文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和2年11月18日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
それではお願いします。

(知事)
 それでは私の方から、新型コロナウイルス感染症の発生について、発表させていただきます。
 昨日11月17日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、1名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では174例目となります。
 それでは感染者の概要を以下、お話を申し上げて参ります。
 なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。感染者の年代は40代、女性、徳島保健所管内、松茂町在住の方であります。職業は会社員です。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布の資料をご参照願いたいと思います。なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
 また、現時点での濃厚接触者については、同居のご家族2名となりますが、うち1名は昨日、172例目、173例目の濃厚接触者として、検査がなされ、既に陰性が確認されております。
 なお現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点からも、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
 今回の事例につきましては、別居のご家族の方からの感染の可能性が高いと考えられます。
 家庭内での感染につきましては、防止するのが難しいところではありますが、お一人おひとりが家庭内にまずは持ち込まないためにも、基本的な感染予防対策を取っていただきますとともに、家庭内においても部屋の換気、また共用部分についてのアルコール消毒など、感染防止対策、こちらを是非、再確認いただければと存じます。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:徳島新聞社)
 幹事社から数点確認します。まずこの174例目の女性の方ですが、現在の症状をお願いします。

(知事)
 はい。軽症です。

(徳島新聞社)
 ちなみに11月16日に頭痛、全身倦怠感ということだが、この症状は今も継続しているのか。

(知事)
 じゃあちょっと(11月)16日発症日から以下、今日までの状況を申し上げて参ります。
 まず11月16日、今も話がありましたように、頭痛と全身倦怠感、そして翌(11月)17日37.4度発熱、そして、頭痛、全身倦怠感が続いております。ただここで、解熱剤を服用されました。
 そして、11月18日、解熱するとともに、今度は咽頭痛と味覚障がい、そして、背中が痛むということとなり、現在軽症という形になっております。

(徳島新聞社)
 172(例目)、173例目のご夫婦との関係はどういう関係か。

(知事)
 義理の娘になります。

(徳島新聞社)
 義理の娘さん。はい。夫と一緒に送迎をしていたということか。

(知事)
はい。

(徳島新聞社)
 夫の方は、昨日、濃厚接触者で陰性だった。

(知事)
 濃厚接触者で陰性です。

(徳島新聞社)
 あと、(11月)14日、15日に別居家族宅を訪問とあるが、これは172(例目)、173例目のご夫婦のお家ということで。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 この方、ご職業が会社員ということだが、例えば、接客で不特定多数の方に接触するとか、どういった形態なんでしょうか。

(知事)
 この方はお1人で事務作業されるということで、人との接触はないということとなります。

(徳島新聞社)
 ちなみに、仕事中にマスクは着用されていたのか。

(知事)
 はい。これは、されておりますが、そもそもこの方、感染可能期間の11月14日以降お休みをされています。

(徳島新聞社)
 ずっと現在までは、もうお仕事には行っていないということですね。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 この行動歴以外に立ち寄り先というのはありますか。

(知事)
 これはないと聞いております。

(徳島新聞社)
 昨日のご夫妻ですが、お一人重症で、もう一人が中等症だったと思うが、症状が悪化しているとか、容態の変化はありますか。

(知事)
 お二人とも容態の変化は、昨日とありません。そのままです。

(徳島新聞社)
 昨日の方の濃厚接触者は、同じように送迎されていたと思うが、今回174例目の方が接触者で、他の方が同じように送迎した方が濃厚接触者というのはどういう違いがあるのか。

(知事)
 やはり1番濃厚接触者と接触者の違いというのは、体への接触。例えば、手を取るであるとか、あるいは体に触れると。そこに大きな差があって、この方は食事のお世話はされるんですが、あるいは付き添いはするんですが、172(例目)、173例目の方と接触すると、体がですね、こうしたことがなかったというのが濃厚接触者と接触者が別れた大きなポイントとなります。

(徳島新聞社)
 逆に言うと、昨日の濃厚接触者の方は体の接触が、何らか支えたとか、手を引いたとか、何らかの接触があったと。この方はなかったということなんですね。

(知事)
 あったと。手を引くとかね。はい。

(徳島新聞社)
 この送迎、付き添いというのは車で行かれたのか。

(知事)
 そういうことです

(徳島新聞社)
 そのときにマスクはしていたのか。

(知事)
 (マスクは)しております。

(徳島新聞社)
 昨日、症状が重たくてあまり聞き取りができていないということだが、状況は変わっていないのでしょうか。新たに分かったこととか。

(知事)
 はい。症状が同じなものですから。なかなか少しお聞きするのが難しい。人工呼吸器、重症の方はされていますし。もう一方の中等症の方は人工呼吸器はつけておりませんが、肺炎の症状がありますので、ここは大事をとっています。

(徳島新聞社)
 そうしましたら、昨日のご夫妻の感染経路というのも今のところ、まだ判明はしていないのか。

(知事)
 そういうことですね。2日間は、調査期間としておりますので。

(徳島新聞社)
 昨日、もう一人、香川の方で、陽性になられた方がいらっしゃったと思うが、この方の仕事を通じた接触者(関係者)が3人いらっしゃるということだったが、この方々、PCR検査はもうされたのか。

(知事)
 (感染症・疾病対策室長に)結果が出ましたか。

(感染症・疾病対策室長)
 確認します。

(知事)
 それは確認させていただきます。

(四国放送)
 (11月)14日、15日別居の家族、ご夫婦を訪問して、病院にも付き添ったと。それは夫婦両方とも行かれたということか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 40代の女性が検査をするきっかけになったのは、そのご夫婦が陽性だからというのではなくて、自分に症状があったからということか。

(知事)
 まあ、それもありますし、接触者ということ。

(四国放送)
 じゃあ、昨日の(172例目、173例目の)陽性を受けて、ご夫婦の陽性を受けて症状があるのでということで、検査を受けたのか。

(知事)
 特に1番は接触者。濃厚じゃないんですが、接触者。同じ車にも乗っておられましたので、それで受けていただくと。その結果、陽性。

(四国放送)
 症状は症状で別にあったということですね。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 あと一人検査をというのが。

(知事)
 濃厚接触者があと一人。

(四国放送)
 それは夫とは別ですね。

(知事)
 別です。別居のご家族2名のうちの1人。

(四国放送)
 まだ分からないですね。

(知事)
 はい。

(毎日新聞社)
 (11月)14日、15日は接触したということだが、どれくらい、何をされていたのか。

(知事)
 (11月)14日、15日、ご訪問されたのは、ほとんどこれは30分程度で、家事手伝い。家事手伝いということで、当然、マスクの着用がありますし、時間が30分ということ、体の接触がない。こうしたことから、接触者という形になっています。

(読売新聞社)
 今の確認ですが、接触者というのは、(11月)14日、15日の訪問と14日の付き添い、合わせて。

(知事)
 そうです。この3日間合わせて接触者。

(NHK)
 同居のお二人が濃厚接触者でいらっしゃる。そのうち、172(例目)、173例目の濃厚接触者。もうお一人の方は同居でご家族、例えば、娘さんとか。

(知事)
 別居ですね。

(NHK)
 174例目の濃厚接触者の方は2人いる。

(知事)
 174例目の方ですね。今回の陽性の方。陽性の方ですね。もう一人、家族2名でもう1人ということになりますよね。

(NHK)
(どなたがとか)分かりますか。というのは、発表ありますか。今、調査中。

(知事)
 同居の。

(感染症・疾病対策室長)
 調査中です。

(徳島新聞社)
 そのもう一人も(PCR)検査を受けられるのか。

(知事)
 受けます。濃厚接触者ですから。

(徳島新聞社)
 174例目の方、接触者の方は何人いるのか。

(知事)
 ここは今、いないという形になっています。

(徳島新聞社)
 172(例目)、173例目の方もこの174例目の方以外に接触者はほかにはいらっしゃらない。

(知事)
 いないです。

(四国放送)
 174例目の方ですが、濃厚接触者は同居の家族2名で、このうち、夫にあたる人1名が陰性であって、同居の家族の残り1名の(PCR)検査を今進めている。

(知事)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 昨日も話があったかもしれないが、医療機関に行かれているということだが、感染の心配だったりとか、感染対策をこの方自身されて行っていたのか。
 
(知事)
 そこのところ、まずこの方は付き添いという形で、16日に行かれている。ということで、当然マスクの着用をされていると。医療機関の方もちゃんと防御はされているということになります。

(徳島新聞社)
 遡って、169例目の方の70代の板野町の方、感染経路が分からなかったと思うが、新たに分かったことはあるか。

(知事)
 (感染症・疾病対策室長に)いかがですか。169例目の方。

(感染症・疾病対策室長)
 この方につきましては、保健所の方がいろいろお聞きしているが、分かっていない状況です。

(徳島新聞社)
 現段階で調査中になるのでしょうか。それとも、経路不明で確定ということになるのか。

(感染症・疾病対策室長)
 先ほど知事もおっしゃったように、2日間はいつも調査中ということだが、感染法上は不明という扱いになります。保健所の方がお聞きすることもありますし、退院後の生活指導もございますので、お話はしているが、なかなか分からないということでございます。

(徳島新聞社)
 172例目の方が医療機関、かかりつけ医を4回受診して、そこから(診療・検査)協力医療機関につながったということについてですが、(11月)9日から新しい体制で始まっていると思うが、かかりつけ医から(診療・検査)協力医療機関への連携というか、時間がかかっていたということについて、どのように受け止めているのかというのと連携をどうしていっているのかをお伺いできましたら。

(知事)
 はい。確かにこの方、まずかかりつけ医さんに行った。そのかかりつけ医さんが、診療・検査協力医療機関ではなかったということもあって、最初の症状をご覧になられて、そちらの医療機関の方では、感染症というよりは、一種の流行性の様々なそうした疾患であろうというふうに最初ご覧になられていたようです。
 ただあまりにも症状が回復しないということから、診療・検査協力医療機関の方へ紹介をした。そして、すぐにそこで検査を受けたということですから、そういった意味での連携というのは、うまく取られていたんだろうとこのように思っています。ただ、もちろんその方の症状をどうお医者さん達が判断するかという医療の世界となりますので、そこのところは、我々としてはドクター達にお任せすると。
 ただその後すぐに、回復しないで連携が取れたというところは、今回の制度が機能したと。そして、直ちに入院した。そして重症であったにもかかわらず、今、その症状が悪化せずに症状が推移をしているといった点で、まずは機能しているんではないだろうか、このように考えています。

(徳島新聞社)
 重症(化)してそれ以上悪化していないということになっているが、例えばその間に重症化してしまったというようなことはないのか。

(知事)
 症状というのは、この今回の新型コロナ(ウイルス感染症)というのは無症状の人であったり軽症の人が突然重症になると。特に年齢の高い方に見られる傾向、また既往症のある方に見られる傾向ということですから、最初の1回目の診療、2度目の診療、そこで今度は一気に変わる、その後ですね。こうしたことはこれまでもままあった話でもありますので、そういった点で高齢者の方々にはとにかく気を付けていただきたい。あと既往症のある皆さんにも気をつけていただきたいといったことを県民の皆さん方にも申し上げているところでもあります。

(徳島新聞社)
 この方、結構急に悪くなったというような感じでしょうか。

(知事)
 もちろん熱の関係であるとか、あるいはそれまでにそうした症状がいきなり出ているということであれば、おそらくその時点ですぐさまかかりつけ医さんの方から連絡があったものと。それがないのでここまで来たとこのように考えています。

(徳島新聞社)
 昨日出たかもしれないが、初期の頃の診断で例えば(季節性)インフルエンザと間違えたとかそのようなことは。

(知事)
 間違えたというよりも、そうした症状があるということで、逆に言うとこの時期、ですから高齢者の皆様方には特に10月の1日から優先接種、さらには1,600円を県の方でご負担をさせていただくと。そうした形でお勧めをしているのもその一つなんですね。非常に症状が似ていると。当然ドクターの方でも見分けが難しいというのが今回の一番難しいポイントということになります。

(徳島新聞社)
 注意喚起の意味もあるので重ねてお伺いしますが、初期の段階で(季節性)インフルエンザであるという所見は出ていたのか。間違いというのではなくて。

(知事)
 そこのところは。

(感染症・疾病対策室長)
 それは聞いておりませんし、(季節性)インフルエンザであったら、おそらく急激に症状が出る可能性がありますけど、この方は急激に症状が出たということはお聞きしておりませんので、医師が(季節性)インフルエンザを疑った、(季節性)インフルエンザというより先ほど知事がおっしゃったようにほかの風邪であったり、そういうふうなことを疑っておられたのではないかなと思います。

(知事)
 というのは、(11月)8日から9日までずっと発熱で、そして10日に38度台。ということで、(季節性)インフルエンザ、皆さん方もかかられてご記憶があると思うのですけど、一気に熱が例えば39度とか40度とか上がる、これが特徴ということですから、ずっとこの微熱的に続く。そして、熱の症状変わらないというと、これやはり風邪ですかねということに、大抵は落ち着くと。 (季節性)インフルエンザの特徴では確かにないのかなというふうに思いますね。

(四国放送)
 コロナに関連して、今日東京で過去最多を更新したんですけど、それを受けて県民への注意、どのように呼びかけられますか。

(知事)
 はい。いよいよ東京が400(人)を突破するという状況になりまして、こうしたことを考えると確かに第3波、大都市部東京、大阪、愛知、そうして北海道と。この4つがよく言われるところでもありますので、また大都市部でなくても過去最高。
 例えば、兵庫県なども昨日過去最高107名、記録しているところでありますので、やはりこうしたエリアに行かれる時については注意していただく、人混みを避ける。例えば、エレベーターに乗る、食事の時には話をあまりしすぎない。特にエレベーターはもう(話を)しないという形で、また少し人と触れてしまったかなという場合であれば、手指消毒を徹底すると。こうした形で自己防御、これをしっかりとやっていただくのが一番良いのではないか。やはり全てを恐れて何も行動しないということではなくて、賢く正しく恐れるといった点が重要となりますので、こうした点については、報道機関の皆さん方からもいろんなデータが出されますので、もしそうした方向、方面へ行かれるというのであれば、まず事前にデータを集めていただいて、そして、対応をしっかりとしていただくと、ここがポイントになるかと思います。

(読売新聞社)
 174例目の方を含めて入院患者というのは何人になりますか。

(知事)
 はい。今、1人調整中でありまして、全部で8名ということになります。

(徳島新聞社)
 療養中の方はいらっしゃらない。

(知事)
 今、ゼロです。

(徳島新聞社)
 分かりました。

(徳島新聞社)
 冒頭のご説明の確認ですが、別居家族からの感染が高いと考えられるとおっしゃったが、この辺もう少し具体的にご説明いただけますか。

(知事)
 別居家族というか、家族ですよね。いわゆる家庭内感染。特にこの別居の家族という場合に、一緒にこう生活をしていませんから、持ち込むという意味がある。だから訪れる場合についても、気をつけていただくと。
 つまり、それぞれのご家庭に持ち込まないというのが重要と。同居のご家族であれば、今度は家庭の中での家庭内感染。これはやはりしっかりと防御しなきゃいけない。そこで換気をよくするとか、あるいは共用部分ですね。みんなが触るといった部分についてのアルコール消毒。こうしたところは是非注意していただきたい。結局は持ち込ませない、こういった点ですね。

(徳島新聞社)
 今回は家族内での感染が考えられるのか。

(知事)
 これは別居なんですけど、お世話をするという形で家に入られていますので、そうした場合にたまに訪れるとか、そうしたことではありませんのでね。この期間中、これだけ密度濃く入られていますから、そうした場合にはより注意をしていただくということですね。

(幹事社)
 それでは終わります。

(知事)
 それではよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議