〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(幹事社)
よろしくお願いします。
(知事)
それでは新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から発表させていただきます。
昨日11月20日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、2名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では177例目、178例目となります。
それでは感染者の概要につきまして、説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
まず177例目の方でありますが、年代は50代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は会社員です。
続きまして178例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方であります。職業はアルバイトです。
感染者の発症日、症状、また行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照願います。
なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者、177例目の方、同居のご家族2名となりますが、このうちの1名は167例目の方ご本人となります。
次に178例目の方、同居のご家族1名、そしてご友人が1名、合わせて2名となりますが、このうち同居のご家族1名につきましては、昨日検査を終えておりまして、陰性が確認されております。
なお現在、継続して積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
今は全国的な拡大、こちらが続く中、本県におきましても、ここ数日間、感染が続いているところであります。これ以上の感染拡大を防ぐためには、やはり県民の皆様方お一人おひとりに是非行動をしっかりとお考えをいただく、ここが重要となって参ります。
特に今後、年末年始を迎えてくるということで、飲酒を伴う会食の機会がこれはもう否が応でも増えてくる時期でありますが、是非県民の皆様方におかれましては、何度ももう聞いてるよと言われるかもしれませんが、手洗い、手指消毒の徹底、マスクの着用によります飛沫を防ぐ対策の実践、また飲食の場合であれば席の間の確保、ソーシャルディスタンスですね。また正面を避けて座 る、対面ということですね。対角線に座る、こうした工夫など、いわゆる感染予防対策の徹底を是非心がけていただく、正しく恐れる、そうした点が重要となって参りますので、是非よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事社:徳島新聞社)
そうしたら幹事社の方から、まず二人の現在の症状と具体的な業務内容を教えてください。
(知事)
それではまず177例目の方、軽症です。178例目の方、やはり軽症です。
業務内容について177例目の方、こちらにつきましては、そうですね、業務内容という前にですね、この方実は先ほど申し上げましたが167例目の方、その濃厚接触者ということで、実は(以前にPCR)検査をした時には陰性だったんですが健康観察が2週間、その最後の時に実は症状が出てきて、検査の結果、陽性という形になりましたので、実は11月4日から出勤されていないということがありますので、内容含めてそのような状況であると申し上げたいと存じます。そして178例目の方、アルバイトの方でありますが、この方は販売員の方となります。
(徳島新聞社)
具体的な接客業とか、そういうのは。
(知事)
そうですね。販売員さんですから接客ですね。
(徳島新聞社)
ちなみに、勤務先とみられる団体から発表がすでにあって、速報で出しているんですけども、そこと同一と考えてよろしいでしょうか。
(知事)
今日の発表ということですから、そのようにということで、こちらの方からはきっちりと感染予防対策がとられておりますので、こちらからの発表はございませんが、別のものであるということにはならないということを申し上げたいと思います。
(徳島新聞社)
感染予防対策をとられていたので、例えば施設名とか店舗名なんかの公表はしないと。
(知事)
はい。
(徳島新聞社)
ちなみに、それぞれの勤務先の自治体名なんかは(公表しないんでしょうか)。
(知事)
それも特に対策がなされている場合には申し上げない。ましてや177例目の方の場合にはずっと経過観察ですので出勤されておりませんので。
(徳島新聞社)
それぞれの、このお二人のですね、例えば県外を訪問していたとか行動履歴などがあれば(教えていただけますか)。
(知事)
はい。行動歴もこちら調べさせていただいておりますが、県外の立ち寄りということはないと。ただ177例目の方は167例目の方の濃厚接触者ということになっております。
(感染症・疾病対策室長)
178例目につきましてはですね、感染源の探索を行ったところですね、発症の4日前に県外の方を訪問されておられます。
(徳島新聞社)
例えば具体的にどちらに。
(知事)
岡山県です。
(四国放送)
(11月)8日までですか。
(知事)
11月8日。それがちょうど発症の8日前と。たまたま8日、8日と重なるんですけど。
(徳島新聞社)
日帰りでですか。
(知事)
そういうことですね。
(四国放送)
旅行ですか。
(知事)
私用です。
(徳島新聞社)
例えば観光とかそういう(ものですか)。
(知事)
ジャンルは私用ということになっています。
(徳島新聞社)
発症より8日も前ですけど、岡山に行ったルート、公共交通機関とか。
(知事)
この場合も(発症日から)2日前(以内)ではありませんので、そこのところについては申し上げないということになっています。
(徳島新聞社)
178例目の方なんですけども、出勤にはどういうツールを使っていましたか。
(知事)
出勤についてはこの方は自転車です。
(徳島新聞社)
お二人なんですけど、自宅と勤務先以外で目立った立ち寄り先は何か(ありますか)。
(知事)
はい。例えば178例目の方は、もちろん医療機関にそれ以外で行かれています。あとアルバイトは(11月)14日から(11月)16日に従事と、あとはございません。そして177例目の方はもちろん経過観察中の2週間内ですからありません。
(徳島新聞社)
178例目の方なんですけど、県としての感染経路というのはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
今のですから発症8日前に岡山に行かれている。岡山もかなり(感染者の)数が出ておりますので、おそらくそこでいただいてきたんではないのかなと見ています。
(徳島新聞社)
濃厚接触者についてなんですけど、まず177例目の同居のご家族お一人と、178例目の友人一人、この方々については今日PCR(検査を受けるのでしょうか)。
(知事)
まず177例目の方、あと一人(濃厚接触者が)おられますので、こちらも今調整中。そして178例目の方、(濃厚接触者である)同居の一名は先ほど申し上げたようにすでに受けられて陰性。友人一名について今調整中となっています。
(徳島新聞社)
前後して申し訳ないんですが、178例目の方なんですけど、勤務中の感染対策のようなものは(どうされていましたか)。
(知事)
はい。こちらについては接客中マスクの着用、アルコール消毒、さらにはソーシャルディスタンスの確保、いわゆる感染防止対策がとられております。あと接客の相手となるお客さんたちも全てマスクの着用が確認されています。
(四国放送)
177例目の方ですけども、この方167例目の方のお父様(でしょうか)。
(知事)
まあそういうことですね。
(四国放送)
そうすると、もう一人の同居している家族というのはお母様になるかと思うんですが、この方、167例目の方が陽性になったときに、(PCR)検査はされたと思うんですが、その時には陰性だったということでしょうか。
(感染症・疾病対策室長)
その時、当時はお二人とも陰性でした。
(四国放送)
177例目の方が陽性が出たので、改めて(PCR)検査をするということ(でしょうか)。
(知事)
そういうことですね。
(四国放送)
177例目の方は、経過観察中の最後に症状が現れて、再度PCR検査を実施したところ、今度は陽性が出たということでしょうか。
(知事)
そこが少し違っていまして、一回これ、この方はこれでいいのかな。そうですね。はい。
(毎日新聞社)
発症日以降の症状の経過を教えてください。
(知事)
はい。それではまず177例目の方、発症日が11月19日、この時には下痢症状でした。そして翌(11月)20日に37.4度の発熱と下痢が続くということになります。そして次に178例目の方、発症日は11月16日、この時には咽頭痛、翌(11月)17日に38.0度、咽頭痛が続き全身倦怠感が加わります。そして(11月)18日には38.5度へと熱が上がり咽頭痛、頭痛が加わって全身倦怠感が続きます。
次に(11月)19日には解熱剤服用、37.5度になって解熱剤を服用されます。そして咽頭痛、頭痛、全身倦怠感は引き続き。翌(11月)20日、37.1度へ少し下がって咽頭痛、頭痛、全身倦怠感は引き続きとなります。以上です。
(毎日新聞社)
178例目の方なんですけど、(11月)18日に一度医療機関に行かれているんですけど、この時はただの風邪として診断されたんですか。
(知事)
この時に、ただの風邪というよりも、コロナという形ではない形で行かれたと。そして症状が実は軽快するんですよね。そこで(20日に)出勤をしようと実はされて、会社の方から検査を受けてくださいと言われて、(11月)18日に受けた医療機関の方へ行って、ここが受診(診療)・検査協力医療機関でありましたので、ここで抗原検査、抗原定性検査を実施したところ、陽性が出たと。となりますと、これは再度 PCR 検査を行うことになりますので、(11月)20日の日、県の方で検査した結果、陽性と、こういう経緯となっています。
(毎日新聞社)
(11月)18日と(11月)20日は同じ医療機関(にかかったのでしょうか)。
(知事)
そうです。
(読売新聞社)
177例目の方なんですけども、経過観察というのは自宅待機していたという認識でよろしいでしょうか。
(知事)
そうです。
(毎日新聞社)
178例目の方なんですけど、アルバイトが(11月)14日から(11月)16日という、だいたい時間帯はいつごろになるんでしょうか。
(知事)
そうですね。(感染症・疾病対策室長に)ここのところは何かバックデータはありますか。
(感染症・疾病対策室長)
若干時間が、だいたい1日8時間程度勤務されておられますけども、ちょっとこう、やっぱり時間帯が前後はされますが、だいたい8時間くらいです。
(読売新聞社)
現在、感染者で入院している方の人数を教えてください。
(知事)
はい。それでは現在入院されている方、8名なんですが、今入院調整中のこのお二人が加わりますので結果10名となります。
(毎日新聞社)
念のための確認なんですけど、178例目までですけど、再陽性者の方というのはまだなしですか。再び陽性になった方はゼロということで。
(知事)
そうですね。
(徳島新聞社)
少し感染状況とは違うんですけども、3連休初日ということで、県内にも多くの観光客が来られていると思うんですけど、GoToキャンペーン、ちょうど(本日午後)4時から見直しをするかどうか、また話を国の方でもあると思うんですけど、継続の是非について、知事の見解を(お聞かせください)。
(知事)
これはもうすでに国との間で(警戒レベルが)ステージ1から4の中で定められていまして、本来ステージ4になった場合には、自動的にここはGoToキャンペーン、こうしたものを見直すということになっているんですが、ステージ3においてもここは関係をする都道府県知事と国との協議の中で決めるということで、ステージ3に新たにそういった項目が実は設けられているんですね。
そして昨日、尾身会長さんをはじめとする分科会、こちらが開催されまして、国に対していわゆるステージ3に近づいている、あるいはその都道府県の中で、ある一部のエリアはもうすでになっているんではないかということで、今この感染拡大を止めるのは今しかないということで、そのようなステージ3に近づいているか、あるいはもうそこに踏み込んでいるのか、そう思われるところに対しては、国としても都道府県知事と相談の上、例えばGoToトラベルなどの対象から外すとか、あるいはGoTo Eatは既に神奈川県は黒岩知事さんのご判断で新たなGoTo Eatの券を発行するのを今一時的に停めていると、こうした形がなされておりまして、このステージ3、これもいろいろな指標が定められているところでありまして、これを各それぞれの都道府県の知事さんがご判断をされて、そして国と協議の下で対応していくと、このような手順になっていくということになります。
そうした点を考えると、徳島の場合にはまだステージ3どころかそのずっと手前、徳島のアラートも出しておりませんので、そうした点ではやはり今申し上げたように年末年始に向けて、是非お気をつけいただきたいと。あるいは(徳島)県からよそへ行かれた場合についても、感染拡大エリア、こうしたところに行かれる時にはやはりご注意を頂くと。特に3密の場を避けるとか、あるいは分科会から、あるいは全国知事会からもメッセージを出しておりますが、避けるべき5つの場面ですね、こうしたところ、やはり十分に行動にご注意をいただいて、そして対応をしていただきたいと、先ほども申し上げたとおりになります。
(徳島新聞社)
特段GoToトラベルを今のところ徳島県知事の立場としたら止める必要はないと(考えているのでしょうか)。
(知事)
というのは、ステージ3になっては全然いませんのでね。つまり分科会の方からもステージ1についてはそうしたことを申し上げる立場にないと。ただ仮にステージ3になって、(その後、ステージ)2の状態になればまた再開と、こうしたことも示されておりますので、今47都道府県の中でステージ3に踏み込みそうであると、例えば病床の逼迫率とかですね、こうしたところについては、それぞれの知事さん方がお考えをいただいて、国と協議の上(決定する)。というのは、ステップ4だと自動的にそうなるんですが、ステップ3の場合には知事が発案をして協議をするという形になる。
また、昨日の全国知事会議政府主催、この場では菅総理の方からGoTo Eatはこうした点についても対応をということで、ここについては今9都道府県の方から当面GoToEatについて、4人以下を対象にする、もちろん家族をその対象外にするといったものは国への登録制となっているんですけどね、そして表明が今なされているところであります。
(NHK)
今日、阿波おどりの試験イベント、試験的イベントがありまして、明日もありまして、今度は県が開催する阿波おどり実証イベントがありますけども、こちらにやっぱり県外から来る人もいると思いますので、そういった県内外の人へのコメント等ありましたらお願いいたします。
(知事)
はい。阿波おどりの実証ということで、ニューノーマル、これに則った阿波おどりをホップ、ステップ、ジャンプと言いますかね、三段階にこう分けましてスタート。それから最後はフィニッシュというかね、ラストランまでやっていく訳なんですが、今日ちょうど藍場浜(公園)に桟敷を設けて、今日、明日、二日間、阿波踊りを実際にやってみようと、お客さんを入れて。
ただ実際の桟敷の入れる数については定数の5分の1、かなり限定をしてやると。そして、様々な感染防止対策を行う中でチャレンジをしてみようと。そして、来年の夏本番どんな形だったら実施が可能なのか、また今回、阿波おどり桟敷を作ってやることによって他の様々なお祭りイベント、(全国のお祭りが)全部中止になったわけでありますけどね。そうしたものにもこうした対策をとったもの参考にしていただいて、ニューノーマルという中で全国のお祭りができるように、来年こそはですね。その一つの事例に是非していただこうという形で、まずは2日行っていきまして、12月のアスティとくしま(で開催する“ニューノーマル”阿波おどりの祭典)まで、それぞれ土日土日とやって行く。
ちょうど(期間中の)真ん中のところは(阿波)十郎兵衛屋敷であったり、阿波おどり会館、こちらの方でやはりやるんですけどね。様々な形、もちろん12月の(“ニューノーマル”阿波おどりの祭典の)部分についてはリモートでやろうと、あるいは海外連との間ではビデオレターという形でやろうと、こうしたものもニューノーマルの阿波おどりの一つの形という形で、今回チャレンジを、全てにおいてチャレンジをしてみて、そして来年に結びつけていく。
さらには、阿波おどりというだけではなくてお祭りイベント、そうしたものがニューノーマルの中、開催可能なものにしていくと、そうしたチャレンジを徳島市の皆さん方をはじめ関係をする阿波おどり連の皆さん方はもとよりね、それぞれの会場の皆さん方ともしっかりスクラムを組んで、まずはチャレンジしてみようと、全国の先陣を切ってという試みとなります。
(幹事社)
それでは(終わります)。
(知事)
はい。それではよろしくお願いします。