文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和2年12月8日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それではお願いします。

(知事)
 それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、発表させていただきます。
 昨日12月7日及び本日12月8日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、2名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では、186例目、187例目となります。
 それでは感染者の概要を以下、説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず186例目の方、感染者の年代は40代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員の方となります。
 また、187例目の方につきましても以下、少し先にお話をさせていただきます。感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参考いただければと思います。現在、お二人とも新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
 そこで、186例目の方の現時点での濃厚接触者についてでありますが、同居のご家族3名ということで、今朝、直ちに検査をさせていただいたところ、このうち2名は陰性でしたが、今、申し上げた187例目の方、お一人が陽性となりました。
 なお、この187例目の方につきましては、同居のご家族ということで、お住まいなどは同じ、そして職業といいますか、小学生の方であります。そして、187例目のこの小学生の方の濃厚接触者につきましては、現在、保健所が学校の方に向かっておりまして、現地調査を行い、確定させていただきます。
 現在継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げます。
 そして、繰り返しのお願いとなりますが、県民の皆様方にはマスクの着用、3密の回避、手指消毒、そして、うがいなど、基本的な感染予防対策はもとよりのこと、感染リスクが高まる「5つの場面」、毎度この表をご覧いただいておりますが。
 
(パネル「感染リスクが高まる『5つの場面』」を掲示)
 
 飲酒を伴う懇親会、大人数での長時間におよぶ飲食、そして、マスクなしでの会話、さらには、狭い空間での共同生活。そして、居場所の切り替わり。例えば、仕事中から休憩時間に入る。気持ちも切り替わりますし、場所も変わるというところからやはり感染リスクを得てしまうということがあります。
 
(パネルを置く)
 
 是非、この5つにつきまして、ご注意いただきますようによろしくお願い申し上げます。
 また、ご本人も含め、ご家族の方に体調が悪い方がおられましたら、早めにかかりつけ医さんに電話で相談をいただき、是非指示を仰いでいただきたいと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:朝日新聞社)
 186例目の方ですが、この方183例目の方の接触者。

(知事)
 接触者だったんです。

(朝日新聞社)
 検査に至るまでの経緯をお願いします。

(知事)
 はい。183例目の方、会社員の方ということで、ちょうどデスクワークということを申し上げ、ちょうどその時に一緒に仕事していたのがこの186例目の方。ただし、ソーシャルディスタンス、マスクの着用などの観点から、保健所の判断として、この方を濃厚接触者ではなくて、接触者という扱いにさせていただきました。
 そして、検査の結果、無症状なんですが陽性が出た、こういう形になります。

(朝日新聞社)
 186例目の方は、つまり183例目の方が経営されている職場の会社かなんかの(社員なのか)。

(知事)
 同僚といいますか。一緒に仕事をやっていた方ということになりますね。

(朝日新聞社)
 187例目の方、現在小学校に保健所の方が向かわれているということだが、その学校は今のところ休校等の措置はどうなっているのか。

(知事)
 はい。それで発覚したのが、今日そういう時間帯でありましたので、直ちにということで、学校としては6時間目、6時限目を臨時休業措置に、そして、明日まるまる1日を臨時休業。そして、保健所が現地へ向かい、そこで、濃厚接触者あるいは接触者、こちらを割り出します。そうした結果を受けて、学校としてはおそらくその後の対応を決められる。今、学校が決まっている、あるいは行った臨時休業は今日の6時限目以降、そして明日1日ということになっています。

(毎日新聞社)
 この186(例目)と187例目の方はご家族で、父親と息子さんという関係性でよろしいですか。

(知事)
 親子という関係です。

(毎日新聞社)
 187例目の方が通っている学校で今調査されているかと思うが、その濃厚接触者の人数が分かるのは大体いつ頃になりそうなのか。

(知事)
 そうですね。今日現地へ行って、保健所の例えば186例目の方の感染、これが無症状なもんですから、12月7日、それから2日前とかですね、あるいは積極的疫学調査で183例目の方との接触状況、こうしたものを割り出す中で、じゃあいつぐらいまで遡って見るのかといったものを判定して、その中で授業の状況などもお聞きして、決めていくということになります。

(NHK)
 小学生の男の子はいつまで登校していたのか。

(知事)
 このお子さんにつきましては、まず昨日まで登校しています。今日は登校していません。

(読売新聞社)
 通っている学校は徳島市内の小学校ですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 徳島市内の小学校の名称を公表するつもりはありますか。

(知事)
 今の段階は保健所が現地に向かっていますので、そうしたものを含めて現地での先生方との状況、こうしたものをお聞きさせていただいた上での対応になるかと思います。

(四国放送)
 本来であれば、今日の結果は明日の発表になると思うが、今日あえて187例目を発表したことの理由は。

(知事)
 はい。ご質問がありましたように、本来でしたら今日出たものは明日発表ということになるわけですが、授業が行われている小学校の小学生ということがありますので、ここについては早めのということで、当然、現地学校の方にも保健所が向かっておりますし、休校措置なども取られるということでありますから、ここは少し例外措置を今回とらせていただいています。
 何としても早い段階で感染の状況といったもの、つまり濃厚接触者あるいは接触者の割り出し、これを行うためには、まずこうしたところで発生したということをお伝えをしておく必要があるということで、今回は例外的に発表させていただきました。

(四国放送)
 確認なんですが、186例目のお父さんが183例目の方と接触したのはいつか。

(知事)
 はい。ここは仕事の関係ということで、11月23(日)から、そうですね。仕事の従事ですから。まず11月30日ですね。これは、出張先ですね。ちょっとごめんなさい。ここのところについては。

(感染症・疾病対策室長)
 11月23(日)から27日まで。

(知事)
 でいいんですよね。これ11月23(日)から27(日)。そして、11月30日から12月4日ということ。

(感染症・疾病対策室長)
 12月3日までです。

(知事)
 一番のポイントを我々がこの方を接触者としてみたのは、12月3日、お二人で実は打ち合わせをされていると、ここのポイントです。

(四国放送)
 何日か接触した中でも、12月3日に対面で打ち合わせしたということですか。

(知事)
 そうです。30分ほど(対面で打ち合わせ)されているということがありますので。

(徳島新聞社)
 187例目の小学生の方につきまして、この方大体何時ぐらいに結果が出て、その後、何時ぐらいに学校に連絡が行ったとか、その学校関係の方との連絡の具合というか、経緯を教えていただけますか。

(知事)
 (感染症・疾病対策室長に)分かっていますか。

(感染症・疾病対策室長)
 それについては確認します。

(徳島新聞社)
 午前中のうちに結果が出たのか。

(知事)
 午後です。

(徳島新聞社)
 午前中に(PCR)検査を受けて、午後に結果が出た。

(知事)
 そうです。一応対応としては、すぐに今学校の方に連絡を取る。それを受けて6時限目を休業にした、臨時休業にしたとこういう流れになります。

(徳島新聞社)
 例えば低学年は5、6時間目がないとか、そういうケースもあると思うが、全員が6時間目まで(授業が)あったわけではなくて。

(知事)
 そうですね。高学年です。

(徳島新聞社)
 既に下校している子達もいたということか。

(知事)
 帰っています。

(徳島新聞社)
 183例目の方は、自営業の方だったと思うが、186例目の方とは仕事の関係で、一緒に働いていた。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 一緒のところで働いているイメージですか。同じ場所で。

(知事)
 そうですね。ですから、サポートっていうかパートナーというか、そういうイメージをもっていただければ良いかと思います。

(徳島新聞社)
 仕事上のパートナー。同じところで働いていて、特に(12月)3日にミーティングをして、特に接触の度合いが高かったのが(12月)3日。

(知事)
 そういうことです。はい。

(NHK)
 この40代の男性が今月3日に感染された方の接触者として検査を受けたのか。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 この方、186例目の方は1回目のPCR検査か。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 少し時間が空いているが。

(知事)
 実は少し、今、お話がありましたように、時間が空いているというのは、結局12月3日からみると数日間、これ空けておいた方がいわゆる偽陽性であったり、あるいは症状が感染しているのに症状が出ていない、無症状ということがありますから、しばらく置いた方がいいであろうという保健所の判断で、少しずらして、そして、(PCR)検査をした結果、陽性が出たということになります。

(徳島新聞社)
 もし現段階で分かっていればですが、187例目のお子さんの学校での感染対策の状況は。マスクをして授業を受けていたとか、もし分かっていることがあれば。

(知事)
 はい。ここのところについては、マスクは着用しているというふうに聞いております。その他についての詳細は、今、調査中と。

(徳島新聞社)
 確認ですが、186例目の方もお仕事中はマスクの着用とか、感染対策をしていたのか。

(知事)
 はい。ということで、濃厚接触者に認定していなかったということです。

(徳島新聞社)
 県内で小学生の感染が確認されたのが初めてだと思うが、あらためて受け止めと差別とかいじめもあるかと思いますので、県としての対応や県民へのメッセージをお願いできますか。

(知事)
 はい。今回、小学生として初めてということになるわけですが、是非学校において生徒さん同士においてもあるいは保護者の皆さん方におかれても、いつ何時ご自分があるいはご自分のお子様がかかられるかわからない、そういう状況でありますので、是非お互いで支え合うと、決して誹謗中傷を行ったりいじめを行う、こうしたことは、厳に謹んでいただきたい。
 ということで、こちらについては、既に本県の榊教育長さんの名前で、まず児童の皆様方へという形。さらには、保護者の皆様方へ。また、先生方に対しましても、すだちくんのマーク入りで、特にお子様に対してはメッセージを9月の段階で出させていただいております。
 もちろんこれにつきましては、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する条例」、この中にも誹謗中傷など人権侵害は厳に慎んでいただく。こうしたものに基づく形で走っておりますので、是非そうしたことがないように。
 そして、また関係する皆さん方が万が一、悩まれる。こうした場合には是非ご相談をいただければということで、すでに相談窓口、24時間、子どもSOSダイヤル、フリーダイヤルで申し上げますと、0120-0-78310。0120-0-78310。悩み言おう。ということで、このフリーダイヤルを是非、ご活用いただくとともに、こころとからだのサポートセンター、088-672-5200、088-672-5200。こちらのセンターの方もご活用いただければと思います。

(毎日新聞社)
 念のための確認ですが、小学生の187例目の方は、県内で感染された感染者では最年少ですか。

(知事)
 そういうことです。ちがう。未就学児がおりましたね。県内在住ということではですね。

(徳島新聞社)
 今後の濃厚接触者の方とかもしいらっしゃって、今後学校がこういう対応しますとか、今後の広報の方針といいますか。

(知事)
 今後ですから、今、現地に駆けつけていますので、分かり次第、対策をまとめまして、そして記者の皆さん方にもちろん、これは会見という形をとるのか、あるいは資料提供の方がいいのか、こうしたところもご相談させていただいて対応させていただきます。

(徳島新聞社)
 本日中に何らかの速報といいますかがあるのか。

(知事)
 出せると思います。

(毎日放送)
 昨日に発表された内容なんですが、全国知事会として大阪のコロナ重症センターの方に看護師を派遣することが決まったと思うが、その件について知事のコメントをいただけますか。

(知事)
 はい。大阪府の方で今、特に重症患者の皆さん方、非常に多いということがありました。これだけを見るとステージ3からステージ4へという状況になっておりまして、大阪府の吉村知事さんの方から私の方に看護師、そしてその後、保健師の派遣の要請がございました。直ちに関西広域連合、そして、全国知事会を挙げて、看護師さん、また保健師さん、その派遣、これが可能なものをということで対応させていただいておりました。
 今現在、大阪府に対しての看護師派遣可能人数は26名。これは昨日の5時段階ということです。また、保健師などにつきましては21名。ただこれについて、本来大阪府から来ている看護師の必要数は40(名)。保健師は15(名)ですから、すでに上回って対応可能なわけでありますが、こうした形で。あと医師についても3名派遣をと。ここについては2名体制を。当然足りない分につきましては、私の方からもアドバイスをさせていただいて、やはり知事として自衛隊の方に派遣要請をお願いすべきだということで、ここについてもすでにも報道されておりますが、自衛隊の方に派遣要請、つまり、看護・医療部員の皆さん方が派遣されるということになっておりますので、我々都道府県、そして国を挙げて、大阪府、しっかりとバックアップをしていければとこのように考えています。

(朝日放送)
 同じ件ですが、各県医療が逼迫している中で、どういう気持ちで派遣をご決断されたのでしょうか。

(知事)
 はい。ここは確かにおっしゃるように、今全国で、特に全国知事会から派遣しているのは、ついこの間までは沖縄県へ34名の看護師を。また、今、同時に先にまず要請があったのが北海道の鈴木知事からということで、ここは保健師35名をということに対して、すでに徳島をはじめ39名対応しております。
 また、看護師についても54名の要請があって、当面第1次として、20名派遣対応しているわけなんですが、当初ここに乗せていただいた皆さん方も逆にその都道府県の方で医療が逼迫するという、その中で数がやはり減少傾向にあるということではありますが、やはり最大限、ここはお互いに助け合うと、その精神で今、対応しておりますので、徳島をはじめまだ感染状況の少ないところについては、都道府県を挙げて対応していく。そして、お互いに助け合うといった形で望んでいるところです。

(幹事社)
 以上で、ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございます。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議