〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(幹事社)
それでは、発表事項をお願いします。
(知事)
それでは、私の方から、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
昨日3月21日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、3名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では469(例目)から471例目となります。
それでは、感染者の概要を、以下ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず469例目の方。年代は20代、女性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は会社員の方であります。
続きまして、470例目の方。年代は10代、女性、徳島保健所管内、北島町在住の方、職業は会社員であります。
続きまして、471例目の方。年代は30代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
感染者の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。なお、3人とも、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者について、以下申し上げて参ります。
まず469例目の方、同居のご家族3名、ご友人1名、合わせて4名となります。
次に470例目の方、同居のご家族1名、友人1名、合わせて2名となります。
そして471例目の方、同居のご家族5名となります。
なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
今回の事例について、ということでありますが、同じ職場において、相次いで4名の感染が、またご家庭において1名の感染が確認される事案が発生したところであります。
ひとたび、新型コロナウイルスを職場内、また家庭内に持ち込みますと、知らず知らずのうちに、回りの方に感染を広げてしまう恐れがあります。まずは、お一人お一人が職場内に、そしてご家庭内にウイルスを持ち込ませない。そのため、ご本人が体調に変化を感じられたときには、もしかしての気づきを持っていただきまして、出勤や行動を是非控えていただきたい。
また、ご本人を含め、ご家族の方などで発熱や体調の悪い方がおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」さんに電話でご相談の上、医師の指示に従っていただければと思います。
(知事)
さて、3月21日をもちまして、全国の「緊急事態宣言」が全て解除されたところであり、3月20日、全国知事会におきましては、「みんなで新型コロナを抑えよう宣言」、こちらを取りまとめ、国民の皆様方に対するメッセージを発出したところでありますが、改めまして、県民の皆様方には、以下の点にご留意いただくようお願い申し上げるところであります。ということで。
(パネル「みんなで新型コロナを抑えよう宣言」を掲示)
これが、(3月)20日に、全国知事会から発した宣言であります。
まず、どうして今回のこの宣言を出すのかというのが、この前文のところに出て参ります。
今回については、やはり心配事としては、これからの年度末、年度初め。歓送迎会があったり、時期的にお花見がある、多くの会食が従来だと予定されておりました。
また、卒業、入学、さらには就職、転勤、国民の皆さんとしての民族大移動がこの時期に起こるということで、実は、昨年はこの時期に感染が急拡大していった。感染拡大の契機になりかねない機会が多い時期なんだということを、認識として示させていただいております。
また、昨年と大きく違うところは、全国で「変異株」による感染も増加傾向にある。今後の感染拡大が懸念されているということで、それぞれ、都道府県での積極的な疫学調査、あるいは、戦略的なPCR検査によって「リバウンド」を防いでいこうと、こうしたことも宣言を出させていただく中に書いております。
ということで、具体的に大きく4点、宣言を出しております。
まず最初には、改めて「基本的な感染防止策の徹底をお願いします」ということで、ともすると「自粛疲れ」、「緊急事態宣言疲れ」ということで、それが解除になる、気がどうしても緩んでしまうということで、基本的な感染防止策をつい忘れてしまう。これは是非、注意していただきたいと。
そして、特にこの中では、3密の回避、あるいは感染リスクが高まる5つの場面、こちらですね。これに是非、引き続き注意してください、というのが第1点。
そして、先ほど申し上げた、これからの時期の特性である、民族大移動となる年度末、年度初めは特に注意をしていただきたい。
都道府県をまたがる移動をする際には、是非その自治体が発している要請、例えば、飲食店などの時短の要請などがまだ出されているところがあるわけでありますので、是非その指示に従っていただきたいということ。
また、事業者の皆様方にもご協力をということで、テレワーク、東京などでは7割ということが求められているところでありまして、オンライン会議の推奨など(があります)。
また、飲食店におきましては、座席間隔の距離の確保、アクリル板の設置、二酸化炭素のモニター(を)活用した換気の徹底。
こうした点について、つまり「新しい生活様式」をしっかりと定着させていただきたいということ。
そして、さらには新型コロナウイルス感染症に関する偏見、差別、全国的にあとを絶たないということがありますので、こうした点についても、是非対応をお願いしたいと(思います)。
以上4点、ちょうど年度末、年度初めを迎えるということで、発させていただいておりますので、県民の皆様方にも同様の対応を、よろしくお願い申し上げたいというものであります。
(パネル「みんなで新型コロナを抑えよう宣言」を置く)
私の方からは以上となります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
(幹事社:時事通信社)
時事通信(社)です。
お三方の症状について教えてください。
(知事)
では、申し上げていきます。まず、469例目の方は軽症です。470例目の方は無症状(です)。そして、471例目の方は軽症です。
(時事通信社)
この3人とも、同じ職場の同僚ということですね。
(知事)
そうです。
(時事通信社)
469例目(の方)と470例目の(方は)県外訪問とありますが、これはどちらの都道府県に行かれたんでしょうか。
(知事)
こちらは、別々に行動されてるんですが、ともに香川県です。
(時事通信社)
469例目の(方の)陽性発覚までの経緯をお願いいたします。
(知事)
この方については、まず3月19日から(3月)21日まで、鼻水、あるいは全身倦怠感があったんですが、検査を受けられた経緯については、昨日発表した467例目の方の接触者、濃厚接触者ではなくて接触者として認められ、そして昨日、PCR検査を受けたところ、陽性となったと、こういう経緯です。
(時事通信社)
では、3月19日の医療機関では発覚されなかったということですか。
(知事)
そういうことです。これは全く別のもので行かれていますので。
(読売新聞社)
読売新聞なんですけれども、この同じ会社でなんですが、接触者というのは合計何人いらっしゃって、そのあたりの検査の状況をお願いします。
(知事)
まず、この接触者(ですが)、今日のこの3名の接触者について申し上げますと、ともに共通ということで、全部で10名ということになります。
(読売新聞社)
ということは、濃厚接触者は確か全員陰性だったと思うんですが、そういう意味ではこの関係の。
(知事)
いや、この3名の濃厚接触者はこれからです。
(読売新聞社)
467(例目)の濃厚接触者は全部、確か終わっていたと思うんですが、467(例目)の接触者も全て(検査が)終わって(いるのでしょうか)。
(知事)
では、そこのところ、467例目(の方)と今日の3名の方に分けて、お話をさせていただきます。
まず、昨日発表を申し上げた467例目の方、ご家族を除きますと職場の同僚14名、これが濃厚接触者として認定されました。検査の結果、全員が陰性となりました。
しかし、ここで職場の同僚4名を接触者として認定し、検査を行ったところ、お一人は陰性、そして今日発表となった3名が陽性ということになりました。
ここがまず、467例目の方の濃厚接触者、そして接触者(となります)。
そして、今日、469(例目)から471例目まで、職場の同僚の方3名がいわゆる467例目の方の接触者として陽性になった。
この3名についても、接触者については、濃厚接触者として職場の同僚の方はおられないんですが、接触者としては新たに10名を特定させていただきました。この10名については、これから検査を行うという形になります。
(読売新聞社)
今回、陽性になった3人なんですが、467(例目)の方とはどのような接触があったんでしょうか。
(知事)
まず、この3名については、二つに分けられます。
まず、469(例目)、470例目。この方は、467例目の方と同じフロア、同じ室内にいた。ただし、濃厚接触(者)でなく接触者というのは、距離が離れていたということ。
そして、471例目の方については、同じフロアではなく別のセクションの方ということで(した)。ただし、3月17(日)、3月18(日)、1日当たり、トータル30分程度、会話を交わしたということから、接触者に認定させていただいたと。で、この3名が陽性になったということです。
(読売新聞社)
先ほどおっしゃっていた30分程度の会話なんですが、まず、マスク等はしていらっしゃった(のでしょうか)。
(知事)
それは着けておられました。
(マスクをつけておられた)ということもあって、接触者と(しておりました)。
(読売新聞社)
この3人の方、全員、入院はしてらっしゃるんですか。
(知事)
いや、これからです、入院は。先ほど、聞かれたのは症状の話でした。
(読売新聞社)
469(例目)から471(例目)、全員は(入院)調整中(ですか)。
(知事)
(入院)調整中です。
(徳島新聞社)
徳島新聞です。この467例目の方の濃厚接触者と認定された方々は、全員陰性で、接触者の方が複数、割と多く感染されたっていうのは、何か理由として考えられることってあるんでしょうか。
(知事)
恐らく、まず、469(例目)、470(例目)の方は、同じフロアにおられたということですから、例えば、空調とか、そうしたもので、距離が離れていても空気の通り道っていうのはあるんですよね。
ということで、今、新型コロナウイルス感染症の場合には、やはり飛沫感染、これが一番感染力が強いということになっていますので、恐らく、距離は離れていたものの、空気の通り道など、そうしたことでかかったんではないか、まずこのように思われます。
それから、今度は471例目の方は、同じフロアの方ではないわけなんですが、マスクを着けていたことはあるんですが、2日間、それぞれ30分会話をされた。その会話をされていたとこの状況がどこまでかという(ことです)。
マスクを着けておられるということは確認が取れているんですが、例えば、鼻マスクになっていたのか、少し、その間にお茶でも飲んだのか。そういったところは、ちょっとよく分からない部分もあるのかもしれませんが、そうしたことで感染が出たと(いうことです)。
あるいは、さっき言った3人の方の中での関係が、そこのとこまではまだ分かっておりませんので、そうした点については、引き続き、467例目の方も含めて積極的疫学調査、こちらに入っているところです。以上です。
(徳島新聞社)
(467例目の方と)濃厚接触者と認定された方々は、同じフロアの方々だったんですか。
(知事)
そうです。もう少し詳細に申し上げていきますと、467例目の方の濃厚接触者につきましては全部で14名おられて、二つに分けます。
一つ、13名が同じ会議室で1時間程度ミーティングを実施したということで、同じ空気を吸っていたという、しかも1時間ということです。
そして、もう1人は職場で、このミーティングに入っていたんではないんですが、非常に近いところに居た。そして、近いがゆえに会話の数が多いと、こうしたことから濃厚接触者に(該当する)ということで、2グループ、13(名)と1(名)に分かれるということになります。
(徳島新聞社)
今回、ご家族の方を入れたら合計5人になるんですけども、「クラスター」の認定をするのか。しないのであれば、どういう状態になれば(「クラスター」)認定ということになるのかお願いします。
(知事)
これまでの似たケース(が)多々あったわけでありますが、同じこの「クラスター条例」、県の条例の中で定めているのは、同じ施設などで5名以上というのが一つの基準(です)。
では、この場合に同じ施設、今回の467例目の方の場合には二つに分かれるんですね。
一つは今回のこの職場、合計4名(です)。つまり、5人に満たない。
もう一つはご家庭ということで、配偶者の方というか、パートナーの方が1名ということで、この方を中心として5名にはなっているんですが場所が違うと。
ただ、どちらかが「クラスター」要件を満たしますと、「関連クラスター」ということで両方を足しこむと、こうした形になります。
これがこれまでの扱いということですので、あと職場で、今回、接触者の方(は)10名、対象を出しておりますので、お一人もし出たということになると、これは「クラスター」(になります)。それで、たちどころにご家庭の方も1人合わせて、1(人)を足しこむと。
そして「関連クラスター」という形になります。もちろん、本県の(新型コロナウイルス感染症対策)専門家会議の方に、委員会の方にはお諮りをさせていただきますが、これまでの例からいくとそのような形になるということが想定されます。
(徳島新聞社)
確認なんですが、接触者10名というのは、469(例目)、470(例目)、471(例目)の3名の共通の接触者ということでいいですか。
(知事)
そうです。
(徳島新聞社)
感染経路について、何か分かったことがあるのかというところと、467例目の方から広がったというふうに考えていらっしゃるのかというところをお願いします。
(知事)
まず、3名の方については、昨日の今日ということですので、今、積極的疫学調査をさせていただいております。
ただ、当然、感染可能期間に香川県に、お二人が別々で行かれているということもありますので、そこからもらうということは考え得るわけでありますが、発症日の関係でいくと、467(例目)、この方が一番早いということになりますので、そうなってまいりますと、467例目の方が一体どうであったのか、こうした点を考えていくと(いうことになります)。
こちらについても、まだ2日目ということでもありますので、積極的疫学調査(を)引き続きさせていただくと(いうことです)。
そのうち、これらの皆さん方の相関関係も分かってくるかと思いますので、そうした中で分析を進めていきたいと考えています。以上です。
(NHK)
NHKです。濃厚接触者の方は3人で合わせて11人でいらっしゃると(いうことですね)。
接触者に関しては、共通の方は10人ですが、それ以外にもそれぞれいらっしゃるということなんですか。
(知事)
いえいえ。全部が同じ職場の人をそういうふうに見ています。
その前に、467例目の方で、同じフロアに居た人たちが検査を受けていますのでね。それ以外の深堀りと思っていただければ(いいかと思います)。
(NHK)
では、3人の濃厚接触者は11人、接触者は10人で、今、ちょうどウイルス検査を進めている、まだ終わってはいない(ということでしょうか)。
(知事)
そうです。
(徳島新聞社)
467(例目)から471(例目)までの方々の職場の仕事内容なんですけども、全員、事務作業ということでよろしいですか。
(知事)
いえ、ここが少し、先ほど、2グループにどうしても分かれる部分を申し上げたんですが、471例目の方だけがデスクワークではありません。あとの方はデスクワーク(です)。ということで、この方だけフロアが違うということになります。
(徳島新聞社)
ちなみに471例目の方は、どういった仕事内容ですか。
(知事)
この方は、屋内での作業(を行われていました)。事務作業ではなくて、作業の方をということになっています。
(時事通信社)
では、6指標をお願いします。
(知事)
それでは、6指標の方を発表させていただきます。
まずは直近1週間の対比ということで、直近1週間については、3月15日から3月21日まで、新規感染者(数は)7名となります。先週は3月8日から3月14日、この期間では3名でありますので、多いということになります。
次に、感染経路不明割合は2名、7(名)分の2(名)、29パーセント(となります)。ちなみに、この2名の方は、465(例目)、466例目の方となります。
次に、病床の逼迫具合(ですが)、対最大確保数に対しては9パーセント(となります)。200(床)分の17(床)となります。うち、重傷者につきましては、25(床)分の2(床)、8パーセントとなります。そして、療養者数についてですが、こちらは、宿泊療養がゼロ(名)でありますので、先ほどの入院者17名となります。
そして最後、陽性率につきましては、722(名)分の7(名)、1.0パーセントとなります。以上です。
(幹事社)
それでは、会見を終わります。ありがとうございました。
(知事)
はい。よろしくお願いします。