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令和3年1月15日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それではよろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日1月14日、医療機関、医療機関経由の民間検査機関、徳島県立保健製薬環境センター及び保健所の検査によりまして、12名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では273例目から284例目となります。
 それでは以下、感染者の概要について、ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず273例目の感染者でありますが、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業はプロサッカー選手であります。
 次に274例目、年代は50代、男性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は団体職員であります。
 続きまして275例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして276例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして277例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 278例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 279例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、板野町在住の方、職業は無職であります。
 続きまして280例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は大学生であります。
 次に281例目の方、年代は50代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員であります。
 次に282例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、石井町在住の方、職業は会社員であります。
 次に283例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして284例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
 感染者の発症日や症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に、273例目の方から279例目の方については既に入院済み、280例目から284例目の方については、入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者、以下申し上げて参ります。
 まず、273例目の方、別居のご家族5名となりますが、居住地自治体に既に依頼済みであります。次に274例目の方、同居のご家族2名、職場の同僚1名、職場の利用者1名の合わせて4名となりますが、職場の利用者1名については、昨日の検査で陽性、この方が282例目の方となります。次に275例目の方から278例目の方については、おられません。279例目の方は医療従事者2名、同室者3名の合わせて5名となります。280例目の方、友人4名です。281例目の方、別居のご家族3名、職場の同僚4名となりますが、別居のご家族3名につきましては、居住地自治体に既に依頼済みであります。次に282例目の方、同居のご家族1名、283例目の方、284例目の方についてはおられません。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
 今年に入り、2週間が経過をし、年末年始の人の往来に起因する感染がピークを迎える時期となりました。本県の昨日1月14日の感染者数はこれまでで3番目となる12名となります。1月の感染者の半数以上については、今回の高齢者施設のクラスター関連、そして、帰省関連となっており、当たり前のことでありますが、いかに高齢者施設内、あるいはご家庭にコロナウイルスを持ち込まないのか、この点が感染拡大を引き起こさない、まさに鍵となるところであります。
 県民の皆様方におかれましては、繰り返しのお願いとなりますが、お一人おひとりがマスク(の着用)を、あるいは3密の回避を、また手指消毒、うがいなど外出時における基本的な感染予防対策徹底をいただくことはもとよりのこと、特に昨今の傾向でありますが、帰省関連、こうした形が多く出ておりますので、もし帰省関連などで発熱などの症状が出た場合については、もしかしてという気づきを持っていただいて、是非早め早めに「かかりつけ医」の方に電話でご相談いただきまして、医師のご指示に従っていただければと思います。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(読売新聞社)
 それぞれの方の症状の程度をお願いします。

(知事)
 はい、申し上げて参ります。まず、273例目の方、軽症です。274例目の方、軽症です。275例目の方、軽症です。276例目の方、軽症です。277例目の方、軽症です。278例目の方、軽症です。279例目の方、中等症となります。280例目の方、軽症です。そして、281例目の方、軽症となります。282例目の方、軽症です。283例目の方、軽症です。284例目の方、やはり、軽症となります。以上です。

(読売新聞社)
 279例目の方、中等症ということなんですが、中等症というのは具体的にどういう形でなのか。

 (知事)
 それでは、279例目の方、発症からの様子、お話を申し上げて参ります。
 この方の発症日は、1月14日となり、この日に発熱38.0度、そして咳が。そして、この方、実は1月14日、発熱の状況が出たということで、この方もう医療機関に入院中だったんですね。ということで、発症したということで、すぐさま抗原の定性検査、実施を受けていただいて、その日で陽性という形が出ました。

(読売新聞社)
 例えば、中等症というのは、例えば、肺炎の所見があるとか、何か。

(知事)
 この方の場合、酸素吸入ありということで、中等症ということになります。

(読売新聞社)
 それぞれの方、まず、クレア関係の275(例目)から279(例目)、283(例目)から284(例目)、7人いらっしゃると思うのですが、この方たちは、どういう方なのか、例えば入所者の方なのか。

(知事)
 それでは、クレアの関係だけ、少しピックアップをして申し上げて参ります。
 それではまず、順番にいきますと、最初に出てこられるのが、275例目の方からということになります。
 この方は、入所者の方でありまして、1月11日濃厚接触者として、検査を受けていただいて、PCR 検査を受けていただいて、陰性となりました。
 しかし、その後、発症。1月14日、発熱が37.1度出たということで、ちょうど今、クレアには、保健所、また徳島DMATの面々が、詰所を施設内に作り、常駐しておりますので、県の立会い、立ち入り(調査)によりまして、抗原定性検査、実施をしたところ、陽性となりました。
 次に、276例目の方、この方も入所者であります。この方も1月11日濃厚接触者として、PCR検査受けたところ陰性。しかし、1月14日、発熱37.3度あったということで、やはり同様に保健所の方で、抗原定性検査を受けたところ、陽性と。
 それから、次に277例目の方、この方も入所者の方。1月11日濃厚接触者として PCR検査を受け陰性。そして、1月14日、37.1度の発熱ということで、やはり保健所の方での抗原定性検査で陽性。
 次に、278例目の方。この方も入所者の方。やはり1月11日濃厚接触者としてPCR 検査を受けていただいて陰性。1月14日、発熱38.0度、また、全身倦怠、抗原定性検査を受けていただいた結果、陽性となりました。
 それから、279例目の方、この方が職員、失礼。この方はですね、ちょっとこの方の説明は、あとにさせていただきます。関連ということでですね。
 それじゃあ少し番数は飛んでくるわけでありますが、今度は283例目の方。この方については、入所者の方ということで、1月11日濃厚接触者として PCR検査受けていただいて陰性。1月14日、発熱37.5度ということで、この場合には、実は、抗原の定性検査受けたところ陰性と出たのですね。しかし、症状があるということもあって、念のためにこちらはPCR検査、これを受けていただいたところ、陽性となりました。
 それから、次に284例目の方、この方はクレアの職員の方ということで、この方も濃厚接触者として1月11日、PCR検査受けたところ陰性となりましたが、1月の14日、咳、鼻づまり、充血、全身倦怠感、関節筋肉痛が症状が出ましたので、この場合にも、こちら、この方の場合職員ですので、PCR検査、これを受けていただきまして、陽性と出たところであります。
 そして、先ほど少し後でと申し上げた方、この方が、279例目の方となります。実はこの方、「有料老人ホーム『クレア』関連」として、実は265例目の方、クレアに勤務していた職員、この方が実は別のところに勤務されておられまして、そこで、いわゆるケアを受けられた方ということでありまして、この方について、1月14日、38.0度熱が出るとともに、咳が出たということで、この方について14日、抗原定性検査を行ったところ、陽性と出た、ということで、この医療機関での定性検査でこの方が陽性となったと、以上となります。

(読売新聞社)
 別のところというのは、別の高齢者施設ですか。

(知事)
 この方、病院です。

(読売新聞社)
 265(例目)の方が勤務する病院に入院されていたということですか。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 273例目のプロサッカー選手ということですが、どちらの方だとか、その辺りは言えるのでしょうか。

(知事)
 チームの皆さん方とも相談させていただいて、公表させていただきます。チーム名は「徳島ヴォルティス」です。

(読売新聞社)
 あと、施設利用者の方が、282(例目)が、274(例目)の利用者の方がということなんですが、これは、274(例目)はどのようなお仕事をされているのですか。

(知事)
 では、274例目の方、少し申し上げていきます。お仕事というお話ですね。この方お仕事二つされていまして、まず一つは、配達業務、こちらに従事されておられます。そして、この方の場合には、先ほど濃厚接触者などを申し上げたところでありますが、この仕事の関係では、接触者として6名認定させていただいています。
 それから、次にもう一つ、仕事Bの関係ですが、こちらは飲食業に従事されておられまして、そして、この関係で、これは利用者の方1名を濃厚接触者、それから職場の同僚1名、この方も濃厚接触者として認定させていただいております。

(読売新聞社)
 飲食店の利用者が濃厚接触者というのは、いわゆるそういった接待を伴うところということですか。

(知事)
 この方が実はマスクをしていなかったという形で、282例目の方が実は陽性となったということになりまして、274例目の方のお客さん、282例目の方、濃厚接触者として認定の上、検査で陽性となったと、こういうカップリングになります。

(読売新聞社)
 マスクをしていないというのは、たまたまこの人がということだったのか、店全体ですか。

(知事)
 この方がマスクをしていなかったと(いうことです)。

(読売新聞社)
 280例目、この方は大学生ということなんですが、特に大学、大学今休みなのかもしれませんが、他の生徒さんとか、その辺りについては。

(知事)
 今、ご質問がありましたとおり、今、大学はお休み中ということでありますので、他の生徒さんというのはなくて、この場合の濃厚接触者というのは、ご友人4名です。そして、アルバイト先の同僚1名を接触者と認定させていただきます。

(NHK)
 この279例目の方というのはですね、「大神子病院」の方がリリースを出しているのですが、こちらの方と同じという風に考えていいのでしょうか。

(知事)
 実は、「関連クラスター」ということで、この「クレア」で勤めていた人が、そちらに行かれて、その実は入院者の方が(陽性が)出たということになりますので、専門家会議の皆さん方にもご相談の上、今回、「関連クラスター」ということで、「リハビリテーション大神子病院」、こちらを「関連クラスター」として一連のものとして認定させていただきます。

(NHK)
 「大神子病院」は「関連クラスター」ということですか。

(知事)
 はい、「クレア」の「関連クラスター」ということですね。

(NHK)
 この職員の方というのは、二つのところで働いていたということですか。

(知事)
 この方は265例目の方ということで、「クレア」とそして「大神子病院」、両方で働いておられた。

(NHK)
 もう一つなんですが、11日に感染が分かった方であって、それで、14日まで若干発表がラグがあるのかなという気もしないではないですが、その辺りは。

(知事)
 やはりここが、積極的疫学調査、その難しさということでありまして、265例目の方、確かに1月11日、この検査で分かったわけなんですが、少し経緯をお話しを申し上げていきたいと思います。
 まず、1月11日に、この265例目の方が陽性が分かったということで、その日から積極的疫学調査、これに入っていきます。
 本来でしたら、当然二つの箇所でお仕事されていたわけですので、それをおっしゃっていただければ、もっともっと早く、例えば「大神子病院」の皆さん方にもご連絡をさせていただくことができたのですが、実は、ご本人からなかなかその情報を得られなかったということがありまして、その実は周辺の、つまり「クレア」で勤めていた同僚の皆さん方からの情報、皆さん方からも情報をお聞きしますので、「あの方はダブルワークされているようですよ。」というお話を保健所の方がお聞きいたしまして、当然そうなりますと立ち入り調査しなければいけませんので、1月12日、実は、そうした点が分かったところなんですが、実はこの段階でもまだ分かってなかったんですね。1月12日の段階でも。
 そこで、結果として、1月12日に、保健所が当該医療機関に連絡を取らせていただいたということで、「大神子病院」の方では、外来の皆さん方、こうした点について確かホームページで出しておられるところなんですが、この1月12日、この勤務先が分かって連絡を入れ、そして、立ち入り調査、実施させていただいたところなんですが、この段階でも、なかなか265例目の方が、どんな方々に接触したのかと、そこの協力が十分に得られなかったということで、この時点では全ての濃厚接触者判定に至らなかったということで、その後、1月14日、大体が分かった上で、再度「大神子病院」の方に立ち入り調査をさせていただいて、濃厚接触者(を特定させていただいて)、でこの濃厚接触者が56名、患者さんが48名、職員が8名、そして、接触者が26名、これは全て職員、こうしたことが分かったということであります。
 ということで、今の勤務の話というのをもう少し申し上げてまいりますと、まず265例目の方の公表を1月12日午後、私の方からさせていただきました。この時点ではまだ2か所で働いているということが分かっていなかった。そこで、保健所は引き続き、積極的疫学調査を同僚の皆さん方にもしておりますので、その中で、この方がもう1か所で働いているようですよ。ということをお聞きすることができました。
 そして、保健所が病院の方にご連絡をさせていただいて、1月12日、もちろん連絡その前に入れて、夕方に先ほど申し上げた第1回目の立ち入り(調査)、ただこの方がその病院で、どういう患者さん方に接し、どういう職員の皆さんと接触をしたのか、この辺りが十分に聞くことができなかったということで、(1月)13日をまるまる使うことによって、(1月)14日再度の立ち入り(調査)をして、濃厚接触者及び接触者の確定に至る形となります。

(毎日新聞社)
 今のに関連してなのですが、十分に聞き取りができなかったというのは、何か症状が重くてとか、どういった理由があるのでしょうか。

(知事)
 やはりそこの部分について、積極的疫学調査も積極的に応じてくれる人と、なかなか全貌を話してくれない人と。というのは、あまり2か所で働いていたということを、ひょっとするとあまり言いたくなかったというのがあるのかもしれません。
 ただそれはそれぞれのご事情ということがありますので、そういうことで、なかなかすっと対応ができなかったというのが少し残念なところとなります。
 ということで、全国知事会の場でも、この保健所の皆さん方が行っていただく積極的疫学調査、これがその日に分かるのか、翌日に分かるのか、さらに今回のように2日経って分かるのか、これによって広がりが全く違ってくるんですね。
 ということで、感染症法の改正、早い段階からこれを求めてきて、積極的疫学調査において、例えば、協力拒否、あるいは虚偽の申請をした場合については、厳しいペナルティを科すと。
 今も、政府で法案を出していきますが、与野党の間でも協議がされて、国会前ですけどね。というのがやはり非常に残念な事例。徳島では非常に少ないですが、実は全国ではこうした事例が非常に今、多くなってきているんですね。
 確かにネットでさらされてしまうとか、誹謗中傷を受ける、こうしたことも要因にあるのかもしれませんが、やはり積極的疫学調査には是非応じていただきたい。それが感染拡大を防ぐ一番の近道ということになりますので、今回は少し残念な事例がここに出たということになりました。
 そうした意味では、「大神子病院」の皆さん方にもご迷惑がかかるということになりますので、是非繰り返しですが、積極的疫学調査、是非ご協力をいただければと思います。

(毎日新聞社)
 関連してなんですが、「大神子病院」は念のための確認ですが、住所が徳島市大原町、漢字は大小の大に神様の神に子どもの子ですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 今の関連で確認なんですが、(1月)12日時点では、十分に濃厚接触者、接触者が確定できなかって、(1月)14日の立ち入り(調査)で確定に至ったとおっしゃっていましたが、その間にどのようにして確定したのか、285例目の方から話を聞けたのか、それとも病院側の方で確定作業を進めたのか。

(知事)
 大抵、勤務、この人は介護職員の方ですので、そのシフトというのが当然分かるわけなんですが、ただシフトが分かっても、どの患者さんに実際にどう接したか、例えば、マスクを着けてたのか、フェイスシールドはどうだったのかとかですね、その辺りをしっかりお聞きをしないと、実は、確定ができないんですね。
 ひょっとしたら接触者なのか、いやいや濃厚接触者なのか、といった点がこれありますので、そうした意味で、全貌が聞き取れたのが(1月)14日になったということなんです。
 ただこの方というよりは、「クレア」の方の周りの職員の皆さん方の積極的疫学調査の関係で、実は「あの方違うところでも働いておられますよ」という情報をいただいたので、それを(1月)12日に「大神子病院」の方に一報をさせていただいて、そして、夕方に一旦(立ち入り調査に)入ったと。ただこの時はまだ全貌がつかめていないところでしたので、まずは「大神子病院」の方に、そうした分についてのケアをしていただくといった点で、一報を入れ、それが(1月)12日夕方にようやく立ち入り(調査)ということであったと。そして、(1月)14日までの間に、このご本人から聞くことができて、それで確定。もちろん「大神子病院」の皆様方にもご協力をいただいいて、全面的にですね、そして対応ができたということになります。

(徳島新聞社)
 先ほど、患者の方が濃厚接触者、「大神子病院」での濃厚接触者が56人とおっしゃっていて、患者の方が48人とおっしゃっていましたけれども、これは入院患者さんですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 主に、どういうふうに患者の方と接していたのですか。

(知事)
 リハビリテーション病院ですので、やはり介護、という形になると思います。
 いわゆる手術をして入院したとかという形とはちょっと違います。回復期というかそういう形が言えますよね。

(徳島新聞社)
 入院患者さんのリハビリにあたっていたということですか。

(知事)
 まあケアですね。まあ食事なども含めてのケアということになります。主に食事とかそういう感じのケアですね。食事とか入浴とか。
 というのは、介護士でないもんですから、介護職員です。

(毎日新聞社)
 念のため確認したいのですけれども、279例目の方なんですけれども、265例目の方の接触者とかですか。

(知事)
 結局は、接触者というよりも、直接お聞きをしたところで、より濃厚に接触しているということが分かったということですね。

(毎日新聞社)
 整理させていただくと、275例目から278例目と、283例目が「クレア城南」の入居者で、279例目が既に感染している「クレア」職員の方が勤務していた別病院の患者さんということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 265例目の方と279例目の方がどういうふうに接触をしていたのかというのは、先ほどおっしゃっていたように、食事とか入浴のケアをしていたということですね。

(知事)
 そうです。おっしゃるとおりです。

(徳島新聞社)
 その際に、感染対策というのはどのようにされていましたか。

(知事)
 ここのところについては、対応はなされていたと。例えば、そのマニュアルが制定を病院の中でされておりまして、消毒の実施、マスクの着用、あるいは面接、面会の制限、感染防止対策が十分に講じられていたということになります。

(NHK)
 279例目の方は、265例目の方の濃厚接触者48人のうちの一人ということですか。

(知事)
 はい。これはだから「大神子病院」の関係です。で一人だけが今、陽性が出たということになります。

(NHK)
 ちなみになんですが、感染が出て分かったのか、先に発熱の症状があって分かったのですか。

(知事)
 いや同時にですね。だから、入ったときが(1月)14日で、この方(1月)14日で実は発熱が出ていますので、ちょうどこの方も(1月)14日、38.0度ということがあって直ちに検査に入ったということになります。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(NHK)
 たらればの話にはなるのですけれども、この265例目の方がですね、もう少し早く、積極的疫学調査に応じていれば、この方、今、中等症という形でありますけれども、もう少し軽い状態になった可能性はありますか。

(知事)
 もちろんそれはあり得ると思いますね。というよりも、逆に言うと、どのみちこの全体をとにかく捕捉しないといけないということはあるわけですが、おっしゃるように症状がもっと軽かったかもしれない、それはあると思います。

(徳島新聞社)
 265例目の方の「大神子病院」での濃厚接触者、接触者についてなんですが、濃厚接触者が56人、接触者が26人というようにおっしゃっていたと思うのですが、その方々への検査というのはもう始まっているのですか。

(知事)
 今、調整中です。ただ、さっき申し上げたように279例目の方、陽性というのが出ておりますので、ここの分については、もう既に終えている。
 今、終わっている部分として、9名の方が終わっています。この全部合わせた分についてですね。で、9名のうち、濃厚接触者が3名、そして、うち一人だけ陽性、これが279例目。そして、今度は職員の方ですね、6名既に検査がされておりまして、陽性はゼロ。今、9名は終わっています。

(徳島新聞社)
 9名というのは濃厚接触者56名のうちの9名ということですか。

(知事)
 9名です。はい。

(徳島新聞社)
 接触者26名はこれからですか。

(知事)
 まだです。これからです。

(徳島新聞社)
 273例目の方と274例目の方、「クレア」の関係以外の方で、感染経路が分かっている方がいれば。

(知事)
 今、申し上げていきます。まず273目の方、この方の発症日は1月13日となります。そうした意味で、1月の2日前ですね、(1月)11(日)、(1月)12(日)の辺りのところの調査、実は別居のご家族宅、この別居のご家族5名、濃厚接触者となったこのお宅に滞在されておられました。
 さらに遡ってみた場合、ここの場所に実は発症の10日前となる1月3日から、そして今、申し上げた1月13日まで滞在されている、帰省ですね。おそらくここだと。場所も「緊急事態宣言」の出ているところですから。

(徳島新聞社)
 それはどこかというのは。

(知事)
 大阪府です。まず、この方はよろしいですか。次、今度は274例目の方。ここについては、今、実は調査中であります。もうしばらくお待ちいただければと思います。
 そして275(例目)から278(例目)は入所者の方であります。279例目の方は今申し上げたとおり。そして、280例目の方についても今、調査中となります。そして、281例目の方、この方は発症が1月12日となりまして、まず、2日前までということで、1月10日、この方別居のご家族3名が濃厚接触者、認定しているわけですが、その別居のご家族(宅)に滞在されています。帰省ですね。そして1月11日、この場所から自家用車で帰って来られました。お一人で。さらに遡って、行動歴見たところ、発症の18日前の12月25日から本県へ帰って来られるまでの1月11日まで、この別居のご家族の皆さん方と一緒であったと。おそらくこの地でもらわれたんではないかと。最近、数が非常に増えているエリアでもあります。

(徳島新聞社)
 それはどちらですか。

(知事)
 奈良県です。

(徳島新聞社)
 今の話では12月25日から1月11日まで、別居の家族宅に滞在していたということですか。

(知事)
 そうですね、単身赴任の方ですね。

(毎日新聞社)
 274例目の方の団体職員というのは、これは在宅業務ですか。

(知事)
 そうですね。

(読売新聞社)
 今の関連で、この方飲食というのは、従業員としてなのか、自営業としてなのか。

(知事)
 従業員です。従事です。

(徳島新聞社)
 281例目の方と、282例目の方は会社員ということですけど、いわゆる接触があるような仕事ですか。

(知事)
 お仕事の内容を申し上げていきます。281例目の方のお仕事については、デスクワークとなります。そして、聞き取り調査によりますと、職場での状況、マスクの着用、換気の実施、感染防止対策がなされているということになります。
 それから次に282例目の方、この方のお仕事、こちらは営業職に従事されておられますが、1月12日の日につきましては、デスクワークを行っておられます。
 また、保健所、これからですけれども聞き取り調査によりますと、職場の状況、マスクの着用、消毒の実施、そして間仕切りの設置、また出勤前の検温などの感染防止対策がきっちりと取られておられます。 

(読売新聞社)
 そうしたら、6指標についてお願いできますでしょうか。

(知事)
 はい、それではまずは6指標について以下、申し上げて参ります。
 まず最初に全体の入院の数、こちらから申し上げたいと思います。先ほども二つに分けて申し上げましたが、入院調整中の方5名を含めまして、今67名の方が入院されており、11名の方がいわゆる療養中、療養施設という形になります。これを前提としていただきまして、以下6指標を申し上げて参ります。
 まずは感染の状況、直近1週間、1月8日から1月14日までの間、63名となります。そして、次に2番目、先週1週間との対比でありますが、先週1週間は1月1日から1月7日となりました。そして、この時は22人ということですから、1週間対比では先週より多いということになります。
 次に3番目として、感染経路不明割合についてですが、こちらは今、感染経路不明者2名ということですので、63分の2、3パーセントとなります。
 次に、医療提供体制の負荷ということで、病床の逼迫具合。今ある現時点での確保数における患者さんの割合、200分の67、34パーセントとなります。うち、重症患者割合25分の0、ゼロパーセントです。
 そして5番目、療養者数。先ほど申し上げましたが、入院者67名、そして、宿泊療養者11名、合わせて78名となります。
 そして、最後、監視体制、陽性率ですが、1,193分の63ということで、5.3パーセントとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 274例目の方のいわゆる飲食店なんですが、利用者の方が1人濃厚接触者ということですけれども、他に利用者がいるのかとか、接触者等いるのかどうかとか、そこら辺はどうでしょうか。

(知事)
 はい、今、おっしゃられた点で1点違う点はこの方の利用者1名、確かに濃厚接触者なんですが、既に陽性が出ていると。282例目の方となります。で、この方の聞き取り調査による場合なんですが、先ほど申し上げたように、勤務中にマスクを着用されていないといったことがありまして、また接触した人たちについては特定がされている、全てですね、ということで、この方の場合、この部分については把握はできている状況です。

(徳島新聞社)
 では、店名の公表というのは、今のところ考えていないということですね。

(知事)
 はい。

(毎日新聞社)
 感染経路不明割合は2名ということなんですが、何例目の方ですか。

(知事)
 それでは感染経路不明者2名、何例目かというお話がありましたので申し上げたいと思います。230例目の方と、そして、この「クラスター」の関係237例目の方、お二人ということになります。
 ということで、今までは「クレア」の「クラスター」と言っておりましたが、「関連クラスター」という形に広げさせていただきます。

(徳島新聞社)
 「関連クラスター」の人数の合計について、確認させてもらえますか。

(知事)
 それでは「関連クラスター」全体での陽性は45名。そして、濃厚接触者が155名。接触者は50名となっています。

(徳島新聞社)
 細かい点なんですけど、265例目の方は「クレア」の方の感染者ということで、カウントされている。大神子病院は一人ということですか。

(知事)
 そうです。その265例目の方がケアをしたという方が、もう既に症状が出てましたので、濃厚接触者というよりも、実際濃厚接触者となるのですが。

(朝日新聞社)
 一応確認ですが、この現状ではまだアラートには至らないということですか。

(知事)
 はい。やはり一番大きいのが感染経路不明比率が非常に低い。今回も完全にこの増えてるというのは場所が分かっているところですし、「関連クラスター」の部分もこれでちゃんと特定ができましたし、そこの両方を合わせた濃厚接触者、あるいは接触者も全て分かり、検査に回っているということがあります。
 それともう一つは、先ほども申し上げているように、やっぱり帰省の関係がお聞きいただいててご理解いただくように、ほとんど。しかもその場所は、「緊急事態宣言」対象エリアであったり、そこの影響で非常に増えているエリアということで、これはまず間違いない。

(読売新聞社)
 これで終わりたいと思います。

(知事)
 はい。ありがとうございます。よろしくお願いします。

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