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令和3年1月25日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から発表させていただきます。
 昨日1月24日、徳島県立保健製薬環境センター及び保健所の検査によりまして、5名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では364(例目)から368例目となります。
 それでは以下、感染者の概要をご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず364例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は無職であります。
 365例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は高校生であります。
 次に366例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、松茂町在住の方、職業は高校生であります。
 次に367例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は高校生であります。
 次に368例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、上板町在住の方、職業は高校生であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者について、以下申し上げて参ります。
 まず364例目の方、同居のご家族2名となりますが、昨日の検査で陰性が確認されております。次に365例目の方、同居のご家族4名、ご友人1名、合わせて5名となりますが、このうちご友人1名につきましては、既に陰性が確認されております。次に366例目の方、同居のご家族2名となります。そして、367例目の方、同居のご家族2名となります。最後に368例目の方、同居のご家族5名となります。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
 次に昨日、2つの「クラスター」で感染者に動きがありましたので、以下ご説明を申し上げます。
 まず「生光学園高等学校関連クラスター」におきまして、昨日、「鳴門高等学校」の生徒4名の陽性、365(例目)から368例目が確認され、全体で35名となったところであります。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「生光学園高等学校関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 こちらがまず、「生光学園高等学校」の関係、そして、それぞれご家族に飛び火がした部分、ご友人、そして、「県立鳴門高等学校」、こちらが、今回で9名となりまして、それぞれ(1月)19日、(1月)20日、(1月)21日、(1月)22(日)、そして、(1月)24(日)と(陽性が確認され、)合計で35名の今、「関連クラスター」となっているところであります。
 
(パネルを置く)
 
 次に、今、ご覧をいただきました「鳴門高等学校」の対応についてであります。
 明日1月26日も臨時休業とさせていただきます。
 次に「徳島穴吹カレッジ関連クラスター」におきまして、昨日363例目の方の濃厚接触者1名の陽性、こちらが364例目の方となりますが、こちらが確認され、全体では11名の「クラスター」となります。ということで、こちらをご覧いただきます。
 
(パネル「徳島穴吹カレッジ関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 まずは「徳島穴吹カレッジ」こちらの方で陽性が出て参りまして、順次こちらが拡大をして参ります。そして、(1月)19(日)、(1月)23(日)、ご家族へ、関係者へと。そして今回、ご家族の方、もうお1人新たに出たということになりまして、合計で11名の「関連クラスター」という形となります。
 
(パネルを置く)
 
 昨日、(陽性が)確認された、今申し上げた5名の皆様方につきましては、実は一度濃厚接触者として検査を受け、陰性が確認された方々であります。このように、一旦、陰性と判定されてから時間を置くと症状が現れ、再検査をすると陽性となるケースが見受けられるところであります。検査で陰性が出たからといって、安心をし、そして、周りの皆様方に対して、こうして影響を及ぼしてくるということもありますので、是非保健所の指導をよく聞いていただきまして、ご自分はもとよりのこと、周りの大切な方を守る対応を是非よろしくお願いを申し上げたいと思います。 引き続き、積極的疫学調査及び濃厚接触者の健康観察を進め、全力で感染拡大防止に努めて参りたいと考えております。
 そして、県民の皆様方には「耳にもうタコができるよ」とおっしゃられることは、十分承知の上で、繰り返しお願いをさせていただきたいと存じます。外出時のマスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがい、そして、家庭内における部屋の換気、接触感染防止という観点からは、共用部分の消毒など「基本的な感染防止対策」の徹底をお願いをいたしますとともに、今回出た「クラスター」の要因とも考えられる学校や職場における場面の切り替わり、特に勤務時間から休憩時間、授業中から休憩時間及び放課後など、気がどうしても緩んでしまう場面でつい開放感からマスクを外してしまって会話を行う、あるいは飲み食いをしてしまうなど、是非ご注意をお願いいたしたいと存じます。
 また、ご本人も含め、ご家族の方などで体調が悪い、あるいはどうもおかしい、こうした皆さま方がおられましたら、早め早めに「かかりつけ医」の皆様へ電話でご相談の上、医師の指示に是非従っていただきたいと思います。
 最後に2点、ご報告をさせていただきます。
 まず第1点目は、残念なご報告を申し上げなければなりません。昨日1月24日、新型コロナウイルス感染症で、県内の医療機関に入院されていた80代以上の方1名がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表したいと存じます。
 なお、性別など詳細の情報につきましては、ご遺族の皆様方にご配慮をし、公表を差し控えさせていただきます。報道機関の皆様方におかれましては、お亡くなりになられた方、またご遺族のプライバシー保護に十分ご配慮いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチームの発足について(説明)

(知事)
 次に2点目、本日午前でありますが、「第1回徳島県新型コロナウイルスワクチン接種調整会議」を開催したところでありますが、ワクチンの速やかな接種に向けた体制整備が今、全国で求められているところであります。
 こうした喫緊の課題に加え、現下の感染拡大の状況にしっかりと対応していくため、本日、総員134名で編成いたします「新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチーム」を発足することといたしました。ということで、こちらがその概要となります。
 
(パネル「新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチーム」を掲示)
 
 今、申し上げたこのプロジェクトチーム、なぜ立ち上げなければならないのか、これは全国的な課題、また県内の状況についてであります。まず、全国的に見た場合には言うまでもなく、再びの「緊急事態宣言」発令となったところであります。また、「変異株」、こうした言葉を日々お聞きになるかと思いますが、大変この「変異株」は感染力が強い。そして、今では全国にこの広がりが見えてきているところであります。そして、2月の下旬からの「ワクチン優先接種」、これがスタートとなります。
 また、県内におきましては、(昨年の)8月に引き続きまして、1月以降4つの「クラスター」、こちらが発生し、また全国的な傾向である若い世代の皆さん、また、高齢者の皆様方の感染が増加しているところであります。
 そこで、この「変化する感染の状況」あるいは「新たな課題」への対応、「即応体制」を整備いたします。
 まず、機動的連携の強化として4点。
 1つは保健所での「積極的疫学調査」の迅速な実施。ここにつきましては、「積極的疫学調査」によって例えば「クラスター」、これの封じ込め、あるいは感染経路の解明、これによって、感染拡大を封じ込める、押さえ込んでいく、重要なものであります。
 また、「積極的検査」、その円滑な実施。今回「クラスター」、特に高齢者施設、入所施設であります「クレアの関連クラスター」であるとか、あるいは「徳島穴吹カレッジ関連クラスター」、そして、今回の「生光学園高等学校関連クラスター」、こうした場合にも、保健所が立ち入り調査を行い、また感染陽性者の出現状況に応じ、濃厚接触者、接触者、こうした皆さん方を速やかに割り出し、場合によっては、濃厚接触者、接触者、その区分けをすることなく全員を網羅的に検査に回す。そして、その結果を判定して、次の行動に出る。その意味では一気に何百という調査、これを行わなければいけない。また、その結果を速やかに出す必要があるわけでありまして、この「積極的検査」、その円滑な実施。
 そして、全国的な課題となる「ワクチン接種」、速やかな体制の整備。さらには、迅速な「入院調整」、今、東京あるいは神奈川、埼玉、大阪ではPCR検査を待っている。あるいは自宅にて「入院調整」を待っている間に重篤化をし、亡くなるという事例が次々と出ているところでありまして、その意味では、「積極的疫学調査」また検査、さらには「入院調整」。これらを速やかに行い、そして、治療を施していく、いかに重要であるか、全国的な課題となっているところであります。
 そこで、これらの課題に即応する体制をまずは保健福祉部副部長をチームリーダーとし「感染症対策班」、この中には「ワクチン対応」が入って参ります。もちろん保健所の「積極的疫学調査」あるいは「検査体制」、こうした形を取ります。さらには、「疾病予防」こちらの対策班、慢性疾患などへの対応ということがあります。そして、「医療提供対策班」、「入院調整本部」がここにあるわけであります。
 そして、その実働部隊として、「保健所」におきましては、「積極的疫学調査」あるいは「健康観察」など、そして、検査につきましては、「保健製薬環境センター」あるいは同じPCR検査機を持ち、日々こちらは家畜ではありますが、その伝染病、こちらについての検査を行う「家畜保健衛生所」。こうしたところを、全体を網掛けをする「プロジェクトチーム」スタートとさせていただきまして、「感染症対策」と「疾病予防対策」を一元的に担う「徳島版CDC」、Centers for Disease Control and Prevention(センターズ フォー ディジィーズ コントロール アンド プレベンション)、こちらを目指して参りたいと考えております。
 報告につきましては、以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:朝日新聞社)
 5人の方々の症状の程度と、これまでの感染判明に至るまでの経緯を教えていただけますでしょうか。

(知事)
 はい。分かりました。それでは、以下364例目の方々から申し上げていきたいと思います。
 まず364例目の方につきましては、無症状となります。そして、365例目から366(例目)、(3)67(例目)、(3)68(例目)4名とも軽症となります。
 そして、それぞれの感染に至る状況ということ、検査を受ける体制ということもありますが、まず364例目の方、この方は「専門学校徳島穴吹カレッジ関連クラスター」、304例目の方、また363例目の方の濃厚接触者、同居のご家族となります。
 次に365例目の方から368例目までの4名の方につきましては、「生光学園高等学校関連クラスター」、この中での県立鳴門高等学校における344例目の方の濃厚接触者として、365(例目)、366(例目)、367(例目)につきましては、クラスメイトの皆さん方、368例目の方につきましては、共通授業を受けられた方となります。以上です。

(朝日新聞社)
 確認ですけれども、365(例目)から368例目の方、4人とも、鳴門高校の生徒さんということですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 5人とも再検査で陽性とおっしゃったのですが、最初に受けた検査はいつだったか、どういう時に受けたか。

(知事)
 はい。では、以下申し上げていきます。
 まず、364例目の方、この方は304例目の方、この方の濃厚接触者として、1月19日、PCR検査を受け陰性となられました。それから次に、365例目の方、この方につきましては、344例目の方の濃厚接触者として、1月22日、PCR検査を受け、陰性となって、その後、症状が出て、今回陽性と。366例目の方も、やはり同じで、344例目の方の濃厚接触者として、1月22日陰性となりました。また、367例目の方、同様ですね。そして、368例目の方も全く同様となります。

(徳島新聞社)
 364例目の方なんですけれども、304例目の同居の家族ということなんですが、間柄はどうなりますか。

(知事)
 親子です。

(徳島新聞社)
 親子。

(知事)
 304例目の方と(の関係)は親御さんです。

(徳島新聞社)
 先ほど、県立保健製薬環境センターと保健所の検査というふうにおっしゃっていたと思うのですが、保健所が検査をしたのは、この高校生と考えていいですか。

(知事)
 はい。それぞれ少し差異がありますので、申し上げていきますと、まず保健所で受けたのは、(保健所)が行ったのは368例目だけ、ということになります。
 つまり、健康観察期間中であって、そして、たまたま保健所との関わりがあって、その場合には、健康観察期間中でありますので、キットを持っておりますから、抗原の定性検査、これを行って、本来、定性検査の場合には、PCR検査で確定検査、行うところなんですが、もう既に濃厚接触者として、健康観察期間中であれば、定性検査をもってして、陽性としてしまうという形をとっております。あとの皆さん方は、県のPCR検査、これを行って、陽性が確認されています。

(徳島新聞社)
 368例目の方は、ご自宅で受けられたということですか。

(知事)
 そうですね。はい。

(徳島新聞社)
 保健所で受けたのですか。

(知事)
 つまり、もう自宅療養していますので、その間、保健所で採って、そこで定性検査。自宅療養というと変ですね。自宅待機ですね。

(徳島新聞社)
 健康観察期間中で、体調が悪いですということになって、保健所に来てもらって、採取というか、検査してもらったということですか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 364例目の方、無症状なんですが、2度ほど検査を受けたのはどうしてなのですか。

(知事)
 はい。まず、この方は1度目は304例目の方の濃厚接触者として、1月19日、(検査を)受けて、陰性となりました。しかし、濃厚接触者ということで、当然、健康観察(期間)に入りますが、さらに、363例目の方の濃厚接触者にも、新たになられたんですね。ということで、1月24日、検査を受けたところ陽性。こういう経緯です。

(徳島新聞社)
 363例目の方との間柄は。

(知事)
 ご夫妻です。

(読売新聞社)
 先ほど入院中の80代以上の方一人お亡くなりになったということでしたが、これで亡くなられた方は13人ですか。

(知事)
 はい。そうです。

新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチームの発足について(質疑)

(徳島新聞社)
 先ほど、プロジェクトチーム、今日発足した、何か会合のようなものはせずに、組織を立ち上げたのですか。

(知事)
 そうですね。もう今日実は、ワクチンの、先ほど申し上げたように午前に、調整会議を行って、いよいよスタートということになりますので、そのロジを行っていく。それがこのプロジェクトチームですから、会議だけやって、スタートした、でもその実際に行うチームがないというわけにいかないので、そこで同時にスタートということになります。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 生光学園と、鳴門高校の関連の検査というのはもう終わっているのですか。それとも今後の予定はございますか。

(知事)
 はい。大半はこれ生光学園の方は終わっているわけなんですが、実は、鳴門高校の方で濃厚接触者として、今日やる予定の方があと二人残っています。
 それと、今回、濃厚接触者として新たに認定された皆様方が出てきておりますので、例えば、生光学園もお一人出ましたですね。この方の関係する皆様方があと8名。これは、生光学園の外ということになります。それから、鳴門高校の関係では、もともと濃厚接触者として今日やる予定の方が残り2名と。

(感染症・疾病対策室長)
 接触者が2名です。

(知事)
 接触者か、接触者が2名。それとあと高校外のところで13名、同居のご家族などですね。合わせると全部でこの関連クラスターで23名、これから検査を行うことになります。

(徳島新聞社)
 その23名というのは、濃厚接触者と接触者を合わせてということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 この症状のある方4名の症状の経緯を簡単にで結構ですのでお願いします。

(知事)
 分かりました。まず364例目の方から。この方は無症状でありますので、これはよろしいですね。
 次に365例目の方。この方は1月23日、頭痛が発症いたしまして、24日に発熱38.6度、頭痛が引き続き、そして、関節・筋肉痛が出ておられます。
 次に366例目の方、1月24日38.3度、発熱と頭痛であります。
 次に367例目の方、1月23日、咳、頭痛が。そして、1月24日、38.2度発熱。そして、咳と頭痛は引き続きです。
 次に368例目の方、1月24日、38.6度の発熱、咳、咽頭痛、全身倦怠感、関節・筋肉痛が出ておられます。以上です。

(朝日新聞社)
 6指標を伺えますか。

(知事)
 はい。それでは、6指標について、申し上げて参ります。
 まずは、直近1週間、1月18日から1月24日、新規感染者数71名。
 次に、その前の週、1月11日から1月17日、ここは67名でありましたので、先週との対比では、多いとなります。
 次に、感染経路不明割合、71(名)分の7(名)、10パーセントとなります。ちなみに、この7名を以下、申し上げて参ります。300例目、312例目、313例目、315例目、351例目、357例目、359例目の以上7名となります。
 次に、病床の逼迫具合、対現時点確保数200(床)分の85(床)、43パーセントとなります。うち、重傷者割合、25(床)分の1(床)、4パーセントとなります。
 そして、療養者数につきましては、今申し上げた入院が85(名)、療養が33(名)、合わせて118(名)となります。
 そして、最後、監視体制の陽性率についてでありますが、2,050(名)分の71(名)、3.5パーセントとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 最後に1点確認なんですけれども、死亡された方なんですけれども、先ほど、遺族に配慮して性別、年齢などは言わないという話だったんですけれども、これは、ご遺族のご希望なんでしょうか。それとも、県側が配慮してということでしょうか。

(知事)
 いや、ご希望ですね。

(幹事社)
 それでは、これで終わります。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。

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