令和3年3月27日 臨時記者会見 フルテキスト版

（幹事社代理：読売新聞社）
 よろしくお願いします。

（知事）
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から発表させていただきます。
 昨日3月26日、医療機関経由の民間検査機関並びに医療機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、10名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では505（例目）から514例目となります。
 それでは、感染者の概要を以下、ご説明申し上げます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村（名）及び都道府県名を公表させていただきます。
 まず505例目の方、年代は60代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に506例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職の方であります。
 次に507例目の方、年代は50代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は医療機関職員であります。
 次に508例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は医療機関職員であります。
 次に509例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は会社員であります。
 次に510例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、松茂町在住の方、職業はパート従業員であります。
 次に511例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に512例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 次に513例目の方、年代は60代、女性、兵庫県在住の方、徳島保健所管内の医療機関において陽性が確認された方でありまして、職業は無職の方であります。
 続きまして514例目の方、年代は90代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 感染者の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、505（例目）から510例目の方、513例目、そして514例目の方、合わせて8名の方は既に入院済み、511（例目）、512例目のお二人の方は入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者を以下、申し上げて参ります。
 まず505例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、職場の同僚5名、合わせて7名となります。次に、506（例目）から508例目の方、おられません。509例目の方、同居のご家族2名となります。510例目の方、おられません。511例目の方、同居のご家族6名となりますが、昨日の検査で6名全員の陰性が確認されております。次に512例目の方、同居のご家族2名、ご友人3名、合わせて5名となります。最後に513（例目）並びに514例目の方はおられません。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をお願いいたします。
 本日の発表で、二つの「関連クラスター」について、感染者に動きがありましたので、以下、ご説明を申し上げます。
 まず「（医療法人敬愛会）南海病院関連クラスター」についてであります。
 
（パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を掲示）
 
 こちらにつきましては、入院患者2名の方から陽性が確認されました。ちょうど、こちらの2名の方ということになります。陽性の方、これまでの20名と合わせて、全体で22名となります。
 
（パネル「医療法人敬愛会『南海病院』関連クラスター感染状況」を置く）
 
 次に、今度は「会社関連クラスター」についてでありますが。
 
（パネル「会社関連クラスター感染状況」を掲示）
 
 480例目の方、こちらの方のご家族の方、こちらですね。今回、510例目の方が新たに陽性となりました。この方を「クラスター」に含めることによりまして、これまでの14名が15名となりました。
 
（パネル「会社関連クラスター感染状況」を置く）
 
 「（医療法人敬愛会）南海病院関連クラスター」におけます病院の全職員及び全入院患者さん、また関連施設の全職員を対象とする一斉検査の状況について、昨日、「（医療法人敬愛会）南海病院」分で107件、そして「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」分で116件、合わせて223件の検査を行ったところであり、うち221件の陰性、そして2件の陽性、513（例目）並びに514例目の方となりますが確認されたところであります。
 累計で、検査につきましては、「（医療法人敬愛会）南海病院」分で531件、「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」分で350件、合わせて881件の検査が終了したところであります。引き続き、検査を実施し、感染拡大の防止に向けまして「クラスター」の早期封じ込めに対応して参ります。
 本県における新型コロナウイルス（感染症）の感染状況についてでありますが、直近の1週間で二つの「クラスター」が発生をし、合わせて37名の感染者が確認されているところでありますが、一方で「クラスター」関連以外の感染事例も複数、確認されております。
 さらには、全国におきましても感染者が急増している地域があり、進学や就職、転勤など、人の移動や交流が多くなる、まさに日本の民族大移動となる年度替りの時期を迎え、これまで以上に感染拡大の契機にならないよう、お一人お一人が継続した感染防止対策を、より一層徹底していただくことが何よりも重要となります。
 県民の皆様方には繰り返しのお願いとなりますが、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいなど、一層の基本的感染防止対策の徹底を改めてお願い申し上げます。
 最後に、ご本人も含め、ご家族の方などで体調がどうも思わしくない、こうした方がおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」の方に電話でご相談の上、医師の指示に従っていただきたいと思います。
 報告は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

（幹事社代理：読売新聞社）
 読売新聞の平井です。まず、今回の10人の方なんですが、症状をお願いできますでしょうか。

（知事）
 では、順番に申し上げて参ります。
 まず、505例目の方、軽症となります。506例目の方、507例目の方、508例目の方も同じく軽症であります。
 次に、509例目の方、こちらも軽症となります。さらには、510例目の方も、511例目の方も、そして512例目の方も軽症となります。
 そして513例目の方、軽症、そして最後の514例目の方は無症状となります。以上です。

（読売新聞社）
 513例目と（5）14例目の方が入院患者ということですが、2人とも「（医療法人久仁会鳴門）山上病院」ではなくて「南海病院」（「（医療法人敬愛会）南海病院」）の方の入院患者（でしょうか）。

（知事）
 そうです。先ほどの「クラスター」表をご覧いただいたと思いますが。

（読売新聞社）
 507例目と508例目（の方は）医療機関職員ということなんですが、これはたまたまということで、お二人は別々、関係はないということでよろしいんでしょうか。

（知事）
 いや、このお二人は同じ医療機関にお勤めになられておられます。
 そして、関係は、今、お話のあった2人の関係についてはご夫妻です。

（読売新聞社）
 濃厚接触者はないということなんですけれども、例えばそういった医療機関関係での患者さんなり何なりの調査というのは、予定があるんでしょうか。

（知事）
 今回の場合については、そうした点はなくて、というより濃厚接触者というか、この507（例目）、508（例目）、さらには506例目の方、この3人がいわゆるお互いが濃厚接触者同士ということになります。

（読売新聞社）
 ということは、患者さんなりの接触者というか、そういったような方はいらっしゃらないということなんでしょうか。

（知事）
 はい。

（読売新聞社）
 同じように、512例目、大学生ということなんですが、例えば他のクラスメイトなり、そういった関係での調査というのは、予定はあるんでしょうか。

（知事）
 512例目の方は、今、ご質問があったように大学生の方ということですが、ちょうど発症日が3月26日ということは、感染可能の期間が3月24日以降ということになりますが、その期間には大学に通っておられませんので、いわゆる同級生が、例えば濃厚接触者、あるいは接触者ということがないということになります。

（読売新聞社）
 あと、510例目の方なんですが、480例目の方のご家族ということなんですが、480例目の方から見るとどういう関係になるんでしょうか。

（知事）
 お母様です。

（徳島新聞社）
 徳島新聞です。資料がある方で全然構わないんですけれど、具体的な業務内容を教えていただきたいのと、あと506（例目）、507（例目）、508（例目）、この3名はいわゆる家族ということでよろしいんですか。

（知事）
 そうです。今、業務内容と言われたのは何例目の方（でしょうか）。

（徳島新聞社）
 505（例目）、507（例目）、508（例目）、509（例目の方です）。

（知事）
 では、順番にいきますね。
 まず505（例目）の方ですね。会社員の方ということになります。この方は、屋内でのいわゆるデスクワークに従事ということで、特に感染可能期間内には職場外の人との接触はございません。
 そして、次に507（例目）でよろしいでしょうか。507（例目）の方は、医療機関職員ということで、患者さんに接する業務ということになります。
 508（例目）の方も医療機関職員ということで、同様、患者の方に接する業務ということになります。

（徳島新聞社）
 この方、医師とか看護師とか、そういう種別でいうと（何をされている方でしょうか）。

（知事）
 そういう形は、昨日もそうだったですけれども、申し上げておりません。あくまでも患者さんに接する業務ということでまとめさせていただいております。
 次に、508例目でよろしいですか。508例目の方は会社員の方（です）。この方は、屋外において1人で作業に従事ということで、他の人との接触。

（健康づくり課長）
 509例目です。

（知事）
 失礼しました。今、私、508（例目）と申し上げましたよね。508（例目は）先ほど、もう説明申し上げましたね。
 だから509例目ですね。509例目の方、会社員の方で、屋外において、1人で作業に従事をされ、他の人との接触はないということで、濃厚接触者を認定しておりません。
 次に、510例目の方も必要でしょうか。この方は、パート従業員の方となりますが、この方の発症日が3月26日ということで、その2日前、3月24日以降について、お仕事に従事されておりませんので、この点については公表を差し控えさせていただきます。
 次に511例目の方、会社員の方となっております。この方は、営業業務に従事ということでありますが、人との接触はごく短時間、また、そうした意味での濃厚接触者、あるいは接触者については認定いたしておりません。以上でよろしいでしょうか。

（四国放送）
 四国放送です。506例目の方は、507（例目）、508（例目の方）の娘さんということでよろしいですか。

（知事）
 そういうことになります。

（徳島新聞社）
 512例目の方なんですが、大学は県内の大学でよろしかったでしょうか。

（知事）
 大学に通っておられませんので、あえて県内外ということも申し上げる予定はないんですけどね、先ほど申し上げたように。

（徳島新聞社）
 単に、だから徳島市内に住まわれてる大学生（ということでしょうか）。

（知事）
 はい。

（徳島新聞社）
 最後の登校日というのは、これはいつ頃になるんですか。

（知事）
 そこのところも、感染期間外の話になりますので（公表は差し控えさせていただきます）。

（NHK）
 NHKです。507例目、508例目の方は、患者さんに接する業務をされている医療機関職員の方ですけれども、この期間の間に、患者との接触はないということなんですか。

（知事）
 いえ、507例目の方については、3月22日から（3月）24日、発症が（3月）24日でありますので、2日前は（3月）22日、その（3月）22日から（3月）24日、仕事に従事されておられます。
 ただ、その仕事、勤務の状況について、いわゆる当然、マスク着用など、医療機関でありますので、こうした点が対策を取られているということで、今回、患者と接するというその職務だけの話で、あと濃厚接触者、接触者もなしとこのように認定をさせていただいております。
 また、508例目の方、発症が3月26日ということで、その2日前というと（3月）24日ですが、3月24（日）、（3月）25（日）と、仕事に従事されております。
 もちろんこの方、マスクを着用ということで、先ほど（の）507例目の方と同様でありますが、特に3月25日は、オンラインでの対応ということになっておりまして、その意味で、濃厚接触者、あるいは接触者、この認定をいたしておりません。
 ただし、ここについて、今、保健所が対応しているところでありますが、昨日、既に職場の方には保健所が立ち入り調査を行って、今のような方向性（を）出したところでありますが、本日、職員の方10名を検査する予定とさせていただいております。以上です。

（徳島新聞社）
 ちなみに、現段階では、507例目、508例目の方の勤務先の名前は、まだ非公表ということですかね。

（知事）
 はい、そういうことです。

（徳島新聞社）
 残りの505（例目）、509（例目）、510（例目）、511（例目）、いずれも職業がある方の勤め先も、感染対策が取られているとかそういった理由で、全て職場名の公表は、今回はしないということでよろしいでしょうか。

（知事）
 今回というか、今の段階ではしないということになります。

（朝日新聞社）
 朝日新聞の齊藤です。これまで「（医療法人敬愛会）南海病院」や「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」では、病院の方から公表してほしいという申し出があったので公表されたということでしたが、今回はそれがなかったので公表していないということ（でしょうか）。

（知事）
 まず、公表の在り方については、当然徳島県の（新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する）条例に基づく形で、公表基準に当たった場合に公表と（いうことになります）。
 そして、実は「（医療法人敬愛会）南海病院」も「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」もその基準に、最初の段階では当たっていなかったわけでありますが、最初の段階でそれぞれの病院から、県に公表してもらって、それに合わせてご自分たちも公表したいと、こうしたご依頼があったものですからあえて公表し、その後、「関連クラスター」という形になったという運びとなります。

（NHK）
 NHKです。先ほど「（医療法人敬愛会）南海病院」、「（医療法人久仁会鳴門）山上病院」、合わせて881件の検査が終了というようなお話をいただいたんですけれども、引き続き検査とありますが、残りどれぐらいの予定があるのでしょうか。

（知事）
 それでは、これまでの検査の概要を含めて、残りの部分もお話を申し上げたいと思います。
 まず全体として、今、申し上げたように、既に検査実施済み、この内容としては「（医療法人敬愛会）南海病院」、あるいは「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」の入院患者さん、あるいは入所者さん、そして職員の方ということになります。
 その中で、検査の全体が、先ほど申し上げた881（件）、「（医療法人敬愛会）南海病院」部分が531（件）、「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」部分が350（件）となります。
 そして、残り部分についてでありますが、「（医療法人敬愛会）南海病院」が38（件）、「（医療法人久仁会）鳴門山上病院」が2（件）、合わせて、残り40（件となります）。つまり、全体では921（件）、検査する予定としております。以上です。

（徳島新聞社）
 徳島新聞です。まず506例目の方、別居の家族宅を訪問とあるんですが、これは、県内の別居の家族宅でよろしいでしょうか。

（知事）
 あえて、その県内外ということを言われてはないんですが、県内ということですね。

（徳島新聞社）
 あと512例目の方のアルバイトなんですけれど、これはどういった業務（でしょうか）。例えば、人に接するようなものだったのか（どうかを教えてください）。

（知事）
 512例目の方のアルバイトの内容についてでありますが、こちらも感染期間中ということでありますので、こちらについては接客業務、こちらに従事ということで、人と接する機会はあるわけでありますが、接触時間が非常に短時間であるということがありまして、この場合に、お客さんではなくて接触者として、アルバイトの同僚18名を接触者認定させていただき、検査に移って参る予定としております。以上です。

（徳島新聞社）
 あと、感染経路についてなんですが、今回、10人のうち6人が感染経路を今現在、調査中という感じだと思うんですけれど、それぞれ、例えば以前にもあったみたいに県外に行っていたとか、ある程度、感染経路が絞れそうな事例というのはあるのでしょうか。

（知事）
 （感染経路が絞れそうな事例は）ございます。まず505例目の方でありますが、この方、感染期間中を超えて遡って積極的疫学調査（を）行ったところ、発症の4日前、3月18日に県外から来られた方とともに食事をされておられます。
 県外、恐らくその後にご質問があるでしょうから先に申し上げておきますが、関西方面及び四国他県ということでありまして、関西方面がしっかりと入っております。
 次に、今度は、506例目の方でありますが、この方も感染経路、遡って調べましたところ、発症の9日前の3月15日から、発症の5日前、3月19日まで、こちらは県外を訪問されております。
 ちなみに、県外は関東方面であり、聞き取りをさらに進めますと、人の多く集まるエリアへ立ち寄りをされておられます。
 それから507（例目）、508（例目）はそうしたものがないんですが、506（例目）の方といわゆる同居のご家族ということになります。
 そして、次に509例目の方でありますが、こちらも感染経路を遡ってみますと、発症の14日前（となる）3月4日、及び、発症の11日前となる3月7日、こちらは徳島市内の飲食店を訪問されておられます。
 そして、510例目の方は480例目の方の濃厚接触者、そして511例目の方、こちらも感染経路を遡りますと、発症の3日前となる3月19日、やはり徳島市内の飲食店、こちらを訪問されておられます。
 また、512例目の方、この方の場合、これも遡ってみますと、発症の6日前、3月20日でありますが、友人宅で会食を取られておられますし、また、発症の4日前、3月22日、徳島市内の飲食店を訪問されておられます。以上となります。

（徳島新聞社）
 509（例目）、511（例目）、512（例目）の最後の3人なんですけれど、いずれもだから県外には出てなくて、徳島市内の飲食店を訪れたと（いうことですね）。これって、例えば大人数での会食ですとか、そういった事例はあったんでしょうか。

（知事）
 大人数とは聞いておりません。

（徳島新聞社）
 あと、505例目なんですけれど、3月18日に県外から来た人と食事をしたと。それで、関西方面と四国の他県ということなんですが、だから、複数の他県の方が来られて食事をされたということですか。

（知事）
 そういうことですね。

（徳島新聞社）
 何人で、例えば食事をしたのか（分かりますか）。

（知事）
 そこのところは、感染期間外のところでありますので、そういう方々とともに食事をされたというふうに捉えていただければと思います。
 また、合わせて、さらに遡ったところ、この時に屋外競技もなされておられます。

（徳島新聞社）
 あと、日付が分かりにくかったんですが、506例目の方が関東方面に行っていたのは、何日から何日まで（でしょうか）。

（知事）
 申し上げます。506例目の方は、3月15日から3月19日まで関東方面に行かれております。

（徳島新聞社）
 一応、市内の飲食店なんかを利用されている方が複数人、感染されているのですが、現段階で市中感染の起こっているような可能性というはどういうふうにみられていますでしょうか。

（知事）
 こういった点について、今、全国では、特に愛媛県が夜の接待、これを伴う飲食店での「クラスター」ということで、1日最高59（名）というところもあり、非常に増えているところではありますが、徳島県の場合にはそうしたもの、感染可能の期間中よりは前の話でもありますので、どんな形で、可能性ということで我々も調べているところであり、市中感染が起こっている、そのように断定する状況にはございません。

（徳島新聞社）
 506例目の方が関東に行かれたときの移動手段は。

（知事）
 （感染可能）期間外になっていますので（お答えを差し控えさせていただきます）。
 先ほどのご質問の中で、509例目の方のところで、この方の場合には、確かにそういう深堀りもさせていただいたんですが、もともと検査を受ける経緯となったのが、499例目の方の濃厚接触者ということでありますので、その意味で、この499例目の方、こういったところから恐らくもらったんだろうということになります。

（徳島新聞社）
 ちなみに、499例目の方と会食で一緒だったとかいうような（ことはありますか）。

（知事）
 そういうことです。それで濃厚接触者と（いうことになります）。
 それでは、先ほどの6指標というお話があったんですが、そちらに移ってよろしいですか。

（読売新聞社）
 お願いします。

（知事）
 それでは、6指標を発表させていただきます。
 まずは、直近1週間（の新規感染者については）、3月20日から3月26日（までで）48名となります。その前の週との対比、3月13日から3月19日が前の週、こちらは2名でありますので、先週よりも多いということになります。
 次に、感染経路不明割合、48（名）分の3（名）、6パーセントとなります。ちなみに、この3名は、467（例目）、474（例目）、489例目の方となります。
 次に、病床の逼迫具合（でありますが）、対最大確保数との対比、200（床）分の54（床）、27パーセントとなります。うち、重症者割合（については）、25（床）分の2（床）、8パーセントとなります。
 次に、療養者数（につきましては）、宿泊療養はゼロ（名）でありますので、入院（者数）54名がそのまま療養者数54（名）ということになります。
 最後に、監視体制の陽性率（につきましては）、1,886（名）分の48（名）、2.5パーセントとなります。以上です。

（徳島新聞社）
 先ほどおっしゃられた、市中感染がまだ断定できる状況にはないというところの根拠として、感染可能期間より前だとおっしゃられていたんですが、例えば、もっとこれ以外に理由のようなものはないんでしょうか。

（知事）
 つまり、あるお店を原発として、そこから「クラスター」が発生しているとか、あるいは本当に多数、地点があって、原発があって、それが市中で感染経路が全く分からない、こうしたものが立て続いて起こると、現に愛媛県の事例では、感染経路不明割合は60パーセントを超えているんですね。
 このようになってくれば、当然のことながら、これは市中感染ということをいっても、これはやむを得ないということもありまして、アラートの指標などについても、この感染経路不明割合50パーセントというのが、例えば「ステージ3」、「ステージ4」、ここにかかってくる時の一つの目安ともなってきますので、そうしたところを一つのメルクマールとしていただくと、徳島の場合の感染経路不明割合は6パーセントということですから、自ずと答えが出るかと思います。

（幹事社代理：読売新聞社）
 それでは、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。

（知事）
 はい。どうもありがとうございました。手話通訳も、どうもありがとうございました。