〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それでは、発表事項をお願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月28日、保健所及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、9名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では518例目から526例目となります。
それでは、感染(者)の概要につきまして、ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず518例目の感染者の方であります。年代は40代、男性、徳島保健所管内、北島町在住の方、職業は会社員の方であります。
次に519例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
次に520例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職の方であります。
次に521例目の方であります。年代は50代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は医療機関職員の方であります。
次に522例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
次に523例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、北島町在住の方、職業は大学生であります。
次に524例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生の方であります。
次に525例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
次に526例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元にお配りをさせていただいた資料をご参照願います。
なお現在、9名の皆様方とも、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
以下、濃厚接触者について申し上げて参ります。
まず518例目の方、同居のご家族1名となります。519(例目)、520例目の方はおられません。521例目の方、同居のご家族3名となります。522例目の方、おられません。523例目の方、同居のご家族4名、ご友人3名、合わせて7名となります。
次に524例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、ご友人1名、合わせて3名となります。次に525例目の方、同居のご家族2名、ご友人4名、合わせて6名となります。526例目の方はおられません。
現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
昨日、発表いたしました516例目の方に加え、本日発表の523(例目)から526例目の方までの4名、合わせて5名に共通する行動歴といたしましては、3月22日、飲食店3軒をはしごされ、会食及び飲食を最大11名で行っておられ、飲食の場を介して感染が広がった可能性があります。
このことを受けまして、「徳島県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」にお諮りをし、その結果、この5名に二次感染の517例目の方1名を加え、計6名の「関連クラスター」として認定することとなりました。
このたび、5名の感染者が発生した大学について、大学側から「大学の方で公表するため、県も歩調を合わせて公表を」とのお話をいただいております。
大学名を公表させていただきます。「徳島大学」であります。ということで、これにより、県内では14例目の「クラスター」発生ということになります。そこで、こちらをご覧いただきたいと思います。
(パネル「令和3年3月徳島大学関連クラスター感染状況」を掲示)
昨年、発生した「徳島大学」の「クラスター」、これと区別をする意味で、今回は「令和3年3月徳島大学関連クラスター」、このように呼ばせていただきます。
そして、こちらにありますように、3月27日、陽性が確認された516例目の方、同じ日、二次感染として517例目の方、こちらをスタートとして、今回、523(例目)、(5)24(例目)、(5)25(例目)、(5)26(例目)と、そしてこの5名の皆さん方が同じ飲食の場、3軒のはしごということでありますが、こちらを行われたところでありまして、合わせて6名の「(令和3年3月徳島大学)関連クラスター」とさせていただきます。
(パネル「令和3年3月徳島大学関連クラスター感染状況」を置く)
県といたしましては、継続して、積極的疫学調査を進め、個々の感染者の濃厚接触者をしっかりと把握し、検査を早急に実施するとともに、健康観察や外出の自粛要請を行うことによりまして、直ちに囲い込み、こちらを行い、「クラスター」の早期封じ込めを図って参ります。
また、本日の発表で、既に発生している2つの「クラスター」、こちらについてそれぞれ動きがございましたので、ご説明させていただきます。ということで、まずはこちら。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター」ということで、こちらで「(医療法人敬愛会)南海病院」の患者さんがお二人、そして職員の方がお一人、さらに「(医療法人敬愛会『南海病院』)関連クラスター」となりました「(医療法人久仁会)鳴門山上病院」、こちらの方での患者さん1名、合わせて4名を加えることになりまして、これまで22名の「クラスター」であったものを、26名の「(医療法人敬愛会『南海病院』)関連クラスター」という形となります。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を置く)
次に、今度は「会社関連クラスター」であります。
(パネル「会社関連クラスター感染状況」を掲示)
こちらにつきましても、今回、こちらにありますが、部署Bのところで518例目の方の陽性が確認されましたので、これまで15名の「(会社)関連クラスター」だったものが、16名の「(会社)関連クラスター」という形となります。
(パネル「会社関連クラスター感染状況」を置く)
「(医療法人敬愛会)『南海病院』関連クラスター」における病院の全職員及び全入院患者、また関連施設の全職員を対象とする一斉検査の状況については、昨日までに「(医療法人敬愛会)南海病院」分で569件、「(医療法人久仁会)鳴門山上病院」分で352件、合わせて921件、全て検査が終了したところであります。
引き続き、積極的な疫学調査や濃厚接触者の健康観察を進め、感染拡大防止に努めて参ります。
本日の発表の感染者数9名となったことで、3月の累計が74名となりました。これによりまして、先月2月の感染者数66名、これを上回ることとなりました。
そして3月に入り、三つの「クラスター」が発生するなど、3月20日以降、9日連続して感染者が確認されている状況となります。
ご自身の安全、そして周りの大切な方の安全を守るためにも、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいなど、今一度、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願い申し上げます。
また、ご本人を含め、ご家族の方などで体調がどうも優れない、こうした方がおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」の方に電話でご相談いただき、医師の指示に従っていただきたいと思います。
最後に、(新型)コロナウイルス(感染症)と闘っておられる患者の方はもとより、感染リスクを抱えながらもその最前線でご尽力いただいている医療従事者の皆様方並びにこれらのご家族の皆様方に対するいわれのない「誹謗中傷」や「心ない発言」、また、「間違った対応」は絶対にやめていただきたい、このように考えておりますので、改めてお願いを申し上げるところであります。
それでは、よろしくお願いを申し上げます。
(幹事社:時事通信社)
時事通信です。症状について教えていただきたいんですが、重症や中等者の方はいらっしゃいますでしょうか。
(知事)
今回は全て、軽症か無症状ということになります。
(時事通信社)
「(医療法人敬愛会)南海病院」関連なんですが、521例目の医療機関職員は、この方は、患者と接する医療従事者ということでよろしいしょうか。
(知事)
そういうことになります。
(時事通信社)
「(医療法人久仁会鳴門)山上病院」の患者さんは、この中でいうと(何例目になりますでしょうか)。
(知事)
先ほど、こちらを見ていただくと分かりやすいですが。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
こちらを見ていただきますと「(医療法人久仁会鳴門)山上病院」の患者さん、こちらですね。522例目の方となります。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を置く)
(時事通信社)
「徳島大学クラスター」なんですが、この感染経路としては、このはしご酒をしていた飲食店が感染源というふうに考えてらっしゃるんでしょうか。
(知事)
そこが感染源というよりも、その場ということですね。実は、3軒ともそれぞれ、今、「新しい生活様式」に則る形での、いわゆる「(感染拡大予防)ガイドライン」に沿った形でのステッカー掲示のお店ということで、こちらは保健所の確認もさせていただいているんですが、感染対策をしっかりとされているということがありますので、やはりこの中で持ち込み、そして当然のことながらお酒も入っておりますから、大きな声も出た、あるいは飛沫が飛んだ、こうした観点から、うつったのではないかということで、どなたかが持って来られたということになるかと思います。
(時事通信社)
「飲食店クラスター」ということではなくて、どこからか感染したものが、たまたまここで広がったということで(しょうか)。
(知事)
ですから、かつて、実は「徳島大学クラスター」と分けるといった意味で、今回は「令和3年3月」と頭につけているように、かつても、これは夜を徹して、実は歌ったり、何かされたといった場面があったかと思うんですが、いわゆるそうした形で、お店が対策をしていたとしても、その中に持ち込み、当然食べたり何かする時に、完全防備ができていないということになるとどうしてもうつってしまうということがあると。
ということで、お店でということではなくて、そうした集まり(によって広がったと)。
そして、実は9名を中心として、最大数としては11名が集まって飲み食い、お酒を含めて、あったということでありますので、そうした場ができたと、前回と同じ構図(です)。しかし、前回よりはお店の数は多いということになります。
(時事通信社)
526例目の方の濃厚接触者がいないということですが、こちらは大学や屋内施設、友人宅を訪問していても、特に濃厚接触に当たる方がいらっしゃらなかった(ということでしょうか)。
(知事)
実は、この方だけ、いわゆる同居のご家族という部分がないんですよね。ということで、お一人暮らしであるということから、そのような形になったということです。
(毎日新聞社)
毎日新聞です。この「徳島大学のクラスター」なんですけども、どなたが感染源になったとか、どこから(新型)コロナ(ウイルス)が持ち込まれたとか、今の時点ではまだ調査中ということでよろしいでしょうか。
(知事)
はい。当然のことながら、原発という最初の方といいますかね、こうしたところがありますので、こちらを見ていただきますと。
(パネル「令和3年3月徳島大学関連クラスター感染状況」を掲示)
ちょうどこの516例目の方、この方が、ちょうど発症が3月24日(となります)。他の方、無症状の方もおられますがこういう状況でありますので、恐らく516例目の方が原発という形になるかと思います。
(毎日新聞社)
毎日新聞です。この516例目の方がどちらから菌をもらってきたかとか、そういうことはまだ、今、調べているってことですよね。
(知事)
ここのところについては、積極的疫学調査、これを行っているところでもあります。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。「徳島大学のクラスター」の関係なんですけども、これ、この飲食店っていうのは、前回はカラオケ店などもあったわけですが、これは全部、居酒屋さんということでよろしいでしょうか。
(知事)
居酒屋という形よりも飲食店(です)。今、おっしゃるように、そういうカラオケの部分はないということを申し上げておきます。
(徳島新聞社)
参加者はもちろん連絡もついて、積極的疫学調査ができると思うんですけども、この3店舗に居合わせた従業員の方であったり、他のお客さんだったりで、検査の対象になる方はいらっしゃるんでしょうか。
(知事)
今回の場合については、お店自身はそれぞれ対応ができているということでありまして、またそれぞれについても、例えば職場の方ですね。こちらについても今、保健所の方で対応する中で、今の段階として。
(感染症・疾病対策室長)
保健所の方が、一応3店舗については、健康状況とかも確認しております。今、現在、症状のある方はいらっしゃらないっていう確認できておりますし、もし何か症状があった場合には、必ずご相談というふうなことで、必要に応じて検査というふうな体制を取っております。
(知事)
ということで、お店との連絡をきっちり取れているという形となります。
(徳島新聞社)
現時点で、検査の対象となっている人はいないと(いうことですか)。
(知事)
そういうことです。申し出をいただいて、体調が優れない場合に対応させていただくという形を取ります。
(読売新聞社)
読売新聞の平井です。今回の、この「徳島大(学)のクラスター」の関連なんですが、この523(例目)から526(例目)の方は濃厚接触者として検査したという(ことでしょうか)。
(知事)
そうです。
(読売新聞社)
改めて「クラスター」の考え方なんですけれども、この11人で一緒に飲食された中で5人に達したのでということで、517例目は、この「クラスター」になったので関連で入ったという(ことでしょうか)。
(知事)
そういうことです。まずはその一つの場面、それが施設という場合もあれば、場面という今回のようにですね。飲食の場面というところで5名以上認定され、相関関係があるということになった場合に、まず「クラスター」の認定があります。
そして、そこから同じ仲間でなくても、例えば今回、517例目の方はその場にはいなかったんですね。ただ516例目の方との関係で二次感染があるということでありますので、この方を「関連クラスター」に加えると。
場合によっては同居のご家族とか、そういう場合も(あります)。あるいは、職場であれば接触していた人(など)、いろいろあるんです。
そうした同じ場面から外れた皆さん方も加える形で「関連クラスター」ということで、まずは一番最初の場面、施設、こうしたところが5名以上になると、これが一番の条件ということになります。
(読売新聞社)
昨日の発表では、もうこの大学では、元の516(例目)の方だと(思うんですけど)卒業式関連という話もありまして、ちょうど年度またぎで知事も歓送迎会だったり、特にそういった年度替りでもろもろの交流が増えるという話がありましたけれども、この度での啓発を改めてお願いします。
(知事)
確かに今回も、大学、卒業式があるということで、実は今回、卒業式、これは昨日発表させていただいて、3月23日、卒業式のあった大学であるということだけを、まずは言わせていただいた。
そして今日、あえて大学名も、大学との間で同時に発表していこうとなりましたのは、実はこの516例目の方、卒業式には出ていないんですが、その卒業式を含む期間の3月22日から(3月)27日、その間に実は卒業式が、(3月)23日にあったわけでありますが、構内にこの日も含めて3時間ほど滞在をして、例えば仲間の皆さん方と記念撮影をするということになりますと、結局、その記念撮影、仲間となると、それ以外の人たち、「悪いけどシャッター押して」とか、こうしたこともあり得る。
あるいは、そこで隣に座っていたとか、非常にその部分の特定がしづらいということがありまして、いわば不特定多数の皆さん方と行きかう環境にあったということもありまして、大学とともに大学名、こちらを発表させていただくと。
そして、当然のことながら、大学とも連携する中で、体調がどうも思わしくないと、実はあの日、大学に行ってたんだと、こうした皆さんに対しては検査をさせていただければと。
こうすることによって、この「クラスター」、しっかりと封じ込めを少しでも図っていきたいと、このように考えています。
(NHK)
NHKの草野です。今回、この「徳島大学」の「クラスター」の患者4人の方っていうのは、皆さん、全員お酒を飲まれていたというような形なんでしょうか。
(知事)
どの人がお酒を飲んだか、ノンアルコールであるかっていうところはとらまえて(捉えて)してないんですが、お酒の席にいたということは分かっているということです。
(NHK)
もし、お分かりになったらといいますか、10代の方も含まれている中で、それでお酒を出して感染対策が徹底していたのかっていうと、また別の問題でもあるんでしょうけれども、それで感染対策、今、この時期に10代の子たちを連れて来て大人数のところに長時間、それでもやっぱり感染対策っていうのは、一応、OKとはなるんですか。
(知事)
ただこの場合、大学生の場合にぱっと外見で、例えば飲み会に入る時に「学生証を見せてください」とかいうことはほとんどないところだと思うんですね。
ただ、感染対策というのは、例えば入店の時に熱を測るとか、あるいは飛沫が飛ばないようなアクリル板をセットするとか、あるいは各テーブルごとに分けるためにすだれみたいなものがあるんですが、こうしたものを置くとか、あるいは換気を気をつけるとか、そうした点なんですね。
そして、あと大学生として、ご自分がお酒を飲むか飲まないか、こうした点については、やはりご自分が自覚を持って、未成年の場合には控えるとか、かつてはモラトリアムなんていう言葉もあったところでもあったわけなんですが、青年年齢がいよいよ、来年、18歳に引き下げられる。
でも、お酒の部分はどうも下がらないということもあるわけですので、そこのところはしっかりと自覚を持って対応していただく。それが社会人ということの一歩となると思いますので。
お店の方としては、なかなかそこのところは捉まえづらいんじゃないかというふうに思っております。
(読売新聞社)
確認なんですが、昨日、517例目の方は県外の大学生っていう話がありましたが、516(例目)と523(例目)から526(例目)までの方は全員「徳島大(学)」ということ(でしょうか)。
(知事)
そうです。
(NHK)
NHKの荻原です。この飲食店というのは、場所は徳島市内であるとか、何市内、市町村の名前ですとか、そういったことは教えていただけないでしょうか。
(知事)
場面が場面となりましたので、徳島市内のお店です。
(毎日新聞社)
「徳島大学」の前回の「クラスター」はいつ発生だったか教えていただけますか。
(知事)
前回の「徳島大学クラスター」についてでありますが、こちらは10月17日となります。この時は「関連」がついてなくて「徳島大学クラスター」と(なります)。
全体では第5例目の「クラスター」で14名となっております。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。この飲み会の主旨といいますか、歓送迎会だったのか、卒業式の関連だったのか、何かを銘打った飲み会だったんでしょうか。
(知事)
卒業を一つの機とした、親しい仲間の会ということで、9名がコアメンバーとして三つに移動し、場面場面では、一番マックスで11名が集って飲食されたと、このようにお聞きしています。
(徳島新聞社)
送別会ということになるんでしょうか。
(知事)
どうですかね。銘打ってやる正式なものではなくて、親しい友人たちが集まってやるとそのように捉えていただければと思います。
(徳島新聞社)
というのは、この年度末で送別会とか、お花見とか、ちょっと控えるように、気をつけるように県の方からも啓発されていたと思いますので、ちょっと確認と思ってお伺いしたんですけども、それは特に決まってないというか、把握されてない(のでしょうか)。
(知事)
というか、今回のこの会合については、何か銘打って、例えば前もゼミのとかいう話がありましたよね。そうした形ではなくて、やはり仲のいいお友達、9人がコアメンバーと聞いておりますが、そうした皆さん方で、場合によっては違う人も加わってと、そういう形であります。
(NHK)
NHKの荻原です。この最大11人で会食していたということなんですけれども、他の参加者については、陽性か陰性かというのは検査中(ということでしょうか)。
(知事)
まだ、今の段階では出ていないですね。
(感染症・疾病対策室長)
他の方につきましては、今日、4名、発表されておりますし、あとの方は、5名は陰性が確認されております。あとの1名については、居住地の自治体の方に依頼をさせていただいているという状況でございます。
(知事)
先ほど、濃厚接触者の発表をさせていただいて、特に523例目の方の時に申し上げたんですが、この方の場合には7名の濃厚接触者を認定させていただいて、友人3名といっている、この3名といったのがそこに当たってくるということになります。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。飲食店なんですけれども、従業員の方に対しては、体調に変化があれば言ってくださいということで呼びかけているということだったんですが、その場に居合わせた他のお客さんに対する感染リスクっていうのは、何か対策がなされていたのかというところをお願いします。
(知事)
ここのところを注意するために、我々としては、いわゆる「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン実践店」、つまり、あのすだちくんのステッカー、これを各業界ごとで認定していただいて、例えば今回の場合には、その認定を受け、申請していただければ50万円を支援させていただくと。
また逆に、この「(新型コロナウイルス感染拡大予)ガイドライン」を守るために「(WITH・コロナ)『新(しい)生活様式』導入応援入助成金」事業、最大100万(円)、50万(円)、20万(円)と、こうした支援金も出させていただいて、飲食店を中心として、「新しい生活様式」、これを導入していただき、このステッカーを目印として、県内外の皆さん方に利用していただこうと。
この3店舗ともが、実はこのステッカー、既に掲示店舗ということになっておりまして、そうした意味では、まずはこのグループ、ここのところを対象と。
また、従業員の方は当然、接する可能性がありますので、そうした場合にも、もちろん接するということで注意喚起がなされ、あるいは対策がなされているところでありますので、我々としては、まず他のお客さんというよりは、従業員の皆様方も接触者として認定するのではなくて、いわば何かあった場合にご連絡を、保健所へいただいて、そして検査の対象にすると、こうした形をとらせていただきます。
(徳島新聞社)
今の話ですと、ステッカーをもらっている、「(新型コロナウイルス感染拡大予防)ガイドライン」が守られていると認定されているお店なので、他の従業員の方に感染するリスクは少ないと見ているということですか。
(知事)
従業員というか、他のお客さん(です)。
(徳島新聞社)
お客さんに関しては、感染のリスクは今のところ低いと考えられているということでしょうか。
(知事)
ただそれだけで、ということではいけませんので、やはり保健所としても立ち入りをさせていただく。
まず、例えば飲食店Aについては今日、(保健所が)入る予定でありますし、飲食店B、こちらについては、既に昨日、実施いたしております。
こうした形で、順次、対応をしっかり、現場に対しても対応していければとこのように考えています。
(徳島新聞社)
「(新型コロナウイルス感染拡大予)ガイドライン」認定のお店ということなんですが、もし入ったところで、ちょっときちんと守られていない点であったりとか、ちょっとお客さんにも感染リスクがあるのではないかと判断したりした場合は、お店を公表したりする可能性もあるということでしょうか。
(知事)
公表する、そこはお客さんが、例えばその時に近くにいたとか、あるいはたくさんいたとか、そうしたことが聞き取りなどでも分かってくれば、そしてそれが「(新型コロナウイルス)感染(拡大予)ガイドライン」どおりになっていないということであれば、当然そうしたものの注意喚起、そうしたこともあり得るところとなります。
(NHK)
「(医療法人敬愛会)南海病院」に関連してなんですけれども、519(例)目、520例目、522例目の方は、ただいまの病院の入院患者ということでよろしいでしょうか。
(知事)
今回、先ほどもご覧をいただきましたが。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示)
こちらということで、今ありましたように、519例目と520例目が入院患者さん。そして、521例目の方は職員の方ということになります。
(NHK)
522例目の方は「(医療法人久仁会鳴門)山上病院」の入院患者ということ(でしょうか)。
(知事)
そうです。
(パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を置く)
(徳島新聞社)
徳島新聞です。大学生の方で、通学されている方が3人いらっしゃるんですけども、この方々、授業は今、ないんですかね。どういった用途で(学校に行かれたんでしょうか)。
(知事)
実は授業はなくて、この方、例えば523例目の方が3月25日、大学に実は行かれているんですね。ただ、これは実は部活です。
(徳島新聞社)
下のお二人も部活動ですか。
(知事)
そういうことになります。
(徳島新聞社)
大学に通学っていうのは部活動で行かれているということなんですね。
(知事)
そうです。
(徳島新聞社)
「徳島大学」の対応を、何か把握されていましたら(教えてください)。
(知事)
分かりました。「徳島大学」、恐らくまた発表もなされるかと思うわけでありますが、「徳島大学」におきましては、本日3月29日、常三島、蔵本、両キャンパスともに、学生さんの入校禁止措置、こちらを取られております。
そして、今後の対応につきましては、学内での会議、こちらを開催をし、明日より大学のBCP、こちらを引き上げて対応をすると、このようにお聞きしております。
なお、今、ご質問があってお答えをいたしましたが、部活動、これを行われた場である屋内施設については、現在閉鎖中とされておりまして、今後、業者による消毒を実施する予定と、このように聞いております。以上です。
(徳島新聞社)
この屋内施設は大学構内にあるということ(でしょうか)。
(知事)
そうです。
(時事通信社)
飲み会は、例えば個室でやったかどうかまでは、確認は取れてないですか。
(知事)
そうですね。聞いてます?
(感染症・疾病対策室長)
それぞれのお店の事情によってということです。感染対策はきっちり取れているというふうには把握はしております。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。先ほど、3月の累計で74人と、2月を上回ったというふうにおっしゃってて、3月に三つの「クラスター」が出て、(3月)20日以降、9日連続で感染者が確認されていると。
1日当たりの感染者数も多いんですが、このような状況の中で、全国的にも愛媛、大阪の知事が「第4波に入った」というような認識を示しているんですけれども、徳島県としてはどのような認識でいらっしゃいますか。
(知事)
確かに、全国的な傾向と類似をしているわけでありますが、徳島の場合には、この三つの「クラスター」と、立て続けにこの三つが、「会社関連(クラスター)」、そして「(医療法人敬愛会)南海病院関連(クラスター)」、そして今日の「徳島大学関連(クラスター)」ということで、どうしても当然、特に入院医療機関であるとか、あるいは一つの閉鎖した会社で、そこにたくさんの人たちが集まっている、また大学でそうした飲み会があるといった場合に広がると。
大学の場合は少し別かもしれませんが、その二つの「クラスター」、これでかなりの数が出ているわけでありますので、そうしたことからいうと、愛媛のような、いわゆる「夜の街クラスター」であったり、山形のように宮城、仙台からということであったり、あるいは宮城県、特に仙台ですね。ここはやはり、多く言われているのは東京からと、こことは少し傾向が違うと。
ただし、これに安心をするのではなくて、何度も、これは全国知事会からも注意喚起をさせていただいておりますが、いよいよ年度末、年度初めが始まろうとしているところでありますので、この「徳島大学(関連)クラスター」のように、例えば学生さんたちも、そこで新しく卒業する、入学する、こうした方もおられるし、あるいは学年進行、こうしたこともあるでしょうし、あるいは職場では当然、移転、転勤、あるいは新たに転入ということもあるでしょうから。
そうしたことからいきますと、どうしても、いわゆる京阪神であったり、東京をはじめとする首都圏、こうしたところとの交流が、いやが応でも活発になるということで、注意喚起をさせていただいているということですので、引き続き、この点はお願いをしていくということになるかと思います。
(徳島新聞社)
まだ第4波に入ったというような状況ではないというようなことでしょうか。
(知事)
つまり、徳島から例えば市中感染している、市中まん延があるといった場合にはそうしたこともあり得ると思うわけなんですが、当然そうした状況とは少し質が違うと。もちろん、これから分かりませんよ。
ただ、よそが、例えば大阪、愛媛、それぞれ隣接エリアということでもあります。
また、大坂が東京を超える、今、感染者数となっているとなりますと、当然お隣の京都、兵庫、京阪神ですね。こうしたところにも広がってくる。兵庫となりますとまさにもう地続き、近い、高速でつながってますから。こうしたことも警戒していかなければならないということで、これは報道機関の皆さん方のさまざまな情報伝達によって、県民の皆さん方も注意レベルを上げてきていただいているのではないか、このように思っておりますし。
私の方からもそれぞれ、特に大阪、兵庫、京都、ここは「緊急事態宣言」から、当面は解除して出たところでありますので、やはりそれぞれのところに対しての往来にあたっては、それぞれの対応といったものを最大の関心を持っていただくと。
また、愛媛であるとか、あるいは宮城県であり、こうした独自に「緊急事態宣言」を出すと、こうしたところについてもやはり注意喚起をしていただくという形をお願いしたいと、このように思っております。
(徳島新聞社)
526例目の方なんですが、無症状とあるんですが、3月26日に病院を受診しているようなんですけど、これはもう(新型)コロナ(ウイルス感染症)に関係なく、何か他の症状で病院に行かれたという(ことですか)。
(知事)
そうです。526例目の方が3月26日に医療機関を受けておられるんですが、これは今回の症例とは全く無関係、そしてマスクを着用で、お一人で受けておられます。
(時事通信社)
それでは、6指標をお願いします。
(知事)
それでは、6指標の方の発表をさせていただきます。
直近1週間(の新規感染者については)、こちらは3月22日から3月28日まで、55人。そして、先週との対比、先週は3月15日から3月21日まで7名でありますので、1週間対比では多い、ということになります。
また、感染経路不明割合については、55(名)分の5(名)、9パーセントとなります。ちなみにこの5名の方は、474(例目)、498(例目)、499(例目)、そして511(例目)と512(例目)となります。
次に、病床の逼迫具合(でありますが)、対最大確保数との対比は、200(床)分の65(床)、33パーセントとなります。うち、重傷者割合は25(名)分の2(名)、8パーセントとなります。
療養者数については、宿泊療養者がゼロ(名)でありますので、入院の数65名となります。
そして最後、陽性率についてですが、2,134(名)分の55(名)、2.6パーセントとなります。以上です。
(時事通信社)
では、会見を終わります。ありがとうございました。
(知事)
ありがとうございました。