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令和2年11月2日 臨時記者会見 フルテキスト版

ヨシケイ開発株式会社「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」の全国販売について(説明)

(司会:新居畜産振興課長)
 ただいまから、「阿波尾鶏を味わう極上親子丼の販売」についての共同記者会見を始めさせていただきます。
 まず、本日の会見者をご紹介させていただきます。
 ヨシケイ開発株式会社代表取締役林雅広様でございます。

(ヨシケイ開発株式会社林代表取締役)
 よろしくおねがいいたします。

(司会)
 飯泉徳島県知事でございます。

(知事)
 本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

(司会)
 以上の皆様から発表させていただきます。
 それでは、まず飯泉知事から発表をお願いいたします。

(知事)
 はい。本日は、ヨシケイ開発株式会社の林代表取締役さんにもお越しいただいておりますが、まずは私の方から説明させていただきたいと思います。
 この度、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、全国地鶏出荷羽数21年連続日本一を達成している本県が誇る畜産ブランド「阿波尾鶏」をはじめ、高価格帯の畜産物について、県内外で需要が大きく減退しているところでありまして、生産者をはじめとする関係の皆様方から大変ご不安な声、多くお聞きしているところであります。
 これからは、社会経済活動を段階的に引き上げていく、その中にあって、畜産ブランド、その需要をなんとか回復させていくためには、「新しい生活様式」、これに対応した需要の喚起及び販路開拓などがまさに喫緊の課題となるところであります。
 そこで、本県では、今年度の補正予算によりまして、本県の畜産ブランドの需要喚起と食育の推進を図るために、県内の小中学校等の学校給食への「阿波尾鶏」、「県産和牛肉」等の提供に加え、「阿波尾鶏」、「阿波とん豚」の美味しさやその魅力を是非知っていただこうということで、県内4大学の学生食堂のメニューに取り入れていただいたところであります。
 また、公募型のプロポーザルを実施いたしまして、県内飲食店等の需要喚起を図るため、阿波尾鶏の新メニュー開発やPR活動を実施するとともに、首都圏等大消費地において事業を展開している食材宅配会社や外食産業と連携し、「新しい生活様式」に対応した新たな販路を開拓するため、県内外11事業者の皆様方を選定させていただいたところであります。
 本日は、全国47都道府県において、「約50万世帯」を対象に食材の宅配事業を展開されておられます「ヨシケイ開発株式会社」さんにお越しいただいているところであります。
 本県を代表する畜産物である「阿波尾鶏」の「魅力・そして、その美味しさ」を「全国の多くの皆様方に知っていただき、味わっていただきたい」こうした強い想いで、ヨシケイ開発株式会社さんにご協力をいただき、この度の「食材宅配サービス」、「ミールキット」であります「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」の全国販売に至ったところであります。
 今後、こうした取組みを通しまして、「WITHコロナ」という逆境の中、そして、「アフターコロナ」時代を見据えた、「阿波尾鶏の知名度アップ」はもとよりのこと、意欲ある生産者の皆様方が夢と希望を持って経営に取り組むことができますよう、本県畜産ブランドをしっかりと守り、そして、発展させていきたいと考えております。
 是非、ここはマスコミの皆様方のお力添えをいただければと思います。
 それでは、続きまして、ヨシケイ開発株式会社の林代表取締役さんからお願いいたしたいと存じます。お願いいたします。

(ヨシケイ開発株式会社林代表取締役)
 ただいま御紹介いただきましたヨシケイ開発株式会社代表の林でございます。
 この度は私どもヨシケイグループを選んでいただきまして、大変ありがたい、心から感謝申し上げますと共に大変光栄なことというふうに思っております。同時に、ただいま知事もおっしゃったように、非常に大きな期待をいただいておるということに対して、すごく重たい責任感も感じているところでございます
 さて、私どもヨシケイグループは、北は北海道から南は沖縄まで全国に約4,000台の自社便による宅配のネットワーク、それから50万世帯のお客様、45年の歴史をもつ、このレシピ付き夕食材料宅配のパイオニアでございます。
 この度の新型コロナウイルス感染拡大による「新たな生活様式」の中で、私どもヨシケイに対するご期待が一層大きくなって、食材宅配のライフラインとしてもご期待が非常に大きくて、幸いなことに以前より多くのお客様にご用命をいただいているところでございます。
 方や非常にこの状況の中で厳しい生産者様、あるいはメーカー様がいらっしゃることも充分分かっておりますので、なにがしかお役に立てることがないかなぁというふうに思っておりましたところ、徳島県の方からこの話をいただきました。是非にも我々手を上げさせていただこうということで、手を上げたところですね、本当に幸いなことにお選びいただけたということで、本当にうれしく思っているところでございます。
 我々がこの徳島県が誇る地元の高級食材である「阿波尾鶏」の素材の良さをどのような形で活かしていけばいいかと、商品開発チームが一生懸命考えてできあがったのが今回の「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」でございます。手前味噌ではございますが、非常に良い仕上がりになっているものというふうに思っております。のちほど皆様方にもご試食いただけるというふうに伺っております。是非、この「阿波尾鶏を活かした極上親子丼」によって、全国に「阿波尾鶏」の名前とそれから知名度と好感度が広がっていくことを、そのお手伝いができればというふうに思っておる次第でございます。
 少しだけ個人的な話をさせていただくと、実は私、父の里が徳島の鳴門でございまして、ですから私のルーツも徳島でございますし、さらにうちの妻はですね、徳島出身の阿波女でございます。非常に徳島県との縁が深く、これは、本当に個人的な話ではございますが、私個人的にも非常に今回の件はうれしく思っているところでございます。
 皆さんご存じだと思いますが、徳島にも「ヨシケイ」はございまして、日々毎日のように今日も配達に行っているところでございます。これをきっかけに、是非「ヨシケイ」のことももっともっと知っていただければありがたいなぁというふうに思う次第でございます。
 最後になりましたけれども、今回この「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」これが本当にきっかけになって、より多くの方々に「阿波尾鶏」が知れ渡りますように、ここは本日お集まりのマスコミの皆様方の御協力も賜りながらやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

(司会)
 ありがとうございました。
 それでは、「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」を、ご用意しておりますので、知事の方でご試食いただければと思います。

(知事)
 それでは、いただきます。開けただけでいい香り。(親子丼を見せて)それでは、こういう感じですね。良い阿波尾鶏が入ってますよ。(一口食べて)美味しい。
 (試食)
 是非、記者の皆さん方にも味わって(いただいて)。完食させていただきました。ごちそうさまでした。美味しかった。

(ヨシケイ開発株式会社)
 安心しました。

(司会)
 食べて(すぐに)本当に恐縮ですが、知事の方からコメントをいただければと思います。

(知事)
 親子丼は何と言っても、鶏肉が命。また、それに添える卵、まさに親子ということですのでね。そのマッチング、何とも言えない。そして、阿波尾鶏の良さという。非常にジューシーで、そして、適度の弾力性がある。よく女性の皆さん方が鶏肉はどうも苦手だ、こうした方が多いわけなんですが、そうした脂身の部分も阿波尾鶏、全く臭みがない。やはり親子丼にはこれ以上適したものはないだろうと。極上の名前をヨシケイ開発の皆さん方に付けていただいた。そのとおりのものではないか。是非、多くの皆さん方にこの「(阿波尾鶏を味わう)極上の親子丼」ですね。こちらをお食べいただければと思います。どうも、ありがとうございました。

(ヨシケイ開発株式会社)
 ありがとうございました。

(司会)
 発表については、以上でございます。

ヨシケイ開発株式会社「阿波尾鶏を味わう極上親子丼」の全国販売について(質疑)

(司会)
 これより質疑応答については、幹事社の進行で質疑を受けさせていただきます。よろしくお願いします。

(幹事社:徳島新聞社)
 それでは、幹事社の方から質問させていただきます。今回、発売日ですが、メニューブックが11月5日に配布ということだが、実際の発売日は11月30日からということか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 はい。実際にご家庭にお届けするのが、11月30日週のしかも金曜日の12月4日からでございます。ただし、メニューブック自体をお客様のところにお届けするのが、今週中なので、ですから販売日としては、11月5日とさせていただいております。実際、ホームページ上でも、ご注文いただける期間がそれからになりますので、そういうふうな設定にさせていただいております。

(徳島新聞社)
 発売日は11月5日ということか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 はい、そうです。

(日本経済新聞社)
 発売が11月5日でいいですか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 (11月)5日から受付開始ということです。お届けはあくまでも12月4日。

(徳島新聞社)
 商品だが、こちらにある(サンプルを指しながら)クールボックスという形で届けられるのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 そうですね。このような形で蓄冷剤も必要に応じて入れさせていただいて、お届けします。留守宅であっても、今流行りの置き配(達)ができるような形になっておりますし、これもう40数年前からヨシケイはスタートしてからその形でしてきておりますので、安全なセーフティな形でのお届けができるようになっております。

(徳島新聞社)
 このサイズで何食分になるのですか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 これ何人前かな。これで3人前となっています。

(徳島新聞社)
 これは最小何食分から注文ができるのですか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 2人用から4人用までです。

(徳島新聞社)
 価格なんですが、いくらからいくらまでといったらよろしいか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 いろんなメニューコースがございまして、本当は今日、メニューブックをお持ちするはずだったのですが、宅急便でトラブルがありまして、名古屋で停まっているらしくて。これたまたまプリントアウトできた1部の抜粋でございます。今回、導入させていただくのが、「キットde楽」というコースでございまして、ここにあるとおり、2人用で5日間で7,330円、3人用で9,170円。大体このような形でございますので、少しこれはお高めのコースになろうかと。その分しかし、簡単にできあがる、非常に手軽にできあがる、自分の手作りの親子丼ではなくて、実際に味付けもしっかりされているものでございますので、どのご家庭でも同じ味をお召し上がりいただける、そういうのがこの「キットde楽」というコースでございます。

(徳島新聞社)
 単品で購入というのはできるのか。それとも、こういう月曜日から金曜日のセットで購入という形なのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 いえいえ、この1日だけでも大丈夫です。親子丼だけ頼みたいという方でも大丈夫です。

(知事)
 1日だけだと、2人用だと1,630円、3人用が2,040円、4人用が2,600円となっていますね。単品。

(徳島新聞社)
 税込みですか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 税込みです。税込みプラス宅配料も込みでございます。

(徳島新聞社)
 私の方からは最後ですが、全体で約20,000セットの宅配サービスをされるということだが、これによって阿波尾鶏はどれくらいの量が消費されるのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 5トンです。

(徳島新聞社)
 20,000セットで5トンの消費。

(ヨシケイ開発株式会社)
 そうですね。もう1度、実は年明けの1月末に同じ商品を同じ価格で販売させていただきます。だから、合わせて10トンを目標と。10トンを超えるようになればいいなと思っているところです。

(徳島新聞社)
 1月末からもう1度同じセットをとおっしゃったが、期間は決まっているのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 正式な日取りは、決まっていませんが、お届け日が1月の1番最後の週ということで、今予定をしているところでございます。

(徳島新聞社)
 期間は定められていないのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 大体決まっていると思うが、あいまいなことを申し上げるわけにはいかないので、すみません。

(日本経済新聞社)
 知事にお伺いします。少し前にローソンとお弁当をやりまして、今回ヨシケイさんと。いくつか阿波尾鶏の販促、11事業者やるということだが、ざっとコロナで落ち込んだ部分のどれくらいがカバーできるかというイメージはあるか。

(知事)
 はい。というよりも、今回手元に持っているのは、少し林社長さんからもお話しいただいた部分で、阿波尾鶏全体で、今回の公募型プロポーザル、県内向けと首都圏向け、合わせてこれだけで40.8トン。

(日本経済新聞社)
 40.8トン。11事業者で合わせて40.8トン。

(知事)
 はい。40.8トンです。それ以外に学校給食とか、大学へというのは全部合わせると51.7トン。そのうち、公募型プロポーザルとしては40.8トン。ちなみに、ヨシケイさんはじめとする首都圏等、いわゆる大消費地向けが31.9トン。県内の6つの飲食店向けは8.9(トン)、全国へ向けては5社に対して、31.9トンということになります。

(日本経済新聞社)
 これがどれくらいの規模になるのかという、その全体、昨年の実績に対して、どれくらいのレベルになるのか、イメージできる数字ってありますか。

(知事)
 (司会:畜産振興課長に対して)手元にある。年間の(数字)。

(畜産振興課長)
 はい。阿波尾鶏につきましては、昨年度の出荷羽数205万羽でございます。約200万羽で1羽あたり取れる肉が2キロで計算いたしますと、年間約4,000トンになります。ですから、4,000トンで単純に月割りいたしますと、333トンとなっております。前の委員会でも報告させていただきましたけれども、その5月の1番ひどい時には7割、取扱量が減だったものが、今現在は3割程度、そして、徐々に回復傾向にあるということでございまして、今回のこうした取組み、あと学校給食での活用等、こういったものを通じまして、需要喚起と、それとこれからの新たな販路開拓ということで、起死回生を図っていく、そういうことでございます。

(知事)
 結構な量ですよね。

(日本経済新聞社)
 なるほど。51トンカバーしたとしても完全に回復するところまではまだ行かないということですか。

(畜産振興課長)
 今回、新型コロナによって徳島県、全国的にですけど、和牛とか阿波とん豚、そして、阿波尾鶏、そして、高級食材が影響を受けておりますので、その分については、この事業以外にも独自でご努力されておりますし、また、こういう県としても阿波尾鶏は21年連続日本一、リーディングブランドでありますので、そのブランドの維持、強化を図るためにそうしたことをやっていくということでございまず。

(日本経済新聞社)
 ありがとうございました。

(徳島新聞社)
 取扱事業所の数ですが、全国65社295営業所とあるが、社と営業所を使い分けられているのは何かどういう事情で使い分けしているのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 使い分けですか。地域によってマーケットの大きさによって差がありますので、それによって営業所が多い、拠点が多いところもあれば、そうでないところもあるということになろうかと思います。

(徳島新聞社)
 直営が社という言い方なのか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 直営は1社だけ、静岡に我々本社がありますので、その近くの富士(市)、そこに直営会社が1社だけございます。

(徳島新聞社)
 あとはフランチャイルズですか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 そうです。

(日本経済新聞社)
 ヨシケイさん、全国にネットワークを持っているわけですが、同じように全国のブランド食材を使ってこのように応援するという形での協力というのは、他に例はありますか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 今のところはありません。なかなか、こんな形でうまいことマッチングできるかどうかということがありまして。アンテナだけは立ててはいますが、今のところは(ありません)。

(日本経済新聞社)
 今回が第1号。

(ヨシケイ開発株式会社)
 そういうことです。

(徳島新聞社)
 過去に徳島の食材を使った商品化というのはあったんでしょうか。

(ヨシケイ開発株式会社)
 私の知る限りでは多分なかったんじゃないかなと思います。

(徳島新聞社)
 事業のスキームについてお伺いしたいが、県の方が買い上げたものを安く提供するという形になるのか。

(知事)
 そうです。

(幹事社)
 終わりたいと思います。

(知事)
 はい。それではよろしくお願いします。

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