〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それでは、発表事項をお願いいたします。
(知事)
それでは、よろしくお願いします。新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月23日、医療機関経由の民間検査機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、6名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では474例目から479例目となります。
それでは、感染者の概要をご説明申し上げたいと思います。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず474例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は医療機関職員であります。
次に475例目の方、年代は60代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
続きまして476例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は会社員であります。
次に477例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業はパート従業員であります。
次に478例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は会社員であります。
次に479例目の方、年代は60代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は医療機関職員であります。
感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願いたいと存じます。
なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、474(例目)、475例目の2名の方は既に入院済み、476(例目)から479例目、4名の方につきましては入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者、以下、申し上げて参ります。
まず474例目の方、職場の同僚1名となります。475例目の方、別居のご家族3名、仕事上の関係者1名、合わせて4名となりますが、県外の方でありますので、居住地の自治体に依頼済みであります。次に476例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、合わせて2名となります。次に477(例目)、478例目の方はおられません。最後に479例目の方、同居のご家族1名、職場の同僚2名、合わせて3名となります。
現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
さて、昨日、発表させていただきました「会社関連クラスター」について、少し感染者に動きがございましたので、ご説明させていただきたいと存じます。
先ほど、発表いたしました476例目の方はこの会社の社員でありまして、477(例目)、478(例目)のお二人の方は、一昨日、陽性が確認された472例目の方の濃厚接触者となりますので、この3名の方を「クラスター」に含めることとし、陽性者数はこれまでの7名と合わせ、全体で10名となります。ということで、こちら、見えますか。
(パネル「会社関連クラスター感染状況」を掲示)
ちょっと見づらい、大丈夫でしょうか。こちらになりますが、何かご要望があったら、記者の皆さん、おっしゃってくださいね。
今、申し上げたように、今回、新たに加わったこのご家族の方、472例目のご家族の方が、477(例目)、そして478(例目)ということになります。
そして、新たに476例目の方、この方が新たに社員としてお一人加わると、合わせて3名が加わって、10名の「関連クラスター」という形となります。
そして、積極的疫学調査の結果、もう一度この図を見ていただきたいんですが、実は原発となるこの467例目の方、そして469(例目)、470(例目)、そして471(例目)、(4)72(例目)、そして今回の476例目の方、この6名の社員の皆さん方は、実は同じパソコンを使っていた。つまり、1台のパソコンを6名の陽性患者の方が共有をする。
さらに調べると、この会社では10名ほどの方がこの1台のパソコンを共有されていた。つまり、どうして濃厚接触者ではなく接触者の皆さん方が、陽性者が増えていったのか、その一つの大きな要因として、実は接触感染、1台のパソコンを多くの皆さん方が共有していたことから起こったということが、今回分かりました。
(パネル「会社関連クラスター感染状況」を置く)
確かに、机の上とか、あるいは筆記用具など、アルコールで消毒しやすい、そうしたところは接触感染を防ぐことができるんですが、なかなかキーボード、全部を例えば消毒するという概念になりませんし、下手に消毒すると漏電したり、そこで接触障がいを起こす。恐らく、パソコンのキーボードをこういう形できれいにふいてるというのは余り聞かれない。
確かに、かつてはよくカバーを上にかぶせてというのはあったんですけどね。そうしたものを例えば、お一人お一人がマイカバーがあって、取っ替え引っ替え(カバーを)替えて、消毒するということが、もし仮にあったら、今回の感染は防げていた。
もっというと、パソコンの共有化、これはなるべく避けていただきたいということが、今回一つ、積極的疫学調査の結果、分かることになりましたので、この点については共有させていただきたいと思います。
また、今回もう一つ、お話として、474例目の方と479例目の方、医療機関の方ということを申し上げました。
実はこのお二人、同じ医療機関で勤務されている方でありまして、この医療機関名につきましては、現段階として、県として、あるいは公衆衛生上の観点からは公表の必要はないわけでありますが、医療機関側から「県と歩調を合わせ公表したい」、「公表してもらいたい」と、こうしたお話がございましたので、申し上げさせていただきます。
この医療機関につきましては「医療法人敬愛会南海病院」であります。
本県の感染状況について、少しふれていきたいと思います。3月に入りまして、落ち着きを見せていたものの、直近1週間の新規感染者数につきましては、先週より多い15名となったところであり、今週に入り「クラスター」が発生したこともありますが、連日のように新規感染者が確認されているところであります。
また、これから年度替り、これを控えたこの時期は、進学、就職、転勤など、人の移動や交流が伴う、つまり、日本にとっての民族大移動となるところでありますことから、この時期の行動につきましては、これまで以上に感染拡大の契機とならないように、お一人お一人が、是非継続した感染防止対策をより一層徹底していただくことが何よりも重要となるところであります。
そこで、県民の皆様方には、繰り返し繰り返しのお願いとなりますが、マスクの着用、3密の回避、手指消毒など、決して気を緩めることなく、基本的な感染防止対策の徹底を、改めてお願いいたしたいと存じます。
最後に、ご本人も含め、ご家族の方などで体調がどうも優れない、悪い、こうしたお話がございましたら、早め早めに「かかりつけ医」さんに電話でご相談の上、医師の指示に是非従っていただきたいと思います。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(幹事社:時事通信社)
時事通信です。この方々の症状について教えてください。
(知事)
それでは申し上げます。
474例目の方は軽症(です)。475例目の方、軽症(です)。476例目の方、軽症(です)。477例目の方、無症状(です)。478例目の方、軽症(です)。479例目の方、軽症であります。以上です。
(時事通信社)
474例目の方が医療機関Aと(医療機関)Bを受診しているんですが、これは自身の勤める「(医療法人敬愛会)南海病院」ではなく、別の医療機関ということでしょうか。
(知事)
Aの方の医療機関については、今回のこの発症とは全く無関係の医療機関ということになります。
また、医療機関Bについてでありますが、こちらについては、これはあれでしたか。
(健康づくり課長)
別の医療機関になります。
(知事)
別の医療機関になりますね。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。「(医療法人敬愛会)南海病院」のお名前、公表していただいたんですが、漢字を教えていただけますか。
(知事)
漢字ですね。「(医療法人)敬愛会(南海病院)」の敬は、敬うという字ですね。尊敬の敬。愛は愛情の愛。そして、会。さらに「(医療法人敬愛会)南海病院」は南海電鉄の南海になります。
(徳島新聞社)
474例目の方と479例目の方、医療機関職員とあるんですが、医師だったり、看護師だったり、具体的な職業は(何ですか)。教えてください。
(知事)
まず、どんな職かということについては、まず474例目の方、患者さんと接触をされる職務ということを申し上げたいと思います。
そして、479例目の方につきましても、患者さんと接する職務ということであります。以上です。
(徳島新聞社)
つまり、例えば、事務方の方などではなくて、医療従事者ということでよろしいですか。
(知事)
はい。
(時事通信社)
時事通信です。「(医療法人敬愛会)南海病院」の本日の営業状況といいますか、休診をされているかどうか教えてください。
(知事)
今回、「(医療法人敬愛会)南海病院」につきましては、今日のところは休診という形ですね。また、当面の間、外来の診療、そして入院を停止される、このように聞いております。
(NHK)
NHKです。今、入院の停止というのは、入院の受け入れを停止ということでしょうか。
(知事)
そういうことです。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。「(医療法人敬愛会)南海病院」の職員の方なんですけれども、患者さんと接する職ということなんですが、患者に接触者はいるのでしょうか。
(知事)
474例目の方について、今後のこの検査のあり方、医療機関でありますので、こちらについて、まず職場の同僚の22名、それから入院患者さん29名、この皆さん方を、いわゆる検査をするという形を取らせていただきます。
そして、479例目の方につきましては、さらに接触者1名、これは職場の同僚(です)。さらには職場の、また別の同僚の方148名、今、申し上げた22名の方とは別の勤務(です)。
つまり、479例目が接触した可能性があるとみられる皆様方、いわゆる建物内の全職員を対象に検査を行うという形を取らせていただきます。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。患者が、そうしましたら、入院患者のみということでしょうか、検査をするのは。
(知事)
いえいえ。今、申し上げたように、入院患者さん29名、これはもちろんやるということと、もう一つ、例えば474例目の方では、職場の同僚の皆さん方22名を(検査する)と。
そして、さらに、この479例目の方との接触ということで、さらに職場の同僚を1名加えるとともに、同じ建物にいる人の全数調査ということで148名、これ(は)職員ですね。
ですから、今、申し上げていった数の中で、入院患者の皆さん方は29名、あと職員が22名足す、1名足す、148(名)ということになります。
(徳島新聞社)
つまり、外来で病院に来ていた方というのは入っていないということですね。
(知事)
そういうことです。
(NHK)
NHKです。477例目と478例目は、472例目の方とどういったご関係なんでしょうか。
(知事)
ご家族です。
(読売新聞社)
読売新聞です。現在分かる範囲で、それぞれ感染経路について、分かっている範囲で教えてください。
(知事)
今回、まず474例目の方については、今回、初めての部分になってまいりますので、今、調査中ということになります。
また、475例目の方(ですが)、この方につきましては、実は仕事を2か所でやられておられまして、2地域居住者でもあるわけなんですが、この方は、発症のもう少し前の積極的疫学調査でいきますと、3月12日から3月22日まで県外でご勤務をされていて、そして、ちょうど(3月)22日に徳島に移動をされたと。
この時には既に、3月19日から熱があって有症状となっておりますので、この方、恐らくその地でもらってきたということは確実であろうと。
そこで一つ、私の方から発表させていただくわけでありますが、この方の勤務地、もう一つのところ、もう一つの居住地でもあるわけなんですが、そちらが東京です。
ということで、この方が東京から徳島に移動になられた公共交通、こちらを発表させていただきます。3月22日月曜日、羽田発9時30分、徳島着10時45分、JAL455便でおいでをいただいております。
なお、県民の皆様方にも申し上げておきたいんですが、航空機につきましては、今、3分で全ての空気が入れ替わる。よく飛行機に乗られた方はお気づきだと思いますが、こうした形で空気の浄化についてはかなりまめにされているということでありますので、こうした点については、是非テイクノートしておいていただければと思います。
それから、次に476例目の方(ですが)、こちらは「会社関連クラスター」ということでありますので、そちらからということになります。
そして477例目の方と478例目の方、こちらも「会社関連クラスター」の472例目の方の同居のご家族、つまり濃厚接触者ということになります。
そして、479例目の方につきましては、474例目の方を原発とさせていただいて、その方の同僚の方ということになります。以上です。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。474例目の方が検査につながった経緯をお願いします。
(知事)
この方は、3月20日、夕方から発熱(して)、37.0度(でした)。そして、喉の違和感、こちらがありました。
そして、3月21日に39.4度ということがありまして、その後3月22日、37.2度、またいろいろな諸症状が出て、そして3月23日に熱が解熱をするんですが、その3月22日に解熱剤を持たれる。
ただ、諸症状についてはなかなか改善しない、こうしたことがありまして、3月22日、医療機関B、こちらを受診されると。その中で、民間検査機関を経て、PCR検査の結果、3月23日に陽性が判明した、こういう経緯となります。
(徳島新聞社)
475例目も、念のためお願いします。
(知事)
475例目の方は、まず発症が3月19日(です)。この時に、咽頭痛、そして夜から発熱をされて、37.6度あったと。ただ、3月20日から3月23日には自然に解熱をして無症状となられたということで(あります)。ただ、3月19日に発症があったということで、その後、(3月)20日に熱がなくなったと。
3月22日に県外から徳島に戻られた後、念のためにご自分で、検査キットで検査をしたところ陽性が出たということがありましたので、その日のうちに医療機関を受診されて、そして医療機関経由の民間検査機関のPCR検査の結果、陽性と出たと、このような経緯となります。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。475例目の方、先ほど航空便を教えていただいたんですけれども、空港からご自宅へはどのように帰ったんでしょうか。
(知事)
自家用車になっています。
(時事通信社)
それでは、6指標の方をお願いします。
(知事)
はい。それでは、6指標について発表させていただきます。
まず直近の1週間、3月17日から3月23日まで(の新規感染者数は)15名となります。その前の週、3月10日から3月16日まで、こちらは3名ということですから、(1週間対比では先週より)多い、ということになります。
感染経路の不明割合については、15(名)分の3(名)、20パーセントとなります。ちなみにこの3名は、465(例目)、466(例目)、467例目の方となります。
次に、病床の逼迫具合、まずは、病床全体として、最大確保数との対比、200(床)分の23(床)、12パーセントとなります。次に、うち重症者割合(については)25(床)分の1(床)、4パーセントとなります。
次に療養者数(につきましては)、宿泊療養はゼロ(名)となりますので、入院の23名ということになります。
最後、陽性率につきましては、842(名)分の15(名)、1.8パーセントとなります。以上です。
(幹事社)
ありがとうございます。以上で会見を終了します。
(知事)
はい。ありがとうございます。よろしくお願いします。