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令和3年2月17日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 発表事項をお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について発表させていただきます。
 昨日2月16日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、5名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されました。県内では435(例目)から439例目となります。
 それでは、感染者の概要につきまして、ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず435例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、上板町在住の方、職業は中学生であります。
 続きまして436例目、年代は10歳未満、男性、徳島保健所管内、板野町在住の方、職業は小学生であります。
 続きまして437例目の方、年代は40代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に438例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は小学生であります。
 次に439例目の方、年代は30代、女性、三好保健所管内、東みよし町在住の方、職業は会社員であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に435例目の方は既に入院済み、436(例目)から439例目の4名の方は入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者について、以下申し上げて参ります。
 まず435例目の方、同居のご家族2名、同じ部活動の生徒6名、合わせて8名となりますが、本日の検査でこのうち同居のご家族1名、同じ部活動の生徒6名、合わせて7名の陰性が確認されております。
 次に436例目の方、同居のご家族3名、親戚3名、クラスメイト19名、教職員2名、合わせて27名となります。
 次に437例目の方、同居のご家族5名となりますが、昨日の検査で、このうち4名は陰性が確認されましたが、438例目として1名が陽性となりました。
 次に438例目の方、同居のご家族4名、クラスメイト20名、教職員1名、合わせて25名となりますが、昨日の検査でこのうち同居のご家族4名の陰性が確認されております。
 439例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、友人の方1名、合わせて3名となりますが、本日の検査で同居のご家族1名、別居のご家族1名、合わせて2名の陰性が確認されており、友人1名につきましては、居住地の自治体に依頼済みであります。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
 今回は複数の小中学校で感染者が発生しております。
 県教育委員会におきましては、本日、午前9時に、教育長をはじめとする県教育委員会幹部で構成する「対策チーム会議」を開催し、関係部局との情報共有や意思疎通をしっかりと図るとともに、関係する他の機関、あるいは学校につきまして、県教委の知見や経験をフルに活用し、一つ一つ丁寧なサポートと速やかに必要な対応を行うよう認識の共有を図ったところであります。
 県や全国知事会からもこれまで数次にわたり提言を行って参りました「新型インフルエンザ等対策特別措置法」、「感染症法」の改正につきましては、2月13日から施行となりまして、その特措法では、感染者やそのご家族、勤務先などに対する「差別的な取扱い」や誹謗中傷、名誉・信用を毀損する行為は、人権侵害に当たり得るのみならず、体調不良時の受診の遅れや検査回避、保健所の「積極的疫学調査」への協力拒否につながり、結果として、感染防止策に支障を生じさせかねないことから、「差別的取扱いの防止」に関する規定が条文上、なされているところであります。
 残念ながら、県内におきまして、検査を受けただけでお付き合いを避ける、同居のご家族に対し、検査の結果が陰性と判明したにも関わらず、同居人に対し、自宅待機を要請するといった間違った対応が確認されております。
 コロナウイルスと闘っている患者の方はもとよりのこと、感染リスクを抱えながらも、懸命に最前線で治療にあたっていただいておられる医療従事者、並びに、これらのご家族の皆様に対するいわれのない「誹謗中傷」や「心ない発言」、「間違った対応」については、絶対におやめいただくよう、改めてお願いを申し上げるところであります。
 県民の皆様方には、「いつ、誰が、感染しても、おかしくない」、是非このようにお考えをいただきまして、もう一段階気を引き締めていただき、マスクの着用、3密の回避、手指消毒など、基本的な感染防止対策を実践していただくよう改めてお願い申し上げる次第であります。また、ご本人も含めまして、ご家族の方などで体調がもし悪い、こうした方がおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」の方に電話でご相談の上、医師の指示に従っていただきたいと存じます。
 最後に1点、大変残念な報告をさせていただきます。
 昨日2月16日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院されていた70代の方1名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと存じます。
 なお、性別など詳細につきましては、ご遺族に配慮させていただき、公表を差し控えさせていただきます。なお、報道に際しましては、お亡くなりになられた方及びご遺族のプライバシーの保護に、十分ご配慮いただくようどうぞよろしくお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:時事通信社)
 症状について、この中で、中等症や重症の方はいらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 はい。今回は、例えば435(例目)、436(例目)、それぞれ無症状。あとの3名の方は軽症ということで、中等症、重症の方はおられません。

(時事通信社)
 特にこの中で、感染経路などについて、目処がたっている方は、まだいらっしゃらないでしょうか。

(知事)
 というよりも、実は、先ほど少し申し上げているところでありますが、例えば、435例目の方、この方は、430例目、あるいは433例目との関係、接触者という形になっております。
 また、436例目の方につきましても、同様と。
 そして、437例目の方、それから、438例目の方は、今ほども申し上げましたが、438例目の方は、437例目の方の濃厚接触者ということで陽性。
 そして、439例目の方につきましては、ちょうど感染期間中でありますが、県外をご訪問されておられます。
 ということで、先ほど居住の自治体に連絡済みという、ご友人の方のお話も申し上げたところでありますので、おそらくこうしたところからいただいてこられたんではないのかなと思っておりますので、あとは437例目の方、この方がどうかということで、今、積極的疫学調査を行っているところであります。

(時事通信社)
 濃厚接触者について、現在調査中の方は全部で30人ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。それでは、濃厚接触者の方々、それは全部という(ことですか)。

(時事通信社)
 この5人の方の濃厚接触者の調査中の方です。

(知事)
 5人の方ですね。これは、5人になるとあれやね。

(感染症・疾病対策室長)
 残り53(人)です。

(時事通信社)
 分かりました。

(知事)
 足し算をしていただいて。

(四国放送)
 残り53人を今、調査中(ですか)。

(感染症・疾病対策室長)
 現在、調整中です。

(知事)
 この5人に関わっている方。

 (時事新聞社)
 死亡者の累計は今何人になりますか。

(知事)
 16名です。

(毎日新聞社)
 435(例目)と、436(例目)と、438例目の方が、小中学生ということなんですが、各学校の対応を教えてください。

(知事)
 それぞれ、今日の段階では、休業、臨時休業という形になっています。

(毎日新聞社)
 (2月)17日が臨時休校になって、明日以降はとくにまだ決まっていないということですか。

(知事)
 様子見ですね、これからですね。

(毎日新聞社)
 435(例目)と436(例目)の方が、それぞれ、430(例目)と433例目と関連ということなんですが、この関係性を教えてください。

(知事)
 はい。これつまり、430(例目)と433例目というのは、ここで出てくる屋内施設、その従業員の方。そして、435(例目)、436(例目)は、その屋内施設の利用者ということになります。

(毎日新聞社)
 437(例目)と438(例目)の関係性も(教えてください)。

(知事)
 親子です。

(毎日新聞社)
 437(例目)の方が、438(例目)の父親ということですか。

(知事)
 そういうことです。

(四国放送)
 430(例目)と433(例目)の方は、屋内施設で働いていらっしゃった方で、一人はパートの方で、一人は会社員の方で同じ施設で働いていた。この屋内施設というのは、言える範囲でいうと、どういった施設になりますか。

(知事)
 昨日の段階では、いわゆるサービス提供という話を申し上げておりましたが、いわゆるそのサービスはどんなサービスかというと、子どもさんへのサービス提供ということになります。

(四国放送)
 学童とか、そこは限定しずらいですか。

(知事)
 そうですね、そこは限定をしないのですが、いわゆる子どもさんたちが利用をしていただく。それに対してサービスを、例えば、レクリエーションの見守りとかですね。そうしたもの、食事の提供をしたりということを行うところです。

(四国放送)
 435(例目)と436(例目)の中学生、小学生とは関係がないということですか。

(知事)
 同じ施設を使っています。

(四国放送)
 同じ施設を使っている。別に家族でもない、たまたま施設が一緒だったということですか。

(知事)
 そうです。利用者と(いうことです)。

(四国放送)
 438(例目)、小学生、中学生、これは全然学校は違うのですか。

(知事)
 (学校は)バラバラです。

(NHK)
 435例目の方と、436例目の方は、屋内施設の利用者ということで、接触者として検査を受けられたのですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 屋内施設ですか。

(知事)
 屋内施設です。

(徳島新聞社)
 同じように接触者として、検査を受けたのは何人いらっしゃるのですか。

(知事)
 はい。というよりも、ここの430(例目)、433(例目)と陽性が出たものでありますので、ここの職員の方、それから利用者、例えば、先ほどの435(例目)、(43)6(例目)は利用者ということなんですが、これらの人を濃厚接触とかいうことではなくて、全員をいわゆる接触者なんですが、濃厚接触者扱いということで、一気にPCR検査を行いました。
 内訳を申し上げていきます。まず、職員については11名、このうち2名が陽性。これが430(例目)と433(例目)。そして、利用者25名、このうち陽性が2名。これが435(例目)と436(例目)、合わせて36名を検査して、うち4名が陽性となったとなります。

(徳島新聞社)
 残りの方は陰性ということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 利用者は皆さん小中学生ですか。

(知事)
 そういうことになります。

(NHK)
 435例目と436例目の方は、ご家族であったりしますか。

(知事)
 全然関係ないです。

(NHK)
 ということは、臨時休校をしている学校は3校ということですか。

(知事)
 そういうことです。

(NHK)
 435(例目)、436(例目)、438(例目)の方のそれぞれの症状の経過を教えてください。

(知事)
 はい。それでは、435(例目)の方については、先ほど申し上げたとおり、無症状。それから436(例目)の方も無症状。そして438例目の方、この方は軽症になります。

(時事通信社)
 438例目の方は、2月8日に医療機関を受診していますが、これはコロナの検査ではなかったのですか。

(知事)
 はい。では、少し438(例目)の方の経緯、この辺りを申し上げていきます。
 この方は2月7日、発熱が38度近くあって、夜から鼻づまり、それから嗅覚障がいが出ます。そして2月8日37.8度、そして鼻づまり、嗅覚障がいはそのままと。そして2月9日解熱するんですね。そして鼻づまりと嗅覚障がい、頭痛が残る。そして、(2月)10日から(2月)16日は鼻づまりと嗅覚障がいが続くということになります。
 ということで、この方、最初に2月8日に医療機関を受診した。(2月)7日に38度近くあったということがあるんですが、(2月)8日(医療機関に)行った時、(2月)9日に自然に解熱することでも分かるように、少し経過を見ましょうということで、コロナの検査をしていない。また、そうした診断がなかったということになります。それは、翌日に解熱することでも分かるということですね。そして、先ほど申し上げたように、437例目の方の濃厚接触者として、PCR検査を受けて陽性とこういう経緯です。

(時事通信社)
 この438例目の方は、屋内施設3か所を利用されていますが、これは435(例目)と436(例目)の屋内施設とは全く別ですか。

(知事)
 別です。

(徳島新聞社)
 学校に通っている3名なんですが、それぞれ居住自治体の学校に通っているということでしょうか。

(知事)
 ここのところにつきましては、それぞれ県内の小学校、県内の中学校ということに現段階ではさせていただきます。

(徳島新聞社)
 この屋内施設というのが一体どういうものなのか、分からないんですけれども、子どもさんにうつっているということもありますし、具体的に、例えば勉強したりする施設なのかとか、遊ぶ施設なのかとか、少しイメージできるような内容を教えていただけますでしょうか。

(知事)
 はい。どちらかというと、先ほど申し上げたように、レクリエーションの見守りであったり、食事の提供、場合によっては勉強もするという、そうしたいろいろ子どもさんたちに対してのサービス提供をするというイメージということになります。

(徳島新聞社)
 中で感染が広がっているんですけれども、感染対策というのは十分施されていたのでしょうか。

(知事)
 はい。これは保健所の方が聞き取りなどを行っているところなんですが、この中身については、きっちりと対応がなされている。まず検温をしているということ、それから手洗い、手指消毒の実施、マスクの着用、換気の実施ということで、感染防止対策、こちらについてはきっちりとなされている。既に2月15日、保健所が立ち入り調査を行って、これらをチェックさせていただいております。

(徳島新聞社)
 マスクの着用だったり、手指消毒だったり、換気を施した上で、感染したということですか。

(知事)
 そうですね。検温もしておりますのでね。

(朝日新聞社)
 今のに関連して、職員と子どもとの関わりなんですけれども、対面する形になるのですか、それとも配膳みたいな形とか。

(知事)
 今申し上げたように、様々な例えば学習サポートであったり、あるいはレクリエーションの見守りであったり、あるいはおやつをあげたりということですから、当然そうした点についてのサポートをしていく。ただし、そうした対面は、なるべく気をつけられておられるといった形となります。特に、ソーシャルディスタンスは、気をつけておられたと聞いています。

(徳島新聞社)
 435例目の方なんですが、学校に登校してますけれども、クラスメイトは濃厚接触者に当たらないのかということと、部活6人ということですが、これはすいません、濃厚接触者で結構です。あと435(例目)、436(例目)、438(例目)の小中学生なんですが、それぞれ学校の生徒、職員全員検査をするようなことは、今の段階でされるのでしょうか。

(知事)
 はい。少し申し上げていきます。先ほど濃厚接触者は申し上げたとおりなんですが、435例目の方については、接触者を認定しております。クラスメイト26名。そして、別のクラスの生徒5名。そして同じ部活の生徒1名。でこの方、濃厚接触のクラブ活動6名おられたんですが、この(同じ部活の)方、実は2月13日は(学校を)休んでいたということがあるんで、濃厚接触者ではなくて、接触者と。それから、教職員が13名、合わせて接触者45名を濃厚接触者以外に認定させていただいておりますが、これらについては、既に県のPCR検査で全て陰性となっております。
 次に436例目の方、濃厚接触者は先ほど申し上げたとおりでありますが、接触者を3名認定しております。別のクラスの生徒1名、そして教職員2名ということで、この方々については、検査を行う予定となっております。
 それから438例目の方、濃厚接触者は先ほど申し上げたとおりでありますが、接触者8名を認定いたしております。これは友人4名、どんな友人かというと、一緒に登校をいつもしている仲良しの子、それから教職員4名、合わせて8名、これも本日検査予定ということになっております。以上です。

(徳島新聞社)
 435例目の方、(2月)13日は学校を休んでいたということなんですが。

(知事)
 いや(2月)13日は行ったんです。435例目の方は2月13日に(学校に)行った。先ほど申し上げたのは、接触者で同じ部活動の生徒1名が(ということです)。他の6名は濃厚接触者なのに、この人だけが接触者っていうのは、この人が休んでいたということです。

(徳島新聞社)
 屋内施設A、(屋内施設)B、(屋内施設)Cとあるんですが、先ほどおっしゃっていた同様のレクリエーションの提供であるとか、同様のサービスを提供する施設になるんですか。

(知事)
 これはあれですよね。今おっしゃっているのは、438例目の方のことですよね。これは、また別の施設でありまして、例えば屋内施設B、屋内施設C、これについては、今後、調査させていただくということになっております。

(徳島新聞社)
 小中学生の方々が行っていた屋内施設に関してなんですが、感染対策をきちんとした上での感染ということになれば、広く注意喚起する必要があると思うのですが、感染対策をきちんとした上で、今回、感染が広がってしまったというところで、原因と思われることと、これからの調べになるかもしれないんですが、施設の形態だったり、名称だったりを公表するお考えはないのかというところをお願いします。

(知事)
 はい。今、従業員の方が2名、そして利用者の方が2名陽性で、合わせて4名出たと。そして利用者、さらには従業員の方、全員の検査を一旦終えているということでありますので、この中で再び出る、あるいは、この濃厚接触者、つまり飛び火をするということで、そうなると、これはもちろんうちの専門家会議の皆さん方に諮る必要がありますが「クラスター」が認定される、あるいは「関連クラスター」が認定された場合には、当然のことながら、その公表の可否、その判断を行うこととなります。
 また、さらには積極的疫学調査も行って、どういった形で感染していったのか、そのルートであったり、どなたが持ち込んだのか、こうした点については、今後の積極的疫学調査、今もやっておりますけどね、こうしたもので、しっかりと特定していきたい、とこのように考えております。

(徳島新聞社)
 小中学校の明日以降の休校の予定であったりは決まっていますか。

(知事)
 今の段階ではまだ決まっておりません。

(NHK)
 すいません。先に6指標をお伺いしてもよろしいですか。

(知事)
 6指標、申し上げて参ります。
 まず直近の1週間、2月10日から2月16日まで37名となります。その前の週、2月3日から2月9日となりますが、ここは13名でありますので、比べると先週より多いということになります。
 次に、感染経路不明割合、こちらは37(名)分の5(名)、14パーセントとなります。ちなみに、この5名、422(例目)、425(例目)、426(例目)、427(例目)、そして430例目の方となります。
 次に病床の逼迫具合について、対現時点確保数との対比は、200(床)分の47(床)、24パーセントとなります。うち、重症者割合は25(床)分の1(床)、4パーセントとなります。
 また、療養者数、入院が今の47(名)、宿泊療養が3名、合わせて50名となります。
 陽性率は、974(名)分の37(名)、3.8パーセントとなります。以上です。

(四国放送)
 確認ですけど、437(例目)の方の陽性が確認されたのを受けて、438(例目)の息子さんが検査したということですか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 今日も一人お亡くなりになって、高齢者の方も多いですし、お亡くなりになる前にもかなり医療的なケアも必要だったかとは思うのですが、その上で県内で初めての感染者が出てから1年経って、医療機関なども、かなり負担があるかと思うのですが、県内の医療状況について、医療提供体制が逼迫しているのか、十分余裕があるのか、ご見解をお願いします。

(知事)
 はい。今、県内の6指標の点についても、毎回発表の時に申し上げるわけでありますが、そうした意味では、今の段階、医療が逼迫している、特にこうした状況にはないと考えております。
 特に、この医療の病床を占める割合においても、一番ポイントになるのは、重症割合ですね。ここのところがということで、例えば「緊急事態宣言」ステージ3から(ステージ)4に、ということは見られるわけでありますので、県としては、今の段階では、確かに今、第3波の中に日本全体があるわけではありますが、医療逼迫の状態にあるというところにはならないかと考えています。
 ただ、医療従事者の皆様方の負担感といった点では、やはり年末年始、特に1月、過去最高187(名)、4つの「クラスター」というものが出たところでありますので、そうした意味では、2月がもう少し少なくなってくれるとその負担感といったものが少しずつは癒されてくるんではないか、ただ、あれだけの数が出た後でありますので、もう少しやはり感染の数が減っていただくとありがたいな、とこのように思っています。以上です。

聖火リレーについて(質疑)

(朝日新聞社)
 今日の発表とは少し違うことなんですけれども、コロナの関連なんですが、島根の丸山知事が「聖火リレー」について、中止というようなことを今日表明されたようなんですけれども、徳島県の方はちょうどぴったりその1か月前が日程になっているんですけれども、今のところ対応は変わってないでしょうか。

(知事)
 はい。島根県の丸山知事さんが、島根県、実は累積陽性患者の数、1番少ないのが鳥取県、次が島根県、そして秋田県、徳島県、こうした順になるわけで、島根県は全国でも陽性患者の少ない県。そして、全国で唯一実は死者が出ていない県ということなんですね。
 しかし、そうした中で、東京をはじめとして、今10都府県において「緊急事態宣言」、こちらが出ている。そして、3月7日まで「緊急事態宣言」が延長になる。こうした中で、島根県も同様にやはり飲食の関係ですとか、あるいはGoToトラベルも停止ということで、県内の経済がかなり逼迫をしている。
 こうした状況の中で、いよいよ福島からスタートする「聖火リレー」、これが3月25日からスタートとなるわけで、もう間もなく1か月を迎えようとしているんですね。 こうした状況の中で、この「聖火リレー」というのは、あくまでも「東京オリンピック・パラリンピック」、これをやる前提のものと。一つの一環の行事ということの中で、本当に今の状況で海外から選手、役員の皆さん方を日本として迎え入れることができるのだろうかと、そうした人達がまずは東京に集まってくる。ただでさえ東京の医療状態が逼迫する、あるいは、最近では、変異株の市中感染ということもある中で、本当にできるんだろうかと。
 こうした危惧から、今の東京の状況といったものが、改善しない限り、事実上「東京オリンピック・パラリンピック」をやるのはなかなか難しい。そうしたことであれば、その前提条件となる「聖火リレー」、これも難しいのではないかということで、今の段階で「聖火リレー」をやめると言ったのではなくて、しばらく、このままの状況が続くということであれば「聖火リレー」、島根県はやめざるを得ないということを申し上げざるを得ないと、このように締めくくられたところなんですね。
 ということで、実は私に全国のマスコミからコメントを求められておりますので、既に全国知事会長としてコメントを発出させていただいておりますので、もしよかったらお配りを(します)。

(朝日新聞社)
 徳島県としての(お考えはどうでしょうか)。

(知事)
 徳島県としては、やはりこの「東京オリンピック・パラリンピック」、特に47都道府県が一致結束をして盛り上げていこうと、全国知事会として、推進本部も立ち上げておりますので、是非我々としては、この「東京オリ・パラ」、しっかりと盛り上げていくことができればと。
 そして、その前提となる、特にこの「聖火リレー」、東日本大震災がもうじき発災から10年を迎えようとしているところでありますので、この被災地復興のオリンピックでもある、その象徴でもありますので、この被災地の皆さん方にもしっかりと寄り添った「(東京)オリンピック・パラリンピック」にしていくことができればということで、是非「聖火リレー」についても行っていければと、このように考えています。
 ただ、ここは全国知事会長としても既に発出しているところでありますが、その意味でやはり組織委員会の方でですね、今まだ具体的にどうやっていくのかと「聖火リレー」をですね、この辺り、発表がなされていないんですよね。ですから、是非早急に「聖火リレー」の実施方法などについて、具体的な方向性をお示しいただきたいと、このように出させていただいておりますから、これは(全国)知事会長としてのコメントですが、もちろん徳島県知事としても同じ考えでありますので、その点を是非、組織委員会の方にはよろしくお願いしたい、このように考えています。

(朝日新聞社)
 関連して1点、先日の「とくしまマラソン」は中止ということになりましたけれども、時期的には4月なんで近いと言えば近い、規模は全く違うとは思うんですけれども、そういった観点から、医療関係者の負担ということも同じ目線で考えれば、逼迫ということをさっきもおっしゃっていましたが、そういうことであると、負担がかかるのではないかと思うのですが。

(知事)
 ですから、その逼迫という状況に徳島が仮になるということになった場合は、当然そうした点について(検討は行う)。ただ「徳島マラソン」と比べて、「聖火リレー」の場合には、人数が非常に少ないということがありますので、走られるランナーがですね。そこはかなり状況は違うんではないかと思っています。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 確認なんですが、439例目の方、県外を訪問とあるのですが、どちらに行かれていたのかという点と、訪問先で感染率が高いようなところを訪問していたかどうか、その点は(いかがでしょうか)。

(知事)
 はい。439例目の方、実は香川県に行かれております。そして、先ほど濃厚接触者3名のうち、友人1名、でこの方については、居住自治体に依頼済みとこのように申し上げたところでありますが、この県外の友人とともに、その県外の地におきまして、飲食されておられますので、そうした意味で、おそらくそこでいただいてきたんではないのかなと、まずはそのように考えると申し上げたところです。

(徳島新聞社)
 その友人の方が陽性となっているというような情報は把握されていますか。

(知事)
 これは居住自治体の方にお任せしておりますので、こちらでは向こうから特にどうという話は来ていません。

(読売新聞社)
 もう1点なんですが、小学生3人が通われている学校3校が臨時休業ということでしたが。

(知事)
 小学校は2つです。中学校を合わせて3つです。

(読売新聞社)
 当該のクラスだけではなく、学校全体で(臨時休業ですか)。

(知事)
 そうです。この3校とも、小学校が2(校)、中学校が1(校)、合わせて3校が(2月)17日、臨時休業となっています。

(徳島新聞社)
 ちなみに、校内で消毒作業などは既に行っているのでしょうか。

(知事)
 はい。それは全て終わっています。

(徳島新聞社)
 本日、実施されたのですか。

(知事)
 そうですね、(2月)17日。

(幹事社)
 それでは、会見を終わります。ありがとうございました。

(知事)
 はい。よろしくお願いします。

 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
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