〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それではよろしくお願いします。
(知事)
それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生について発表させていただきます。
昨日1月13日、医療機関経由の民間検査機関また徳島県立保健製薬環境センター及び保健所の検査によりまして、4名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されたところであります。県内では269(例目)から272例目となります。
それでは、感染者の方の概要をご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず、269例目の方、年代は40代、男性、徳島保健所管内、北島町在住の方、職業は公務員であります。
次に270例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
次に271例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
続きまして272例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
感染者の方の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院済みであります。
また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、まず269例目の方、おられません。270例目の方、同居のご家族3名となりますが、本日の検査で、全て陰性が確認されております。次に271例目の方、272例目の方、ともにおられません。
なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところでありますので、プライバシー保護の観点から是非ご配慮をお願いいたします。
さて、全国の感染者数が高止まりとなる中、昨日1月13日、2府5県、栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、そして福岡県、「緊急事態宣言」が出されたところであります。
私もWebで諮問会議に参加させていただき、ご意見を申し上げたところでありますが、本県におきましては、年末年始以降県外との往来によるものと推定される感染者の増加、また家庭内感染の拡大、1月5日、関連クラスターが発生いたしております。
そして、1月11日には高齢者施設のクラスターが発生してしまうなど、これまで最多であった(昨年の)8月1か月間で107名、これを上回る勢いで1月14日現在で、1月の陽性患者数は73名。これは勢いとしては、この(昨年の)8月を場合によっては抜きそうな感じということになります。
県民の皆様方におかれましては、繰り返しのお願いとなり、特にいつ、誰が、また感染してもおかしくないと是非お考えをいただきたいと思いまして、マスクの着用、3密の回避、手指消毒、うがいなど基本的な感染予防対策の徹底はもとよりのこと、発熱などの症状が出た場合には、もしかしてという注意、気づきを持っていただきまして、行動を控えていただきますとともに、いち早く「かかりつけ医」の方に電話相談の上、医師の指示に従っていただければと思います。
また、感染対策が難しいとされる家庭内感染につきまして、少し県民の皆様方にその対策、これをご紹介させていただきたいと思います。
(パネル「家庭内での『感染予防対策』」を掲示)
これは一般社団法人日本環境感染学会が取りまとめたものであります。家庭内での「感染予防対策」、家庭内では8つのポイントにご注意くださいというものであります。
大きく分けて2つございます。
1つは感染が疑われる方が家庭内にいる場合の対応のポイントとして3つ。
1つは当然のことながらお部屋を分けましょうと、個室にしましょうということ。 また、その感染が疑われる方は極力お部屋から出ないようにということです。
また2つ目としては、お世話はできるだけ限られた方でしましょう。できればお一人で担当いただければということであります。
また、全員がマスクを着けていただく、防衛ですね。そして、そのマスクの処理の仕方についてでありますが、使用したマスクは他の部屋に持ち出さないこと。また、マスクの表面には触れないように、当然ですね、そこに菌がついている。マスクを外したら必ず石鹸で、手を洗いましょう。もちろんアルコール消毒でもOKです。
それからもう1つ大きいのは、家庭内で普段から注意する感染予防のポイントとして、こちらが5つとなります。
まず手洗い、うがいをしっかりとということ。また、定期的に換気してくださいということ。また、手で触る共有部分をしっかりと消毒しましょうということです。特にお手洗い、洗面所、通常の家庭用の洗剤ですすいで、家庭用の消毒剤でこまめに消毒するということで、この点については注意が必要となります。また、汚れたシーツ、衣類、こまめに洗濯していただきたい。そして、洗濯して生乾きでは駄目なんですね。完全に乾かしていただきたいということであります。そして、8番目としては、ゴミの対策についてでありますが、ゴミは必ず密閉して捨ててください。特に鼻をかんだティッシュなどについてはすぐに、ビニール袋に入れていただいて、室外に出すときには密閉して捨ててくださいということで、以上大きく分けて2つ、そして個別項目では8つということになります。家庭内では是非この8つのポイント、ご注意をいただければと思います。
(パネルを置く)
以上8つのポイント、お話を初めて申し上げたところでありますが、是非こうしたところから実践をお願いすることができればと思います。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
(読売新聞社)
それぞれの方の症状の程度からお願いできますでしょうか。
(知事)
はい。それでは4名の方、それぞれ申し上げていきます。まず269例目の方、軽症です。270例目の方、やはり軽症です。271例目の方、軽症です。そして、272例目の方、軽症となります。
(読売新聞社)
270例目から272例目の方は、クレアの関係だということなんですが、発症までの経緯をお願いできますでしょうか。
(知事)
はい。それでは、3名の方、申し上げていきます。
まず、270例目の方は、このクレアの職員の方ということでありまして、1月11日、当然濃厚接触者ということで、PCR検査を行ったところ、陰性とこの方はなりました。しかし、1月12日、翌日でありますが、咽頭痛、充血、頭痛、こちらが起こった。そして、13日にはとうとう発熱37.4度でありますが、そして、咳、咽頭痛、吐き気ということで、再びこちら検査をすることとなりまして、その結果、陽性ということになりました。
次に、271例目の方は、入所者の方であります。この方についてももちろん1月11日濃厚接触者ということで、この方PCR検査受けられましたが、陰性となっておられました。そして、この日から、つまり1月11日から1月24日まで、健康観察中となるわけでありますが、1月13日に37.8度、発熱されたということがありまして、そして、PCR検査を受けられて、陽性。この場合、抗原検査、県の方で抗原の定性検査を行わさせて、ちょうど保健所が入っておりましたので、そしてその結果、陽性ということになりました。
次に、272例目の方、この方も1月11日濃厚接触者として、入所者の方でありますが、PCR検査を受けたところ、陰性となっておりました。そして、1月11日から(1月)24日までが健康観察期間中ということで、1月12日、咳、夜半からでありますが、そして1月13日には発熱37.8度、そして咳ということでありましたので、こちらも保健所が入っておりましたので、抗原定性検査、こちらを受けていただいて、陽性となったと、こうした経緯であります。
(読売新聞社)
269例目の方は、公務員ということなんですが、職業は。
(知事)
この方は地方公務員、警察官です。
(読売新聞社)
この方の経緯、感染発覚までの経緯をお願いできますでしょうか。
(知事)
はい。では、まず、発症の形から申し上げていきます。
発症は1月12日、発熱38度、全身倦怠感、そして翌1月13日37.4度、全身倦怠感が残ります。そして、検査の経緯ということでありますが、1月12日症状が発現をしたということで、こちらにつきましては、医療機関を受診されまして、医療機関経由で民間の検査機関、こちらでPCR検査、これを受けられまして、昨日陽性判明になったということであります。
(読売新聞社)
この方、濃厚接触者はいないということなんですが、例えば、職務で一般の方との接触などはあったのでしょうか。
(知事)
はい。この方は仕事で、東京に行っておられたんですね、勤務で。そして、ちょうど発症の9日前の1月3日から発症の3日前となる1月9日まで県外、つまりお仕事で東京に行っておられたと。そこで、いわば研修を受けておられたんですがね。 そして、ちょうど1月9日までということは1月8日午前0時から東京都は「緊急事態宣言」が発動となったところでありますので、もし帰県をされた場合に、ご家族が不安であるといった場合には、警察の待機宿舎、こちらをあてがうという形がルール化をされておりました。
まず、この方は1月10日帰って来られるんですが、1月10日及び1月11日についてはご自分で、やはりご家族の関係がありますので、宿泊施設。それぞれ10日と11日は違う施設でありますが、そこに滞在されて。そして1月12日、13日はいわゆる待機宿舎の方に入られるということになります。ご家族、同居の家族との接触を避けるということで濃厚接触者がいないと。ただし、接触者が4名、職場の同僚が2名、この時に仕事上の関係者が2名ということで、この4名を接触者と認定させていただいておりまして、順次PCR検査、受けていただくことといたしております。以上です。
(読売新聞社)
同僚の方二人というのは、警察官の方だと思うのですが、仕事関係の二人というのは、警察官以外の方でしょうか。
(知事)
実はこの方、交番勤務ということがあって、1月11日に職場の立ち寄りということで、行かれた時にこの4名の方と接触すると。もちろんここは接触ということで、非常に短時間であって、それ以外の一般の県民の皆さんとの対応というものは一切なかったということでありますし、また1月12日にも、少し従事されましたが、もうすぐに早退をされて。というのは、必ず検温をすることになっておりますので、そこで、職場で実は(熱がある)ということが分かってすぐ帰られた、とこういう流れとなります。
(読売新聞社)
冒頭おっしゃられていました4人の方は、全て入院済みということでしょうか。
(知事)
そうです。この269(例目)から272例目の方は、既に入院されておられます。
(朝日新聞社)
今回のクレアの関係で言いますと、合計で感染者38人ということでよろしかったでしょうか。
(知事)
(38人)ということになります。
(毎日新聞社)
269(例目)から272例目の現時点での感染経路はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
はい。まず269例目の方は、今、申し上げたようにご勤務で東京にずっとおられたわけでありますから、当然ここには全国から研修を受けに来られる方がおられますので、当然そうしたところから何らかのはずみでもらってしまったんではないかと。
それから270例目から272例目は、もともとこの皆さん方、濃厚接触者、例の「クラスター」ですね、ということでありますので、当然感染源はお一人ということをまずは想定するということになります。
(毎日新聞社)
272例目の方は、クレアの入所者の方ですか。
(知事)
(入所者)です。3人というか、270例目が職員の方、271(例目)、272(例目)が入所者の方。
(徳島新聞社)
警察官の方は、全国から警察官の方が集まってくるような研修に参加されていたのですか。
(知事)
そうです。勤務として。
(徳島新聞社)
警察官の方の帰ってきてからの経緯なんですけれども、(1月)10日に帰ってこられて、(1月)10(日)、(1月)11日は宿泊施設におられたということですか。
(知事)
そうです。自主的に。
(徳島新聞社)
自主的に宿泊施設で自分で泊まって、(1月)12(日)、(1月)13(日)は県警の待機宿舎に入っていたということですか。
(知事)
ここはルールがありまして、ご家族の皆さん方が不安を持つということであれば、県警の待機宿舎をあてがうということになっているんですね。
(徳島新聞社)
接触者の方で、2名は同僚の警察官。あとの2名は仕事関係とおっしゃっていたのですけれども、この方々も交番にいらっしゃる方ということですか。
(知事)
たまたまそこでお話を短時間されたということで、ということになります。
(徳島新聞社)
その方々も同僚ということでしょうか。
(知事)
ではありません。仕事関係者ということです。
(毎日新聞社)
269例目の方なんですけれども、(1月)11日、(1月)12日に職場に行っているのですけれども、いずれも同じ交番に行かれたということですか。
(知事)
そうです。
(毎日新聞社)
この交番というのは、どこになるかというのは、公表されるのでしょうか。
(知事)
阿波市です。
(徳島新聞社)
そうしましたら、阿波吉野川署の署員ということですか。
(知事)
阿波市ということですから、そうなりますね。阿波市の交番勤務、阿波市内の。
(徳島新聞社)
269例目の方の、1月12日の仕事に従事されたというところの説明の確認なんですが、交番に出勤したけれども、職場で熱があるというのがあって、それで早退したということですか。
(知事)
おっしゃるとおりです。というのは、警察のルールで、交番勤務の場合には、必ず交番に登庁した場合には、そこで検温をするんですね。ということで、検温をして、その期間居たと。そうしたら、熱があるということで、すぐ早退という形です。
(徳島新聞社)
本当にすぐ帰られたということですか。
(知事)
そうです。すぐ帰られました。ということで、濃厚接触者ということを認定していない。ただ、接触者としては認定したと。
(徳島新聞社)
先ほどの待機宿舎とかのくだりの話なんですけれども、なぜ帰県した直後から待機宿舎に入らなかったのですか。
(知事)
まずは、1月10日はご勤務でなかったということもあって、まず当面、宿泊施設の方に滞在された。そして、1月11日も、実は職場への立ち寄りだったんですね。勤務というよりは。ということがあって、(1月)10日、(1月)11日は勤務というよりは、そういう状況でしたので、宿泊施設にそれぞれ泊まられた。ただ、(1月)12日から勤務ということになりましたので、そうした意味もあって、待機宿舎、こちらの方に入って待機ということになられました。
(徳島新聞社)
その待機宿舎に入ったのは、発熱が分かって、早退して以降ということですか。
(知事)
(発熱が分かって、早退して以降)になります。
(徳島新聞社)
宿泊施設での接触者とかはいないですか。
(知事)
認定されていません。
(徳島新聞社)
クレアの「関連のクラスター」が、規模がだんだん拡大しまして、38名ということになったのですけれども、改めて受け止めをお願いします。
(知事)
これは先般、会見の時にも申し上げたように、やはり、高齢者施設の場合には、こういった形で、順次1回、例えば陰性であったとしても、後に体調がということで保菌をしてしまう。
つまり、食事の時に一堂に会する、あるいは、何か行事をやって一堂に会する。クレアの場合には、居室についてはすべて個室ということになっているんですが、やはり、食事であるとか、入浴もそれぞれ行いますし、何かレクリレーション、これも一緒に行うということになってまいりますので、そうした場合に感染が広がってしまう。
こうした点で、やはり高齢者施設、ここは最大限の注意が必要である。特に、徳島の場合には、(昨年の)8月、二つの「クラスター」、ひとつは、「関連クラスター」でありますけどね。通所、入所それぞれあったわけでありますので、徳島独自のチェックリスト、これも作って全施設の方にお配りさせていただいて、巡回指導などにもあたってきたところであります。
また、11月20日、国の方からは11月19日に通知が来たわけでありますが、やはり全国的に、この入所施設、特に高齢者のこうしたところでの「クラスター」が多発しているということで、入所者あるいは職員お1人でも、例えば発熱症状が出たという場合には、必ず検査を実施していただき、陽性が判明したら、全員を濃厚接触者と認定して、全員が検査を受ける。こうした通知を11月20日、徳島県としても国からの通知を受けて、発しているところであります。
そうした意味では、1月1日元旦に、まずお1人が38度を超える熱、これを出された。2日にもまた別の方が、6日にもまた別の方が、順次、発熱をされてきたところであり、こうしたものについて、例えば1月1日、あるいは(1月)2日、こうした段階で契約をされているドクターの方においでをいただいて、もし、定性検査でも受けておいていただければ、全く様相が違っていたのではないかと、これ非常に残念に思うというのは、前回記者発表で申し上げたとおりであります。
そして、想定したとおり、最初に34名。そして今では、職員、入所者を入れて38名となったところであり、一旦陰性であった方も陽性に転じる。これも(昨年の)8月の二つの「クラスター」、全く同じ形となってきたところであり、次に心配になる点は、(昨年の)8月の時に、やはり高齢の皆様方がだんだん重篤化をしてきて、そして亡くなる。こうした点もあるからより注意しなければいけない、これがあるわけでありますので、何としてもそうした状況にならないように、ここは今後の対応ということにはなるわけでありますが、そうした意味を込めて、今まだ現在進行中ではあるわけでありますが、非常に残念だということを申し上げるしかない。
ということで、まず、この施設のある徳島市八万地区にある施設、こちらにつきましては、既に県の方から体調が悪い職員、あるいは入所者がおられる場合の検査、これを行うとともに、体調が悪くない場合についても、順次、それぞれ入所者、そして職員、これをやらせていただいて、少なくとも八万地区からの新たな発症といったもの、これに関わる「クラスター」といったもの、こうしたものを起こさない。つまり、封じ込め作戦を順次、今、展開しているところであります。
そして、八万エリア以外の全県下における施設につきましても、今日4つのグループに分けて、実は施設長会議、これを行わさせていただいているところであります。
そしてこの中で、やはり今までのチェックリスト、あるいは、1月20日に出させていただいた、入所者あるいは職員の皆様方お一人でも、もし体調が悪いなどそうした症状が出た場合には、直ちに届け出をしていただいて、その契約などをしているドクターの皆さん方から、しっかりと検査を受けていただく、こうした点について徹底をさせていただいております。
ちなみに、今日既に1グループを(午前)10時から、そして次のグループを(午後)1時30分から、さらには今ちょうど(午後)3時30分、そして(午後)5時30分と4つのグループに分けて、させていただいております。
この中で県の方から申し上げた点、今概略は申し上げたところでありますが、少し詳細に申し上げていきます。
まずは大きくは、感染防止対策のさらなる徹底についてということで、11月18日、巡回指導を行った結果について、また、積極的な検査の実施、これは11月20日、徳島県から前日の厚生労働省からの通知を受けて発しているもの、また(昨年の)8月の「クラスター」、二つの「クラスター」を受けて、県独自で作りました県版チェックリスト、9月1日に全施設に発出をさせていただき、12月24日、例えば調理などで契約をしている外部の事業者の皆さん方、ここで陽性患者が出たということがありましたので、これを受けて12月24日改訂版を作らさせていただいたところでありまして、これらの説明について。また、高齢者施設向けの動画研修ということで、これは国のクラスター班が作成をされたものであります。
こうした形で、対策を取ると共に、さらに新型コロナウイルス感染症対策として、阿南保健所の佐藤所長さん、独自に作られました動画、こちらを研修で用いたところであります。
こうした形で、今回出た「クラスター」といったもの、この中で封じ込める、そしてこうした点を一つの教訓として、全県下の施設の皆さん方にもう一度注意喚起を行う、また、注意喚起を行うだけではなくて、速やかな検査行動に移していただけるように、特に全域の皆さん方につきましては、契約をされているドクター、こうしたところとご相談をいただく中で、抗原定性検査、このキットを県の方からその施設の中に備蓄いただきまして、そして直ちにお医者さんの下で、もし症状があり、体調が悪いといった場合には、検査に移していただく、こうした体制を以前以上に十重二十重ではありませんが、対応の強化、これを図らせていただく考えであります。以上です。
(四国放送)
今お話があった、検査キットのことなんですけれども、検査キットの備蓄をお願いするとのことですけれども、この検査キットというのは、病院で受ける簡易検査キットのことですか。
(知事)
例えば、今回でしたら1月11日に10名の方が発熱などを起こした、この施設でですね。そして、契約をされているドクターの方が簡易検査キット持って来られた。それで検査して、そして8名が陽性と出た。
定性検査の場合には、一度 PCR検査で確定検査する必要があるんですが、ただ陽性が出るということは、当然危険性が高いということなんで、直ちに対策に入れるという形で、今回先生が持って来られるわけなんですが、先生が来られて、その時にこれいかん(と思った時、検査キットを)持って来られないとしても直ちに検査ができる、そういった意味で、先生のご指導のもと、施設の中にその定性検査キット、これを備蓄していただく、これを県が手配をする。
(四国放送)
検査キットを配るということですか。
(知事)
そうです。
(徳島新聞社)
270例目の方、濃厚接触者、同居家族3名で、既に陰性が出ているのですけれども、11日に別居家族宅を訪問されているのですけれども、こちら、この時に会った方は、濃厚接触者や接触者にはなっていないのですか。
(知事)
接触者として見ています6名。
(徳島新聞社)
接触者が6名。
(知事)
はい。今、検査調整中です。
(徳島新聞社)
この6名というのは、いずれも別居家族の方ですか。
(知事)
そうです。別居家族6名。この方々を接触者として認定しています。
(徳島新聞社)
細かい話なんですが、保健所の方が、抗原定性検査をされたということなんですけれども、その後のPCR検査はされているのですか。
(知事)
もう一旦 PCR検査やっておりますので、そうした中で次、定性検査が出れば確定。
(徳島新聞社)
もうPCR検査はせずに、それをもって症状も出ていらっしゃるので確定ということになったということですか。
(知事)
というのは、1回PCR検査、1月11日に受けておりますので。
(徳島新聞社)
270例目の方も同様に抗原定性検査を受けたのですか。
(知事)
この方は違います。県のPCR 検査です。
(徳島新聞社)
細かいところで恐縮なんですけれども、269例目の方の1月12日の経緯のところなんですけれども、職場で熱があるのがわかったとおっしゃっていたのは、先ほどおっしゃっていた38度の発熱ということで分かったということでよかったですか。
(感染症・疾病対策室長)
38度ではなくて、37.4度、その後ということで、医療機関を受診した。
(徳島新聞社)
37.4度。
(知事)
あの12日です。それ13日。
今、ご質問のとおりです。1月12日については、38度。翌日が、37.4度。
(徳島新聞社)
早退した後に、医療機関を受診したということでよろしいですか。
(知事)
そうです。12日に症状が出たということで、直ちに医療機関を受けられて、そこで民間の検査機関に検体が回されて、翌日陽性と判明した、こういうことになります。
(徳島新聞社)
この方、東京に研修に行かれていたということですが、東京で何か感染リスクが高まるような行動をされたとか、その辺は何かありますか。
(知事)
さすがにこれ缶詰の研修ですから、リスクの高い行動というのはされていない。ただし、全国から、もちろん東京の皆さん方もたくさんおられますので、この時の東京、私もちょうど1月7日、諮問会議、行っているわけなんですが、少し様相がおかしい、空気が。どこに居てもなんとなく危ない、そうした感じがありますので、当然私の方も、いつも藍染のマスクですけど、東京に行く時にはサージカルマスクつけておりますけどね、やはりそういう状況、ちょうど「緊急事態宣言」発動の日なんですけどね。
ということで、たくさんの人たちがもし交わしたということであり、もちろん感染防止対策されているんですが、何らかの形でもちろんマスクを外しちゃうこともあるかと思いますので、そうした中で、もらってきたんだということだと思います。
(徳島新聞社)
研修なんですけれども、どれくらいの規模の研修を受けられていたのか分かるのでしょうか。
(知事)
200人ほどと聞いてます。もちろん教室は全部分かれていて、感染防止対策取られていた。
(感染症・疾病対策室長)
100名程度です。
(知事)
100名程度だそうです。で、20名ずつのクラスに分かれて受講と。だからだいぶ普段よりは少人数で、しかも数を減らしてやっているというのが分かりますね。通常だと大体200人規模でと聞いています。
(徳島新聞社)
徳島から参加したのはこの方だけですか。
(知事)
(徳島から参加したのはこの方だけ)と聞いています。
(徳島新聞社)
これまでに陽性が判明された方の中で、中等症以上の方が一人いらっしゃったと思うのですけれども、この方以外の方で、症状が悪化された方というのはいらっしゃるのでしょうか。
(知事)
病院の(とくしま)アラートの関係の話になってきますので、その観点で申し上げさせていただきます。
せっかくですから、全体の今、何名入院されているかということを申し上げていきます。
この今日発表した皆さん方、既に入院済みということで、ちょうど今、入院されてる方が60名ちょうどとなります。
そして、このうちいわゆる重症者という捉え方でいきますと、ゼロ。それ以外は皆中等症以下ということになります。
(徳島新聞社)
中等症だった方も回復されて、もう軽症になられているということですか。
(知事)
いやいや、中等症、重症、だから、無症状、軽症、中等症がまず一つのグループ。もう一つが重症、そのうち、重症者がゼロ。
(徳島新聞社)
重症者がゼロ。中等症の方は中等症のまま、お一人ですか。
(知事)
はい。ただそこのところは症状が変化していきます。ただ重症になってないということだけご理解いただければ。
(徳島新聞社)
分かりました。
(徳島新聞社)
クレアの関係ですが、感染経路は判明したのでしょうか。
(知事)
ここのところが、一番最初に発症した方が元旦の237例目の方なんですが、職員の方々で無症状の方もかなりおられるということで、そこのところがなかなか分かりづらいということがありまして、先ほど少し6つの指標の話を申し上げたんですが、今、感染経路不明者、こちらを3(名)とさせていただいております。で、237例目の方を、仮に感染経路不明者1(名)の中に入れさせていただいています。
(徳島新聞社)
念のため、3(名)のうち、あと二人の方、何例目かというのをお願いします。
(知事)
はい。まず、219例目の方。それとこれ先般申し上げました230例目の方。そしてクレアの237例目の方となります。
(毎日新聞社)
269例目の方が行っていた東京の研修なんですけれども、この研修の中でコロナの感染者が出たという報告は受けているのでしょうか。
(知事)
聞いておりません。もちろんそういった話はこちらには伝わってこないと思いますので。
(毎日新聞社)
念のためなんですけれども、269例目の方が1月11日と12日に、勤務されている交番に立ち寄られて、一般市民との接触はないということですか。
(知事)
そこはちょっと違います。1月11日は勤務ではなくて、職場への立ち寄り。1月12日勤務。ただ検温で発熱が確認をされ、早退された。
(毎日新聞社)
(1月)11日、(1月)12日も一般市民との接触はないということですか。
(知事)
ありません。
(読売新聞社)
6指標をお願いします。
(知事)
6指標、改めて申し上げさせていただきたいと思います。
まずは1番目の直近1週間、1月7日から1月13日までの新規報告者数は56名となります。
次に、これを比べる先週、これは12月31日から1月6日までの新規報告者数、これは18名となりますので、この対比については先週より言うまでもなく多いということになります。
そして今、申し上げました、感染経路不明割合については56分の3、5パーセントとなります。
次に、4番目。病床の逼迫具合でありますが、まず病床全体としての比率200分の60、30パーセントとなります。
そして、もう一つのうち重症者用については25分の0、ゼロパーセントとなります。
次に、療養者数、こちらは今療養に回っている方11名となりますので、この60名と合わせ71名となります。
次に、監視体制、 PCR陽性率でありますが、1,152分の56、4.9パーセントとなります。
以上、6指標となります。
(徳島新聞社)
先ほどの説明で、1点分からなかったのですが、269例目の方が、(1月)12日に出勤した時の検温した時は何度だったのですか。
(知事)
37.5度です。で、最終的に38.0度まで上がるということですね。
(読売新聞社)
では、これで終わります。ありがとうございました。
(知事)
それでは、どうもありがとうございました。