〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それでは、発表事項をお願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
昨日3月30日、医療機関、(徳島)県経由の民間検査機関、そして、徳島県立保健製薬環境センター及び保健所の検査によりまして、8名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では528(例目)から535例目となります。
それでは、感染者の概要をご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず528例目の方、年代は40代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員の方であります。
次に529例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員の方であります。
次に530例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
続きまして531例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
次に532例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
次に533例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は自営業の方であります。
次に534例目の方、年代は50代、男性、徳島保健所管内、板野町在住の方、職業は公務員の方であります。
次に535例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は公務員の方であります。
感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。
なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、528(例目)、529(例目)、お二人は既に入院済み、530(例目)から535例目までの6名の方は、入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、以下、申し上げて参ります。
まず528例目の方、おられません。529例目の方、別居のご家族1名、親戚1名、職場の同僚3名、合わせて5名となりますが、このうち、職場の同僚3名については、既に検査で陰性が確認されております。
次に530(例目)から533例目の方はおられません。534例目の方、同居のご家族2名となります。最後に535例目の方、同居のご家族2名、別居のご家族1名、合わせて3名となります。
なお現在、継続して積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
本日の発表で「(医療法人敬愛会)南海病院関連クラスター」について、感染者に動きがございましたので、ご説明させていただきます。ということで、こちらをご覧いただきます。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
まず、「(医療法人敬愛会)南海病院」の入院患者さん、530(例目)、531(例目)のお二人、新たに陽性が確認されました。
また、「(医療法人久仁会)鳴門山上病院」につきましても、新たに患者さんが1名、確認されたところであり、3名加わり、合計29名、過去3番目に大きい「クラスター」となりました。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を置く)
次に、昨日3月30日には、国内で新たに2,087名の新型コロナウイルス感染者が確認され、大阪府、兵庫県では2回目の「緊急事態宣言」の解除後、最多となる新規感染者を確認(しました)。
また、全国で最も感染者の少ない鳥取県、こちらでも1日当たり過去最高の20人が陽性となるなど、全国的にも感染の再拡大の兆候が鮮明となっているところであります。
ちなみに、今日は東京(都)が414(名)、大阪(府)はとうとう599(名と)なったところであります。
本県におきましても、直近1週間の新規感染者数は、先週より多い56名となりますが、3つの「クラスター」を中心に感染者が増加しております。
再びの感染拡大を防ぐためには、これからも引き続き、県民の皆様方のご協力が必要となります。お一人お一人の意識が再びの感染拡大を防ぐことにつながって参ります。
県民の皆様方には、ご自身の安全、そして周りの大切な方の安全を守るために、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいなど、今一度、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願い申し上げます。
また、ご本人も含め、ご家族の方など、体調の悪い方がもしおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」に電話で相談の上、医師の指示に従っていただきたいと存じます。
(知事)
ここで少し「変異株」についてお話を申し上げて参ります。
全国で相次いで確認される新型コロナウイルス(感染症)の「変異株」について、本県でも「変異株」のスクリーニング検査を実施するとともに、その検体を「国立感染症研究所」に送付し、確定検査を依頼しているところであります。
この度、3月8日及び(3月)15日に検査した48件の結果が確定し、このうち6件について「『変異株』と確定」との連絡がございました。この6件につきましては、本日、厚生労働省ホームページに掲載されるとのことであります。
また、この6件の中身を分析いたしますと、全て年明け以降、3月上旬までの感染者の方でありまして、既に退院なされている方であるとともに、その全てが県外の訪問歴のあった方やその方との接触があった方であり、感染経路不明の方は含まれておられません。
この際、1点、ご報告を申し上げます。「変異株」のスクリーニング検査、その結果についてでありますが、先週(3月)22日及び昨日(3月)30日、県におきまして3月に発症された陽性者を対象に、抽出によるスクリーニング検査を実施したところ、(3月)22日検査分、24件中3件、(3月)30日検査分、24件中22件、合計48件中25件の「変異株」疑い例、こちらが確認されたところであります。
今ほども申し上げましたように、これまで「変異株」につきましては「国立感染症研究所」での確定例をもって公表するルールとしておりましたが、既に今月は、1か月単位での比較で過去3番目に多い、今の段階で83例の感染者を確認するとともに、現在11日間連続で感染者を確認している状況であること。
また、進学や就職、転勤など、まさに日本の民族大移動となる年度替りの時期を迎えておりまして、これまで以上に感染拡大の契機とならないように、県民の皆様がお一人お一人、継続した感染防止対策をより一層徹底していただくことを呼びかけさせていただく注意喚起として、これまでのルールとは違うわけでありますが、県の段階での疑い、この段階であえて公表させていただきました。
今後とも、県内で新たな「変異株」による感染がないのか、しっかりとスクリーニング検査を行って参ります。
そこで全国の状況、こちらに目を転じてみますと、先週(3月)24日、国公表によりますと、26都道府県で「変異株」を既に確認(しており)、国内549例、空港検疫100例、計649例(となります)。
先週との対比では164(例)の増加、大阪府では106例、兵庫県では161例など、多くの「変異株」による感染を確認している状況であるとともに、本県より感染者が少ない鳥取県においても、今週に入り、相次いで「変異株」疑い例が発生するなど、全国で急拡大している状況にあります。
一般的に「変異株」は感染力が強い、このように言われておりますが、基本的な感染防止対策を取っていただくことに、何ら変わりがあるものではありません。
引き続き、基本的な感染防止対策の一層の徹底をお願いいたしますとともに、これから年度替りが起こることから、人の移動が増加するシーズンに入りますので、お一人お一人がこれまで以上に慎重に行動を取っていただくこと、特に感染者が多い地域との往来には十分ご注意いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(時事通信社)
時事通信です。症状について、中等症や重症の方はいらっしゃいますか。
(知事)
おられません。
(時事通信社)
533例目の自営業の女性の方ですが、527例目との関係はご夫婦ということでよろしいでしょうか。
(知事)
ご夫妻です。
(時事通信社)
529例目と534(例目)、535(例目)の公務員とありますが、これはどちらの公務員ということになりますか。
(知事)
全て警察官です。
(時事通信社)
徳島県警(察)ということでしょうか。
(知事)
しかいませんのでね。
(時事通信社)
このお三方は本庁で勤務される方ですか。
(知事)
いえ、全て交番勤務の方です。
(時事通信社)
同じ交番ということになりますか。
(知事)
実は二グループに分かれます。529例目の方は単独、そしてその後のお二人ですね。534例目の方、535例目の方、ここは同じ交番ということになります。
(時事通信社)
そのお三方が勤務する交番、それぞれ現在、業務に支障は出ていないということでしょうか。
(知事)
はい。ここのところにつきましては、保健所の方で立ち入りを行なっていく予定としております。ここのところについては、もともと、勤務の時には感染防止対策をやって勤務されておりますので、交番自体が、例えば閉じるとか、そういうことにはなっていないということになります。
(時事通信社)
「変異株」についてなんですが、現在、疑いがあるということで25件というふうに教えていただいたんですが、この25件全て、年明けから3月中旬までの方ということでしょうか。
(知事)
今回の場合には、3月に発症をされた方々ということです。
(時事通信社)
この方々の中で経路不明者はいらっしゃいますか。
(知事)
今回の場合には、全てが感染経路が分かっている方ではなく、一部に感染経路不明の方がおられますが、これはまだ昨日の分までありますので、ここについては積極的疫学調査の深堀りをさせていただいて、しっかりとこれも究明をしていきたい。でも大半が、実は県外の方ということになります。
(毎日新聞社)
毎日新聞です。「変異株」確定数6(件)とあるんですけれども、県の検査日が(3月)8日から(3月)15日で、その確定した日はいつになりますか。
(知事)
これがちょうど今日、連絡がきた部分と、先ほど話した中で申し上げましたが、今日、連絡のあったものと合わせてですね、確定検査。
(毎日新聞社)
今日、確定したというわけではなくて、今日、連絡がきた(ということでしょうか)。
(知事)
そうです。だから確定の連絡と、それをもって確定と(いうことになります)。そして、厚生労働省がホームページにアップをするということになります。
(毎日新聞社)
あと、新しく感染した8人の中の警察官の方なんですけど、例えばこの間の徳(島)大(学)生の方みたいに一緒に飲みに行っていたとか、そういう関係は何かあるんですか。
(知事)
実は、この3名の方でありますが、これは感染可能期間ではないところなんですが、実は感染経路を深堀りさせていただきますと、発症、例えば529例目の方、この方は発症日が3月28日なんですが、発症3日前、3月25日でありますが、534(例目)、そして535(例目)、先ほどの方々ですね。総勢8名で、徳島市内の飲食店を利用されておられます。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。今、計8人で飲食店を利用されたということなんですけども、うち3名の方が陽性ということなんですが、他の方の検査はされているんでしょうか。
(知事)
先ほども少しふれたところでありますが、ここのところについては、まずこの529例目の方を除いて、あと534(例目)、535(例目)の方、3名が陽性となっているんですが、5名は陰性が確定しています。
(NHK)
NHKの荻原です。徳島市内の飲食店で、今、複数の感染が確認されているかと思うんですけれども、例えば共通の飲食店を利用されていたとか、共通のエリアだったとか、そういったことはあるんでしょうか。
(知事)
共通といいますか、今回のこの3名の警察官の皆さん方は、同じということで、今回、この中で共通、あえていうと、先ほど申し上げたご夫妻かという、そこがいわゆるご主人と奥様とお二人でやっておられて、そこへお二人、もちろん感染可能期間中ではありませんが、お二人の方が行かれていたと、一つのところから実は4人出ているといえば4人出ている。
ただし、お店の方以外のお二人は、感染可能期間の少し前だったと、既にご報告、昨日も申し上げたと思うんですけど、そういった状況ですね。
(NHK)
特に、この徳(島)大(学)生の飲食と、この警察官の飲食と、またこのご夫婦の飲食は全く別という(ことでしょうか)。
(知事)
ご夫婦の飲食店と、この警察官の皆さん方とは違うと言っていいかと思います。また、詳細の部分については、警察官という、やはりちょっと、県民の皆さん方も大変ご不安に、しかも交番勤務ということがありますので、このあと(徳島)県警(察)本部の方で会見をなされると、このように聞いておりますので、またそちらでそうした点もご確認をお願いできればと思います。
(NHK)
交番勤務ということなんですけれども、県民の方と接したりとか、そういう機会はあったんでしょうか。
(知事)
もちろん交番勤務ですから、接するのが仕事ということですが、交番勤務(ですから)もちろんそうしたことがあり得るということで、マスクの着用をはじめ、交番自体が換気対策を行うとか、それはできている。ただし、先ほど少し申し上げたように、保健所は立ち入りをさせていただこうと。
例えば、まず529例目の方が勤めていたところですね。こちらについても、ここはもう既に実施済みです。昨日、入っております。
それから、534(例目)、535例目の方の交番ですね。こちらについては、保健所がこれから立ち入り調査を実施する予定となっています。
一点、先ほどの「変異株」の確定の話について修正させていただきます。
今日という話を申し上げたところなんですが、確定の連絡は3月25日、そして、公表が今日と。
今まで、県として公表に合わせると。前回は、3月17日公表予定を、定例会見がそれまでにあったので(3月)12日に前倒しで発表させていただいた、そういう形にしております。
(NHK)
確定の連絡は3月25日にきていたということですね。
(知事)
今日、国が公表で、それに合わせさせていただいたということです。
(徳島新聞社)
528例目の方、東京の感染者と接触があったというふうに書いていたと思うんですけれども、経緯でありますとか、どちらでどんな接触をしたのかというのをお願いします。
(知事)
実はこの方、先ほど申し上げた民族大移動の一環ということで、もともと東京(都)で勤務、東京(都)というか向こうにおられて、東京(都)で同居していたご家族が、陽性が判明したと。
そして、転勤で徳島(県)に、3月25日に赴任されたということです。
(徳島新聞社)
先ほどの警察官の方のお話なんですけども、8人で飲食ということですが、送別会か何かだったんでしょうか。
(知事)
(送別会)と聞いておりますが、その詳細については、また(徳島)県警(察)の方から会見がありますので、お聞きいただければと思います。
(徳島新聞社)
この8人で飲食をしていたと。感染可能期間外ということですけれども、この飲食の場で3人が感染したというようなお考えでしょうか。
(知事)
ここのところは、またさらに積極的疫学調査をさせていただいておりますので、そうしたものも見る中で、あるいはあとの5名の方は一応、陰性になっていますから、本来でしたら、この3名の方が、確かに誰かが持っている、あるいはもらっていたと、そこでうつったというのはあるんですが、感染可能期間前ですから、ちょっとそこのところは、もう少し深堀りをする必要があるかと、こう考えています。
(徳島新聞社)
ちなみに、その警察官の方が行かれた飲食店は「(新型コロナウイルス感染拡大予防)ガイドライン」のステッカーを貼っているお店だったのかというところと、感染対策の部分、他のお客さんだったり、店員さんだったりで接触者がいないのかということをお願いします。
(知事)
ここのお店についてでありますが。
(感染症・疾病対策室長)
(新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン)実践店です。
(知事)
(新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン)実践店ね。その中身としては。
(感染症・疾病対策室長)
あと、保健所の方が立ち入り予定ということで今現在、進めております。
(毎日新聞社)
530(例目)から532(例目)が病院関係なんですが、患者さんということで、いずれも、3人とも入院患者さんということですか。
(知事)
そうです。
(朝日新聞社)
朝日新聞です。「変異株」についてなんですけれど、もう一度、確認ですが、今回、確定した6人は3月に発症が確認された方(でしょうか)。
(知事)
それは今回のスクリーニング検査の話です。
(朝日新聞社)
この25件の方(でしょうか)。
(知事)
そうです。
(朝日新聞社)
6件っていうのは、年明け以降、3月上旬まで(ということでしょうか)。
(知事)
そうです。
(朝日新聞社)
累計がありますけれど、前回の9名と合わせ、今回の6人を合わせて「英国型」が15件(でしょうか)。
(知事)
そうです。全て「英国型」です。15(件)。
(朝日新聞社)
前回の時も、年明け以降の発症ということだったんですが、ここに検査対象期間が12月25日からってあるんですけど、これは(どういうことでしょうか)。
(知事)
つまり、12月25日からの検体をずっと追っていると、つまり過去例を。その中で、いわゆる確定したもの、その検体の発症が申し上げた形と、今、ご質問のある、そうした形で。
(朝日新聞社)
「変異株」と確定した人は、年明け以降、3月上旬まで(でしょうか)。
(知事)
はい。
(徳島新聞社)
「変異株」の関係で、25件中、ほとんどの方が経路が分かっているという話だったんですが経路が分からない人は、ちなみに何件あるんですか。
(知事)
そこはまた、今後、積極的疫学調査を(行って参ります)。何せ昨日の分もありますのでね。
(徳島新聞社)
現時点では何件ありますか。
(知事)
それも、ですから。
(徳島新聞社)
もう一度調べ直しするということですか。
(知事)
もちろんです。
(徳島新聞社)
警察官の方なんですが、感染経路については、飲食店かどうかはこれから調べるということだと思うんですが、何かそのメンバーの中で、感染者と接触があった方、県外に行ってた方など、他に何か手がかりになるようなことって把握されてますか。
(知事)
今の段階では、そこはまだ分かっていないので、先ほど申し上げたように、これから深堀りを、もちろんしていく。積極的疫学調査ですね、ということです。
(徳島新聞社)
「変異株」に関して、スクリーニングで疑い例が出たのが48件中25件で、半数以上という結果なんですけど、これ改めてどのように受け止めてらっしゃるかというのと、3月下旬から県内でも感染拡大しているんですけども、これ「変異株」による感染拡大というふうに考えられるかどうかという2点をお伺いできますか。
(知事)
これは合わせてのことになるんですが、なぜ今回、注意喚起と先ほど申し上げたんですが、今回の二つの事例を見ていただくと如実に出ているんですね。
つまり、3月22日検査分、県のスクリーングの検査ですね。24件中3件なんです。逆に、(3月)30日検査分、これについては、24件中の22件ということなんですよね。
つまり急拡大、もちろんまだ確定ではないんですけどね。ということで、今、全国的に、例えば鳥取(県)が、その如実な事例ですよね。全国で一番少ない、あそこは200台だったものが一気に、毎日のように20人という数が出ていると。
その多くが県の、今日、私が申し上げたのと同じ、県のスクリーニング検査で、一応、疑い事例となった分が、昨日の分だけで14(件)あったわけでして、また今日も、平井知事が会見をしているわけなんですが、そうしたことを考えると、これは全国的なトレンド(です)。
そして、大阪(府)がいきなり599(名)と、ここのところずっと東京(都)を抜いてるんですよね。
こうした点を考えていくと、さらにもう一つ、実は前回の9事例ですね。もちろん最初の事例については、本来、我々の時では9件だったものが、最終は8件に、1件なくなるということもあって、我々慎重を期してきているんですが、その9件についても、あるいは今回発表した6件(を)合わせた15件、全て感染経路が分かっていて、実はこの感染経路が全て関西なんです。今回もそうだった。前回もそうだったんですけど。
ということを考えると、大阪(府)の状況、鳥取(県)の状況、兵庫(県)もそうなんですが、これらを踏まえると、今回、疑い事例の中で、(3月)22日分が24(件)分の3(件)、(3月)30日分が24(件)分の22(件)ということですから、これはやはり、県民の皆さん方に注意喚起をしないといけないということで、確定を待つ前に、もちろんこの数(は)変わるかもしれないんですけどね。前回(は)変わっていますから。
しかし、この分については今の段階で、これは疑い事例の段階で公表させていただいたと、そのようなことで、県民の皆様方に知っておいていただこうと、そして行動変容をお願いしたいと、こういうことです。
(徳島新聞社)
感染状況を見て、公表のルールを今回は変更して早めに伝えたということだと思うんですけれども、今後の発表方針についてはどういうふうにお考えでしょうか。
(知事)
我々としては、最初に「変異株」を発表したと同じで、やはり、確かに第1回目に公表した分は数が、実際に9(件)だといっていたものが8(件)に変わるということが現に起きておりますので、ルールとしてはやはり、「確定」、これをとらまえて国と同時に発表していく。この原則はこれでいこうと。
ただし「変異株」の急拡大傾向がありますので、こうした傾向が、また我々としてこの数が低く安定をすればまた別なんですが、そうでなければ、やはり注意喚起といった観点から、少し今回の臨時の手法といったものも、合わせて出していきたいと考えています。
つまり、今回の疑い事例で発表しても、最終的には確定分を出さなきゃなりませんので、そのルールは変えないと。
(徳島新聞社)
確定した際は、国の公表と足並み揃えて公表というふうになるんでしょうか。
(知事)
はい。その前に今回のような、臨時といいますか、注意喚起として状況をお知らせすると。
もちろん、ですから何度もいうように、この数字(は)変わる可能性がありますし、前回、現に変わっておりますので、報道されていませんけど。
実際に件数が変わって減りましたので、それがあるということを踏まえておいていただいて、あくまでも注意喚起として、場合によっては、トレンドをお知らせするというふうにご理解をいただければと思います。
(徳島新聞社)
「変異株」の検査のことなんですけども、現在、4割超、スクリーニング(検査)されてるかと思うんですが、先ほども全国的に「変異株」による感染拡大で県民にも注意を呼びかける必要があるということでしたけど、このスクリーニングの割合をさらに引き上げるとかっていうような考えはありますか。
(知事)
当初、厚生労働省は、抽出は5パー(セント)から10パー(セント)程度でと言われていたわけなんですが、うちの場合、それを40パーセント(を)超えてやっていくという形を取りました。
しかし、昨今の「変異株」の状況を見て、国が今、基本的対処方針でこれを40パーセントに、ということをいってるんですね。
ですから、我々としてはなるべくでき得るものはやっていければと。そして、しっかりとトレンドを掴んでいくことが大事と考えておりますので、今回の部分につきましても、比率からいうと、今、50.9パーセントに、徳島県は既に5割を超えておりますので、スクリーニング(検査)ですね。しっかりと対応したいと。
ただ、ここで100パーセントになかなかできないということをご理解いただきたい。というのは、100パー(セント)に持っていけない理由が二つ(あります)。
一つは、民間でもっているようなもの、こうしたものについてはあくまでも民間。よく小池都知事がいわれますよね。「東京都(は)ほとんど民間だから」って。その部分があるということ。
それと、もう一つは、その検体が十分にウイルス量がないと出ないと、これがあり得るということですので、もちろん努力はするわけですが、100(パーセント)ということにはなり得ないということだけはご理解をいただきたい。その前提で、やれるものをやっていくという形で行いたい。
現時点で、今回までの分で50.9パーセント、徳島県のスクリーニング(検査)、そのようになると、ここをご理解いただければと思います。
(NHK)
NHKです。今回、「変異ウイルス」なんですけれども、確定結果というのは、これは「国立感染症研究所」で48件(を)調べたうち6件が確定でありますよというお話で、先ほど知事がお話になられた(3月)22日と(3月)30日のものは県が調べた抽出検査で、合わせて48件のうち25件に疑いがあって、
(知事)
そうです。
(NHK)
これはまだ疑いであると、でも、
(知事)
それを持っていくということですね。
(NHK)
知事、一つお願いがあるんですが、臨時(のスクリーニング検査)の場合でも、ちょっともし可能であれば、間違えるといけないので、文書で先ほどのようなものがちょっとまたいただけたらうれしいなと。
(知事)
例えば、今、皆さん方のお手元にいってる確定分だけじゃなくて、今、今回のスクリーニング(検査)分ですね。
(NHK)
間違えるとちょっとあれなので。
(知事)
じゃあ、それは改めて、私が今、申し上げたやつをお出しをするようにいたします。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。先ほど「変異株」が大阪(府)との往来の中で、大阪(府)との往来があった方、関西方面ですか。と往来があった方だというふうにおっしゃったんですけども、大阪(府)、今、急激に増えておりまして、「まん延防止(等重点)措置」を要請しているようなんですけども、改めまして、関西方面、特に大阪(府)への往来について、何か県民に呼びかけるようなことはございますか。
(知事)
もう既に、今の段階で、いわゆる「緊急事態宣言」再発令となった大阪(府)をはじめとする11都府県、ここについては注意喚起をさせていただいて、それぞれのいわゆる都府県の知事たちが発している情報、これを事前に取って、そして往来については注意をしていただきたいということを呼びかけているところなんですね。
ただ「まん(延)防(止等重点措置)」にもしなってくるということになると、当然そうした呼びかけをより強くしていく必要はあると、このように考えておりますので、大阪府、こちらを政府がどのようにしていくのか。
また、私としては「(基本的対処方針等)諮問委員会」メンバーとして参画をいたしますので、そうしたところで、また状況も話があるかと思いますので、それを踏まえて、私の方から県民の皆様方へどういう呼びかけをするのか、こうした点も改めて発していきたいと、こう考えています。
(時事通信社)
それでは、6指標をお願いします。
(知事)
それでは、6指標について発表をさせていただきます。
まず直近1週間(の新規感染者)については、3月24日から3月30日まで、56人となります。先週との対比、先週は3月17日から3月23日まで15名ですから、多いとなります。
次に感染経路不明割合(については)、56(名)分の5(名)、9パーセントとなります。ちなみにこの5名の方は、498(例目)、499(例目)、511(例目)、512(例目)、516(例目)の5名です。
次に、病床の逼迫具合でありますが、最大確保数の比、200(床)分の67(床)、34パーセントとなります。うち、重傷者割合は、25(名)分の2(名)、8パーセントとなります。
そして、療養者数については、宿泊療養(者が)4(名)加わりますので、全部で71(名)となります。
最後、陽性率(についてですが)、2,210(名)分の56(名)、2.5パーセントとなります。以上です。
(時事通信社)
では、会見を終わります。ありがとうございました。
(知事)
ありがとうございました。よろしくお願いします。