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令和3年1月27日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、私の方から発表させていただきます。
 昨日1月26日、医療機関、また、医療機関経由の民間検査機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、4名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されたところであります。県内では372(例目)から375例目となります。
 それでは、感染者の概要について、以下ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず372例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして373例目の方、年代は60代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職であります。
 次に374例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は高校生であります。
 次に375例目の方、年代は50代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社役員であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、372(例目)、373例目の方は既に入院済み、374(例目)、375例目の方は入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者について、以下申し上げて参ります。372例目の方、おられません。373例目の方、同居のご家族1名となりますが、既に陰性が確認されております。次に374例目の方、同居のご家族4名となります。そして、375例目の方、仕事上の関係者3名となります。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願いいたします。
 昨日、「生光学園高等学校関連クラスター」で感染者に動きがございましたので、ご説明させていただきます。
 1月22日、陽性が確認された344例目の濃厚接触者1名の陽性、374例目の方となりますが、こちらが確認され、全体で39名の「関連クラスター」となったところであります。ということで、こちらをご覧をいただければと思います。
 
(パネル「生光学園高等学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 今回、344例目の方の関わりでということで、374例目の方、こちらが陽性となった「県立鳴門高等学校」の生徒さんということになりまして、これによって、今回「県立鳴門高等学校」が12名発症となりましたので、全体としては、39名の「関連クラスター」ということとなります。
 
(パネルを置く)
 
 そこで、今、受験期でもあるということがございまして、「県立鳴門高等学校」におきましては、「関連クラスター」ということで、学校名が公表されたこと、また年度末に差しかかる大切な時期でありますことから、生徒さんの心の状況が心配されるとのことから、「24時間子供SOSダイヤル」や、「こころとからだのサポートセンター」、さらにはLINEによるSNS相談窓口の活用について、生徒さんへの周知をより一層徹底するため、相談窓口一覧表、こちらをオンラインを通じまして、全生徒さんに向けて、本日の午後、配布する予定でありまして、こうした表をお配りをしようということでありまして。
 
(パネル「ひとりで悩まないで~あなたにとって一番よい方法を一緒に考えましょう~」を掲示)
 
 表題としては「ひとりで悩まないで~あなたにとって一番よい方法を一緒に考えましょう~」ということで、特に不安や悩みがある時は学校や担任の先生に相談をしましょう。
 また、その他に「24時間子供SOSダイヤル」をはじめ、次の相談窓口も活用してくださいということで、ここには大きく2つ、1つは困ったときの相談窓口として、今、ご紹介した電話による「24時間子供SOSダイヤル」フリーダイヤルになっておりまして、0120-0-78310。それ以外にも「こころとからだのサポートセンター」であったり、あるいは「みんなの人権110番」、法務局の関係ですね。あるいは児童虐待、あるいは児童相談、こうしたものについての全国的な共通ダイヤル、短縮ダイヤル「189」というものもございます。また、やはり若い皆さん方はSNS、特にLINEをよく使われますので、LINEによる相談窓口、「とくしま生徒の心の相談2020」、こちらについて、二次元バーコード、こちらも付させていただいておりますので、こうしたものを生徒さんたちに配信させていただくところであります。
 
(パネルを置く)
 
 また、臨時休業期間中ということで、2月4日が特色選抜ということもありますので、授業再開が2月5日からと昨日も申し上げたところであります。生徒さんの学びを止めてはならない、学びの保障をとこうした認識の下、あらゆる手段を講じまして、学びの継続、充実に取り組むことといたしているところであります。
 少し具体的にその事例を紹介申し上げて参りますと、本日からオンラインで SHR、ショートホームルーム、まずはこれを実施いたしまして、クラス単位で生徒さんに規則正しい生活、こちらを促そうと。何といっても、授業の再開が2月5日となりますのでね。それとともに、家庭学習の進め方などにつきましてクラス担任と生徒さんが双方向のやり取りを開始しているところであります。
 さらに各家庭との通信環境、こちらを十分に確認させていただいた上で、明後日29日の金曜日から授業の時間割を決めまして、オンラインで授業を行う予定といたしております。今後とも、学びの保障の実現に向けて教育委員会挙げて全力を尽くして参る所存であります。
 このようなことで、ひとたび、新型コロナウイルス、こちらを学校内あるいは施設内に持ち込んでしまいますと知らず知らずのうちに、周りの方々に感染を広げてしまう恐れがあります。
 まずは、学校などの施設内に新型コロナウイルス、こちらを持ち込ませない。そのためには、ご本人が体調の変化、こちらを感じた時にはもしかしてとの気づきを是非持っていただいて、行動を控えていただく。また、周りの方におかれましても、咳をされている。また「体調が悪そうだなぁ」、こう見えた場合にはお声掛けをいただいて、是非「お休みされたらどうですか」あるいは「かかりつけ医さんへ電話で相談をされたらいかがですか」とちょっとしたアドバイス、これをお願いいたしたいと思います。
 また、県民の皆様方には「もう耳にタコができるよ」、このようにおっしゃられるかと思いますが、外出時におけるマスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがい、また家庭内での部屋の換気。また、共用部分における消毒、接触感染を防ぐということなんですが、こうした基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたしたいと思います。
 なお、今回出た「クラスター」の要因とも考えられる学校や職場における場面の切り替わり。特に勤務時間から休憩時間、学校であれば、授業中から休憩時間、そして、放課後など緊張した場面から解放された、よかったっていう気が緩む場面、ついマスクを外して会話が弾んでしまうと、あるいは飲食をしながら会話を楽しんでしまうなど、こうした場面の切り替わりには是非ご注意いただければと思います。
 また、本日発表した方の中には実は長らく症状があったにも関わらず、たまたま熱がなかったなどということで、外出などの行動を続けられまして、多くの人と接する機会を持ってしまった、こうした方がおられます。多くの皆様方が接触者となり、場合によっては検査を受け、そして陽性になるという危険性もあるわけでありますので、是非ご本人を含め、ご家族の皆様方におかれましても、「どうも体調がすぐれないようだな」と思われた場合、あるいはそのように見えた場合には是非早め早めの「かかりつけ医」への電話でのご相談をする、あるいはお勧めをいただきたいと思いますので、この点につきましては、是非よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:読売新聞社)
それぞれの方の症状の程度からお願いします。

(知事)
はい。では以下、申し上げて参ります。
372例目の方、軽症です。373例目の方は、中等症となります。374例目の方、軽症です。そして、375例目の方、軽症となります。

(読売新聞社)
先ほど説明がありましたが、374例目の方は、鳴門高校の生徒さんで、344例目の方の濃厚接触者ですか。

(知事)
そうです。

(読売新聞社)
これは、友人ですか。クラスメイトですか。

(知事)
クラスメイトです。

(読売新聞社)
先ほど、心の状態が心配という話があったのですが、例えば学校の方から具体的にこういった事例が挙がっているとそういった事例はあるのでしょうか。

(知事)
というよりも、長らくいわゆる年度末、一番重要な時期ですよね。進級を控える、あるいは受験の時期ということもありますので、確かに、3年生の皆様方は、授業で出てくるということはないわけなんですが、進路指導、こうしたものもあったりしますので、一番重要な時期、特にメンタル的に非常に複雑な環境に置かれる時期ということがありますので、先ほど申し上げたような形で、教育委員会、そして、鳴門高校の方で対応を進めようと。
こうしたことについては、これは決して、鳴門高校だけの話ではなくてですね、そうした感染がもし起こった場合、あるいは、そうした可能性がある、そうした場合にも有効に活用ができるということになりますので、一つの先発事例と、このように捉えていただければと思います。

(読売新聞社)
今日から鳴門高校の方で、オンライン、ホームルーム、ショートホームルームということなんですが、これは、3年生は違う、1、2年生ですか。

(知事)
3年生はほとんど今、授業に出てきていませんので、先ほど申し上げたように、ただ、進路指導、こうした点はありますし、逆に生徒さんの方から、先生に是非相談したい。こうしたこともありますので、その意味ではSNS使いますと、双方向で対応できるということもありますから、対象としてはもちろん1、2年が中心、ただ今申し上げたように、進路指導など、様々な点で不安、これが増してくる時期でもありますので、双方向での対応ができるようにしていこうということです。

(読売新聞社)
ということは、(1月)29日からのオンライン授業というのも、1、2年生が主ということですか。

(知事)
(1、2年生が)が主です。はい。

(読売新聞社)
372例目の方なんですが、274例目の方の濃厚接触者ということなんですが、これはどのような関係なんでしょうか。

(知事)
はい。274例目の方、この方とのいわば職場の同僚ということになります。

(徳島新聞社)
今、職場の同僚とおっしゃったのですが、372例目の方は、無職というふうになっているのですけれども。

(知事)
もう今は辞められています。その当時ということです。

(徳島新聞社)
それぞれの方の症状の経緯を簡単にお願いします。

(知事)
はい。では、372例目の方から申し上げて参ります。372例目の方、発症は1月25日。この時には、発熱37.7度、そして、咳、全身倦怠感、(1月)26日37.4度の発熱と咳ということになります。
それから、次に今度は、373例目の方、発症は1月16日、そして、1月16日から(1月)26日まで、咳、呼吸困難、鼻水、そして、全身倦怠感、かなり長い間、症状が続くこととなりました。
そして、次に今度は374例目の方、発症日は1月24日、咳が。そして(1月)25日には37.1度、発熱と頭痛が。1月26日37.0度、そして、頭痛が残ります。
次に、375例目の方、発症日が1月22日、咽頭痛が。(1月)23日、咳が加わります。(1月)24日、37度台の発熱が加わるとともに、味覚障がいが出てくる。そして、悪寒がされました。次に1月25日、39.2度発熱と頭痛が。1月26日、39.0度と頭痛が残ります。以上です。

(徳島新聞社)
373例目の方は中等症ということですが、具体的にどういった症状ですか。

(知事)
はい。肺炎の所見です。

(徳島新聞社)
長期間に渡って、症状があったということなんですが、(1月)23(日)、25(日)に、医療機関を受診されているようなんですけれども、ここで検査に繋がるということはなかったのですか。

(知事)
やはり、この発熱がないというところが、少し判断が難しかったところではないかと思っています。

(徳島新聞社)
(1月)26日の医療機関Bで検査を受けられたということですか。

(知事)
そうです。(医療機関)Aの方から紹介を受けてということになります。

(徳島新聞社)
PCR(検査ですか)。

(知事)
いいえ、抗原の定量検査です。

(徳島新聞社)
373例目の方と375例目の方の感染経路は。

(知事)
はい。まず、373例目の方でありますが、今調査中といたしております。ただ少し中等症、肺炎の所見ですので、聞き取りがやや難しいところがあります。そして次に、375例目の方でありますが、ただいま調査中であります。

(徳島新聞社)
372例目の方と374例目の方は、一度検査は受けていらっしゃったのですか。

(知事)
そうです。

(徳島新聞社)
それぞれいつ受けたのですか。

(知事)
はい。まず372例目の方、この方につきましては、274例目の方の濃厚接触者として、1月16日、検査を受けて陰性となっております。そして、その後は、健康観察期間中であったということです。
次に、374例目の方、この方は344例目の方の濃厚接触者ということで、1月22日に検査を受け陰性と。その後、健康観察期間中になって参ります。以上です。

(徳島新聞社)
373例目の方なんですけれども、屋内施設を利用されているのですけれども、これはどういった施設なのかという点と、同じ施設を使われていたという点の確認なんですが。

(知事)
はい。ずっと同じ施設で。スポーツとかそういう施設ではありません。

(徳島新聞社)
複数日利用されているのですけれども、接触者はかなり多いということですか。

(知事)
おっしゃるとおりです。接触者、この方1月15日、そして、(1月)18(日)から(1月)20日、(1月)22日、(1月)25日と屋内施設を利用されているんですね。そして、マスクを着用し、1時間程度ということではありますが、しかし、多くの皆さん方と接する。また、この方は(1月)16日から症状がずっとあるということですから、症状がありながらも、確かに、発熱はなかったわけではありますが、これだけ多くの症状がありながら、ずっと使われたということがありまして、結果として、接触者37名を認定させていただいておりまして、検査に移っていただく予定としております。

(徳島新聞社)
37名の方なんですけれども、この同じ屋内施設を利用した方ですか。従業員の方もいらっしゃるのですか。

(知事)
いや、この利用者です。

(徳島新聞社)
利用者で37名(ですか)。

(知事)
はい。

(徳島新聞社)
375例目の方、仕事上の関係者3名が濃厚接触者となっているのですけれども、接触はどういうふうにされたのか。

(知事)
はい。375例目の方につきましては、お仕事の形態、こちらについては、デスクワークということになります。そして、仕事(1月)20日から(1月)22日まで、従事されておりますので、実は、仕事上の関係者3名ということで、この方々とは、1月22日に飲食店を利用しながらの2時間半のお仕事ということがありましたので、やはり、ここのところについては、濃厚接触者として認定させていただいておりますが、1月20日から22日、ここで実は、仕事関係の皆さん方が6名、今、認定されておりまして、それぞれが果たして濃厚接触者となるのか、あるいは、接触者となるのか、こちらについては、保健所が今日、立ち入りを行って、そして、その判定をすることといたしております。

(徳島新聞社)
この6名というのは、既に濃厚接触者となっている3名の方を除いてということですか。

(知事)
そうです。

(徳島新聞社)
1月22日は会食ということですかね、ご飯を食べながらのミーティングというか。

(知事)
ただこれは、プライベートでということではなくて、あくまでも仕事の関係で会食をされています。

(徳島新聞社)
確認なんですけれども、昨日の369例目の方の濃厚接触者の生徒さんは、全員陰性と判明したということですか。

(知事)
はい。全員陰性とお考えください。

(朝日新聞社)
最後に6指標をお願いします。

(知事)
はい。それでは、6指標について申し上げて参ります。
それではまず、直近1週間の新規報告者数ですが、1月20日から1月26日、64名となります。
次に、先週1週間との対比でありますが、先週の1週間は、1月13日から1月19日の1週間、43名ということですので、先週と比べ多いとなります。
次に、感染経路不明割合、64(名)分の7(名)、11パーセントとなります。ちなみにこの7名でありますが、以下、申し上げて参ります。312(例目)、313(例目)、315(例目)、351(例目)、357(例目)、359(例目)、そして360(例目)の7名となります。
次に、病床の逼迫具合、対現時点確保数200(床)分の60(床)、30パーセントとなります。うち、重症者割合、25分(床)の1(床)、4パーセントとなります。
そして、療養者数でありますが、今申し上げた入院が60名、そして宿泊療養が41名、合わせて101名となります。
そして6番目、陽性率でありますが、2,060(名)分の64(名)、3.1パーセントとなります。以上です。

(幹事社)
それでは、これで終わりたいと思います。

(知事)
はい。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。

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