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令和2年9月18日 臨時記者会見 フルテキスト版

とくしまアラートの解除について(説明)

(幹事社)
 それではお願いします。

(知事)
 では、私の方から大きく1点発表させていただきます。新型コロナウイルス感染症の状況についてであります。
 9月に入りまして、少し落ち着きを見せているところでありまして、先週(9月)11日にはとくしまアラートを「感染拡大注意漸増」から「感染観察強化」に引き下げたところでありました。それから1週間が経過し、新規感染者数は1名に止まっているところであります。
 ただ気がかりなのは、明日から4連休となるところであり、人の往来も増加することが予想されることから、決して気を緩めることなく、感染防止に取り組む必要があります。
 そこで、先ほど第34回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしまして、私の方から以下3点、申し上げたところでありますので、これを合わせて発表させていただきます。
 まず1番目は、とくしまアラートの解除についてであります。とくしまアラート、現在のところは「感染観察強化」、そして引き下げられて、1週間が経過し、本日時点で今も申し上げたように直近1週間での新規感染者数が1名、「感染観察強化」さらには「感染観察注意」、その発動基準も下回っていることから、専門家会議の皆様方のご意見も踏まえまして、本日18時をもって(とくしま)アラートそのものを解除させていただきます。
 なお、県庁舎、ライトアップは今、黄色となっているところでありますが、医療従事者への感謝の気持ち、これをお伝えする意味で色を出さないというのではなくて、青色に戻させていただきます。

県民や事業者の皆様へのお願いについて(説明)

(知事)
 次に2番目、県民・事業者の皆様方へのお願いについてであります。
 アラートを解除となったとはいえ、決して感染が終息したわけではありません。
 今も気がかりを申し上げたように、明日から4連休、さらには季節性インフルエンザの流行も冬に向けまして、いつ感染が再び拡大してもおかしくないところであります。
 また、今回(とくしま)アラートの解除にあたりましては、専門家会議の皆様方にもお諮りしたところ、以下のようなご指摘がございました。
 まず、マスク着用などの基本的な感染防止対策を徹底すること、高齢者が感染しないよう、特に医療・介護などの高齢者の皆様方にサービスを提供する事業者では注意すること、さらには4連休の過ごし方も感染防止を意識して、例えば、体調が悪い場合には、外出などの行動を控えることなど、継続して、呼びかけるべきとのご意見をいただいております。
 そこで、県民(・事業者)の皆様方にはということで。
 
(パネル「県民・事業者の皆様へのお願い」を掲示)
 
 (とくしま)アラートが変わりましたので、このブルーと。ただしあくまでも、9月18日現在、とこう入れてありますけどね。現在、(とくしま)アラートは発令されていないということ、これを出させていただきます。ただし、決して終息したんではないんだということ、もう1度気を引き締めて感染対策をお願いしたいということでありまして、基本的な対策と特に注意をお願いする点、記させていただいております。
 そして、引き続きの感染対策のお願いということで、それぞれポイントになるところ、4つ示めさせていただいております。
 
(パネルを置く)
 
 ということで、改めて申し上げて参りますが、県民の皆様方には、3密の回避、マスクの着用、咳エチケット、手洗い手指消毒、また大声を出さない、といった基本的な感染対策はもちろんのこと、特に仲間・友人、家庭内でも感染対策を気を緩めることなく徹底していただいて、とにかく家庭内にウイルスを持ち込まないこと、また高齢者と同居されるご家族の方、また、高齢者にサービスを提供する事業者の皆様方には、特に対策を徹底していただきたい、お願いいたしたいと思います。
 また、併せて、引き続きとなりますが、人が集まる場所、飛沫感染リスクの高い場所、職場、飲食の場での感染予防の徹底、発熱、体調の悪い時は出勤をはじめ行動を控えていただくことなど、もう一度、気を引き締めた感染対策をお願いしたいと思います。
 次に今度はイベントについてであります。こちらですね。
 
(パネル「イベントの開催制限の緩和について」を掲示)
 
 明日、9月19日の土曜日から、イベント開催制限の緩和、これが国の方から示されたところでありまして、人数の制限についてと人数緩和の条件、こちらが示されております。
 大きくこのポイントとしては、そのイベント1万人以下の施設で行うのか、それともそれを超えてやるのかということと、あとは大声での歓声や声援などがあるのかないのか、これによって大きく分かれるということになります。
 
(パネルを置く)
 
 ということで以下、少し詳細に申し上げて参りたいと思います。
 このイベント開催の制限の緩和につきましては、新しい基準では収容人数が1万人を超える施設の場合、収容率は50パーセント以内、収容人数が1万人以下の施設であり、大声での歓声、また声援がないイベントの場合には、収容率100パーセント以内かつ5,000人以下、収容人数が1万人以下の施設であって、大声での歓声や声援があるイベントの場合には、収容率は50パーセント以内かつ5,000人以下となっているところでありまして、本県におきましてもこの基準を適用させていただきます。
 その際、この基準につきましては、消毒やマスクの着用の徹底、大声を出さないようにするための対策の徹底など、感染対策の実施がまず条件となっていること、今後の感染拡大の状況によって、とくしまアラートの「感染拡大注意急増」、つまり「漸増」のもう1つ上ですね。「急増」、国の区分で言えばステージ3となれば、見直しが再び行われる。つまり厳しい基準に戻る、この点をご注意いただきたいと思います。
 さらに、GoToトラベルにつきましても、ご注意をいただきたいと思います。東京都が今まで外れていました。東京都を目的とする旅行、あるいは東京都に在住されている方の旅行については、10月1日木曜日以降、開始する旅行より GoToトラベルの支援対象となることが決定されております。
 県民の皆様方にはお出かけの際に訪問先の感染状況をご確認いただき、感染が拡大している場所や施設、利用は控えていただくとともに、ご自身や一緒に旅行される方の体調管理にも、是非気を配っていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための条例案について(説明)

(知事)
 次に3番目、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための条例案についてであります。
 県議会の今9月定例会で提案を予定させていただいております、ただいまの新たな条例案については、本日18時からパブリックコメント、かけさせていただきます。
 この条例案では、事業者の皆様へのガイドライン遵守などの義務付け、クラスター等が発生した場合の店舗名等の公表基準、感染者や医療従事者等への差別的取扱いの禁止などを盛り込んでおります。
 今後、本条例に基づき、予想される感染拡大の波への備え、着実に進めていきたいと考えておりますので、多くの県民の皆さん、また事業者の皆さま方からご意見をいただけるようにお願いいたしたいと思います。
 以上3点、アラートが解除されることとなりましたが、決して県民の皆様方、事業者の皆様方には終息ではないっていうことをまずはお考えをいただいて、気を緩めることなく、感染防止対策に是非心がけていただきたいと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

とくしまアラートの解除について(質疑)(その1)

(幹事社:四国放送)
 感染者数に関しては落ち着いている状態だと思うが、一方で高齢者が9人亡くなっている現状があって、四国の中でも1番多いということだが、そのことに関して受け止めをお願いします。

(知事)
 はい。この高齢者の皆様方、あるいは既往症のある方々に感染をとにかくさせないようにというのは、これは全国的に今までも言われてきたこと。その意味で徳島では4つのクラスターが立て続けに起こった、そのうちの3つのクラスターが高齢者の皆様方に関わるもの、いわゆる高齢者施設、入所施設あるいはデイサービス関係が2つ、そしてもう1つは特に高齢者の皆様方がその顧客となるあるいは従業員、お店の方も高齢者の方が多いという俗にいう昼カラオケ、カラオケ喫茶、これが大半を占めたこととなります。
 となって参りますと、やはり高齢者の皆様方の患者比率が圧倒的に多くなってしまう。当然それだけリスクが高くなる。ましてやその中に既往症をもっておられる方、さらにリスクが高くなるということで、結果として9名、お1人は県外の方ではありますが、そうした意味でも高齢者の皆様方、全てなんだということをトレンドとして、県民の皆様方に3名になった時点でそのトレンドを示すべきではないか、このようにマスコミの皆さん方からもお話がありましたので、ご遺族の皆さん方からは是非伏せていただきたい、そうした属性ですよね。
 しかしこれは、県民の皆様方に知っておいていただく、その必要があるということで、あえてトレンドを申し上げ、亡くなった方が全て高齢者、そして既往症のある方であるということを申し上げさせていただいたところであります。
 つまり全国で言われてきたこと、それを徳島が立証しているということになりますので、そうした意味では、とにかく家庭内であったとしても、施設内であったとしても、あるいは様々な昼カラオケなどにおいても高齢者の皆様方にとにかくうつさない、あるいは高齢者の皆さん方もより注意、とくに既往症のある方々はさらにそのレベルを上げていただきたい、このような形であらためてこの点については、(とくしま)アラートは解除となるところではありますが、この点について注意喚起をさせていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための条例案について(質疑)(その1)

(毎日新聞社)
 条例案について、第5条ですが、この事業者を想定されている、対象となる事業者をお伺いしたいのと、第5条の2、その2を義務付けるという解釈で良いか。

(知事)
 はい。この事業者というのは、もちろん全ての事業者ということで特定の事業者をターゲットにするものではありません。ということで、あらゆる業界にそれぞれ業界としてのガイドライン、これが作られているところでありますので、しっかりとそれを遵守していただきたい、まずはこれが大きな狙いの1つということになります。
 そして第5条、ここは事業者の役割を書かせていただいておりますが、この中で以下の措置について、義務化といいますかね、こうしたものを是非行っていただきたいということで、例えばガイドラインの今申し上げた遵守であったり、あるいは適切な感染防止対策、また事業者版の(とくしま)スマートライフ宣言、これを行っていただくのか、ここはORなんですけどね。あるいは、それぞれの業界で定めたガイドライン実践店のステッカー、こちらは県の方で作らさせていただくところでありますが、こうした点についての掲示、あるいはとくしまコロナお知らせシステムの登録、もちろんこれらは義務化をしていくこととなります。
 つまりこれをやることによって、感染リスクを下げていく、あるいはそのお店がガイドラインをしっかり守っているんだ、あるいは感染対策をちゃんとやっているんだということを、お客さん達に見える化をする、非常にこの点は利用者の皆さん方にとっても安全安心、1つの目安となるということでありますので、これを義務化、求めていくということになります。

(毎日新聞社)
 守らなかった事業者に対しては何か罰則ですとかは想定されているのか。

(知事)
 これは全編的にそうなんですけどね。これだけの話ではなくて、やはり今の段階で罰則をということはなかなか難しい。
 しかしこの点については、今、全国知事会、こちらの方から数次にわたり、例えば西村、今度続投となられましたけどね、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣であるとか、今度は官房長官に異動されましたけど加藤厚生労働大臣、今度は田村大臣となりますけどね、厚生労働大臣にも数次にわたり申し上げているように、やはり積極的な疫学調査であったり、あるいは様々な対応について、休業要請などもあって、それに従わないと、こうした場合についてのきっちりと感染拡大防止するために我々もやるわけですので、それを法的に担保してもらいたい。例えば、積極的疫学調査、濃厚接触者としてPCR検査、これを受けられた、結果が出るまでは待機しておいてください。でもそれを嘘をついて、ご自分の住んでいるところまで戻ってしまうとか、こうした場合についてのペナルティを課す、あるいは休業要請をかける、でもそれに対して、公表されても従わない、そうした場合についても、感染拡大という観点からということなんですけどね。そうした場合については法的にペナルティを課していくと。こうした点について、感染症法であったり、あるいはインフルエンザ特措法ですね。新型インフルエンザ特措法において、そうしたものを担保していくことを求めておりますので、もしそうしたものが制定されるということになった場合には、直ちに取り込んでいくという形は考えておりますが、現段階ではペナルティということはないということになります。

とくしまアラートの解除について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 (とくしま)アラートですが、この度全面解除ということで、あらためて青のチラシで県民に呼びかけをされているが、基本的に中身としては従来と変わっていないように見えるが、具体的に何が変わるのか、県民にとってはどう変わるのか。

(知事)
 はい。少しこの基準のところを見ていただくと、この今おっしゃっていただいたブルーになったということで、一見変わってないというところはこの基本的な対策、そして特に注意をお願いする、こうした点についてはその後の8月100(名)を超える新規感染者が出たということを受けて、原因究明から特にお願いということで出してきたものですので、当然そうした点については、変わらないということになります。
 また、引き続きの感染対策、これもこれまでの知見によって築き上げてきたものでありますので、この4つの項目もこれも確かに変わらない。ただし、それぞれの行動変容を求める点、こうした点については、今までの段階、「漸増」の段階では特に強烈な行動変容を求めるといったものはかかってこないところでありますので、ただしその意識として、かなりそうしたものに近づいてきていますよということで、見える化、例えば今(とくしま)アラートがなくなればブルーになるわけですが、その前の「感染観察強化」あればイエロー、今までがイエローでしたね。
 そしてその上、「感染拡大注意漸増」となるとオレンジ色ということで、そうしたそれぞれ見える化を図って、より感染が拡大しているのか、あるいは徐々にこれが減りつつあるのか、こうしたところの見える化をさせていただいたということで、特に行動変容っていうものがないといかにも変わってないように見えるわけなんですが、今市中の状況を示すと。
 でも、注意をしていただくというのは、どんどん様々な知見が増えてきておりますので、そうしたものについては、やはり感染拡大をさせないためには必要となることとなりますので、基本的なところについては、もちろん変わらないということになります。

(読売新聞社)
 基本的なところで、今回(とくしま)アラートの全面解除ということで、いつぶりというか、いつから(とくしま)アラートが出されていたのかをあらためて。

(知事)
 はい。1番最初に(とくしま)アラートとして出されたところ、「注意報」っていうのが1つあったんですけど、これが7月9日なんですね。
 しかし、実際の(とくしま)アラートとしてはこの「注意報」ではなくて、「感染観察注意」ということでこれがスタートを切ったのが7月30日ということになります。だから、実際はここからスタートということになります。

(読売新聞社)
 7月30日から1度も解除されていなくて、今回初めて解除となったのか。

(知事)
 そういうことです。そして黄色になる「感染観察強化」、これが8月2日から、ここちょうど12時、お昼で変わっていますけどね。
 それから、今度は「感染拡大注意」ということでオレンジ。これが8月6日に来たと。そして、ここで国が基準を変えてきましたので、これを取り込むという形で同じオレンジなんですが、「感染拡大注意漸増」という「感染拡大注意」が2つに分かれた、その軽い方と。こちらが8月20日から。
 そして先ほども申し上げたように、「感染観察強化」黄色に戻ったのが9月11日。そして、今日18時をもちまして、(とくしま)アラート解除となるところとなります。

(読売新聞社)
 あと、県民とか事業者向けの啓発でなんですが、インフルエンザ、これから流行かかるということが皆さん懸念されているところだと思うが、今、現在示しているこのコロナの対策というのは、通常の季節性インフルエンザの対策としても有効だという理解で良いか。

(知事)
 これは実は、今回1月に武漢、話が出てきて1月8日からおかしいなということになって、日本も対応と。ただこの時期っていうのは、当然季節性インフルエンザが猛威を振るっている時期、とにかく1月2月こうしたところですね。
 ところが、非常に実は(季節性インフルエンザの)発症が少なかった。それはなぜかというと、当時から3密の回避であるとか、あるいはマスクの着用、そして、手洗い、手指消毒、その徹底とこうしたことが言われたんで、これは基本的に感染症に有効な対策、たとえ新型コロナウイルス感染症であろうとも、あるいは季節性のインフルエンザであっても同じことなんですね。ということで、今対応している点をしっかりとやっていけば、まずは基本的な防御対策、これは取れると。
 ただし、先ほども申し上げているように、高齢者の皆さん方、あるいは既往症、これはもちろん新型コロナウイルス(感染症)と季節性インフルエンザとでは違う部分なんですがね。やはりそれぞれの感染症に弱い、重篤化しやすい既往症、これを持ってる人には、できる限りいわゆる季節性インフルエンザのワクチン、これを打っていただきたい。予防接種を受けていただきたいということで、国の方からもそうした、どういう人たちを特に対象にしなければいけないのか、60から64歳までは季節性インフルエンザに対して既往症がある方、重篤化しやすい人。
 そして、65歳以上の方っていうのは高齢者の皆さん、この皆さん方はそうした既往症があるなしにかかわらずということで、今日もちょうど県議会一般質問の中でお答えをさせていただきましたが、実際には大体1,600円ぐらい自己負担がかかるわけなんですが、徳島県としてはこの部分については、全て県として負担させていただくと。
 そうすることによって、特に高齢者の皆さん方、既往症のあるなしを問わず、この皆さん方をしっかりとまずは守れる点を守っていこうと。もちろん季節性インフルエンザのワクチンを打ったからといって、必ずしもインフルエンザにかからないというものではないのはもう皆さん方もご存知のとおりですが、しかし、これは確率の問題ですから、もちろん打たないよりは打った方がはるかにかかる確率が低いということになりますので、この点については是非。そしてこれは県の医師会の皆さん方とも連携させていただきたい。事業としては、市町村の皆さん方がやっていただく事業ですので、しっかりとこの点についても連携させていただいて、とにかく高齢者の皆様方をしっかりとお守りしていくと。こうしたことはでき得るものをやっていきたいとこのように考えています。

(読売新聞社)
 今の補足でいうと、ワクチンの接種は10月1日からですか。

(知事)
 そういうことです。

(四国放送)
 今回の(とくしま)アラート解除の基準になる新規報告者数と専門家の意見を踏まえという、お諮りしたということで。

(知事)
 特にいつも公表させていだいている6つの指標、この中で我々地方の方でやはり重点化するのが感染の状況ということで、今もご質問のあった直近1週間、この部分、あるいはその前の週との対比、こうした点がその中心になるということになります。

(四国放送)
 病床の逼迫数とかそういうものは入らない。

(知事)
 いえ、本来はここのところ、特にないわけなんですが基準として。今の部分ではですね。しかし我々としてはやはり病床の逼迫、ここについては(とくしま)アラートの基準にこのレベルではなっていないんですが、それは常に見ているということで、ここについて従来25パーセント、これを割れない間は厳しいと。例えば直近1週間の部分が実際にずっと低かったですよね。でもそこのところなかなか解除してなかったっていうのは、この病床の逼迫具合、ここが非常に効いていたと。今のところ、今日現在ですが、ここが200分の22ということで、既にもう11パーセント、ここまで落ちてきておりますので。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための条例案について(質疑)(その2)

(四国放送)
 もう1点、条例案ですが、パブリックコメント実施後の今後のスケジュールといのはどういうふうに。

(知事)
 まず、パブリックコメント、今日6時から出させていただきますが、こちらにつきまして約2週間、これを出させていただきますということで、10月2日、パブリックコメント終了とさせていただきます。
 そしてちょうど今、9月の定例県議会、真っ最中でありますので、もちろんこの県議会、この条例案を諮るということ、既に申し上げ、代表質問でもご質問をいただき、お答えもさせていただいておりますので、また委員会審議、こうしたものも経ていくことになると。
 当然そうした時にパブリックコメント、どんな意見が出されたかということも議員の皆さん方にご紹介させていただくということになり、できれば、もちろん県議会の皆さん方の御議決が要るわけですので、県議会で御議決をいただければ、今議会で成立させていただきたい。
 そして、成立後直ちに公布日施行、施行したいとこのように考えています。

とくしまアラートの解除について(質疑)(その3)

(徳島新聞社)
 とくしまアラートの基準について、あらためて確認したいが、先ほど7月30日からスタートということでしたが、この時確か「感染観察注意」ということで、(とくしま)アラートの前段階との説明だったかと思うが。

(知事)
 いや、それは「注意報」の時、「感染観察注意」については一応(とくしま)アラートの中に入れ込むと。実はこれ我々としたら(とくしま)アラートは「感染観察強化」からだったんですよね。
 ところが、専門家会議の皆さん方からやはり「(とくしま)アラートに入る前に注意って出すべきじゃないの」ということで、「注意報」という概念を作ったらっていうのがあって、ちょうど3人、お1人(陽性)が出て、それを2人が濃厚接触、直ちに出てしかもこの3名の方のうち1名となるわけなんですが、感染経路不明ということが初めて出たと。
 そこで、7月9日、「注意報」をちょうどお住まいが石井町で、そして、大学、勤め先というのがそれぞれ徳島市内、小松島市内ということで、この2市1町に対して、「注意報」を初めて発令したと。ですから、この点については、(とくしま)アラートではないんですが、(とくしま)アラートにならないようにそれを出そうと。
 しかし、今申し上げた7月30日は、「感染観察注意」、まさにそこの部分にあたりますので、ここから(とくしま)アラートがスタートと。
 もちろん「注意報」、これを(とくしま)アラートと言うか言わないかというのはあるんですが、専門家会議の皆さん方からのご提案というのは、「(とくしま)アラートに乗らないように注意ってすべきじゃない」ということだったんで、(とくしま)アラートの外の概念という形で「注意報」はさせていただいたと。
 しかしその後、「感染観察注意」というのを組み込むことになったということになります。

GoToトラベルについて(質疑)

(時事通信社)
 話がそれてしまうが、国のGoToトラベルで、本日、東京が追加されたということで、こちらに対する妥当かどうかの受け止めと時期についてどういうお考えか。

(知事)
 この点についてはちょうど、7月10日、赤羽大臣の方からGoToトラベル、7月22日、あの時も確か4連休なんですけどね、そこからスタートしたいとこうした表明が実は出されたんですね。そこで直ちにこのとき実は、東京がものすごく増えてきたんですね。全国知事会でも各県の知事さん方が大変危惧されまして、やはり全国知事会としては、近場からまず行くべきで、いきなり全国一律にやるというのは時期尚早ではないか、まずは近場からこうしたご提案をさせていただいたんですね。
 そして、こうした点を受けていただいて、また赤羽大臣とも直接話をさせていただく中で、(7月)22日スタートのそのもう少し前だったんですが、意見交換をしたその日に東京都を外すという話があったんですね。東京都を外す、それは1つの見識なんですが、我々としてはじゃあ外す基準、あるいは戻す基準、こうしたものを明確に出すべきではないかというのを、実は我々がリモートで意見交換する午前中に、赤羽大臣が東京都を外しますと話がありましたので、意見交換の時にはその見える化を図っていただきたいと。
 そこで、このGoToトラベルについてもそろそろ東京も2桁台、今日なんかも大分増えてますけどね、2桁台になった日もいくつか出てきてましたので、そろそろ入れるべきではないかということで、新型コロナウイルス感染症対策の分科会にこれを諮るということになって、ここの時には様々なご意見が出たところなんですけどね。最終的には10月1日から東京発着、これを対象にしていこうということになったということになります。
 ということで、我々としてももちろん東京都民の皆さん方がGoToトラベルから外れるということになるとこれはかなり人数的には大変ということで、北関東はじめとして、いわゆる東京周辺、関東エリアですね、特に。あるいはその周辺にとっては大打撃を受けた、こうしたこともよく言われてきましたので、東京都の感染状況、こうしたものをしっかりと見ながら最終的には新型コロナウイルス感染症対策分科会ですね、そして、政府の方で決定されたということですので、やはりこの様子を見ながら、やはり恐れていては何も進みませんので、感染拡大、これを何としても防止しながら、そして1日も早く新しい生活様式をあらゆる分野の皆さん方が身につけていただいて、そして、社会経済活動を上げていくと。
 今回ちょうど明日から様々なイベント基準も変わって参りますので、そうしたチャレンジを行っていく。ただし、既に感染ががっと増えるということになるとまた元に戻す、これも重要な点でありましてね。ただいけいけどんどんということではなく、感染状況を見ながら、やはり戻すところは戻して行く、今回のイベントについても、いわゆるステージ3といいますか、ここの部分、我々でいうと「感染拡大注意」、その「急増」ここに当たった場合には基準をまた戻すという話もありますので、我々全国知事会が言ったようにどうなったら戻すのか、どうなったら前に進むのかと、こうした点はこれからもおそらく政府の方でもしっかりと考えて出してっていただけるんではないか、このように考えています。

(幹事社)
 他にないようなので、ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございました。

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徳島県 知事戦略公室
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FAX番号:088-621-2820
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