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令和3年2月4日 臨時記者会見2 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日2月3日、医療機関経由の民間検査機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、3名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されたところであります。県内では390(例目)から392例目となります。
 それでは、感染者の概要、以下ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず、390例目の感染者についてであります。感染者の年代は30代、男性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は会社員の方であります。
 次に391例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は派遣社員であります。
 次に392例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、松茂町在住の方、職業は高校生であります。
 感染者の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願いたいと存じます。なお、3人の方とも既に新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院済みであります。
 また、現時点での濃厚接触者について、以下ご説明申し上げて参ります。
 まず390例目の方、同居のご家族3名、知人3名、合わせて6名となりますが、全て検査で陰性が確認されております。次に391例目の方、同居のご家族1名となりますが、既に陰性が確認されております。次に392例目の方、同居のご家族2名となりますが、こちらも既に陰性が確認されております。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
 「生光学園高等学校関連クラスター」について、感染者に動きがありましたので、ご報告をさせていただきます。
 392例目の方につきましては、2月1日に陽性が確認された387(例目)、388例目の濃厚接触者の方になりますので、陽性者数につきましては、これまでの44名と合わせ、これで45名となります。ということで、こちらが「クラスター表(感染状況)」となります。
 
(パネル「生光学園高等学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 こちらが、原発308例目の方、生光学園の中、そして、県立の鳴門高等学校の中、それぞれのご家族という形で出て、今回の方はこちら、387(例目)、388例目の方の濃厚接触者。330例目の方もご家族という形となりますので、今回これで合わせて45名となります。
 
(パネルを置く)
 
 本県の感染者の状況について、少し言及をさせていただきたいと存じます。
 先月1月には4つの「クラスター」が確認されるなど、新規感染者数が187名となり、これまでの最多月でありました昨年の8月の107名を大きく上回り、過去最多月を更新したところでありますが、直近の1週間の新規感染者数は先週よりも少ない11名と一応落ち着きを見せ始めているところであります。
 しかし、1月以降は連日のように、新規感染者が確認されている状況であり、県民の皆様方におかれましても、「いつ、誰が、感染しても、おかしくない」状況であるとお考えいただき、決して気を緩めることなく、感染防止対策を徹底していただきたい、改めてお願いを申し上げたいと存じます。
 また、これまで、若い皆様方への注意喚起もさせていただきました。例えば、若い皆様方はたとえ感染したとしても、「無症状」、「軽症」が多く、ネット上などでも「コロナは怖くない」こうした風潮があるところでありますが、先般の諮問会議の場でも政府分科会の尾身会長さんの方から、このたびの「第3波」、この傾向といたしまして、若者が自ら感染していることに気づくことなく、周囲の高齢者の皆様方等へうつす恐れがあること、若者自身が重症化することもあるんだということ。さらに今、感染の状況、そして、退院するまで、ここを非常にマスコミの皆さん方も注目されているところでありますが、だんだん退院された方が非常に増えてきている。ということで、今、退院後のそれぞれの皆さん方の状況、こうした点に注目が移ってきているんですね。
 そうした中で、今、若者自身が重症化する可能性とともに、退院後に全身倦怠感、呼吸困難、味覚・嗅覚障がいなどの「後遺症」に苦しむ、悩む、こうした報告が諮問会議の場でもなされたところであります。県民の皆様方、特に若い世代の皆様方におかれましては、まずは、ご自分をしっかりとお守りいただきまして、そして、ご家族、またご友人、「大切な方」に感染を広げることがないように、例えば、外出時におけるマスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがい、また、家庭内での感染が全国的に非常に多い。
 今回も今、ご覧いただいたように、2つの高校の間、またその関連のご家族が非常に多く発症されているのが「生光学園(高等学校)関連クラスター」の特色でもありますので、家庭内でのお部屋の換気、共用部分の消毒、接触感染を防ぐといった意味ですね。基本的な感染防止対策の徹底をよろしくお願い申し上げたいと存じます。そして、ご本人も含めまして、ご家族の方などで体調が悪い、こうした方がおられたら、また、ご相談を受けられた場合には、早め早めに「かかりつけ医」さんに是非電話でご相談の上、医師の指示に従っていただければと思います。
 報告は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:時事通信社)
 それでは、ご質問のある社はお願いします。

(四国放送)
 390例目の方、この方の感染経路というのはどのようなものなのか。

(知事)
 今は、まだ積極的疫学調査を行わさせていただいているところではありますが、実はこの方、発症が1月26日ということで、その2日前から状況をお聞きしております。1月24日は日曜日であったということがあるんですが、1月25日、2月1日、仕事に従事されておられまして、もちろん仕事中はマスク着けられるなど、非常に気を付けておられる方であります。
 ただ、1月25日、この時のお仕事は、実は県外出張。そして、確かに仕事として人と接することはなかったということではありますが、食事なども県外で行われておられるということがありますので、場合によっては、その県外でもらって来られたとこうした可能性も否定はできない、このように考えておりますが、引き続き、積極的疫学調査、これを行わさせていただきます。

(四国放送)
 症状は(どうですか)。

(知事)
 軽症です。

(四国放送)
 391例目の方の感染経路というのは。

(知事)
 はい。こちらについては、今も積極的疫学調査を行っておりますが、実はこの方、今症状が中等症ということで、少し聞き取り、十分にできない部分がありますので、慎重に聞き取りをさせていただきたいと思います。

(四国放送)
 派遣社員のお仕事ということですが、何か人と接触する可能性というのはあるのでしょうか。

(知事)
 この方は実は、デスクワークではなくて営業ということでありまして、そうした意味では、人と接する機会はない。特に、この感染可能期間中は、ということであります。

(四国放送)
 392例目の高校生の方は、元々は330例目から始まった方ですけれども、この方高校は別ですか。

(知事)
 そうです。この関連クラスターの2つの高校とは別の高校です。

(四国放送)
 80代ご夫婦との関係は家族(ですか)。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 ということは、330例目の方とは、兄弟ということですか。

(知事)
 (兄弟ということに)なります。

(四国放送)
 高校は別に行かれていた。表現としては公立高校(でよいですか)。

(知事)
 というか、県内の高校ということで、まあこの2つの高校とは別の県内の高校と表現をいただければありがたいと思います。

(四国放送)
 症状は軽症(ですか )。

(知事)
 軽症です。

(読売新聞社)
 392例目の方なんですが、この方は濃厚接触者として検査は受けていたのですか。その辺りの経緯をお願いします。

(知事)
 はい。この方は、今もご質問がありましたように、実は最初は330例目の方の濃厚接触者として、1月22日、PCR検査、こちらを実施して陰性となりました。
 そして、その後、今日発表したように、387(例目)、388例目の方の共通の濃厚接触者として、昨日、PCR検査を行ったところ、陽性となられたということになります。

(読売新聞社)
 この方は、2つの学校とは別の学校ということなんですが、行動歴が特にありませんが、こちらの高校への影響というのは(ありますか)。

(知事)
 はい。というのは、330例目の方の濃厚接触者となっていましたので、いわゆる1月22日から健康観察期間に入るということで、2月4日までということですから、当然学校には行けない、ということで影響はございません。

(朝日新聞社)
 生光学園(高等学校)を含め、合計4校にまたがったということになるのですか。

(知事)
 結果としては、そういうことになりますが。

(朝日新聞社)
 延べではなく、4校ということですか。

(知事)
 ここのところはあえて、どことどこが一緒とかですね、そうしたことは申し上げない状況になっていますので、まずは生光学園(高等学校)、ここから出て、鳴門高校こちらでと。あとそれ以外でご家族の方で、そういった県内の高校生がいるということになります。

(徳島新聞社)
 2点確認なんですが、390例目の方が、(1月)25日に県外に行かれていたということなんですけれども、どちらに交通手段はどういった方法で行かれたのでしょうか。

(知事)
 はい。この方自家用車で行かれて、香川県です。

(徳島新聞社)
 その先では、人と接触はしていない(のですか)。

(知事)
 仕事の上ではという限定にしてください。

(徳島新聞社)
 食事はお一人で摂られたのですか。

(知事)
 当然、お一人で行かれていますので。

(徳島新聞社)
 一人で食事を摂られたのですけれども、そちらで感染した可能性もあるのではないかということですか。

(知事)
 それは否めないということですね。ただ、今積極的疫学調査をやっておりますので、その感染可能期間2日前より前の部分も遡って調べさせていただいています。

(徳島新聞社)
 391例目の方なんですけれども、営業と言いますと一般的に人とお会いしたりする職種かと思うのですが、営業職だけれども、この感染可能期間には、仕事上で人と接していなかったということですか。

(知事)
 そういうことですが、あまりその人と接する機会の多い営業ではないということです。

(NHK)
 10代の男子高校生の方なんですけれども、検査を受けられたのは合計2回ということですか。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 1回目が1月22日(ですか)。

(知事)
 そうです。1月22日です。

(NHK)
 確認なんですが、関係性としては、お孫さんということですか。

(知事)
 387(例目)と(38)8(例目)の方との関係は、そういうことになっています。

(徳島新聞社)
 390例目と391例目の方で、検査に繋がった経緯を詳しく、こちらにだいぶ書いていただいているのですが、他の部分でお願いします。

(知事)
 はい。分かりました。では、少し390例目の方からお話を申し上げます。390例目の方、発症日は1月26日に遡ります。1月26(日)から(1月)31日、頭痛、全身倦怠感、そして関節・筋肉痛が。そして、2月1日から2月3日、今の症状に咽頭痛が加わる、ここで自分でお薬を飲まれます。
 ということで、これだけ長い間、症状が改善しないということで、2月2日、医療機関、こちらを受診されます。そして、ここの医療機関からもう一つの医療機関、実は最初に受診された医療機関は、診療・検査協力医療機関ではなかったということもありまして、診療・検査協力医療機関の方へ紹介を受けて、同日にですね。そして、PCR検査、民間の検査機関を経由いたしまして、そして陽性と判明したと、こういう流れとなります。
 次に391例目の方、この方も発症日は1月26日となります。実は出勤された後に発熱が分かります。ということで、出勤1時間で早退される。この時の発熱が37.2度。そして、1月27日から2月3日にかけて、37度台の熱が続く。一旦下りたりと、こう繰り返すということになります。
 そこで、1月28日、(1月)30日、2月2日に医療機関を受診されます。それでも、症状が改善しないということで、3度目の2月2日、この最初の医療機関から紹介を受けた次の医療機関、こちらを受診されまして、翌2月3日、PCR検査実施となりました。そして陽性と。今申し上げた2つの医療機関につきましては、診療・検査協力医療機関ではございません。以上の状況です。

(徳島新聞社)
 391例目の方が受けたPCR検査は、民間のPCR検査ですか。

(知事)
 いいえ、これは県です。つまり、ともに診療・検査協力医療機関でない(ということです)。

(徳島新聞社)
 これは、病院から県の方に相談があってということですか。

(知事)
 そうです。保健所に(相談がありました)。

(徳島新聞社)
 390例目の方なんですけれども、屋内施設Aと(屋内施設)Bを利用されておりますが、これがどんな施設なのかというのと、(1月)30日に飲食店を利用となっておりますが、飲食店、屋内施設両方ですね、どんな施設なのか、施設名を公表するお考えがあるかどうか、というのをお伺いします。

(知事)
 はい。分かりました。まず1月26日に屋内施設A、こちらはマスク着用ありで、1時間程度利用されております。保健所の聞き取り調査によりますと、マスクの着用、あるいは消毒の実施、常時換気、感染防止対策が講じられている。こうした点がありまして、現時点では施設名の公表を行う予定がございません。
 そして、次に1月28日と2月2日、屋内施設Bを利用されています。ご本人はマスクの着用ありで、両日とも1時間程度利用されておられます。そして、保健所の聞き取り調査によりますと、マスクの着用、間仕切りの設置、利用者間の距離の確保、ソーシャルディスタンスですね。これら感染防止対策がなされているということで、この施設についても公表の予定はございません。
 そして次に、1月30日、飲食店を利用されています。実はこの時、濃厚接触者となったご家族3名、そして知人3名とご本人合わせ7名で、2時間程度利用されておられ、そしてこの6名を濃厚接触者として認定させていただいております。
 この飲食店については、2月3日に保健所が立ち入り調査、既に行っておりまして、消毒の実施、換気の実施、仕切りの設置などの感染防止対策がとられておりますので、こちらも店名の公表については行う予定がございません。以上です。

(徳島新聞社)
 391例目の方は中等症ということなんですが、どういった状況なんでしょうか。

(知事)
 はい。肺炎の症状があります。

(時事通信社)
 では、6指標をお願いします。

(知事)
 それでは、6指標を順次発表させていただきます。
 まずは、直近1週間、冒頭のご挨拶でも申し上げましたが、1月28日から2月3日まで11名となります。そして、その前の週1週間との対比、前の週は1月21日から1月27日、44名ということですから、先週よりも少ないということになります。
 次に、感染経路の不明割合、11(名)分の2(名)、18パーセントとなります。ちなみにこのお二方、382例目、385例目の方となります。
 次に、病床の逼迫具合についてであります。現時点確保数との対比、200(床)分の38(床)、19パーセントとなります。うち、重症者につきましては、25(床)分の3(床)、12パーセントとなります。
 次に、療養者数については、今申し上げた入院の方が38名、宿泊療養が2名、ちょうど40名となります。
 最後、陽性率についてですが、1,226(名)分の11(名)、0.9パーセントとなります。以上です。

飲食を伴う慰労会への参加に関しての見解について(質疑)

(徳島新聞社)
 最後に、コロナ関連なんですけれども、知事が12月に2会派と食事をされたことに対しまして、最初は感染対策をしていたので問題なかったとの見解を示されていて、その後に、撤回されて、撤回というか謝罪をされたのですけれども、その経緯であるとか、理由を教えてください。

(知事)
 はい。12月4日、その後、二つの会派の皆さん方と、議会後のいわゆる慰労会といいますか、これにお招きをいただいて、参加させていただきました。この時、当然のことながら、確かに感染拡大、それの防止。積極的ないわゆる感染防止対策を行っていただいているところで、是非取っていただきたい。できるのであれば、少人数、例えばこれも西村大臣が最初この少人数といった、つまり5人以上のグループが感染する確率が高いと。こうした中で、例えば12名で行うという場合であれば、4(名)、4(名)、4(名)、それぞれのグループに分かれてやっていただきたい。こうした対応が、ということでありましたので、そのように会場がほぼなされていたと。
 もちろんそうした会に行かない。こうした選択肢も、もちろんあるわけでありますが、しかし、そうしたところに参加して、あえて飲食店の皆様方の「新しい生活様式」、これを応援しようと。そうした皆様方にエールを送る。
 当然のことながら、これは飲食店に対しての社会経済活動、これをお支えする。これを進めようとする、応援をする皆様方に、私としても、その状況などについても確認をさせていただけると、こうした機会にもなるということで、その後、お聞きされた時には「感染対策がなされておりましたよ。そして、社会経済活動、これをしっかりと維持をしていく、こうした点が必要である。」この点を申し上げました。
 ただ、もちろんのことながら、県民の皆様方で、多くの皆さん方がそうは言っても自粛をしよう。特に、医療機関の皆様方は、例えば、家へ帰ってうつす可能性がある、そうした場合に、県で用意をした宿泊施設、こうしたところを活用される。細心の注意をされている。そうした皆さん方たちに、確かに寄り添った対応ではないことになります。
 まさに今、感染拡大の防止と社会経済活動、その維持、非常に難しい2つ、これを両立させていかなければいけない。
 これはつい先般、1月7日、再びの「緊急事態宣言」となった時の「緊急事態宣言」発動以外のいわゆる道県に対して、国の基本的対処事項にも、感染拡大の防止と社会経済活動の維持、その両立、これを持続可能なものにする。そのためには、「新しい生活様式」を社会経済活動の中に定着をさせる。このように国も書き、徳島県も書いているんですよね。
 ということで、この2つ、二律背反をするとも見られる難しい点、今回は1月29日に県議会のご了解もいただいて、緊急の補正予算、こちらを編成させていただき、同日にご議決いただいた。その中心は、今回の「緊急事態宣言」の発動、社会経済活動を一気にダウンをさせてしまう。ほとんどの分野に対しての「緊急事態宣言」、いわゆる営業時間の短縮、あるいは休業要請ということではなくて、あくまでもリスクがやはり高いと言われる「飲食」、こちらに時短要請をかける、こうした点に集中をしたということがありましたので、当然これは「緊急事態宣言」を発動された11都府県というだけではなくて、徳島をはじめ、それ以外の道県においても、大変大きな飲食はインパクトを受ける、影響を受ける、ということがありましたから、今回は応援事業ということで、「新しい生活様式」に則る2つのパターン、1つは自ら意識高く、そして、「新しい生活様式」こんな点、特色を持っていますよと。そうした「スマートライフ宣言」、これを行っている、これから行おうと、こうした皆様方には10万円を。
 さらに、業界のガイドラインに則り、それぞれの業界の方で確かにそのガイドラインどおりになっている、このように認定された場合に、すだちくんのステッカー、こちらを差し上げる、いわゆるガイドライン認定店、こちらについては50万(円)。
 そして、今回「緊急事態宣言」が3月7日まで延長となりましたので、3月7日までに、このガイドライン、これに則った対応をする。それぞれの組合に入って行う、これも一つ。そうではなくて、飲食の関係、例えば小料理屋さんとお寿司屋さんと、ワンショットバーの方と、あるいはスナックの方。こうしたジャンルがあるわけなんですが、そのうち2つ以上で任意の組合を作り、お互いにガイドラインに則る形でチェックをしていただき、そしてその組合の規約を作る。こうした場合でも、それがきっちりと対応できるということであれば、50万(円)を。
 こうした形で、一歩踏み込んだ、特に飲食の皆様方の大打撃、これをなんとか防止していく、お支えしていく、この対策が取りまとまりましたので、その議会の冒頭の提案理由、この中で、今、徳島、確かに先ほどもお話を申し上げたように、1月は過去最多の新規感染者発生月、187名、結果としてなるわけでありました。
 こうした点ではあるわけなんですが、これまでの累積での感染者数、こちらが1番少ないのが鳥取県、2番目が秋田県、島根(県)と秋田(県)が3番目、2番目これ割と日々、入れ替わるんですが、そして4番目が徳島県と。ここまで低く抑えられている。
 こうした点は、やはり、医療従事者の皆様方の献身的な対応と、そして、多くの県民の皆様方が、非常に行動変容ということで、自制をいただいている。こうした点について、この結果が表れていると。これに当然、感謝を申し上げるとともに、経済活動に対しての支援を一旦取りまとめることが一応できましたので、今度は、そうした自粛など、強力にやっていただいている県民の皆様方に、さああの2つの会合に参加したことが、果たして寄り添った対応になっているのか、なっていないのか。これは、やはりなっていないであろうと、大変申し訳ない。ということで、大いに深く反省していますと。こうした点を申し上げたところでもあります。

(徳島新聞社)
 何か県民の方の声が耳に入ったことによって、お考えを変えられたのか、現在、おしゃっていたような状況を考慮して、ご自分でご判断をされたということでしょうか。

(知事)
 これは当然、両方の声が当然入っていると。一つは飲食店の皆様方からすると、そうしたことで、飲食業界をしっかりと守るんだというメッセージを出した。こうした点へのお考えと。
 しかし、その一方で、非常に行動規範、行動変容というものを非常にストイックにやっていただいている皆さん方、あるいは医療従事者の多くの皆さん方からしてみると、「自分たちに寄り添った対応ではないよね」こうしたご意見、両方をいただいておりますので、両方に対して、一つの回答でお答えをできるというものではないんですね。
 先ほど申し上げた、1月7日の「緊急事態宣言」が出された後の「緊急事態宣言」対象の道県以外の道県ですね、徳島もそうですが。ここの基本的対処方針、この中では、はっきりと2つを守らなければいけない。感染拡大の防止と社会経済活動の維持、この両方をしっかりとやる。
 そして、その中でキーワードとなってくるのが「新しい生活様式」。これを社会経済活動の中に、定着をさせていくんだと。非常に二律背反をするとも見られる難しい点。まずは、一番打撃を受けておられます飲食の皆様方に、しっかりと応援をしていく、寄り添うと。
 しかし当然、今度は、それができあがった、ある程度できたということであれば、今度は逆に厳しい行動変容をしていただいて、ストイックに対応し、結果として、徳島県が感染者数が全国で累計4番目に少ないと、こうした結果を出していただいている。
 もちろんこれは、「新しい生活様式応援助成金」を、全国で唯一徳島が行っているわけでありますが、こうしたことに応じていただいた多くの飲食店の皆さん方のご協力もその一つということになりますので、やはり、それぞれの皆様方に対し、さあ寄り添えているのか、寄り添いていないのか。同時に言うのは非常に難しいもんですから、1月29日これを機会にそれぞれ申し上げさせていただいた、ということになります。

(徳島新聞社)
 県の(徳島県新型コロナウイルス)対策本部会議の後はですね、知事が会見を開いて、県民へのメッセージであるとか、県の対応についてご説明されてきたかと思うのですが、先日、(徳島県新型コロナウイルス)対策本部会議後の会見がなかったり、この1週間、コロナの会見も、知事が出てこられなかったりといったことがあったのですが、これは何か方針が変わったということなのでしょうか。

(知事)
 前回、(徳島県新型コロナウイルス)対策本部会議の後は、例えば県民の皆さん方に呼びかけるという新たなものがなかった。というのは、「緊急事態宣言」の延長ということで、栃木県が外れると。
 例えば、四国の中でどっか、例えば、今、感染一番多いのが愛媛(県)、次高知(県)、そして香川(県)、そうしたところが例えば加わる、というようなことになった場合は、県民の皆さん方に、やはり「感染が近づいてますよ。」というアナウンスはしなきゃいけない。
 しかし、栃木(県)が外れた。つまり、「緊急事態宣言」をやっていく、今回飲食に重点的にやる、一定の効果があるということでありますので、逆にあまりアナウンスを出すと「大丈夫なんかな。」こうなってしまってもいけないということで、そうした意味では、特に呼びかける部分ではなかったものですから、また(徳島県新型コロナウイルス)対策本部、徳島県の場合には、全部フルオープンでやっておりますから、そうした形をとらせていただいたと。
 それから次に、昨今の、この今日の臨時会見なんですが、これまでもそうだったんですが、やはり例えば、クラスターの中の既に濃厚接触者と認定されて、今日も一人おられましたが、いわゆる健康観察期間中に再び出たといった場合は、我々の囲い込みの範囲内ということで、それは新たなものとあまり考えない、という形で。また数的にも、例えば、お一人とかお二人とか、あるいは、今日も3人なんですが、そうした場合は部長に任せるところは任せましょうと。
 ただ、今日のこの3名の内容をご覧いただくと、お二人が新発、ただひょっとするとこれ分かりませんけどね、感染経路、あるいはその積極的疫学調査の結果、どこかとくっつくということもあるのですが、今の段階では、それは分からない。つまり、お二人新発が出た。そして、お一人は「クラスター」の関係ということがあったので、今日はあえて会見をさせていただくと。
 そして、若い皆さん方への呼びかけ、これまでもさせていただいておりますが、やはりこういった点についても、昨今、マスコミの皆さん方もだいぶ、新発でということよりは、退院をされた方もものすごい数になってきていますので、こうした皆様方のその後の様子、つまり後遺症ですね。こうしたところを、しっかりとアナウンスする必要がある、ということもありましたので、既にこれまでも申し上げてきていましたけどね。あえてまた申し上げさせていただいたということになります。

(幹事社)
 では、終わります。ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございました。

 
知事からのご挨拶
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