町村が対象となっておりますので、こうしたところの往来につきましては、是非慎重にお願いをいたしたいと思います。
 そして、変異株の猛威、これまでも毎日のように申し上げ、また昨日は、田村厚生労働大臣に対しても全国知事会長として、そのエビデンス、その根拠に基づいてしっかりと国民の皆さん方に、その恐ろしさ特徴といったものを伝えてもらいたい。
 また、家庭内感染そのメカニズム、あるいはこれが学校、子どもさん達をとおして学校で拡大をしていく、そうしたことを踏まえ、家庭内感染どのように防いでいくのか。
 また、例えば子どもさんがお一人残されるので、なかなか療養施設に入りたくても入れない。
 あるいは、子どもさんだけが、また未就学児であればよりなんですが、その子だけを例えば入院。
 また、宿泊療養施設に送るわけにいかない、ということがありますので、そうした場合についての対応についてのFAQですね。こうしたものをやはり厚生労働省としてもしっかりと作っていただきたい。徳島は既にその着手に入っているところではあります。
 全国知事会においても、この課題をお互い共有するための横展開を図っていくんですよと、こうした点も昨日申し上げたところであります。
 是非、この基本的な感染防止対策、より徹底をしていただくとともに、飲食店などご利用されるときには、それぞれのガイドライン、しっかりと守り、その対策のできている「ガイドライン実践店」、これらのお店をこのステッカーを目がけて、ご利用をいただければと思います。
 そしてさらには、少しでも体調がおかしいな、その気付き。従来だったら風邪かな花粉症かな、このようにお思いの方も多いと思うのですが、そうじゃない。今の時期ひょっとしたらコロナこのように思っていただいて、是非かかりつけ医、プライマリーケアですね。かかりつけ医の皆さん方にお電話でご連絡をいただいて、是非その指示を仰いでいただきたい。
 今は多くのかかりつけ医さんが、診療検査協力医療機関に手を挙げていただいておりますので、そこで直ちに検査を、あるいはそこで検査ができなくても、すぐさま関連の検査のできるそうした医院を紹介いただいたり、そこから民間の検査機関に依頼をいただくとこうした流れとなって、その場でしっかりと陽性あるいは陰性わかる形となっておりますので、ようやくこうした点も今、徳島県内で浸透してきた。
 そうしたデータが、実は今日の発表から非常に顕著に見えておりますので、この後、また触れさせていただきたいと思います。是非、気付きを持っていただきたいと思います。ということで今、顕著に表れたと申し上げたところでありますが、実は本日のこの46名の発表の内容の分析ということであります。実はこの46(名)は、大きく2つに分かれます。
 一つの大きな塊が35(名)、これは何かと言いますと、今申し上げた診療ですね。診療検査協力医療機関、医療機関から検査が出されて陽性となったもの。それから自主検査、自費でもって自ら検査を受けられた、そして陽性が判明をしたもの、これが35(名)。
 そして、県の検査によって濃厚接触者、接触者などわかったものが11(名)。
 つまり、県の検査の3倍以上が診療検査協力医療機関及び自らいわゆる自腹を切って、どうもおかしいな検査を受けていただいたみなさん方ということで、毎度毎度申し上げている、少しでもおかしければ気付きを持って、このことがようやく浸透してきた。そう言っても過言でない数値でありますので、当然多くの皆さん方が、そういう形で気づきと自主検査で持ってチャレンジをしていただける。
 確かに、陽性患者の数は増えるわけではありますが、これがまさに一番望ましいモニタリングのあるべき姿。ようやく徳島県においても、これが浸透してきたのではないかと言われる、いわば端緒と言っても過言ではない。
 つまり県民の皆様方が、そうした検査体制にまさに県民全体でご協力をいただけているもの。確かに数は過去2番目に多いものではありますが、今までにない全く違う、そうした陽性の出方ということでありますので、こうした感染拡大のまさに未然防止、これにつながっていくものと、この点については期待をしたいと考えております。
 最後に1点、残念な結果をご報告申し上げなければなりません。
 本日は、3名の方の死亡を報告させていただきます。
 昨日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院をされておられました、70代の方2名がお亡くなりになりました。
 また、1265例目の感染者の方については、80代以上の方となりますが、この方は死亡後の検査によって新型コロナウイルスの感染が確認をされた方であります。
 謹んで皆様の方の哀悼に対する哀悼の意を表させていただきたいと思います。
 なお、性別、死因など詳細につきましては、ご遺族に配慮し公表を差し控えさせていただきます。
 また、報道に際しましては、お亡くなりになられた方ご遺族、プライバシー保護に十分ご配慮をいただきますようにどうぞよろしくお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

(NHK)
 よろしくお願いします。NHKです。

(知事)
 はい。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その1)

(NHK)
 先ほどですね、明日の臨戦態勢になって明日対応を協議する、対策本部会議を開かれるということなんですけれども、これまで国と協議は「まん延防止重点措置」について、協議されてきたと思うんですが、県として要請をもうほぼ固めたというような形なのでしょうか。

(知事)
 そうですね。ここのところ、これまでも申し上げてきたように、あの47(名)ここが出てから今回のお話申し上げてきたところで、その後2日見るということで44(名)、そしてその後29(名)、そして15(名)となってきた。このトレンドが続くということであれば、協議は続けていくわけなのですが、少しトーンダウンこれもあり得るでしょうということを確か昨日申し上げました。
 しかし、今日46(名)、その前に21(名)がありましたね。15(名)から21(名)へ上がって、そして今回46(名)ということですので、常にトレンドは2日見る必要。またこれが46(名)がトーンと落ちる、これまでそういう事例がありますので。ですからもう1回それはしっかりと見る必要、つまり明日の発表分というのを見る必要がありますが、例えば、明日の発表分が40(名)を遥かに超えて昨日は50(名)とかということを申し上げたと思いますが、こうした数値が並ぶということになれば、これはもう間髪入れず正式要請こちらに移りたい。
 そうしたものも含め、これまでの協議の状況、あるいはもし「まん延防止等重点措置」これを取る場合、徳島として一体何を求めていくのか。
 こうした点についても、明日、本部会議の中で検討したい。
 つまり、より効果的なものでないと意味がない。全国それぞれ別に金太郎飴で「まん延防止等重点措置」をかけるわけではないんですね。というのは特に徳島の特徴というのは早い段階で、既に時短の要請をかけている。これによって人流が多いに減った。
 また、当初は2桁出ていた飲食関係、今日は少し4名と多いですが、ゼロとか1とかいうところも出ている。
 そしてその次に出てきたのが、いわゆる変異株の特徴という中学生とか高校生、そうした子どもさん達に感染力が強い、おそらく家庭内感染から学校に持ち込まれ、そこのクラブ活動で広がる。こうした形でありまして、今度はそれを封じ込めるために、まずはクラブ活動の時間を効率よくと。例えば1時間とか2時間、それで大規模なクラスターが発生しましたので、今度は27日から全面的にクラブ活動を休止。
 また、県内のいわゆる県大会、これもゴールデンウィーク期間中は中止・延期させていただいたところでありますので、一時期は小・中・高ゼロという日もありました。今日は1でありますけどね。そうした意味では、この方面の封じ込めはだいぶ出来てきている。
 そこで今回46(名)という数字、本来は県検査の11(名)だったのかなと思うんですが、やはり多くの皆さん方が気づきを持って積極的にいわゆるかかりつけ医さん。あるいは自らお金を出して検査これを受けていただいた。
 ちなみに35例の内訳を少し申し上げますと、診療検査協力医療機関分が29件、そして自主検査こちらが35(件)から引く部分となりますので。いわゆる6件ということでありました。
 これまでには全くない状況、おそらくこれからはこういう状況が続いていくんじゃないかということになるかと思います。こうした点をしっかりと分析をする中で、どのように考えていくのか、そしてちょうど昨日、齋藤県医師会長さんがおいでをいただいて、県の医師会の皆さん方が、こぞって新たなシステムを立ち上げていただきました。これが「自宅健康観察支援事業」、ということで、かかりつけ医さんもう既に診断をされ、それぞれの患者さんの既往症を知り尽くしている。この皆さん方が、その後の例えば入院の場合は入院なんですけど、宿泊療養に移る場合のそのまでの間。つまり少し調整でお待ちいただく間、ケアを自宅でしていただく。また場合によっては、これまでなかなかお勧めをしてもそちらに入りたくない自宅でと。例えばペットが気になる。お子さんが気になる。ホテルに行った場合、自分はアレルギーをお持ちなんで、とてもとてもホテルの食事は無理。こうした皆さん方が、やはり自宅療養をしたいと、こうした皆さん方もそうした部分も含めて、プライマリーケアとしてかかりつけ医さんが一番わかっておられると。場合によっては、かかりつけ医さんがいない場合も医師会の方でケアをしていただける、このシステムが稼働していく。
 また、その意味では、入院調整のチームのところへ県医師会の方からリエゾン、その間をつないでいただく皆さん方の派遣、これもしていただけるということになって参りましたので、これからそうしたの方々で入院の必要のない、例えば宿泊療養そうした場合には、きっちりとケアを別途していただけるという体制が出て参りましたので、やはり早い段階で陽性の方々を見出していく、新しいきっかけにちょうどなったんではないのかなと。おそらく医師会が動いていただいた、そうしたものを報道機関の皆さん方がどんどん出していただいたものを見て、これだったら自宅で療養もできるんだということで、多くの皆さん方が、やはりちょっと見てもらおうという形で行かれたのかなとも思いますので、こうしたこの端緒というものは、これからもしっかりと見ていきたいなと。
 これによって理想的ないわゆるスクリーニング、モニタリングこうしたものをしっかりと行なっていくことができれば、このように考えています。

(NHK)
 すいません。明日の対策の本会議では、まだ今のところ「まん延防止等重点措置」を正式に要請するとかっていうことがまだ決まっている訳じゃなくて、明日のトレンドを見てもし対策本部会議自体は明日開くんだけれども、その内容について考えるというような考え方でいいんでしょうか。

(知事)
 というよりも、おそらくご関心の一番の点は、明日「まん延防止等重点措置」の要請を国にするかしないかということなんですが、前から申し上げているように2日見なければいけないということがありますので、今日が例えば申し上げたように60(名)とか70(名)とか出るということであれば、これはさすがにちょっときついかなといった点はあるんですが、そうでなくて例えば今日のような傾向で県の検査の分よりは今いうような医療機関、自主検査こうしたものが圧倒的に多い。例えば、倍以上あるとかいうんであればこれらは新たな傾向としてみる必要があると。新しい要素が今回入ってきたということになるかと思います。

(NHK)
 わかりました。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その2)

(四国放送)
 四国放送です。先ほど明日の新規感染者数が40(名)という数字が出されたと思うんですけど、40(名)以上というのが一つの目安でしょうか。申請に関しては。

(知事)
 先ほど申し上げたように、いわゆる47(名)というのが過去最高。今日46(名)ということをいったということで、例えば46(名)で次が40台でも高い数値ですね。こうしたものをもっというと50(名)とか60(名)とかいうことがあれば、当然その判断をしなければいけない。
 ただし、新しい端緒が出てきたということで、いわゆるモニタリングとして、積極的に県民の皆さん方が気付きで応じていただけるということであれば、これはちょっと「まん延防止等重点措置」をかけるという判断とは別のもので、それだけ堀り起こしができているということなんで、これはこれで有り難い端緒。
 ただし、これで病院が逼迫するのであれば困るんですが。検査を受けるのをやめなさいということになっては、これは元の木阿弥になっちゃいますので。そうじゃなくて、こうしたものがどんどん推奨して少しでもおかしければ検査を受けていただいて、そして例えば自宅療養もちろん宿泊療養してもらうご要請、今は2つの基準になっています。そうした形で自宅で療養を、もちろん、かかりつけ医さんに診断を受けていただいていますので、そうした形で受けていただければ、例えばもしそこで少し症状が悪くなって入院調整の医療チームの方で入院をと言えば、すぐに入院していただけると新しいシステムともなりますので。
 さらには、今、様々な調整もさせていただいております。そうしたものも含めてキャパを広げていくからですね。明日の対策本部(会議)の中で全てを揃えると同時に、国と協議の状況、国はどんな形を今協議で言っているのか、徳島のケースですね。ただ、我々としては、もうすぐにでも、もし危ないというのは直ちにいくということは申し上げているので。徳島としてどんな「まん延防止等重点措置」これをかけていくのか。これはやはり、マスコミの皆さん方を通じて県民の皆さんに知っていただく。
 つまり「まん延防止等重点措置」、これを徳島が認められたらこうなるということを、我々必ず時短もそうですけど、前向き前向き早い段階でこう行きますよと言ってから体制を整えてもらっています。突然急ブレーキって訳にはいかない。それを明日やっていきたいということで、臨戦態勢、今まで「まん延防止等重点措置」については検討、どんな項目をかけるか検討だったんですが、具体的にそろそろ絞ってきておりますので、こうしたものを発表してその準備、もしかければ、もうかける時もすぐ申し上げますからね。その時にそうなるんだという準備をしていただく、こういう明日は対策本部(会議)をしたい。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その3)

(毎日新聞社)
 繰り返しで申し訳ないのですが、「まん延防止等重点措置」について、明日、例えば感染者数が減少して40人以下だったとしても、県の対策本部会議を開いて「まん延防止等重点措置」を要請する場合に、具体的な要請内容を固めるっていう理解でよろしいでしょうか。

(知事)
 それで結構です。

(毎日新聞社)
 ありがとうございます。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その4)

(徳島新聞社)
 明日の数字が40(名)後半とか50(名)になったとしても、さっきおっしゃった自主検査とかそういう部分が多いとそれは数字の見方が変わってくるということでしょうか。

(知事)
 そのとおりです。というのは「まん延防止等重点措置」をかける、国とも協議で指摘をされているんですが、徳島はその早い段階で時短をかけている。
 あるいは、学校でクラスターが出たらすぐにクラブ活動こうしたものについて、圧縮をさらには休止を、先手先手を打っている。
 さらには、感染経路不明割合これがはっきり言って、よそのところに比べると圧倒的に低い。実はこの基準が50パーセント以上ということになっていますから、こうした点は、これまでも意見交換、お互いの情報共有の中で言われているんですね。ですからそうしたものの中で、どう「まん延防止等重点措置」かけていくのか。かけた以上は、効果がなければいけないということになりますので、そうした意味では逆にせっかくこれだけ皆さん方が、積極的に診療検査協力医療機関の方へ申し出て、そして検査を受けていた。
 あるいは自腹を切って自主検査まで受けていただくと。こうした方々が、県の検査のなんと3倍以上、県の検査で陽性が11(名)、いわゆる医療機関経由あるいは自主検査が35(名)。今までこんなことは一度もなかったわけでありますので、こうしたことは望ましい形となっていますので、逆にこれは推奨していくべきであって、これをやめろと止めろなんていうことにはならない。
 今のところは、しっかりとその数字を判断したいとこのように考えております。

(徳島新聞社)
 「まん延防止等重点措置」を要請する基準の一つとして、医療現場の逼迫ぶりもあるとおっしゃってましたけど、今それはどのように認識していますか。

(知事)
 これはやはり何度も臨戦態勢と言うように、これは厳しい状況であることには変わりがない。ということでありますので、これまでも申し上げているように、例えば後方支援つまり退院なかなかもうできる状態になっているんだけど、ケアができなくて退院できない、させられない。こうしたまでの後方支援医療機関としては30の皆さん方が手を挙げていただいている。これは民間病院を中心ですね。
 さらには、旧海部病院、ここ療養として使うだけではなくて、海部病院もかなり感染症病棟として対応してもらっていますので、その皆さん方をドクターが判断をして軽快した、つまり、宿泊療養に耐えうる、距離は非常に近いですからね。その場合には旧海部病院の方に移っていただく。これによって海部病院の病床が空くっていうことにもなりますので。さらには今、宿泊療養さらにこの県央部に増やしていこうということもしておりますから。そうした方がどうなっていくのか、こうしたものによって医療逼迫と言ったものが、少しでも緩和をされるいうことになってくれば、やはり「まん延防止等重点措置」、こうした点についても判断、様々な選択肢があり得るというふうに考えております。

(徳島新聞社)
 旧海部病院は、もう稼働しているんですか。

(知事)
 まだです。

「自宅健康観察支援制度」について(質疑)

(徳島新聞社)
 先ほどのかかりつけ医さんが自宅療養している方のケアするというシステム、これはもう始まっているんですか。

(知事)
 これは昨日、齋藤県医師会会長さんからお話がありましたので、リエゾンが例えば入院受け入れ入院調整チームに来られたと、私のところには確定の情報はお聞きしておりませんので。
 これはおそらく体制ができ次第そうした形になる。ただその意味で今回この端緒として、これだけ医療機関からきているっていうのは、これ陽性になった人たちですから。
 当然、陽性率を考えたら、かなりの数が実はそうしたところに行って陰性ということも当然ありますのでね。そうした皆さん方が申し入れられたというのは、あの齋藤会長さん医師会をあげて「ワンチームで」と言っていただいたアナウンス効果、もちろんマスコミのみなさん方が、広く報道していただいたっていうのがあると思うんですが。これが県民の皆さん方に浸透していってるんじゃないか。ちょうどそれが今回から顕著に表れているとデータに、このように考えています。
 これが望ましい方向っていうのは、やはりコロナを最前線で支えていただいている入院受入機関ですね。こうしたところの逼迫を少しでも軽減をするためには、多くの県内の医療機関の皆さん方が、それぞれの持ち分で協力をしていただく。齋藤会長さんの受け売りではありませんけどね。このワンチームで対応していただける。しかも患者さんたちも、ご自分たちで一番療養あるいは入院しやすい環境を作り上げていく。これも重要な点となりますので、そうした形、齋藤会長さんのおっしゃっていただいているワンチームでようやく、そうした機能がここにスタートしようとしているのではないかな、このように考えております。

新型コロナウイルス感染者の状況について(質疑)

(徳島新聞社)
 今、入院と宿泊療養がそれぞれ161名と185名。待機中、調整中の方の内訳を教えてください

(知事)
 はい。これを申し上げますと、入所している人が42名。待機中が143(名)になります。

(徳島新聞社)
 入院の方は。

(知事)
 入院は前から申し上げているように一両日で必ず入っていただきますから、ということでこれまでも調整という方は、その方も入院の中に入れています。

(徳島新聞社)
 一両日中に必ずもう入院。

(知事)
 そうです。これは必ず入院の場合はそうです。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その5)

(毎日新聞社)
 毎日新聞社です。先ほどの対策本部会議について、もう一点お伺いしたいんですけれども、明日のその会議で「まん延防止等重点措置」を要請する場合の要請内容を検討するのか、それとも明日の会議内でもう要請内容を決定されるのか、どちらになるんでしょうか。

(知事)
 明日は、今までの検討を国とも協議をしている中でどれが効果的なのか、というものそれを、あるいはその国として「まん延防止等重点措置」へのこれはやらないとまずいといった項目もある、いわゆる必須科目、そうしたものを全部固めたい。
 ただ、これはあくまでも固めて、そこから場合によっては、修正をしていく。というのは、どんなところに感染が出てきて、それをどう抑えるか。
 最初は飲食の場だったものが、今度は中学校・高校に移りましたよね。そこをパッパッと押さえていく、こうしたことが重要となりますので、そうした項目を揃えて対応したいと、それをまずはいったん固めるということです。

(四国放送)
 僕の理解力が悪いのでもう一度確認なのですが、明日いろんな事をその対策本部で決めてもですね、固めても要請しない場合も当然あり得るということでしょうか。

(知事)
 そうです。それがさっき言った数値の問題ですね。それでこの46(名)というのが、これまでとはちょっと異質の数字というのは、ご説明申し上げたとおりで、逆に望ましい形がようやく出たという。そしてこうやって積極的に検査を受けいただく、診断を受けていただくということは、これが広がることを本当に防ぐ、そのために全国でこのモニタリング検査、至る所でやろうと。それもその症状がない人にね。それこそ新橋のあの駅頭で「ちょっとお兄さん、ちょっとPCR受けない」って、これよりはずっと意味があるわけでしてね。
 また、我々の対策として、面的なモニタリングということで飲食店の従業員、あるいは経営者の皆さん方にキット。これはあくまでも「ガイドライン実践店」、この皆さん方ということですが、そういったところにキット配らさせていただいて。これも面的な戦略、当然そこでも陽性者が出ればそれが陽性となるんですが、抑え込むことができる。それを自主的に県民の皆さん方が、協力いただいているのが今日のこの数値ということになります。未だかつてこんなことは一度もなかった。

面的な「PCRモニタリング検査」について(質疑)

(徳島新聞社)
 今の面的なモニタリングは、もう始まっていますか。昨日から受付始めている。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 それはまだ、配布はされてないのでしょうか。

(知事)
 そうです。受付開始です。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(四国放送)
 一つだけ。80代の方が亡くなってからわかったというケースなんですが、過去にはありますか。

(知事)
 あります。

(四国放送)
 これはどういうケースなんでしょうか。

(知事)
 つまりもうお亡くなりになって、そこで検査があって。ただドクターの判断で正式なPCR検査をということで日にちが少し1日だけ経過したと。県の方でPCR検査をしたら陽性でした。ただもうお亡くなりになっているので、それ以上広がりはないですから。ドクターの判断による再度の検査ということになります。

(四国放送)
 言える範囲でいいのですが、もちろん。例えば、一人暮らしでなかなか言い出せなかったとかそういうことでしょうか。

(知事)
 そこだけ申し上げておくと、一人暮らしではありません。

(四国放送)
 一人暮らしではないですね。

(徳島新聞社)
 関連ですが、入院先で。

(知事)
 ご自宅です。

(NHK)
 死亡の関連で、70代の二人の方は、入院をしていらっしゃってお亡くなりになった。
 80代以上の方は、昨日お亡くなりになって昨日検査を受けたということですか。

(知事)
 いえいえ。その前の日です。

(NHK)
 一昨日お亡くなりになられて。

(知事)
 一昨日、深夜に亡くなられて、一旦死亡診断が出されて。ただドクターの判断で正式なPCR検査これをやってもらってください、で県の方に回ってきて検査をした結果、昨日陽性、そして今日発表。こういう手順です。

(NHK)
 昨日、検査で判明したと。

(知事)
 正式にね。亡くなられたのはその前です。

「まん延防止等重点措置」について(質疑)(その6)

(NHK)
 対策本部会議の「まん延防止等重点措置」の話ですが、明日の感染状況を勘案して要請するかしないかというのを考えながらも、新型コロナウイルス対策本部会議を開いて、どういうような状況になったら要請するのが一番ベストなのかを検討するということですか。

(知事)
 その要請は具体的な中身です。何をやるか。

(NHK)
 そもそもやるかやらないかも含めて、やるとしたら具体的にどういう何が効果的なのかという話。

(知事)
 というのは、さすがにここで46(名)をたたき出している。中身はちょっと違うんですけど、でもやはり46(名)という数字があるのは事実なわけですから、当然、臨戦態勢ということで今まで協議をしている中で、何を具体的に「まん延防止等重点措置」になった場合に、事業者、県民の皆さん方にお願いしていくのか。その項目はまず固めておきたい。これはやります。要請をしようがしまいが。それが臨戦態勢ということ。

(NHK)
 それでは終了します。ありがとうございました。

(知事)
 ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略局
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukyoku@pref.tokushima.lg.jp
 
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