文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和3年1月5日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それではよろしくお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、昨日1月4日でありますが、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、5名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されたところであります。県内では、202例目から206例目となります。
 それでは以下、感染者の概要につきまして、ご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず、202例目の感染者の方でありますが、年代は30代、女性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方であります。職業は無職であります。
 続きまして203例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして204例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は高校生であります。
 205例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は中学生であります。
 続きまして206例目の方、年代は10代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は小学生であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照いただければと思います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に202例目の方は既に入院済み、203(例目)から206例目の4名の方は入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者についてでありますが、まず202例目の方、同居のご家族3名、別居のご家族1名、合わせて4名となりますが、同居のご家族3名につきましては、本日、既に陰性が確認されているところであります。次に、203例目の方についてはございません。204例目から206例目の3名につきましては、3人に共通の別居のご家族2名、204例目及び205例目のお二人に共通のご親戚1名、合わせて3名となります。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
 今回、同居のご家族、実は全員が陽性となったケースでありまして、人数を合わせますと5名となります。いわゆる5名といいますとクラスターに似た感染状況ということになるわけであります。
 家庭内感染につきましては、防止することが非常に難しい、特に東京都においては多くが家庭内感染とも言われております。その意味でも、まずはお一人おひとりがご家庭に新型コロナウイルス、こちらを持ち込まない、ここがポイントとなるところでありまして、特に外出時につきましては、マスクの着用、3密の回避、そして、手指消毒などいわゆる基本的感染予防対策をとっていただきたいということ、これまでも繰り返しお願いしてきたところであります。
 県民の皆様方におかれましては、いつ誰が感染してもおかしくないとお考えいただきまして、引き続き、気を引き締めた感染対策の徹底をお願いいたしたいと存じます。
 また、県民の皆様方にも呼びかけをさせていただき、ご注意いただいた年末年始でありますが、この期間ちょうど12月29日から1月3日の6日間でありますが、感染者、徳島では6名確認されたところであります。
 このうち、関東方面からの帰省などで3名、関西方面からの帰省で1名が認められたところであります。つまり、全体の3分の2が帰省された皆様方ということでありまして、ご本人も含めましてご家族の方、特に県外からの帰省や訪問を受けられた方などで、もし体調が悪いな、こうした皆様方は早め早めに「かかりつけ医」の方に電話でまずはご相談いただき、指示を仰いでいただきますように、併せてお願いいたしたいと存じます。
 報告については以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:朝日新聞社)
 本年もよろしくお願いします。

(知事)
 はい。今年もよろしくお願いします。

(朝日新聞社)
 202(例目)から206例目の方5人、203(例目)は無症状ですね。それぞれの症状をお願いします。

(知事)
 一応申し上げていきましょう。まず、202例目の方、軽症です。そして203例目の方、今もお話がありましたように無症状。そして、204例目の方、軽症です。そして、205例目の方、軽症です。206例目の方、やはり軽症となります。

(朝日新聞社)
 皆さん、関心があるのが203例目から206例目の方だと思うので、こちらを先に伺いたいのですが。

(知事)
 はい。どうぞ。

(朝日新聞社)
 それぞれの家族構成。203例目の方は、201例目の方の奥さんですか。

(知事)
 奥様です。はい。

(朝日新聞社)
 以下、10代の方々がお子さん。

(知事)
 お子様です。

(朝日新聞社)
 昨日の201例目の発生の段階で、感染経路は調査中ということだったと思うが、これ見ると205例目の方が既に12月27日の方が既に発熱されている形で、感染経路はここからということか。

(知事)
 はい。ただですね、201例目の方につきましても、確かに発症日は12月31日とさせてはいただいておるんですが、お仕事されておられまして、その前からお仕事されていることで一番(感染を)受ける可能性があるということがあって、最初に事実上発症してお医者さんに行かれたということがあって、この方、201例目の方を中心として、あとの4名は濃厚接触者として捉えたと。
 そして、今お話があった(205例目は)12月27日にということなんですが、たしかに微熱があったんですが、鼻づまりということで、少し鼻炎をお持ちの方であったようでして、ですから、コロナという意識よりはいつもの鼻炎なんだなと、そうした感覚であったということです。

(朝日新聞社)
 後ほどそれぞれ細かく伺うと思うので、今のところ、徳島市内の201例目の方を最初としたご家族でははっきりとした(感染)経路というのはまだ特定できていないのか。

(知事)
 今日が2日目となるところですので、一応今日まで積極的疫学調査させていただいて、明日以降、それでも分からないということになると、この201例目の方が感染経路不明者という形に認定することになります。

(朝日新聞社)
 濃厚接触者の方だが、204(例目)から206例目の方の別居の家族宅訪問とありますが、これはどちらに行かれたのか。

(知事)
 はい。県内です。

(朝日新聞社)
 県内。市町村名は(公表しないのか)。

(知事)
 今のところ、まだその方が陽性であるということにはなっておりませんので、そこのところはまだ。もちろんこの方が陽性になれば当然のことながら、保健所管内と市町村名(を公表)ということになります。

(読売新聞社)
 本年もよろしくお願いします。

(知事)
 はい。よろしくお願いします。

(読売新聞社)
 204(例目)、(20)5(例目)、(20)6例目の方は、それぞれ学校に通われていると思うが,学校の対応を教えてください。

(知事)
 はい。まず、204例目の方でありますが、こちらにつきましては、学年からみて高校生ということでありますので、ちょうど今、学校休業中ではあります。ただし、1月の、この方12月30日に部活に参加されておりまして、今、同じ部活をされていた生徒17名、この方々を接触者として認定させていただいて、PCR検査、これを受けていただくことといたしております。
 そして、学校としての対応、今日でありますが部活動を中止されております。また、さらに今日、今度制度が変わる大学入試制度ですね。共通テスト、これに対しての県の公立高校ですね、公立高校の方でその模試をやると。その模試、あるいは補習、これを中止いたしております。
 それでは、次に205例目の方、今度は中学生ということでありまして、こちらについても、12月26日、実は部活動にこの方が参加されておりまして、同じ部活動の生徒37名及び教員2名、接触者と認定させていただきまして、PCR検査お受けをいただきます。
 また、今日の状況でありますが、やはり今日部活が予定されておりましたが、これを中止ということとなりました。
 そして、206例目の方、小学生ということで小学校でありますが、この方については、今、休業期間中、学校に行かれておりませんので、学校に対しての状況、そうした対応というのはないということになります。
 ただし、学校においては自主的に消毒などをされたと、このような状況です。

(四国放送)
 202例目の方の濃厚接触者ですが、同居の家族3名と別居の家族4名とおっしゃったが。

(知事)
 はい。1名、合わせて4名。

(四国放送)
 別居の家族1名の方はまだ(PCR)検査の結果については分からないのか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 学校関係の方々が部活動をされていたということだが、全員濃厚ではなくて接触者ということだが、接触者と認定した理由を教えてください。

(知事)
 はい。ここについては、保健所との相談ということで、まだ立ち入りはやっていないところではありますが、今後立ち入り調査の予定と。学校の関係者にお聞きをする中で、今回それぞれ接触者と204(例目)、205(例目)ということでありますが接触者として、認定させていただいております。

(徳島新聞社)
 つまり、マスクを外した状態で一定の時間、近くでしゃべったりというような状態ではなかったと考えていいのか。

(知事)
 おっしゃるとおりですね。

(毎日新聞社)
 今回、家族5人が感染されたわけですが、これはクラスターには認定されないのか。

(知事)
 はい。実は似たようなケースが全国で起こっているところでありまして、ご家族だけということになるとクラスターにならない、という認定をしていないと。そして、例えばここから先ほど別居のご家族とか親戚などに飛び火をした。こうした場合、あるいは同級生の方に飛び火をした。そうすると、クラスターとして認定すると。こうした事例が全国では見受けられます。
 そこで、我々として、徳島県としては、「徳島県新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する条例」、これを制定して、この中でクラスターを実は定義をしています。少しご紹介を申し上げますと、「クラスター」とは、ということで、「不特定又は多数の者が立ち入り、また、とどまる施設において、新型コロナウイルス感染症の患者が複数生じる場合における患者の集団であって、その人数が5名以上の者である」とこのように定義をさせていただいておりますので、家庭の中だけということに限定される場合には、これはクラスターという定義にまず当てはまらない。
 ただ、我々としては、当然(徳島県新型コロナウイルス感染症対策)専門家会議の皆さん方を編成させていただいておりますので、今日直ちに専門家会議の皆さん方にお聞きさせていただいたところ、家庭内に限られた感染について、クラスターと呼ぶことは慎重にすべき、とこのようにご回答、ご意見をいただいたところでありますので、条例に当てはめて、また、徳島県専門家会議の皆様方のご意見を踏まえ、また、全国での似たような事例、これを参考にし、この3つの基準の中で、今回、今の状況ではということなんですが、今の状況ではクラスターと認定はしない、ということにさせていただきます。

(徳島新聞社)
 学校関係のことで2点お伺いします。(保健所の)立ち入り(調査)は、されていないということだが。

(知事)
 はい。そうです。

(徳島新聞社)
 明日以降されるのか。

(知事)
 予定しています。

(徳島新聞社)
 そのあとに校内の消毒などを実施するということか。

(知事)
 ちなみに先ほど申し上げたように、小学校については行かれていませんので、こちらには立ち入る予定がございません。ただし、学校が自主的に消毒されたと聞いています。ただ、高校とそれから中学校、これは部活などを行っておりますので、こちらにつきましては、今後、立ち入りを行っていく予定とさせていただいております。

(徳島新聞社)
 消毒作業などはまだ実施していないのか。

(知事)
 まだ、しておりません。(教育委員会事務局に)大丈夫、(消毒作業を)した、もう。

(教育委員会事務局)
 (消毒作業を)しております。

(知事)
 (消毒作業を)している。この指導に従ってということですね。ちょうど、部活をやっていたということがありますので、ここは、保健所の指導で行ったということになります。

(徳島新聞社)
 まだ、立ち入り調査はしていないけれども、学校側と連絡を取って指導をした上で、学校は中学校も高校も消毒作業は本日したということか。

(知事)
 はい。やったということです。

(徳島新聞社)
 模試が中止になったということだが、何か救済措置とか、今後あるのか。

(知事)
 当然、ありますよね、救済措置。(教育委員会事務局に)どうぞ、言ってください。

(教育委員会事務局)
 まず、感染の状況がきちんと定まりましてから、模試は各学校の方で対応をしてくださると聞いております。

(徳島新聞社)
 模試はこの学校だけ中止になるのではなくて、県内全域で取りやめたということか。

(知事)
 いや、全部、全県一斉に。(取りやめたのは)この学校だけ。県内全域でやったということ、共通テスト対応ですね。

(四国放送)
 接触者とみて、PCR検査を実施するのは中(学校)、高(校)の部活の仲間、合わせて54人の他にもいらっしゃいますか。

(知事)
 はい。今、申し上げたのが203例目から204例目ということになりまして、あと202例目の方の場合には、これは接触者、別居のご家族、大丈夫ですね。以上になります。

(徳島新聞社)
 202例目の方についてお伺いします。1月の元日から3日にかけて飲食店に行かれていますが、これはいわゆる大人数の飲食だったのか、どういった形で飲食されたのか。

(知事)
 はい。まず、元旦の食事でありますが、この時には飲食店と商業施設、こちらを訪れておられます。そして、この時の飲食のメンバーでありますが、同居のご家族2名、そして、別居のご家族1名と一緒に食事をということですから、(合わせて)4名での食事ということになります。
 それから、1月2日、別の飲食店でありますがここも同様です。同居のご家族2名と別居のご家族1名、合わせて4名での食事。そして、1月3日、飲食店。これまた別のお店ですが、ここも同様です。同居のご家族2名と別居のご家族1名、合わせて4名で。以上になります。

(読売新聞社)
 202例目の方、感染経路というのはどのように見ているのでしょうか。

(知事)
 はい。今のところ、いろいろ積極的疫学調査をさせていただいてるところでありまして、今の段階としては、まだ少し調査が必要だなという感じで明らかにここだというものが分かっているわけではありません。

(読売新聞社)
 特に県外に行かれたとか、県外の方が訪問したということはないのか。

(知事)
 はい。実は発症から8日前、12月26日に県外から来た友人と接触した。その時にですね、互いにマスク着用なしで、3時間お話をされておられます。
 ちなみに、その当時、つまり12月26日でありますが、この友人の方に倦怠感とそして鼻水が出ていたということでありまして、この友人の方については、県外の方でありますので、PCR検査、これはその自治体の方に連絡して、受けておられます。

(徳島新聞社)
 関連しまして、その方は(PCR検査を)今、これから受けられるのか。

(知事)
 検査中と聞いています。

(毎日新聞社)
 友人の方は県外のどこから来られたのか。

(知事)
 そこはまだ、この方陽性ではありませんので。

(健康づくり課長)
 先ほどの高校、中学校ですが、保健所と学校との調整がついて、本日、立ち入り(調査)をしたということです。

(知事)
 じゃあ、そこのところ、ちょっと訂正を。先ほどは保健所の指導のもとで学校でやったという、消毒(作業)ですね。消毒(作業)をやったのは今日なんですが、既に両方に立ち入り(調査)、中学校、高校、保健所が立ち入り(調査)を済ましていると形に訂正させていただきます。

(徳島新聞社)
 先ほどの202例目の方の話ですが、(12月)26日にある程度症状があった方と接触したということだが、それを持ってしてもその方から感染した可能性があるというふうには現時点では県は見ていないということか。

(知事)
 今ちょうど、その県外にお住まいの方でありますので、そこでPCR検査も受けられておりますので、そうしたものも結果も見る中で判断をしたいと(いうことです)。

(毎日新聞社)
 この204例目から206例目の方が通っている学校ですが、冬休みに入ったのは12月24日からになるのか。

(知事)
 (冬)休みの部分は、(教育委員会事務局に)言ってもらえますか。

(教育委員会事務局)
 小(学校)、中(学校)は、(12月)24日からです。それで、高校が(12月)26日からです。

(知事)
 ちなみに、逆に冬休みの期間中ね、ここはまず高等学校については、一応予定としては1月6日まで。それから中学校、それから小学校については、1月7日までとなっています。ただ、これは今の予定ですので、先ほどの接触者の状況とか、こうしたものに、場合によっては(PCR検査の)結果がもしあまりよくないということであれば、そのあたりを延長するということもあり得ると。あくまでも、今の予定ということです。

(NHK)
 確認ですが、205例目の方ですが、12月27日に鼻づまりがあって、(12月)28日に医療機関を受診していると思うが、これは、要は耳鼻科の病院と考えていいのか。


(知事)
 耳鼻科というよりも、我々しては、どこどこということは申し上げないわけでありますが。

(NHK)
 PCR(検査)を受けたわけではないのか。

(知事)
 はい。アレルギーの処方をされたというふうに聞いています。

(朝日新聞社)
 先ほど微熱ということだったが、どれくらいですか。

(知事)
 37度台ですね。37.7度。

(朝日新聞社)
 鼻炎にともなう微熱はそれくらいなんですか。

(知事)
 それと子どもさん達の場合には体温が高いという形式が。大人だと微熱とは言わないですね。ということで、普通ですと37.5度以上は要注意ということになりますので。

(朝日新聞社)
 その後の熱の具合はどんなですか。

(知事)
 少し症状を申し上げます。205例目の方となります。今、ご質問がありましたように、12月27日にいわゆる症状が出ています。発熱が37.7度。そして、鼻づまり、鼻閉ですね。そして、翌(12月)28日には自然に解熱されています。決して熱冷ましを飲んだわけではなく、ただ鼻閉の状態が続きます。
 そして、12月29(日)から1月4日まで、引き続き鼻づまりがずっと続くということになります。熱はございません。

(毎日新聞社)
 202例目から206例目の方、発症2日前からの行動歴で、県外に行っている方はいないのか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 確認だが、202例目の方は、この飲食店A、(飲食店)B、(飲食店)Cは同じメンバーでご家族と、別居の方,同居の方と全く同じメンバーで3日とも行かれたのか。

(知事)
 別居のご家族も。はい。

(徳島新聞社)
 ちなみに、お店の感染対策と公表の可能性についてお願いします。

(知事)
 はい。お店の状況については、全て感染対策がとられているというふうに確認させていただいております。ちなみに飲食店B、それから飲食店C、保健所の立ち入り(調査)を終えております。
 そして、飲食店Aについては立ち入り(調査)の予定ということで、聞き取りの結果、例えば、これは本人からの聞き取りですが、店員のマスクの着用、換気の実施、アルコール消毒などいわゆる感染防止対策がとられていたとこのようにお聞きしております。

(読売新聞社)
 204例目の方の通う高校と、205例目の方の通う中学校は、今日は部活動など中止されていると思うが、明日以降で決まっていることはあるのか。

(知事)
 いや、今のところ、まだ学校の冬季休業期間ということがありますので、特に明日どうということはありませんが、おそらくこの接触者の皆さん方の状況を見て、また、これを参考に判断されるということになるかと思います。

(読売新聞社)
 ちなみに明日の部活動とかは。

(知事)
 予定はされてないですね。

(徳島新聞社)
 高校は県立でしょうか。

(知事)
 ここについては、公立高校と言わせていただきます。

(朝日新聞社)
 くどいようなんですが、201例目の方、お話は聞けると思うが、何か行動歴などで判明したことはあるのか。

(知事)
 はい。大体出させていただいた行動履歴なんですけど、2日前ですね。(12月)29(日)、(12月)30(日)に仕事に従事と。そして、実は両日とも県内出張という形であります。

(朝日新聞社)
 それ以前で(分かったこと)は。

(知事)
 (行動履歴)は、取れておりません。

(朝日新聞社)
 まだ、調査をしている段階なのか。

(知事)
 一応、それ以前の立ち入り先はそうですね、今、感染経路については調査中と先ほども少し申し上げています。

1都3県に対する緊急事態宣言の発動について(質疑)

(徳島新聞社)
 「緊急事態宣言」に関することですが、首都圏、1都3県でおそらく「緊急事態宣言」が発動されることになるが、県民への影響はどのようなことが考えられるのかということと、県として、何らかの対応を考えられているのか。また、このタイミングで、(緊急事態)宣言を発出されるということが適切だったとお考えになるのか、この3点についてお伺いします。

(知事)
 はい。昨日、菅総理の方から、1月2日、1都3県の4名の知事からの「緊急事態宣言」発令の要請、これを受けられまして、今週中には、今(1月)7日中にはそれを発する、日付がいつになるかちょっと、スタートの日がですね、まだ動いているようですが、(1月)7日の日には(菅)総理の方から発表がなされる、とこのようにお聞きをしているところであります。
 そうした中で、どういった分野に対して、緊急事態、それを対応するのか。基本的対処(方針)事項、これを改定することになりまして、それは、諮問会議に諮問する。ちなみに私が諮問会議のメンバーということになるわけでありまして、そしてその文案を出されて、意見を聞かれるということになります。
 そして、諮問会議を経た後に今度は国における対策本部、こちらを開き、そして、(菅)総理が会見をし、いつから「緊急事態宣言」をどの都道府県に、そして、どんな内容を掛けるのか、こうしたものがなされるということになります。
 既に知事たちの中には、そうしたもし仮に1都3県「緊急事態宣言」が発令をされるということになった場合には、そことの往来、これを自粛すべきではないか、このような意見を出されているところもあるところでありますが、実は今日、関西広域連合、急遽開かれまして、とんぼ返りで行って帰ってきたんですが、ここで2つのものを決議しております。
 1つは、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急提言、これは政府に向けての関西広域連合からの提言と、「関西・府県市民緊急行動宣言」というものも取りまとめをさせていただいていまして、往来あるいは外出の自粛、特にこの今申し上げた「緊急事態宣言」が発せられるところとの往来の話です。
 それから、ウイルスを持ち込ませないということで、先ほど私のコメントの方でも申し上げたところでありますから、日頃からそうした基本的な感染防止対策を徹底しよう。また、さらにはテレワーク、これらの推進をもっともっとしようではないか。大きく3本に分けて、行動宣言、これを出させていただいております。
 また、もう1つこの緊急提言の中で重要となる点について、何点か申し上げていきます。
 こちらについては、まず1都3県が「緊急事態宣言」を求めた。じゃあ、関西広域連合として「緊急事態宣言」を求めるのか、求めないのか。この点については、今の段階では求めないということになりました。
 ただし、病床が逼迫していくというトレンド、これは否めないところがありますので、特に関西広域連合2府6県、4政令市の中ではその中核となってくるのが、大阪府、京都府、兵庫県、この3府県、京阪神とも呼びますが、これらが3知事が相談をし合って、そして、これは「緊急事態宣言」を求めようということになった場合に、この3府県に対して、「緊急事態宣言」発動を求める。そうした形のところをまず提言として取りまとめたところであります。
 もう1つは、やはり重要となるのが、これは全国知事会からも常に申し上げている特措法、あるいは積極的疫学調査などを定める感染症法、この改正についてであります。
 今、国会のレベルで、与野党、様々な議論がなされ、なるべく早くやっていこうとこうした方向はあるわけでありますが、2月の上旬ではないか、このようなことも報道で出されているところであります。
 しかし、関西広域連合で今日、異口同音にこれを求めたのは、やはり「緊急事態宣言」がなされる一部エリアとしてもですね、いわゆる東京圏ということになるんではないかと言われていますが、その場合にはこの法案を速やかに、できればという形で国会の通常国会の冒頭で審議してもらいたい。そして、早急な成立を目指すこと、これを大きく掲げているところであります。
 こうした形で、関西広域連合、徳島もその一員。しかも、広域医療を担当している徳島ということでありますので、今回のこの緊急提言、これは国が「緊急事態宣言」(菅)総理が発動となった後には、全国知事会をやはり開き、当然1都3県の皆さん方、あるいは関西広域連合をはじめ、それ以外のエリアの皆さん方からも積極的なご意見、ご提言をいただき、これを取りまとめていきたい。そして、タイムリーに国の方に提言したいとこのように考えております。
 ということで、今も申し上げた県民の皆様方へということでありますが、あらためて「緊急事態宣言」がとりまとめられた、発せられたと、一番私自身困っているのは、どんな内容になるかというのが分からないんです。例えば、エリア限定をするのか、あるいは業種限定をするのか。今、報道レベルでは、やはり飲食店、こうしたところに、中心にかけていこうという話も言われているわけなんですけどね。
 4月7日から5月25日までの時の「緊急事態宣言」では、生活密接以外の多くの業種に実は「緊急事態宣言」かけられたわけでありましたので、やはり今はWITHコロナ時代、感染拡大をやはりぐっと抑えながらも社会経済活動はやはりこれを止めてしまうというのは厳しいであろう。ということから、一番効果的なところにこの効果、「緊急事態宣言」の効果をかけようと、そこを今、分科会あるいは諮問会議、こうしたところに諮る形をとって、最終的にはおそらく(1月)7日と言われているこの日に、菅総理が決定され、そして、例えば7日中なのか、あるいはよくあるパターンというのは8日の午前0時からという形になるのか、まずはいつからといったこと、さらにはその内容。そして、本当に1都3県だけなのか。また、1都3県の中でも、具体的にこの効果を及ぼすところをGoToトラベルのように、例えば北海道の中だったら札幌市、大阪府だったら大阪市。こうした形をとるのかどうか。こうした点が、我々としては最大の関心事となるところでありまして、これを受ける形で徳島県としても当然のことながら(徳島県新型コロナウイルス感染症)対策本部を開く。そして、県民の皆様方にどんな形を求めていくのか。もちろん、関西広域連合で先ほどご紹介をした宣言、これも一つ、参考にしながら定めていければ、とこのように考えています。以上です。

(徳島新聞社)
 関連してなんですが、知事が昨年、大人数で飲食をされていたことについて、全国的にも大きなニュースになったが、あらためて受け止めをお願いします。

(知事)
 はい。全国知事会などでも、例えば11月5日、年末年始新型コロナご注意をということでメッセージを出しております。この時には特に分科会から出された感染リスクが高まる「5つの場面」に注意をしましょうということで、この中の一つに大人数や長時間におよぶ飲食というものが一つあります。
 また、11月23日、この時には「新型コロナ『第3波』警戒宣言!」、こちらを全国知事会から発しているところでありまして、ここについては全文の中で感染が拡大している地域においては、状況に応じてGoToキャンペーン事業の制限などについて、国と連携して機動的に実施するという形で、感染状況、常にこれとの連動において、様々な社会経済活動、こうしたものをどのようにしていくのか、それぞれで判断をしていただく、こうした形で提言あるいは県民、国民の皆様方に宣言などを発信させていただいております。
 またちょうど同じ(11月)23日の日には、国に対する緊急提言として、その1番目に GoTo キャンペーン事業、特に GoToEat についてはということで、利用人数の制限については、各都道府県において感染状況等の地域の実情に応じて、柔軟に適応できるようにすること、とこのように緊急提言を発しているところでもあります。
 ということで、今回の場合には12月4日ということでありまして、県議会、特に有志の皆さん方が発して行われたところで、お招きいただいたわけでありますが、この時には例えば1つのテーブル10人掛けを5名など、また1時間半弱ぐらいという形、感染対策をホテルの側でもこれはガイドラインに沿う形でされていたと、このように私としても見ているところでありますので、やはり社会経済活動を上げていくといったこと、これを止めると、例えば「緊急事態宣言」が徳島に発令されています、そうなったりした場合はこれは状況は変わってくるところではありますが、そういった形でこれについては適切になされたものと、このように私として見させていただいている、既にコメントを出させていただいたとおりであります。

(徳島新聞社)
 コメントのとおり、特段、問題はなかったとのご認識で変わりはないと。

(知事)
 主催者の皆さん方が注意をしてされていたとこのように考えています。

(徳島新聞社)
 12月4日と現在を比べまして、状況は同じでしょうか。つまり、注意をしながらであれば、現状でも、大人数でも感染対策をすれば飲食はしてよいという状況でしょうか。

(知事)
 ここのところのやり方ということなんですが、全国で様々な状況がありますので、やはり注意をするに越したことはないといった点はあるかと思いますので、特にこの年末年始、4,000人を突破した日本の状況。確かに徳島の状況は今日を除けば全国でも一番安定をしている、関西広域連合でもそうした話が出たところではありますが、特に帰省客をお迎えをしてしまった状況、全国、徳島もそうなんですが、ということであればやはり少し今まで以上に注意をしていく必要があるんではないか。
 しかし、それぞれホテル、病院に対してのガイドライン、これは今の段階では変更になっていないと。ただし、今回1都3県、「緊急事態宣言」でどのような効果を発動してくるのか、こうしたものはしっかりと見定めて、そして、ここは徳島県の対策本部としての対応ということになるわけですが、そうしたものについて先ほどの関西広域連合の宣言なども参考にする中で打ち出せればと、このように考えています。

(徳島新聞社)
 今のに関連で、先ほどの知事からのお話で「5つの場面」では感染リスクが高まるので注意してほしいとのことでしたけれども、県議会の開会中に特定の会派と感染リスクを高めてまで会合を開く意味というのはどこにあったのかをお伺いします。

(知事)
 ここについては当然、私として、あるいは県の幹部とそれから県議会の皆さん方との間で、代表一般という論戦、これを終えた後と。当然その後に委員会があるわけですから、その論戦を終えて、論戦を終える前は何かと問題あると思うんですが、終えて、さらにその中だけで十分に詰めることのできなかった点、当然それが委員会の方にうつされてくるわけでありますので、先生方におかれてもあの答弁こうだったんだけど、少しここ分からない点があると、そういった点についても言いやすい場と。なかなかそうしたこと一々お互いが時間を取ってということが難しい部分がありますから、関心のある、例えば私もいますし、副知事たち、あるいは部長とか、そうしたところに聞いて、あの答弁は背景は何だったんだ、あるいは中身としてもっと踏み込めないのかとか、どういう支障が例えば国だとか他のところであるのかと、そうしたものを議員の皆様方とお互いで共有して、今度は委員会の中で議論を深めていくと。ですから、私もご挨拶を冒頭させていただくんですが、いよいよ委員会の審議が移るのでここはしっかりとご審議をお願いしたいと。
 また、様々な形での県民の皆さん方からのニーズ、こうした点も我々にお伝えいただきたいと、こうした点をお願いさせていただいているところでありますので、逆に言うとそうした場面で行うというのは一定の意義があるものと、こう考えています。

(徳島新聞社)
 今後も同じような会合が議会中に開かれるとして、それに参加される予定はありますか。

(知事)
 というか、主催は議会のサイドでありますので、もし開かれると、そして知事としてということであれば、もちろん先ほどの「緊急事態宣言」、こうしたものはまた別ですよ。これは別なんですが、そうしたご要請があるということであれば、ご参加をさせていただければと。
 そして、その答弁の背景であったり、あるいは今後の方向であったり、その後の例えばその場面であれば委員会審議、これをより深めていくというための情報開示といったもの、あるいは私の考え方、こうしたものをお伝えをできれば非常にありがたい場だと、こう考えています。

(徳島新聞社)
 席の移動を控えていたというふうにお聞きしているが、あまり動き回らなかったら、そういう効果も限定的だと思うんですけど。

(知事)
 これは具体的に言うと円卓の中で10人座るところを大体4~5人にして、そしてそこのところへ場合によっては誰々来てほしいと。動き回るとかこういうことではなくて、やはりそうした議論を深める場。ただし食事の途中でありますので、喋る時はね、あまりこうマスクを外さない方が望ましいわけでありまして、そうした形で。昔でいうその宴会というイメージとは程遠い形となっていたと思います。

(徳島新聞社)
 細かい話なんですけど、お酒は召し上がっている方はいらっしゃったんですか。

(知事)
 それは皆さんノンアルコールのビールもあれば、ウーロン茶もあったり、アルコールの入ったビールももちろんありました。

(徳島新聞社)
 ちなみに知事は召し上がっていたんですか。

(知事)
 ええ少しいただきました。

(徳島新聞社)
 最後に入院者数をお願いします。

(知事)
 はい。今日時点、入院者数、先ほど4名の方はまだ入院調整中、お一人は入院を既にされておりますが、調整中の方を含めて10名となります。

(徳島新聞社)
 療養者は。

(知事)
 ゼロです。

(幹事社)
 それでは、これで終わります。

(知事)
 それでは、よろしくお願いいたします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議