〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それではよろしくお願いします。
(知事)
それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生について発表させていただきます。今日の発表は少し重いものとなりますので、お付き合いよろしくお願い申し上げたいと存じます。
昨日1月11日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、これまででは1日当たり最高となる35名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されたところであります。県内では231例目から265例目となります。
それでは、以下感染者の概要について、ご説明を申し上げたいと存じます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず231例目の感染者の方でありますが、感染者の年代は20代、男性、徳島保健所管内、藍住町在住の方、職業は会社員の方であります。
次に232例目の方、年代は90代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に233例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
続きまして234例目の方、年代は80代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に235例目の方、年代は90代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に236例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に237例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に238例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に239例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
続きまして240例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に241例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に242例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に243例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に244例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に245例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に246例目の方、年代は90代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に247例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に248例目の方、年代は70代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に249例目の方、年代は70代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に250例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に251例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に252例目の方、年代は90代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
続きまして253例目の方、年代は90代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
続きまして254例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に255例目の方、年代は80代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
次に256例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、北島町在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
次に257例目の方、年代は30代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
続きまして258例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業はアルバイトの方であります。
続きまして259例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
続きまして260例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、石井町在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
続きまして261例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
続きまして262例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員の方であります。
続きまして263例目の方、年代は30代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
続きまして264例目の方、年代は50代、女性、徳島保健所管内、小松島市在住の方、職業は高齢者施設職員であります。
そして265例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、松茂町在住の方、職業は高齢者施設職員の方であります。
感染者の皆様方の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照いただければと思います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に233例目の方、234例目の方及び237例目の方、以上3名の方は入院済み、その他の32名の方は現在入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、231例目の方、同居のご家族2名、職場の同僚4名、ご友人4名、知人の方4名、合わせて14名となります。
次に232(例目)から265例目の方につきましては、お1人を除きまして、お互いが互いに濃厚接触者となって43名、加えて施設職員31名、これらが濃厚接触者となります。そして、施設関係者2名がこれも共通の濃厚接触者となります。それ以外の個別の濃厚接触者につきましては、おられません。
次に256例目の方はご友人2名、257例目の方は同居のご家族3名、258例目の方はおられません。259例目の方、同居のご家族3名、親戚2名、合わせて5名となります。260例目の方、同居のご家族1名、261例目の方、同居のご家族1名、262例目の方、同居のご家族1名、263例目の方、同居のご家族1名、ご友人1名、合わせて2名となります。264例目の方はおられません。265例目の方は、同居のご家族2名、ご友人1名、合わせて3名となります。現在、継続して、積極的疫学調査、実施しているところであります。
また、施設の方からも強いご要請がありまして、プライバシー施設の部分も含めて、その保護の観点から是非報道につきましてもご配慮をよろしくお願い申し上げたい、私共にも申し入れがなされているところでありますので、是非この点については、ご協力方よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
さて、今回の件について、少しご説明をさせていただきたいと思います。
昨日1日で過去最高となる35名の陽性患者が出ました。これまでの1日当たりの最高数は(昨年の)8月4日、ちょうどクラスターが4つ出て、そして、107名出た(昨年の)8月の中で一番多かったこの(8月)4日、13名でありましたが、これを大きく上回ることとなりました。
このうち、232例目から265例目まで、合わせて34名の感染者が一つの高齢者施設から確認されたことを受けまして、県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にお諮りしたところ、この34名をクラスターとして認定することとなりました。これによって、県内では7例目のクラスターとなります。
今回のこの事案につきましては、遅くとも元旦1月1日の時点で、発熱を起こした方がおられた、それを施設も確認していたにも関わらず、直ちに医療機関への相談・検査を行わず、昨日、1月11日になって、初めて検査が行われ、一気に大量の感染確認となったところであります。
徳島県におきましては、(昨年の)8月のクラスター4つのうち2つが高齢者施設で発生をし、クラスターと関連クラスターが認定されたところでありました。これを契機として、県独自のチェックリストの作成及び各施設でのチェック及びこれに基づく巡回指導などを行ってきたところであり、県におきましては、これまで繰り返し、福祉施設に対し、利用者・職員の検温、発熱等がある場合には、出勤を控えさせていただくこと、発熱等の症状を呈するものには必ず検査を実施すること、マスクのほかガウン、フェイスシールドなどの感染防護具を着用して介護、介助を行うことなど、感染防止対策を徹底するよう、繰り返し指導をさせていただいたところでありますが、今回の施設におきましては、これらの対策が徹底されておられず、大変残念な結果となったところであります。
県内の福祉事業者の皆様方におかれましては、今一度、高齢者あるいは基礎疾患のある方が感染された時には重症化するリスクが高く、このことを是非再認識をしていただきまして、気を引き締め、感染防止対策の徹底をいただくよう改めて申し上げたいと存じます。
また、県といたしましては、今回クラスターが発生した施設と同じエリアに所在をする施設の職員・利用者の皆様方に対し、重点的に検査を行うことといたしたいと存じます。
加えて、特に今回の地域以外の部分におきましても、県におきまして調達した抗原定性検査の検査キット、こちらを各施設に事前に配布すること、少しでも症状がある場合には、直ちに施設において検査を実施していただくこと、検査が陽性であれば改めて確定のための検査を実施すること、これらの旨につきまして、高齢者施設の施設長会議を明日か、明後日には開催させていただきまして、今申し上げた方針について、周知徹底するとともに、会議後速やかにその体制整備を図っていきたいと考えております。
全国におきましても、高齢者施設においてクラスターが多発している、こうした点でより重点的な取組みを進めているところでありますので、県といたしましても、再び、再度、施設の皆様方に注意喚起を行うと共に徹底した感染防止対策、またこれ以上の拡大を防いでいく対策を早急に進めて参りたいと考えております。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(幹事社:朝日新聞社)
幹事社から3点お尋ねします。1つ目は、(徳島県新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する)条例に基づいてクラスターが起きた施設を公表されるお考えがあるのかどうか。この中に重症者の方がいらっしゃるのかどうか。今回、(1月)11日に一気に検査を行ったということだが、この施設から県に連絡、保健所に対していつ頃連絡があったのか。この3点お願いします。
(知事)
ではまず今回、こちらについては、徳島県の(新型コロナウイルス感染症対策)専門家会議の皆様方にもお諮りをさせていただきまして、これは十分にクラスターであると。また、そうした意味で(徳島県新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する)条例に基づく形によりまして、今回のこの施設につきましては公表をさせていただきます。「有料老人ホームクレア城南」であります。
ということで、この施設の所在をする徳島市八万町管内、先ほどその地域の施設に対してと言ったのは、八万町のエリアの施設に対して、直ちに対応を図っていきたい。まずはこのように考えております。
次に今回の方々の中で、いわゆる中等症、あるいは重症患者の方がおられるかどうかということでありますが、実は237例目の方、酸素吸入がありまして中等症、こちらが認められているところであります。今回の35名のうち中等症以上の方はこの方1名ということになります。
次に1月11日に検査というお話があったわけでありますが、こちらにつきましては10名の方が発熱があるということで、いわゆる契約をされているお医者さんの方に連絡があり、その方が赴き、そして10名の方に対して抗原定性検査、これを直ちに行ったところ、この10名のうち入所者7名、そして職員1名が陽性と出たところでありますので、(抗原)定性検査においては、当然の県の方で確定検査をPCR(検査)で行うということで、これが確定をされるとともに、県・国の方針に基づきまして、全入所者、また全職員に対し、直ちにPCR検査、これを行わせていただいた結果、今回の数字が出たところとなりました。以上です。
(朝日新聞社)
10人発熱があると医師に連絡があったのは、(1月)11日ですか。
(知事)
(1月)11日です。そして、医師の方から当然抗原定性検査で陽性となりましたら、保健所の方に連絡があり、この確定検査を行わなければならない。その時点で県の方には分かったと。ただし、一番最初に発症した方は元旦、発熱があったと。それを施設の方でも認識を毎日の健康チェックの中でされておりますので、もし仮にたらればではありますが、その時にもし(抗原)定性検査を行っていれば、一番いい形では(陽性患者は)そのお一人だったかもしれない、ここが非常に残念だと申し上げたところであります。
(毎日新聞社)
232例目から265例目の方が施設の関係者の方だと思うが、このうち、無職になっている方が皆さん入居者ということか。
(知事)
もっと言いますと、少しそこのところ分けさせていただきます。今、お話がありましたように、232例目から256例目の方が入所者の方だということになりまして、257例目からその後265例目の方が施設の関係者、1人アルバイトという方を申し上げたんですが、施設にアルバイトで来られた方ということになります。
(毎日新聞社)
257(例目)から265(例目)の方が施設のスタッフの方ということか。
(知事)
そういうことになります。256例目から、そうですね、(26)5(例目)まで。失礼しました。255例目までが入所者の人で256例目から265例目が施設に関わる職員などの方ということになります。
(NHK)
この施設の形態といいますか、利用者なのか、入所なのか。
(知事)
入所です。
(四国放送)
濃厚接触(者)の方の数を。
(知事)
ちょっと整理をさせていただきます。まず、この入所者の皆さん方がお互いが濃厚接触者になってしまうということがあって、232例目から255例目の方が共通と先ほど申し上げたところで、これらの皆さん方の中で1名はいわゆる原因者という形をとっていますので、全体として今回の場合、濃厚接触者が43名、これは入所者の関係、そして職員が31名、合わせるとこれだけで74名となります。
そして、それ以外の濃厚接触者の皆さん方が、それぞれあるわけですが、先ほど個別に申し上げていったところを足し上げていただきますと20名。
そして、接触者が8名となりますから、濃厚接触者としては20(名)+74(名)、94名、この施設に関わる分ですね。この中にはですから231例目の方は入っていないと。
(四国放送)
つまり、94人の中に、この人達も含まれているのか、お互いが。
(知事)
そういうことです。
(四国放送)
だから、94(人)から34(人)を引いたら、残りの濃厚接触者が出るということか。
(知事)
だから、あと残っている、まず分けていくと、施設入所者以外の濃厚接触者というと職員が31名、それ以外にご友人とか同居のご家族とか様々な人がいる、これが20名。
(四国放送)
入所者の中で、陽性に今回、他にも入所者が居るわけですよね。
(知事)
そうです。
(四国放送)
そこに濃厚接触者はいるわけですか。
(知事)
そういう形になりますね。ですから施設利用、もっというと全体のベースがどうなっているか見ていった方が分かりやすいですね。
まず、施設利用者が全部、入所者が44名。そして、職員が31名。全体で75名おられるんですね。今いう施設利用者がお互いが濃厚接触者。でも1名は原因者。もちろん職員がということもあるんですが、発症日から見ていくと、この元旦のが一番早い。ということをいくと、仮に施設利用者の方お一人が原因者とした場合、それ以外43名が濃厚接触者。そして、職員は全員31名が濃厚接触者と合わせて74名と。それ以外に個別に同居のご家族とか、そうしたものが20名居るということになります。ちなみに入所者、利用者、あるいは職員についてはすべて結果が出ております。まず施設利用者44名のうち24名が陽性、そして、職員31名のうち10名が陽性、合わせて75名中34名が陽性、そして引き算をすると41名が陰性ということになります。
(四国放送)
施設外に20人ですか。
(知事)
そうです。20人。
(四国放送)
20人の方は、(PCR検査は)まだですか。
(知事)
これからです、全員。
(四国放送)
ということは、この施設の中で陽性か陰性か分からない人はいないのか。
(知事)
いないということです。
(徳島新聞社)
現段階で感染経路というのは、何かしら分かっているのか。
(知事)
ここのところが今、積極的な疫学調査ということもやらせていただいてるところでありますが、何分ご高齢ということがありますので、ここのところは慎重に進めさせていただきたいと思っております。
(徳島新聞社)
現時点では、何か職員の方で県外に行かれた方がいたとか。
(知事)
(県外に行かれた方)はおられます。
(徳島新聞社)
そういう原因と考えられるようなことは。
(知事)
県外に行かれた方もおられるんですが、発症日などの関係から見て、さあどうかと。つまり、元旦より前がどうっていうことになりますので、ちょっとそこのとこの相関関係も含めて、もちろん入所者の方でどっか行かれた方はおられないんですけどね。職員の方ではもちろん発症日前に行かれた、無症状の方も沢山おられますので、その辺りはしっかりと調査していきたいと。
それよりもまずは、この施設内での封じ込めと、それから周辺への影響、こうした点をまずはしっかりと取り組んでいきたいとこのように考えておりまして、八万地区にあります各施設に対して、今まず対応をと。
そして、その後に今申し上げたように、明日あさってのうちにまずは施設の皆様方にお集まりをいただいて、その対応、こちらをお話をさせていただき、抗原定性(検査)のキット、こうしたものも配布をさせていただき、こうしたものが次から次へと広がらないような形、これをしっかりと取らせていただければと考えております。
(徳島新聞社)
八万地区に施設は何施設あるのか。
(知事)
今、申し上げさせていただきたいと思います。まずこの八万地区におきまして、同様の形態の施設、こちらについてでありますが、まず八万地区全体として、このクレア城南を除く場合に施設が15施設、そして対象者についてでありますが、従業者、従業員ですね、こちらが440名。そして、利用者が530名となります。
(徳島新聞社)
一番最初に発症した方が、1月1日に発熱されている237例目の方。
(知事)
そうです。元旦。
(徳島新聞社)
この方が発症してから、何か施設内で隔離するなり、感染防止対策をとって接するなり、対策をどのように取られていたのか。
(知事)
残念ながら、そこが取られていなかったということが、大きな問題となるところであります。
そして、この方が元旦に発症するだけではなくて、実は1月2日に発症した方、1月6日に発症、発熱した方、これらの方が居られました。そして、順次出てくるわけでありますが、またこうした中、1月8日にその施設内での実はカラオケ、これも行われたということがありまして、こうした一連のものが感染を拡大させてしまった。このように、これは積極的疫学調査の中で分かってきたところ。
また、感染防止対策としてのチェックリスト、これを作らさせていただいておりまして、やはり入所型の施設の場合に気を付けなければいけないのが入浴時の介助、それと食事がどうしてもお部屋は個室であったとしても食事を大広間で摂るということがありますので、食事時における介助、こうした点については、ただのマスクではなくて、サージカルマスク、そしてフェイスシールド、これらをつけることをチェックリストの中では求めております。
しかし、保健所の検査の中で、まず入浴の介助、この時にはマスクも着けておられなかったということ、また、施設の職員の多くがサージカルではなく普通のマスク、また、食事時につきましてはマスクは着用があったもののフェイスシールドを着けていなかった。多々において実はチェックリストに合致しない点があったと。これがこれだけの感染を招いてしまったもの、このように受け止めているところであります。
(徳島新聞社)
発熱者が出てからも通常どおり過ごしていたということになるのか。
(知事)
おっしゃるとおりです。そして、10名職員を含めて(熱が)出たので、お医者さん、こちらをお呼びになられたと聞いています。
(四国放送)
1月1日に発熱があって、(1月)2日にあって、(1月)6日にと、だんだんと出てきてもそのまま特に医者が来るでもなくという状態で、1月8日にカラオケはその発熱のあった方、皆さん参加したのか。
(知事)
(発熱があった方も参加した)と聞いています。
(毎日新聞社)
入所者の方は、個室ではなく大部屋に複数人でいるのか。
(知事)
いや、全部個室です。食事の時に(皆さん)一緒に(なる)。
(四国放送)
この施設は今日の段階での立ち入り検査で消毒であるとか(したのか)。
(知事)
もうすでに昨日、立ち入り(検査)をさせていただきましたので。(感染症・疾病対策室長に)立ち入り(検査)の話、終わっていますね。
(感染症・疾病対策室長)
保健所の方が行って昨日には(立ち入り検査を)しておりますので。
(四国放送)
231例目の方の濃厚接触者14人ついては、PCR検査の結果とか、これからなのか。
(知事)
これからです。
(四国放送)
全員これからか。
(知事)
はい。
(徳島新聞社)
年末年始から感染者が相次いで、クラスターの発生にも至っているが、これはいわゆる第3波というふうに知事ご自身は捉えているのか。
(知事)
この第3波の捉え方が非常に難しいところでありまして、実は1月9日、今回の1都3県、東京圏における「緊急事態宣言」を受けて、全国知事会の「新型コロナウイルス感染症対策本部」実施したところでありますが、42名、知事が本人出席した中で、やはり感染状況に応じてそれぞれの感覚が少しずつ違っているところではありますが、全体的に見ると、やはりこの第3波、真っ只中にあると。
そういう中で実は一つ全国知事会から「感染爆発絶対阻止宣言」こちらを出させていただいているところでありました。そうした意味では、多くの知事、あるいは感染症対策分科会に入っている平井知事さん、こうした皆さん方と意見交換する中で、どうもこのウイルスの状況が大きく様変わりをしてきているんではないか、こうしたことが言われております。
つまり、南アフリカ、イギリス、こうした点に注意が払われているところでありますが、日本の中で今、例えば「家庭内感染」、「施設内感染」こうしたものが多発しているんですね。非常に感染力が強いということが特徴となっているところであります。そうした意味では我々としても、やはりいつ何時、どこでこうしたものが起こるか分からない。つまり、ちょっとでもこうしたケアを怠った場合にばっと広がる。
ですから、早期発見、早期対応が非常に求められるというのが、今の現状ということになっておりまして、その意味では、今回も保健所の「積極的疫学調査」直ちに行い、今の時点として、本当であれば元旦にこの知らせがあれば全く違う様相ではあったわけではありますが、こうした中で速やかな対応がとりあえずは取れた。そして、少し時間が経っている、感染がその周辺に拡大をするということで、先ほども申し上げた八万地区、こちらの方にまずその対策を広げる。そして、全県下においての注意喚起と、そして、抗原定性検査のキット、この配備を直ちに行い、こういう事例があるいは出ることはやむを得ないわけでありますが、それを最小限で食い止める、こうした体制をしっかりと県の中でも組んでいければと考えております。
(徳島新聞社)
つまり徳島県では第3波として捉えているということか。
(知事)
もちろん。というのは、特に今回、年末年始の感染状況、その多くがいわゆる東京圏、あるいは京阪神、岡山、いわゆる感染拡大が行われるところから持ち込まれた。これはそうした皆さん方が帰省された、訪れたあるいは実家が向こうにあって行かれていて、帰ってきた。こうしたものが多くあったところでありますので、当然他の地域のそうした影響が及んでくることは必然となっているところでありますので、基本的ないわゆる感染予防対策、そして施設においては、職員、入所者を問わず、少しでも症状が出た場合には、直ちに契約などを結ばれている、そうしたお医者様に相談していただいて、この(抗原定性)検査を速やかに。そして、感染拡大を抑える。特に高齢者の皆様方には重症化のリスクが高いということがありますので、今回もこれだけの皆様方が発症され、今の段階で中等症はお1人ではありますが、これも今後どうなるかは分からないところでありますので、何とかこの点についてはご理解をいただければありがたい、是非理解をしていただきたい、このように考えております。
(四国放送)
この老人ホームですが、年末年始に面会に来る方であったりとか、年末年始に一時帰宅されたり、その辺のシステムはどのようになっていたのか。
(知事)
ここのところは、ルールに則る形で、面会時間なども制限するなどこうした対策は行われているとお聞きはしております。
(徳島新聞社)
今回35人の感染者が出て、病床の使用率が25パーセントを越えると思うが、とくしまアラートの発動についてはいかがお考えでしょうか。
(知事)
我々も今回、これによりましてご質問をいただく前に申し上げておきますが、今回入院調整中を含め、67名の方が入院ということとなります。こうなりますと、200床に対しての病床占有率、こちらが34パーセントとなるところでありまして、その意味では、まず一つ基準に引っかかってくるということがありますが、重症者の割合、あるいは特に感染経路不明、こうした点が指数には及ばない。しかもほぼ施設内ということで、場所が分かっているということもありますので、これは専門家会議の皆さん方ともご相談の上で、今の段階で(とくしま)アラートを出す状況ではない、このような形となります。
(徳島新聞社)
昨日確認された中では、中等症以上の方お一人ということなんですが、現在入院している方々の中でも悪化して中等症以上になっているというような状態の方はいないのか。
(知事)
はい。今のところはゼロ。
(徳島新聞社)
入院調整中も含め、67名のうち中等症以上は現在1名か。
(知事)
はい。1名となります。
(徳島新聞社)
現在、200床のうち重症者に中等症以上の方に対応できる病床というのは何床あるのか。
(知事)
こちらについては、今の段階として、重症者用の部分が25(床)。
(徳島新聞社)
そうしたら、そちらに、重症者用のところに中等症以上の今日の方は入るのか。
(感染症・疾病対策室長)
重症者です。
(知事)
重症者用なので、まだ中等症なので。
(徳島新聞社)
25床には入らない。
(知事)
そうですね。入っていないですね。ゼロになっています。
(毎日新聞社)
1月1日に237例目の方が発熱されたということだが、県にすぐ報告をしなかった理由として施設側はなんて説明しているのか。
(知事)
元旦ということがこれあったというものもありますが、特段理由が(ある)ということはお聞きをしていません。(感染症・疾病対策室長に)なんか分かりますか。
(感染症・疾病対策室長)
施設の方は(3)7.5度以下だったら様子を見るということで考えておられたようです。(3)7.5度以上になったら電話等で医師に連絡をして、解熱剤の処方を受けるというふうなことで考えておられたようでして、その時に医師に相談していたらと思いますけども。
(知事)
ということで、今の説明を分かりやすく経緯をお話し申し上げたいと思います。237例目の方の発症が元旦1月1日ということで、実はこの時点で38.4度あったんですね。しかし、今、説明がありましたように、1月2日、翌日には自然の状態で37.3 度へ落ちたということですね。
ということで、今施設の内規でよく我々も37.5 度以上ということがあるので、少し様子を見たということがあるのではないか。ちなみに、その後の体温の変化、これは毎日健康観察で施設が取られておりますので、まず1月2日が37.3度。1月3日が37.1 度。そして、1月4日が37.4度。そして、1月5日の時点で37.5度。ただし、1月6日には37.4度。そして、1月7日が37.6度。そして、1月8日、38.3度。ここで解熱剤を服用されております。でも1月9日38.6度。再び解熱剤を服用して、1月10日には38.2度。そして、1月11日39度となりました。
(毎日新聞社)
現時点で、県としては273例目の方が感染されて、それが施設内に広まったとお考えなのか。
(知事)
発症日ということで考えるとそうなるんですが、実は無症状の人たちがたくさんおられるんですね。ですから、この人たちはいつ持っていたのか、これが分からないということになりますので、ここで重要となるのは施設に入所された方々というのはこの方々が動くということはほとんどない。持ち込みかあるいは施設の職員の方々がさあどうなるのか、ここのとこに非常に関わってくるということで先ほど積極的疫学調査、つまり2日以上前にどういう行動を取られたのか、こうしたものの中には実は県外に行かれた方もおられるところでありますので、しっかりとここのところは封じ込めといった観点からも積極的疫学調査、しっかりと対応していきたいと考えています。
(四国放送)
施設にどういうふうに持ち込まれたのか、今のところははっきりとは分からないのか。
(知事)
この時点では分からない。
(四国放送)
231例目の方は全く関係ないのか。
(知事)
全く別です。
(四国放送)
この方は可能性としては、どのように考えられるのか。
(知事)
この方は実は発症の3日前となる、この方の発症が12月29日なんですね。発症の3日前、12月26日に県外を訪問、私用でされておられます。
(四国放送)
県外。
(知事)
はい。
(四国放送)
その可能性があると。
(知事)
ほぼそうであろうと。
(四国放送)
この方、会社員というお仕事は特に何か接触があるとかは。
(知事)
チームで作業、現場作業をされるというお仕事であります。ということで、職場の同僚4名を濃厚接触者と認定しています。
(四国放送)
屋内施設とか県外を旅行している段階で友人と関わってくるのか。
(知事)
そうです。ここで友人4名。あるいは知人4名、この皆さん方が旅行などずっとされている皆様方ということになります。
(四国放送)
屋内施設では感染を広げたような可能性はあまりないのか。
(知事)
そうです。ただ今回、濃厚接触者として認定させていただいてるのは、ご友人、知人の方々、例えば、車で旅行を友人の車でされるといった場合に皆さん方はマスクを着けておられたんですが、この方自身が仕事の時は別として、マスクを着けておられない。先ほど申し上げた発症3日前にいわゆる私用で県外に行かれた時にも実はその人の多いところに立ち寄られて、飲食をされる、そういった時にもマスクを着けておられなかったということで、おそらくそこでもらって来られたんではないかとこのように我々としては見ております。
(四国放送)
施設の方で、飲食店を利用とか、商業施設を訪問という方がいらっしゃるが、そこで感染を広げたような、マスクをしているとか、そういう対策はとっているのか。
(知事)
はい。おっしゃるとおりです。ということで、この濃厚接触者をこういう形で限定させていただいているということです。
(四国放送)
先ほどから元旦からずっと熱が続いていた。
(知事)
それ、この方ではない方。
(四国放送)
237例目の方。1月1日から先ほど知事が述べられたように、ずっと熱が下がったり上がったり続いていて、今の一般的な感覚として今の時期にそういうのが続くと、本来ならおかしいと疑いを間違いなくすると思うが、それでも疑わなかったというのはよく理解ができないが。
(知事)
やはりこの年末年始、特にこの38.4度というのが元旦であったということがあって、翌日、もし仮にですよ、37.5度以上あるいは38度キープされていればひょっとしたらというのはあるかもしれませんけどね。(熱が)落ちた、やれやれといったところがあったのかもしれません。
しかし、今、全国的にはもし発熱があった場合には直ちに、そしてお一人、これは職員であろうと入所者であろうとお一人出た場合には全員(検査)をやる。これが今のルール、11月20日以降、国の通知もありまして、県内でもそうした体制をとらせていただいておりますので、非常に残念であったとここの一言に尽きるということになります。
(四国放送)
(陽性患者が)1人出た場合には全員に検査をやるのか。
(知事)
そうです。11月20日以降です。
(幹事社)
これで会見を終わります。
(知事)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。