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令和3年1月20日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは、お願いします。

(知事)
 それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症発生につきまして発表させていただきます。
 昨日1月19日、医療機関経由の民間検査機関及び徳島県立保健製薬環境センターの検査により、7名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されました。県内では305(例目)から311例目となります。
 それでは以下、感染者の方の概要についてご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず305例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は自営業であります。
 次に306例目の方、年代は50代、男性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は自営業であります。
 次に307例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は自営業の方であります。
 次に308例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高校生であります。
 次に309例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は大学生であります。
 次に310例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 次に311例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は小学生であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方にお配りをさせていただいております資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に305例目から307例目の方は既に入院済み、308例目から311例目の方は入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者の状況、以下申し上げて参ります。
 まず305例目の方、同居のご家族3名、仕事上の関係者2名、合わせて5名であります。このうち同居のご家族3名については、すでに検査で1名が陽性、この方が311例目の方、残り2名は陰性が確認されております。次に306例目の方、同居のご家族2名、仕事上の関係者1名、合わせて3名となりますが、すでに検査で全て陰性が確認されております。次に307例目の方、友人1名、屋内施設従業員1名、合わせて2名となりますが、すでに検査で、全て陰性が確認されております。次に308例目の方、現在調査中であります。次に309例目の方、同居のご家族3名、友人1名、合わせて4名となりますが、このうち友人の1名は居住の自治体に依頼済みであります。次に310例目の方、おられません。311例目の方、おられません。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。どうかプライバシー保護の観点から是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
 さて、昨日の感染者7名となったことによりまして、これで本県の1月の累計が112名を数えることとなりました。この数字、これまで最多であった月単位、最高は(昨年の)8月の107名でありましたが、これを上回り、1月19日時点で過去最多月、これを更新することとなりました。
 そこで、少し分析をさせていただきました。まずは大きな原因である3つの「クラスター」、(昨年の)8月の時には4つのクラスターが出たんですが、今回は今のところ3つの「クラスター」が出ているところでありまして、昨日、少し感染者の数に動きがありましたので、それぞれの「クラスター」についてご説明をさせていただきます。
 
(パネル「有料老人ホーム『クレア城南』関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 まずこちらが、「有料老人ホーム『クレア城南』関連クラスター」の状況であります。
 こちらがまず原発の有料老人ホーム「クレア城南」、こちら、赤で囲ったところが入所者の皆様方、そして、緑で囲ったところが施設の職員の皆様方ということで、この最初1月11日には、合わせて入所者、職員、34名の皆さん方が陽性とまずなりました。そして、1月12日に入所者の方が1名、この時点では陰性だったんですが、陽性に転じます。さらに、1月13日には入所者の方が2名、職員の方が1名、陽性に転じます。そして、1月14日には入所者の方5名、そして、職員の方1名、この方が陽性に転じることとなります。
 そしてこの日に、実は最初の時に陽性となった265例目の方、職員の方でありますが、もう1か所で勤務をされていて、そのことが分かり、我々「リハビリテーション大神子病院」の方にお伝えをし、そして入所者の皆様方などの検査をさせていただいた結果、1月14日の段階で、1名の入所者の方が陽性となり、この時点で、合わせて「関連クラスター」、このように呼ばせていただくこととなりました。
 そしてさらに、今日発表をさせていただいた1月20日の段階で、もうお一人最初の時には陰性であったわけでありますが、この方、入院をされていた方が陽性に転じられました。ということで「リハビリテーション大神子病院」では入所されている方々2名出ることとなりました。
 さらに1月15日、(有料老人ホーム)「クレア城南」の方では、職員の方1名が陽性に転じました。そして、1月16日、今度は入所者の方が陽性に転じるということで、1月20日の段階で、(有料老人ホーム)「クレア城南」におきましては46名、そして関連をいたしました「リハビリテーション大神子病院」で2名、合わせて48名の陽性患者、こちらが、この「関連クラスター」で現在、確認されているところであります。
 
(パネル「有料老人ホーム『クレア城南』関連クラスター感染状況」を置き、パネ ル「専門学校徳島穴吹カレッジ関連クラスター感染状況」を掲示)
 
 次に今度は、「専門学校徳島穴吹カレッジクラスター」、実は今日から、「関連クラスター」と呼ばさせていただきます。
 こちらにつきましては、まず1月16日の時に、お一方、291例目の方が原発としてまず陽性となり、仲良くされていたご友人4名のうちの3名、1月17日に濃厚接触者として検査した結果、陽性となり4名、まず出ます。そして、さらに保健所の立ち入り(調査)などによりまして、同じクラスメイトの皆様方、こちらを濃厚接触者として、特定を1月18日にさせていただき、この中でクラスメイト3名、そして教員の方1名の陽性が確認され、この時点で8名となり、「専門学校徳島穴吹カレッジクラスター」と認定をさせていただきました。
 こうしてクラスメイトの多くが陽性になったということもありますので、さらに今度は濃厚接触者の範囲を広げさせていただき、同じフロアの生徒18名、こちらを検査。また、接触者として、教員の方2名を検査をさせていただきましたが、ここでは全ての皆様方が陰性となりました。しかし、今回発表させていただきましたように、この仲良しグループの皆様方と特に行動を共にしていた穴吹カレッジ以外の方が今回、陽性となったところでありまして、この方が309例目の方ということで、今日より「専門学校徳島穴吹カレッジ関連クラスター」、そして9名の「クラスター」、このように呼ばさせていただきます。
 
(パネル「専門学校徳島穴吹カレッジ関連クラスター感染状況」を置く)
 
 このような形でひとたび、ウィルスをその施設内、あるいは学校など、持ち込んでしまいますと、気づかぬうちに感染を広げてしまうおそれがあるところでありますので、今もそれぞれのクラスターの形成状況、お話を申し上げましたが、まずはその中に持ち込ませない、そして、体調に変化を感じられた場合にはもしかしてという気づき、是非これを持っていただいて、行動をその際には控えていただきたい、しっかりと「行動変容」をお願いしたいというところであります。
 そして、過去最多となったもう一つの原因、これは全国的な傾向同様に若い世代の感染者の増加をあげることができます。1月に入りまして、10代及び20代の感染者数は今申し上げた高齢者施設「クラスター」48名のところですね、これを除きますと、64(名)分の34(名)ということで、53パーセントと、過半数を超えるとともに、これまでの累計感染者数における年齢別区分の比較におきましても、10代及び20代の感染者が311(名)分の93(名)、29.9パーセント、いわゆる3割、中でも20代が21.9パーセントと年齢別で第1位となったところであります。
 これまで若い皆様方はもし感染されたとしても、例えば無症状、軽症、ネット上でも「コロナは若い皆さんにとっては怖くないんだ」、こうした風潮が出ていたところでありますが、つい先般も日本医師会の中川会長の方から、若者の陽性患者の皆さん方には強い後遺症が残る場合、あるいは内臓に傷が残る場合、これが明確になってきているので、是非警戒をしてもらいたい、注意喚起が全国に向けてなされたところであります。是非県民の皆様方、中でも若い世代の皆様方におかれましては、まずはご自分をお守りをいただきたい。
 そして、ご自分を守っていただくことがご友人やご家族など大切な方に感染を広げない、そのためにも何度ももう耳にタコができるよと言われるかもしれませんが、外出時のマスクの着用、特にお話をされる時には絶対にマスクを外さないでいただきたい。
 そして、3密の回避、手指消毒、うがい、できれば、手指消毒、家に帰ってきた時には手を洗うんであれば、私も励行しておりますが、手首まで洗っていただく、顔もできれば洗顔フォームで洗っていただく。家庭内での部屋の換気、共用部分の消毒。これはダイヤモンドプリンセス、あの感染拡大の時の大きな教訓、接触感染を防ぐということなど、基本的な感染防止対策徹底をお願いしたいと思います。
 また本県におきましては、もう一つ、全国的な傾向でもこれもあるわけなんですが、年末以来、県外からの訪問、帰省を受けた方、あるいは県外に里帰りなので戻っておられた方々を起点、原発といたします感染事例が3つの「クラスター」を除き、52例中31例、つまり59.6パーセント、6割がこうしたことに由来するものであります。ご本人を含め、ご家族の方、さらには県外からの帰省や訪問を受けられた方など、もし体調があまりすぐれない、こうした感じがなさる方がおられましたら、是非早め早めの「かかりつけ医」の方に、まずは電話でご相談をいただき、その指示に従っていただければと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:読売新聞社)
 それぞれの方の症状の程度からお願いできますでしょうか。

(知事)
 はい。では以下、申し上げて参ります。
 まず305例目の方、軽症です。306例目の方、軽症です。307例目の方、無症状です。そして、308例目の方、軽症です。309例目の方、軽症です。310例目の方、中等症です。311例目の方、無症状です。

(読売新聞社)
 クラスター関連から伺いたいのですが、309例目の穴吹カレッジ関係なんですが、さっきの説明の中で4人、最初に感染された4人の方のご友人の方ということですか。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 この方はいわゆる濃厚接触者として検査をされたのですか。

(知事)
 ではありません。この方、先ほど、関連クラスターと今日から呼ばせていただくということで、実は穴吹カレッジではなく、外の大学生になります。この方は、296例目の方と特に親しいということがあって、一緒に行動する仲間の皆さん方とも一緒に車に乗ったりですね、そうした仲良しということもありまして、296例目の方が陽性になられたということがあって、ご本人側からのお申し出によって、検査を受けたいと。そして、検査をした結果、陽性になった。自発的にご本人サイドからお申し出があったという方になります。

(読売新聞社)
 この方は大学生ということですが、この方が309例目の方が通っている大学での状況というのは何かありますか。

(知事)
 それは全く、県外の大学の方です。

(読売新聞社)
 310例目の老人ホームの方なんですが、この方はどういう関係になるのでしょうか。

(知事)
 この方は大神子病院のいわゆる入院患者さんということになります。

(読売新聞社)
 老人ホームの職員が接した入院患者ということでしょうか。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 この方は、既に接触したという段階で、検査をされているということか。

(知事)
 そうです。1月15日にPCR検査を受けていただいて陰性と。ただその後、19日に発熱が出たということで、検査をさせていただいて陽性と。

(読売新聞社)
 学生関係、308例目の高校生の方なんですが、この方、学校にも登校しておりますが、学校での対応状況というのは、どうなりますでしょうか。

(知事)
 はい。それではその場合に、発症の日からの話が出ますので、まず発症の経緯、そして行動、この辺りを申し上げていきたいと思います。
 まずこの方の発症は1月14日、この時点では熱はありませんが、咳と咽頭痛がありました。そして1月15日、37.9度発熱、咳と咽頭痛は変わらず、全身倦怠感が加わります。1月16日に37.7度、咳、咽頭痛、そして翌1月17日37.0度、咳、咽頭痛変わらず。そして、1月18日に37度となりました。そして、1月19日には自然に解熱をされ、咳と全身倦怠感が残るということで。
 まず検査を受けることになった経緯についてであります。
 1月14日、発症されるわけでありますが、1月15日に、まずは医療機関を受診をされます。しかし、この時にはコロナということにならず、症状が改善しないために、1月18日、同じ医療機関を再受診される。そこで、民間の検査機関経由でPCR検査を行って、陽性となったところであります。
 ということで、1月14日から2日前からの行動、こちらを申し上げて参ります。 まず、1月12日、13(日)、14(日)、15(日)と学校に登校をしております。ちなみに、1月15日、朝出かける時には熱がなく、学校で熱が、どうも身体が熱いということで、保健室で検温をしたところ、熱があるということで直ちに帰宅をされます。

(読売新聞社)
 例えば、濃厚接触者の方は調査中ということでしたけれども、調査の予定、例えば、クラスメイトであったりとかクラブ活動であったりとかはどうなのでしょうか。

(知事)
 はい。今ちょうど保健所の方が今日午前中から立ち入り(調査)を行っておりまして、そして、その状況、先生方からもお聞きをして、そしてどういう方々を濃厚接触者と、また、どういう方を場合によっては接触者と認定して直ちに検査に回るとこうした手順になって参ります。

(読売新聞社)
 学校で例えば休校にするとか、そういったような対応というのはどうなんでしょうか。

(知事)
 はい。実はここの学校、今回のこの発症、これを受けまして、直ちに対応がなされているところであります。
 以下、少し、その状況申し上げていきたいと思います。
 まず、この方、(1月)19日に確認がされるわけでありますが、(1月)20日、会議をされまして、今日、学校全体の授業を3時限、ここで切り上げることを決定されています。
 そして、保健所と相談の上、当該生徒が所属するクラスと同じフロアのクラス、全部で4クラスあるんですが、こちらの生徒の皆様方に自宅待機。このように措置がなされています。
 そして、保健所が立ち入り(調査)をと今日午前中から、申し上げたところでありますが、今後のその臨時休業については、現在検討中とお聞きしております。

(読売新聞社)
 別の311例目の小学生の方ですが、この方は学校に、行動履歴は特にないのですが、学校に通ったりは。

(知事)
 行かれていない、今のとこですね。お休みをされておられます。

(読売新聞社)
 ということは、学校の方で休校だとかそういった対応は必要ないということですか。

(知事)
 ありません。はい。

(読売新聞社)
 数字の関係で、過去最多を更新した、最多月を更新したということですが、(昨年の)8月はトータルで107(名)ですか。

(知事)
 107(名)です。

(朝日新聞社)
 追加で2つなんですが、305例目の方と311例目の方の家族関係は。

(知事)
 親子です。

(朝日新聞社)
 先ほど、20代の割合について言及があったかと思うのですが、311分の、21.9パーセントということなんですが、68人ですか、実数は。

(知事)
 はい。

(朝日新聞社)
 間違いないですか。

(知事)
 間違いありません。

(朝日新聞社)
 68(名)というのは最多ですか。

(知事)
 あれですか、各年代別のっていうことで。少しじゃあ比率として20代が最多ですから結果として最多ということになるんですけど、一番多いのが20代が68名。
 ちなみに、次に多いところ、一応80代以上という区分にしています、ここだけ(「以上」という区分)。ここが63名。あとは50代がありません。

(四国放送)
 高校生の高校の対応で確認なんですが、先ほど、(1月)20日、今日ですか。

(知事)
 3時限目で

(四国放送)
 3時限目で切り上げて、クラスと同じフロアの4クラスは自宅待機ということは、その方達は3時限目まで来ていないのですか。

(知事)
 いいえ、3時限目まで。

(四国放送)
 全員切り上げて。

(知事)
 で自宅、今のところ待機です。

(四国放送)
 全校3時間で切り上げで。

(感染症・疾病対策室長)
 同じフロアの方については、朝から自宅待機です。

(知事)
 朝からですね、でそれ以外の学校全体が3時限でと。

(四国放送)
 (同じフロアの生徒は)朝から自宅待機ですね。

(NHK)
 それに関連してですね、計4クラスの人数は何人になるんですか。

(知事)
 114名です。

(読売新聞社)
 114(名)というのは、当該生徒を除いてですか。

(知事)
 いや、含めてです。

(徳島新聞社)
 114名は、同じ階で授業を受けている4クラスの子たちということですね。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 本人も含めてですか。

(知事)
 はい。

(NHK)
 305例目と311例目の親子、家庭内感染だと思うのですが、305例目の方からうつったというような見方をされていますか。

(知事)
 そうですね。はい。というのは、行動履歴を見たところ、305例目の方、県外に行かれておりますので。

(徳島新聞社)
 305例目の方は、いつどちらに行かれていたのですか。

(知事)
 はい。これは、積極的疫学調査の観点ということで、発症の9日前、1月8日から、発症の5日前1月12日まで、いわゆる近畿の方へ出かけておられました。もちろん仕事でということですけどね。

(徳島新聞社)
 (1月)15(日)、16(日)に仕事に従事というのは県内ですか。

(知事)
 これは県内です。

(毎日新聞社)
 309例目の方が、県外の大学に通われている方、308(例目)と311例目の方は徳島県内の学校ということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 309例目の方、ご在住地は鳴門市ということだったのですけれども、遠隔授業か何かで帰って来られていたということですか。

(知事)
 そういうことです。今、多いですね。

(徳島新聞社)
 305(例目)から307例目の方々、皆さん自営業ということですが、何か関連はあるのですか。

(知事)
 それぞれ皆さん自営業ですから。

(徳島新聞社)
 306(例目)、307(例目)、308(例目)の方は、他症例の方との関連というのは今のところないということですか。

(知事)
 はい。ずれましたね、(30)6(例目)、(30)7(例目)、(30)8(例目)と言われましたね。(30)5(例目)、(30)6(例目)、(30)7(例目)ですね。

(徳島新聞社)
 他の症例の方との関連性はないということですか。

(知事)
 はい。ただ、全てにお仕事で近畿の方に行っておられたと。行動履歴の中でですね。

(徳島新聞社)
 306(例目)と307(例目)の方は、いつどちらに行かれたのでしょうか。

(知事)
 だいたい同じような時期ですね。

(徳島新聞社)
 具体的にいつでしょうか。

(知事)
 というよりも、例えば、306(例目)の方については、ちょうど発症との関係からいきますと、当然行動履歴2日前、それからということになりますので、方面だけ今申し上げたところですけどね。

(NHK)
 細かい話なんですが、濃厚接触者の方、県が今から進められるのは合わせて5人ということですか。

(知事)
 濃厚接触者の数ですか。

(NHK)
 305例目の方の仕事関係者2人と、309例目の同級生の3人ですか。

(知事)
 ただね、ここは今、先ほどご質問があったように、学校の関係、ここがまだ数字が出ていませんので、先ほど申し上げた以外の学校のところがかなり多い数になってくると思いますから、ちょっとここのところは、今何名ということ言ってしまうと、誤った話になりますので。

(NHK)
 (PCR)検査の対象というのは、クラスが同じ方なのか、それともフロアの4クラス含めてですか。

(知事)
 それは授業の状況によります。ということで、朝から今日保健所が入っていると。今の段階でまだ確定ができていないと。

(NHK)
 クラスなのかフロアなのかもまだ今、確定していない状態ということですか。

(知事)
 そうです。パターンとしては、まず同じクラスというのはよくあるパターン。穴吹カレッジの時もそうだったと思うんですが。しかし、その後の状況で拡大をしていくということもこれありますので、その場合にも、まずクラス全員の濃厚接触者としての認定。その中から、3名の生徒さん、1名の教員が出たので、今度は同じフロア、これをいくという形を取りましたので、今回、まず同じフロアにそれだけ生徒さん114名いて、あとその一緒のクラス、ここをどう認定するかということになります。

(NHK)
 312例目の方は、中等症ということですが、今どういった状態にありますか。

(知事)
 はい、申し上げます。310例目の方、酸素吸入があるということで、中等症とさせていただいています。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 308例目の高校生の感染経路については何かございますか。

(知事)
 今調査中とさせていただいておりますが、こちらも少し積極的疫学調査で遡ったところ、まず発症の21日前の12月24日から、発症の7日前となる1月8日まで、県外に滞在されておられました。

(徳島新聞社)
 県としては、そこから感染、ウイルスをもらってきた可能性が高いというふうに考えられておられるということですか。

(知事)
 非常に発生の高いところですのでね。

(徳島新聞社)
 部活の遠征とかそういうのではないですか。

(知事)
 帰省です。

(徳島新聞社)
 ちなみにどちらに。

(知事)
 これは、期間が今申し上げた感染期間外でありますので、こちらは関西方面です。

(毎日新聞社)
 308例目の方なんですけれども、(1月)12(日)から(1月)15日に学校に行かれているのですけれども、この間の感染対策というのは。

(知事)
 はい。これは学校の対応ということですが、ここについては、例えば発熱があったりした場合には、当然チェックを受けると。先ほど保健室で発熱を確認してすぐ帰ったということがありますように、こうした対応については、きっちりされているとこのように思っております。

(毎日新聞社)
 308例目の方自身も学校にいる間はずっとマスクをしていたのですか。

(知事)
 そこのところなんですよね、昨今。例えば学校で、場面の展開の時にどうなるのかと。
 例えば、授業中は先生がおられるので、きっちりやると。ただ授業が終わって休み時間になった時に、友達同士で授業終わった、ちょっと休憩、何ていう時にパット外しちゃうと。全員が外すかどうか、これはまた別なんですが、そうしたことは、やはり見受けられる。これまでの感染事例でもそうでしたので。そういったところを保健所が今日の午前中から入って、聞き取りをさせていただいている。そして現地を見て対応しているということになります。

(徳島新聞社)
 305(例目)から307(例目)の自営業の方々なんですけれども、具体的にどういったお仕事をされていたのですか。

(知事)
 はい。お仕事について、例えば305例目の方でありますが、屋外の作業をされておられます。そして屋外のために、マスクを外す時間帯もあると、このように聞いておりますが、既に仕事で接触した人たちが特定されていると、このようにお聞きをしています。
 それから、306例目の方につきましては、発症日が1月14日ということで、非常にこの期間が最初ということですから、だいぶ前ということがありまして、感染可能期間外ということがあって、この期間については、仕事を従事していないということで、その内容については伏させていただきます。
 次に307例目の方、こちらについても発症が感染、この可能期間中に仕事にこの方も従事されておられませんので、ここの点についても伏させていただきます。

(徳島新聞社)
 305(例目)から307(例目)の自営業の方々は、いずれも県外に行かれていた行動履歴があるのですか。

(知事)
 はい。もっといいますと、実はその感染のところで、仕事の関係の人たちが、例えば305例目の方であれば、1月14日にお仲間の方が実は陽性だったという連絡を受けておられます。
 また、306例目の方は1月13日に、やはり仕事仲間の方が陽性という連絡を受けておられる。
 それから、307例目の方は、1月15日に、仕事仲間の方が陽性との連絡を受けられたと。
 我々行政としては実は聞いていないんですが、こうしたお話をそれぞれからお聞きをしておりますので、まずその地でうつったということは間違いないであろうということです。

(徳島新聞社)
 それぞれの仕事上の仲間というのは、全員県外に住んでいらっしゃる方ですか。

(知事)
 いや、県外で仕事をした時に。

(徳島新聞社)
 県外で仕事をした時に接触した方ということですか。3人とも。

(知事)
 そうです。それぞれ日は違いますけどね。

(徳島新聞社)
 先ほど帰省されていたり、もしくは県外にお出かけされた方、そこからウイルスをもらったと思われる感染事例が、クラスターを除いて、52名中31(名)でよろしかったでしょうか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 この31名の方は、それぞれ県外に帰省されていたり、もしくは帰省の方を迎えたり、何らか県外の方との接触があった、もしくは自分が行っていたというような方々と理解してよろしいでしょうか。

(徳島新聞社)
 先ほど、305例目から307例目の方の確認なんですが、県外で一緒に仕事をした人が陽性になったという連絡をそれぞれが受けて、それぞれが医療機関を受診したということですか。

(知事)
 そうですね。自覚症状なども、無症状の方もおられますけど、連絡受けたんでということです。

(徳島新聞社)
 308例目の方なんですが、(1月)18日は学校へは登校していないのですか。

(知事)
 はい。行かれてません。もう(1月)15日のいわゆる学校で発熱をされて、もう早退されておりますので、それ以降はさすがに行かれてないですね。

(徳島新聞社)
 311例目の方なんですが、これは感染可能期間というか、発症2日前の期間に学校に行っていないということですか。

(知事)
 そうですね。はい。

(徳島新聞社)
 関連しまして、そうしましたら311例目の方が通う小学校については、例えば立ち入って検査をするとか、積極的疫学調査、濃厚接触者や接触者の調査を保健所がするということはないということですか。

(知事)
 はい。おっしゃるとおりです。

(徳島新聞社)
 既に出ていたら申し訳ないのですが、310例目の方、大神子病院の入院患者の方ということですが、先に感染が判明している方と同室ですか。

(知事)
 いや、別です。

(徳島新聞社)
 関連しまして、ただ、クレアに両方行っていた方からケアは受けているということですか。

(知事)
 はい、そういうことです。

(徳島新聞社)
 310例目の方、1月19日に発熱とあるが、中等症ということで、詳しい状況を教えていただけますか。

(知事)
 はい。まずこの方、元々1月15日にいわゆるPCR検査、これを受けられたということで、その時には陰性ということでした。その後は濃厚接触者ですので、いわゆる健康観察中に入る。そして、1月19日に発熱38.0度となります。そこで、この場合には直ちに再検査、PCR検査を県の方でさせていただいて中等症。で、中等症として認める理由というのは、酸素吸入、これを行っているからということです。

(徳島新聞社)
 先ほど308例目の方で、県外に年末年始滞在されていたということなんですけれども、滞在先で陽性者と接触とか、濃厚接触があったということは。

(知事)
 ここは聞いていません。ただこれだけ長い期間帰省されてましたのでね。それぞれのエリアの感染者数を見ると桁違いになっていますので。

(徳島新聞社)
 先ほど、県外に由来する方31名とお伺いしたのですけれども、この中に今日判明した人も入っているのですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 ということは、10代の高校生や、この305(例目)から307(例目)の方も入っているのですか。

(知事)
 みんなそうですね。

(NHK)
 すごく細かい話なんですが、296例目の方と309例目の方は友人ということでよろしいですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 309例目の方は、自ら申し出て検査ということなんですが、これまでの(積極的)疫学調査の中で、この方が出てきたということはなかったのですか。

(知事)
 ありません。

(徳島新聞社)
 割と行動を共にしていたということであれば、296例目の方から情報が出てきそうな気もするのですが、なかったのですか。

(知事)
 なかったんです。逆にご本人たちの方から、実は、ということできたと。

(徳島新聞社)
 309例目の方、296例目の方と、特に親しかったということですけれども、先に感染がわかった穴吹カレッジの4名の方全員と接触があったのですか。

(知事)
 特にその人と親しかったと。296例目の方。

(読売新聞社)
 6指標をお願いできますでしょうか。

(知事)
 それでは、6指標の方を申し上げていきたいと思います。
 まず、感染の状況ということで、直近1週間新規感染者数、対象は1月13日から1月19日の1週間、43名となります。
 次に、先週1週間との対比ということですが、先週は1月6日から1月12日の1週間ということで、この先週と比べて、前回は52名でありますので、少ないということになります。
 次に、感染経路不明割合については、43(名)分の6(名)、14パーセントとなります。
 次に、医療提供体制の負荷ということで、まず病床の逼迫具合、対現時点確保数に対しての入院患者さんということで、200(床)分の73(床)、37パーセントとなります。うち重症者、25(床)分の0、ゼロパーセントとなります。
 そして、療養者数については、入院が今申し上げた73名、そして、宿泊療養が9名、合わせて82名となります。
 次に、監視体制としての陽性率ですが、1,480(名)分の43(名)、2.9パーセントとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 感染経路不明の6人が何例目かをお伺いできますか。

(感染症・疾病対策室長)
 274例目、280例目、285例目、291例目、292例目、297例目の6名です。

(毎日新聞社)
 念のための確認で、先ほど最初に1月の累計が計112人で、月単位で過去最高とおっしゃったのですが、これは1か月の間に確認された方の数が過去最高ということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 とくしまアラートについてはまだ発動はしないですか。

(知事)
 そうですね、逆に言うと、先週とのその対比では少なく、つまり、トレンドとしては、減っているいうことですね。そうした点、また病床の逼迫は特に重症者ゼロ、ということもありますし、陽性率も落ちている。こうしたことがありますので、確かに、この高齢者のクラスター48(名)になっていますので、こういうものが1つあるとなかなか大変だなと。そして、やはり高齢者の場合に、リスクが高いということですので、なんとかそうしたものを防いでいくと、これが一番のポイント。
 確かに、高齢者施設の皆様方ずっとですね、大変ご苦労をいただいてるところでありまして、大変申し訳ない点もあるわけなんですが、11月20日から、国の基準が変わりましてね。例えば、お一人でも入所者あるいは職員の皆さん方で体調が悪い、発熱がある、その場合には全員をPCR検査をすると。ですから、なるべく早く契約をされている医療機関の皆さん方の検査を受けていただくと、これは非常に重要と。でもなかなかそのキットがね、こうしたこともあるかと思いましたので、先般、対策会議、これらの施設長会議をさせていただいて、もちろんこれは医療行為になりますので、勝手に検査するってわけにはいかないんですが、お医者さんのご指導のもと、ただ、その施設に、全部それを県からキットを提供させていただいて、備蓄いただいて、そしてお医者さんのご指示のもとに、もし体調が悪い、すぐさま対応をしていただこうと。数が多いとどうしても、キットの数が足りないからちょっと集めてから、何て言うとこう遅くなってしまいますので、そうした対応も、今させていただいておりますので。
 本当に今まで対応日々されていただいてる上に、そうした気遣いといった点も大変かとは思うんですが、何とか今回のようにね、もし持ち込んでしまうということになると、大変な数。そして、PCR検査を受けるこの数も凄いですし、特に長期間、ずっと一緒におられると、一回陰性だとなったとしても、今回のようにじわじわと増えてくるというのも高齢者施設の一つの特徴と。
 (昨年の)8月に実は高齢者関係デイサービスと、入所関係で2つのクラスター出たわけなんですが、あの時も同じでしたね。後々にどんどん入所者の方々が出て来られて、あらかたの方々が皆陽性になるということもありますので、是非この点については、ご理解とご協力を。確かに、これ以上何を頑張るんだということもよく分かるところなんですが、是非この点は県としても最大限バックアップさせていただきます。よろしくお願いします。

(徳島新聞社)
 キットの配備はいつ頃という目処はございますか。

(知事)
 これはなるべく早くに。完了させていただければと思います。

(幹事社)
 それでは、これで終わりたいと思います。

(知事)
 はい。それではよろしくお願いします。

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