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令和3年1月19日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日1月18日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、7名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では298例目から304例目となります。
 それでは以下、感染者の概要について、ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず298例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職の方であります。
 続きまして299例目の感染者、年代は30代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に300例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして301例目の方、感染者の年代は20代、女性、吉野川保健所管内、阿波市在住の方、職業は専門学校生であります。
 次に302例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は専門学校生であります。
 次に303例目の方、年代は20代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方、職業は専門学校生であります。
 次に304例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は教員の方であります。
 感染者の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
 また現時点での濃厚接触者についてでありますが、まず298例目の方、同居のご家族1名、親戚の方1名、知人の方1名、合わせて3名となりますが、昨日の検査で全て陰性が確認されております。次に299例目の方、別居のご家族1名となりますが、その居住地の自治体に依頼済みであります。次に300例目の方、同居のご家族6名、友人1名、合わせて7名となります。次に301例目の方、同居のご家族1名、友人1名、合わせて2名となります。302例目の方、同居のご家族3名、友人の方1名、合わせて4名となります。次に303例目の方、アルバイト先の同僚3名、友人1名、合わせて4名となりますが、このうちアルバイト先の同僚1名は、昨日の検査で既に陰性が確認されております。次に304例目の方、同居のご家族4名となります。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点からも是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
 続いて1点、ご報告を申し上げたいと存じます。
 昨日1月18日、兵庫県から、本県在住の方1名の新型コロナウイルス感染症発生の連絡がありました。感染者の方、20代の男性、松茂町在住の方であります。
 なお、この方につきましては、兵庫県の検査で陽性が確認されたため、統計上は兵庫県の発生患者として取り扱いがなされます。また現在、県内の新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
 現時点での濃厚接触者につきましては、同居のご家族1名となりますが、本日の本県の検査で陰性が確認されております。現在、兵庫県と連携を取りながら、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。こちらにつきましても、プライバシー保護の観点から是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 次に、昨日発表いたしました291例目、そして、その濃厚接触者として、検査していた294(例目)から296例目、この方々が陽性となり、合わせて4名、そして同じ専門学校関係者として、301(例目)から304(例目)までの4名が確認され、合わせて8名の感染者集団となりました。
 このことを受けまして、「徳島県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」にお諮りいたしましたところ、この8名をもって「クラスター」として認定することとなりました。これによって県内では8つ目の「クラスター」となります。ということで、こちらをご覧をいただきたいと思います。
 
(パネル「専門学校クラスター」を掲示)
 
 同一の専門学校の「クラスター」の感染状況、24名中8名が陽性と。あくまでも1月19日現在。今も少し、ご説明を申し上げたところでありますが、まず最初に感染の状況が確認ができたのが291例目の方、1月16日、陽性。そして、この時に濃厚接触者として、友人の方4名、そのうち3名が陽性となり、1名は陰性となりました。そして、この294(例目)から296(例目)までの3名の方々がご友人ということで陽性。この4名の方々は既に発表の時にも申し上げたように、非常に仲の良い方々で、常に行動を共にされている、学校での行動、あるいは飲食、こうした点、ご説明させていただいたとおりであります。
 そして、同じクラスメイトの方、また教員の方、保健所の立ち入り(検査)によりまして、接触者ではなく、ここは濃厚接触者として、認定させていただいたところであります。
 ということで、1月18日の段階では、濃厚接触者、クラスメイト15名、うち3名が陽性、残りは陰性となりました。また、教員の方3名、そして、うち1名が陽性、残りの方々は陰性となったところでありまして、また接触者を教員1名、この方、検査の結果、陰性となっております。ということで、クラスメイト、教員の皆様方につきましては、この4名の方が陽性と、合わせて8名の「クラスター」となったところであります。
 
(パネルを置く)
 
 全国の傾向と同様に、今、若い世代の皆さん方の感染が本県でも起きているところでありまして、若い方、そして、そこからご友人の皆様方へと感染が広がっているところであります。少し、これまでのトレンド、振り返ってみたいと思います。
 1月に入りまして、10代及び20代の感染者数、高齢者施設の「クラスター」こちらを除きますと52パーセント、58(名)分の30(名)と過半数を超えるとともに、本県のこれまでの累積患者数における年齢別区分の比較におきましても、10代、20代の感染者の皆様方が約3割、29.3パーセント、304(名)分の89(名)を占めるに至っているところであります。
 これまで若い皆様方は感染したとしても無症状であったり、あるいは軽症、こうした皆様方が多く、ネット上などでも「コロナ恐るるに足らないよ」、「怖くないんだ」こうした風潮が流れているところでありますが、中川日本医師会長さんからも特にということで、全国の症例、こうしたものがもちろん全国医師会、こちらの方に集まって参りますので、若者の陽性患者の皆さん方には発症後、強い後遺症が残る場合、あるいは内臓に傷が残ることが明確になってきているので、是非警戒をしてもらいたい、このように注意喚起が全国になされたところであります。
 是非県民の皆様方、特に若い世代の皆様方におかれましては、まずはご自分をお守りをいただきたい、そうした観点からご自分が感染をしない、そして、ご友人、あるいはご家族の方々など大切な皆様方に感染を広げないためにも、外出時のマスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがい、家庭内での空気の換気、共用部分での消毒など基本的な感染防止対策の徹底を是非よろしくお願いを申し上げたいと思います。是非まずはご自分を守る、こうした観点から感染防止対策の徹底をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(朝日新聞社)
 大きく分けて3点なんですけれども、いつものとおり、298例目の方を除いて、それぞれの方の症状の程度を教えてください。

(知事)
 それでは、申し上げていきます。298例目の方はいいということですね。299例目の方、軽症です。それから次に300例目の方、こちらも軽症です。そして301例目の方、軽症です。302例目の方、軽症です。303例目の方、軽症です。そして304例目の方、軽症となります。以上です。

(朝日新聞社)
 8例目となる「クラスター」ということなんですが、先行した4人のグループとの具体的な接点というのは。

(知事)
 同じ授業を受けておられたクラスメイトとなります。

(朝日新聞社)
 感染対策はしていたと思うのですが、例えば、席が近かったとか、何か共有部分があったとか、何かもう一歩踏み込んだ形では。

(知事)
 踏み込んだ形ということですね。では、少しそれぞれの皆様方の状況といったものに、以下お話を申し上げていきたいと思います。
 まず、この皆様方というのは、全てクラスメイト、教員の方もそこを担当された方ということで、全て濃厚接触者。291(例目)から292(例目)、あるいは294(例目)から296例目までの共通の濃厚接触者ということになります。
 特に、この皆様方3名、どの位置に居たとか、いう形については記されておりません。
 今、一歩踏み込んだということがあったんですが、やはり、保健所が現地、当初は291例目の方を見たときには、非常に仲の良い3名の方、この辺り4名ですけれども、濃厚接触者とみた。ただ、プラス授業の時には、感染対策もできているので、大丈夫じゃないかといったところではありましたが、その後、やはりこれは少し全体を見た方がいいんではないかということで、別に、ただ前にいるとか、あるいは、近いとかいうことではなくて、そのクラス全体、そして、教員の方々も含めて、濃厚接触者、で、お一人の教員は接触者。このように認定させていただいた。
 そして、検査の結果、(陽性が)4名が出たということで、やはり昨今よく言われるように、感染力が強まってるんではないかと。こうしたことに当たるんではないかというふうに思える節があるということであります。

(朝日新聞社)
 そのクラスの空間は、密閉はされていたのですか。換気とかはしていたのでしょうか。

(知事)
 はい、こうした対策はなされていたところです。

(朝日新聞社)
 換気はしていたのですか。

(知事)
 はい。

(朝日新聞社)
 では、物理的なエアロゾルみたいな形での何か、共有部分というよりは、空気感染ということですか。

(知事)
 やはり、同じ空間を一定の時間共有する、といったことが少し昨今、危うくなってきているというのが言えるのかもしれません。

(朝日新聞社)
 今回、301例目から304例目の方は、それぞれ当然マスクはされていたのですか。

(知事)
 もちろんです。はい。

(朝日新聞社)
 今の件に付随してなんですが、「クラスター」ということで、一応お聞きしますが、専門学校の場所やどういった専門学校かというのも、固有名詞は結構なんですが、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

(知事)
 こちらにつきまして、「クラスター」の認定ということもありますので、ここは公表させていただきます。専門学校の「徳島穴吹カレッジ」となります。

(朝日新聞社)
 場所は徳島市内ですか。

(知事)
 そうです。

(朝日新聞社)
 現在はどういう状況ですか。

(知事)
 はい。今、学校の状況についてであります。1月18日昨日から、1月24日の日曜日、学校への立ち入りを不可とされておられます。そして、オンラインの授業を一部行うということであります。今はそのような状況です。

(朝日新聞社)
 もう1つ、別件なんですけれども、昨日亡くなった方の297例目の方の濃厚接触者、298例目の50代の女性について伺いたいのですが、これは故人との家族関係、家族でいいのですか。

(知事)
 そうです。配偶者です。

(朝日新聞社)
 配偶者。妻で。

(知事)
 はい。

(朝日新聞社)
 昨日の段階では、297例目の方は、職業、死因、発症等不明ということでしたが、その後分かりましたでしょうか。

(知事)
 それでは、申し上げて参ります。積極的にご家族の皆さん方のご協力をいただきまして、行動歴あるいは濃厚接触者、割り出しをさせていただきました。
 まず、濃厚接触者につきましては、4名を認定させていただいております。同居のご家族2名、親戚の方1名、知人が1名、そして、この4名につきましては、既にPCR検査を行い、3名が陰性、そして298例目の方が陽性となったところであります。
 また、行動履歴についてでありますが、前日、亡くなる前日でありますが、1月16日、医療機関、こちらを訪問をされておられます。そして、当日、既に発表申し上げたように、心肺停止の状況となって、別の医療機関、こちらの方に搬送されるということになります。

(朝日新聞社)
 この医療機関の訪問というのは、定期的なものだったのでしょうか。

(知事)
 これは何か症状があってですね。

(感染症・疾病対策室長)
 基礎疾患がある方でしたので、医療機関を受診されたと思うんです。

(朝日新聞社)
 呼吸器に関するものではなくて。

(感染症・疾病対策室長)
 それでは、ないです。

(朝日新聞社)
 感染ルートというもので、何か想定されているものは。

(知事)
 それはまだ、引き続き調査中ということです。

(朝日新聞社)
 職業は。

(知事)
 職業については(公表は)ないですね。

(感染症・疾病対策室長)
 公表を差し控えさせていただきます。職業につきましては、公表を差し控えさせていただきます。

(朝日新聞社)
 公表をしない。その理由は。

(感染症・疾病対策室長)
 ご家族の意向であります。

(朝日新聞社)
 家族の意向ということですか。

(知事)
 そうですね、死者の場合には、(公表を差し控える、)その部分を言わせてもらっています。これまでも。

(読売新聞社)
 「クラスター」の件に関してなんですが、先ほど教訓的に感染力が強まっているのではないか、ということだったんですが、それは皆さん基本的な対策は取っていらっしゃったということだからですか。

(知事)
 学校においてはそのような形。ただ、先ほどから申し上げているように、お仲間で行動される時というのは、どうしても、例えば、マスクをはずしてしゃべってしまうとか、あるいは、休憩時間に飲食をする、あるいはお昼ご飯、最初の4名の方が一緒に仲間として行動されておられましたので、そうした時にはどうしてもマスクを外すということをお聞きしております。

(読売新聞社)
 そういうことで言うと、特に若い方の感染が広がっているという話もあるのですけれども、若い方たちへの啓発のメッセージとして、今回の事例から何か言えることはありますでしょうか。

(知事)
 やはりマスクの着用ですね。我々の場合、どうしてもやっぱり色々な場、例えば食事の場でも、しゃべる時は、やっぱり怖いというか、マスクを着けるというのが多いんですけれども、若い皆さん、授業を受けた後の開放感、例えば、その注意しなければいけない5つの場面の中で、よく職場で言うんですけどね、勤務をしていて、そこは感染防止対策きちんとできている。万が一、そこで(陽性が)出てはいけない、あるいは、職場でもルールが決まっている。ただ休憩時間になると、やはりくつろぎたい。パッとマスクを例えば外してしゃべっちゃう、物を食べる。こうしたことが起こるので、場面の転換の時に気をつけましょう。こうしたことがよく言われる。
 これは、学校においても同じですよね。授業の時には、例えば換気がなされ、寒いな、そしてマスクを着ける、苦しいな。で、しゃべる時もしゃべりづらいな、そうしたものがあるのが、休憩時間になると、やれやれと言って、(マスクを)外してしまうというのは分かりますよね、気持ちとしてはね。で、しゃべるのもマスクをしてだと聞き取りづらい。どうしても大きな声にもなりますから、だったら外してしゃべろう。物を食べる時にもマスクを着けていたら食べづらいね。そうしたお気持ちもよくわかるんですが、そうした時にどうしてもやはり飛沫感染でうつってしまう。
 現に今回、よく仲良しで行動されている5人のうちのお一人を除いて4人が、そして、それがクラスメイト、学校の先生、ここにまでうつってしまったということがあるので、やはり、そうしたところ気を付けていくということが1番求められるではないかと。

(読売新聞社)
 さっきおっしゃられていたように、授業中の対策はきっちりされていたけれども、休憩時であったりとか、飲食時にマスクを外してしまうケースがあったのが、感染につながったのではないかということですか。

(知事)
 ではないかということです。現に、いつも行動する人5人のうち4人。そして、同じ授業を受けて、当然休憩時間になればマスクを外してしまったり。学校としては、マスクは着けておいてくれと言われているんですけどね、休憩時間になると、教員の皆さま方の目が届かないということもありますし、ある一定の年齢になってくれば、もうそれは自主的にちゃんとやってくださいね、まあ尊重していくというところがありますので、これが小学校とかね、中学校であれば、先生方が、例えば、回って来てということもあるんですが、なかなかね、これだけ歳もシニアになってまいりますと、しっかりと対応していただけるだろうと、そうしたところはあるんですが、学生さんにとってみると、どうしても開放感、この言葉がありますから、どうしてもっていうところがある。
 でも結果はこうして出てしまったいうことですので、やはり、これから、基本的な部分ですよね、マスクを着ける。特にしゃべる時にマスクを着けるというのは非常に効果がある。それから食べる時にも、食べる時は外すのは普通なんですけれども、その後、しゃべる、マスクを外しちゃっているもんですから、しゃべってしまう。ここも、マスクを着けてしゃべれば、これは別に大抵の場合は大丈夫ではないかと言われていますのでね。
 やはり基本的な感染防止対策、そして例えば外から帰ってきたらマスクを綺麗に外側を内側に巻くとか、あるいは必ず手を洗う、そうした場合にも手首まで洗う、あるいは顔ですね、フェイスシールドを着けている医療関係の皆様方とか、あるいは福祉施設の皆様方はまた別なんですが、そうでない方々、飛沫感染でいっぱい顔に付いている、ということがあり得るので、その場合にはきっちりと顔も洗う、これも重要な点。
 そして、マスクは着けているんですが、時にはずれるということもありますから、やはり、うがいを帰って来れば行うと。こうした基本的な、今までも申し上げてきた、どの場面がということではなくて、これに心がけていただければ、かなり減るんではないかということですので、決して特別なことを申し上げるつもりもなくてですね、そういう注意を行う。
 そして、親しければ大丈夫じゃないって言うんではなくて、親しければ親しいほど、そこを気をつけると。それがお互いへの思いやりということにもなりますので、ご自分を守る、また親しい皆さん方をしっかりと守る。といった観点で基本的な感染防止対策をしっかりと行っていただければと。

(読売新聞社)
 先ほどこの学校の対応として、(1月)18日から(1月)24日まで立ち入り不可ということですが、これはいわゆる休校ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。そういうことですね。そして、今回こうした「クラスター」が発生して、また、授業に関わる皆さん方にも、伝播をしたということがありますので、やはり、しっかりと関係する皆様方に、もう一度感染防止対策、基本的な部分ですね、これをしっかりとレビューしていただこう。
 ということで、実は明日でありますが、県内の専門学校、あるいはこれに関わる各種学校の皆さん方ですね、全てに感染防止対策の徹底の説明会をさせていただくと。
 ただこの時期でもありますので、Webでこれはさせていただきます。やはり、専門学校、各種学校には若い皆さん方がたくさん在籍されていますので、是非この今、基本的な感染防止対策であるとか、行動変容、こうしたものを促していただきたい。といった観点から、説明会を大きく二部形式でさせていただきまして、まずは、保健所の所長の方から講演を、この感染症対策についてさせていただく。また、文部科学省の方が専門学校、各種学校に対してのガイドライン、これを作っておりますので、こうした点につきましても、これは担当課の方から説明させていただき、もう一度、この基本的な感染対策、感染防止対策について、ご理解をいただこうと考えております。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(読売新聞社)
 冒頭の兵庫県内で感染が確認された男性の方なんですが、これは県内の6指標には入らないということですか。

(知事)
 そうです。なぜ申し上げたかというと、これまでも1例あったんですが、県内の医療機関に入院されるということで、6指標、関係ないわけじゃないのですけれども、6指標の中の入院患者の中にこれが入ってきてしまう。というと、感染者数との間で齟齬が出てきますので、それをあえて申し上げているということです。

(読売新聞社)
 ということは、6指標の中の入院者数の中にはカウントされるということでしょうか。

(知事)
 はい。入ります。

(四国放送)
 299例目の方、286例目の濃厚接触者、これは家族ということですか。15日の徳島市の。

(知事)
 299例目の方ですね。この方はご家族ではなくて、職場の同僚の方。実はこの方、1回陰性だったんです。濃厚接触者として。ところが、症状が出たということで再び検査、で陽性となったということになります。

(徳島新聞社)
 1回目の検査をしたのはいつですか。

(知事)
 1回目のときは1月16日です。

(四国放送)
 1月12日に、267例目の方、専門学校生なんですが、この専門学校生が今回の専門学校と関係しているのですか。

(知事)
 関係ないですね。この「クラスター」という意味では関係ない。

(徳島新聞社)
 今回の「クラスター」につきまして、感染経路の特定はできているのでしょうか。

(知事)
 ここのところ、原発は291例目の方、という形で申し上げているところでありまして、そうした意味では、今この部分については、その方原発とさせていただくということで、今、感染経路不明者に291例目の方を入れさせていただいています。

(徳島新聞社)
 現時点で、経路は分かっていないということですか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 松茂町の20代の男性、兵庫県で確認された方ですが、職業は。

(知事)
 この方は、兵庫県での担当となりますので。向こうの基準に従うということになります。

(徳島新聞社)
 298例目の方、(1月)16日と(1月)17日に、医療機関A、(医療機関)Bに訪問されているのですけれども、こちらは付き添いで行かれたということですか。

(知事)
 そういうことになります。

(徳島新聞社)
 そうしましたら、17日は救急搬送、297例目の方が搬送された病院に行かれたということですか。

(知事)
 そういうことです。付き添いで。

(NHK)
 学校での「クラスター」ということなんですけれども、誹謗や中傷とか、改めて対策といいますか、呼びかけはありますか。

(知事)
 はい。こうした「クラスター」、これまでも公表させていただいているのですが、こうした点については、やはりそれぞれのところの対応といったものも、ぎりぎりのところでされている。
 それから、患者さんになられたこと、が決して罪でもなんでもないわけですし、県民の皆さん方にも呼びかけているように、いつ何時、例えば、誹謗中傷された人が、ご本人、言った人がですね、かかるかもしれない。
 ということで、この点については、そうした誹謗中傷、特に最前線で闘っていただいている医療従事者の皆さん、あるいは福祉介護などを行っていただいてる皆さん方、またそのご家族に対しての誹謗中傷、こうした点は絶対にやめていただきたいということで、すでに徳島県での新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する条例を制定しておりまして、この中にもしっかりと位置づけさせていただいているところでありますし、いよいよ通常国会が始まりまして、これまでも全国知事会からこうした誹謗中傷、こうしたものを絶対止めるように、といった部分について、例えば特措法、こうしたものにも位置づけてくれということも申し上げてきているところですので、今の段階では徳島をはじめ条例で、各都道府県が誹謗中傷は絶対にやめていただきたい、こうした点を強くそれぞれの都道府県民の皆さん方に申し上げているんですが、これが法律ができあがってくれば、もちろんそれが中身がしっかり盛り込まれればということなんですがね。今度は法律としてより強い注意喚起、これを行っていくということになるかと思いますし、徳島県としてもネット上でのそうした監視というものもしっかりとさせていただくということを勧めております。

(四国放送)
 今月に入って105人、先ほどおっしゃっていたのは、10代、20代が半数以上、105人のうちの52パーセント。

(知事)
 もう少し細かくいいますと、105名のうち、「クラスター」として高齢者施設が出た。これが特異事例ということですので、そこから47(名)を除きますと、分母が58(名)。そのうち30名が10代、20代ということで52パーセント、過半(数)を超えました。
 実は昨日の東京発症が1,200を超えて、約その半数が、10代、20代、マスコミの場合には30代を加えていましたけどね、若い皆さんが過半(数)だということを言われたところです。

(徳島新聞社)
 299例目の方なんですけれども、(1月)13日に発症されて、医療機関に行かれているのですが、その検査をするまでにちょっと時間があるのですが、その辺の事情はどういうことでしょうか。

(知事)
 はい。299例目の方については、286例目の方の濃厚接触者ということで、すでに1回検査を受けておられるんですね、これがもう1月16日に検査を受けて、実は陰性と出ている。
 そうしたことから、確かに(1月)15日も解熱し、(1月)16日は37.0度なんですが、少し症状が抜けない、鼻水であるとか全身倦怠感が抜けない、こうしたことがあって、特にこの健康観察中ということになりますので、今回PCR検査、こちらを実施して、陽性と出たということになります。ということで、1回陰性と出ているということがあります。

(徳島新聞社)
 300例目の方だけ、唯一他の感染者の方と関連がないのですけれども、この方の感染経路ですとか、検査につながった経緯についてお願いします。

(知事)
 はい。まず検査を受けることになった経緯のところなんですが、この方1月15日から発症されておられるんですね。この時には、37.4度の発熱、また頭痛、全身倦怠感などがある。そして、16日にも、熱があるわけでありまして、その後も症状が改善しないということで、1月18日、医療機関、こちらを受診されたと。
 そして、そこから医療機関、別の医療機関を紹介されまして、抗原定性検査で陽性、これを受けて、定性検査ですので、確定検査を行いますので、県の方でPCR検査を行わせていただいて、陽性と出た、こういう経緯になります。
 そして、感染経路につきましては、今、積極的疫学調査、最中ということです。

(四国放送)
 300例目の方につきまして、1月15日に症状が出ているのに、その前の1月13日に医療機関を受診されているのはなぜなんでしょうか。

(知事)
 これ(1月13日の受診は新型コロナウイルス)とは全く無関係です。

(共同通信社)
 今回の専門学校の「クラスター」で広がりも早く、規模も、感染者も一気に出た気がするのですが、これは例えば、調理ですとか福祉ですとか、どういったクラスメイトだったのですか。どういった授業を提供されていたのですか。

(感染症・疾病対策室長)
 保健所の指導の下、特別に公表する必要はないと考えております。

(徳島新聞社)
 最初、専門学校の方で、最初の4名の方は仲良しで、ともに食事もされていたということですが、今回、感染がわかった方々は、最初の方々と一緒にマスクを外して食事などはされていないということでしょうか。

(知事)
 ここのところは、同じクラスメイトと申し上げたところでありまして、そうした意味では、例えば、休憩時間帯、こうした点、先ほど場面が変わるところが、注意しなければならないということで、例えば、授業に関して、いろいろお話をする、教諭の方も今回感染されておられますので、先生を囲んで例えば授業の内容についてお互いお話をされるということは十分あり得る話でありますので、そうしたところから感染していく。休み時間、授業後、こうしたところが、やはり感染、気をつけないといけない、そうした場面かと思います。

(徳島新聞社)
 マスクを外して、会話をされていた可能性があるということですか。

(知事)
 誰かが外す、全員が外すということはなかなか考えられないことですが、誰かが外すことによって、どういう形で飛沫感染になるのか、先ほど申し上げたように、当然、フェイスシールドをかけていなければ、顔にはかかることになるわけですので、そうした時、家に帰って顔を洗っていないということになると、当然、感染する可能性もあるということですので、おそらく授業中ではなくて休憩時間。また、こうしたところに授業の内容について先生を囲んで、皆で例えば話し合うと、こうしたことは当然あり得ることですので、こうしたところに注意が必要になってくるんではないかとこのように考えております。。

(徳島新聞社)
 最初の4名の方みたいに一緒に外して食事などはしていないということですか。

(知事)
 (一緒に食事などをしているということ)ではないです。

(徳島新聞社)
 それとの関連で、先ほど対策はできていたけれども感染したというところで、感染力が強まっているというようなこともおっしゃっていたと思うのですけれども、最近、話題になっている変異株との関連については、どのようにお考えでしょうか。

(知事)
 実は、PCR検査のデータといったものを、国立感染症研究所と共有をしている。だから、例えば昨日も静岡で、そうした例が3例出たと。遺伝子検査で分かるんですね。徳島からそれが出れば、当然そうした発表がありますので、いわゆる変異株ということではないということになります。
 ただ今、全国知事会の中でも各知事といろいろ話を日々するわけなんですが、どうも感染力が高まってると。例えば、今まででしたら、同じ仲良しの皆さん方で話をし、食事をしていても、うつったとしても、例えば一人ぐらい。ところが、今回の事例をみるとうつらなかったのが一人、ということなんですよね。
 このこと、また家に帰った時に、例えば里帰りの人たちというのは、うちも沢山出て、普通でしたら一人ぐらいなんですよね、かかる、あるいはかからなかった。これがこれまでの事例。お盆の時とかですね。ところが、今回は3例、立て続いて家族の方が全員かかっちゃった。1つは5名、1つは6名、1つは2名。でこのことというのは実は全国で起こっているんですね。
 徳島は確かに今感染者の数というのは少ない方から4番目になっているんですが、少ない鳥取であったり、あるいは島根であったり、こうしたところでも似たような傾向が出ているということがありますので、どうもやはり日本の中にいて、日本として、やはりそうした菌がより生き残っていく。もちろん生き物っていうのは自分が元気なうちというのはあまり感染が(広がらない)、うつしていこう、子孫を残そうとしないですね。
 ただ個体が危なくなってくると、より子孫を残そうということで、感染力を強めていく。こうしたことがありまして、この辺り、おそらく専門家の皆さん方もいろいろな角度から分析されていると思うんですが、こうした感染力が高まってくるっていうのは、その個体として、種の個体として、滅びの時期もある、近づいてくるということもあるんではないかと。これはまだ定説にはなってないということですが、一般論。
 ということで、今これだけ、昨年の1月8日武漢から始まり、そしてそれがヨーロッパで変容し、日本に両方が持ち込まれ、その中から、またさらに日本の中で1年以上、この菌がずっと生き続けてきたんですよね。そうなってくると、日本のあるいは、日本人に合う形に、この菌というのは変容していくと。これは当然想像に難くないところとなりますので、やはり、基本的な部分ですね。先ほどから申し上げている飛沫感染を防ごう、できれば接触感染も。こうした点も是非注意をいただくことによって、最低限の防御、これをすることができるんではないか。
 少し今誰か陽性患者がいた場合に、その周辺が全てアウトになるというものが全国的に増えている。徳島もその例外ではないということですので、先ほどは若い皆様方に呼びかけをさせていただきましたが、是非、県民の皆さん方にも、基本的なそうした感染防止対策、ここに是非心がけていただきたいとこのように申し上げたいと思います。

(読売新聞社)
 6指標をお願いできますでしょうか。

(知事)
 それでは、今日現在での6指標申し上げていきたいと思います。
 まず直近1週間での感染者数でありますが、1月12日から1月18日までの1週間、新規感染者数は39名となります。
 次に、1週間、先週との対比ということですが、先週は1月5日から1月11日まで、この間59名でありましたので、先週よりは少ないということになります。
 そして、感染経路不明割合については、39(名)分の4(名)、10パーセントとなります。
 ちなみによくご質問がございますので、この4名、274例目の方、280例目の方、285例目の方、そして、291例目の方となります。
 次に、病床の逼迫具合について、対現時点確保数との割合、200(床)分の74(床)、37パーセントとなります。うち、重症者割合25(床)分の0、ゼロパーセントとなります。
 そして、療養者数、入院が今申し上げた74名、宿泊療養者が7名、合わせて81名となります。
 監視体制、陽性率であります。1,297(名)分の39(名)、3.0パーセントとなります。

(幹事社)
 ありがとうございました。

(知事)
 それではよろしくお願いします。ありがとうございました。

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FAX番号:088-621-2820
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