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令和2年9月12日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 お願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から発表させていただきます。
 昨日9月11日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、1名の新型コロナウイルス感染者発生が確認をされたところであります。県内では147例目となるところであります。
 それでは、感染症の概要についてご説明を申し上げたいと存じます。なお公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名については公表させていただきます。
 感染者の方、年代は70代、女性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は無職であります。
 感染者の方の発症日、症状また行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照いただければと思います。
 なお、すでに新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院済みであります。また現時点での濃厚接触者については、同居のご家族1名、別居のご家族1名、合わせて2名となるところであります。
 なお、現在、継続して、積極的疫学調査実施しているところであります。プライバシーの保護の観点から是非ご配慮よろしくお願いいたします。
 合わせて1点ご報告を申し上げたいと存じます。これまで県では新型コロナウイルス感染症対応の最前線でご尽力をいただいている医療従事者の皆様方の身体的、精神的なご負担を軽減を行うため、医療従事者などの一時滞在施設の確保に取り組んできたところであります。
 この度、県北部の医療従事者の皆様方を支えるために、9月14日月曜日より、鳴門市内のホテルを新たに1施設確保いたしたところであります。これによりまして県内における医療従事者などの一時滞在施設については、従来確保してきた5施設と合わせ計6施設となります。引き続き、新型コロナウイルス感染症対応にあたっていただく医療従事者の皆様方のサポート体制の充実にしっかりと取り組んで参ります。
 報告については以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(四国放送)
 まずこの方の133例目の濃厚接触者ということですけれどもご関係は。

(知事)
 ご夫妻です。はい。

(四国放送)
 現在の症状は。

(知事)
 軽症です。

(四国放送)
 9月8日に全身倦怠感があったということで、一度陰性とかそういう流れが。

(知事)
 少し経緯がありますので、以下ご説明させていただきます。
 今ご質問がありましたように、133例目の方の濃厚接触者ということで、実はすでに9月1日に PCR 検査、これを受けられているんですね。そしてその後、いわゆる健康観察期間中ということだったんですが、当初は症状がなかったにも関わらず、9月8日から全身の倦怠感が出て来られたと。そしてそれが翌日以降も続くということでご相談を受け、そして PCR 検査をもう一度行ったところ、陽性が出たということになります。

(四国放送)
 再度のPCR検査で陽性になったと。

(知事)
 そうです。ご本人からの申出です。

(四国放送)
 阿南のカラオケ喫茶を核とするクラスター関連でいうと現在何名になるでしょうか。

(知事)
 はい。阿南のカラオケ喫茶から出て、そして小松島へと飛び火をし、また阿南の別のところのカラオケ、こうしたところにも行ったという形で2次感染を含めてこれで28名ということになります。

(毎日新聞社)
 8日以降の主な立ち寄り先は自宅だけと考えていいでしょうか。

(知事)
 もちろん9月1日以降、健康観察期間に入っていますので、14日間は自宅待機ということですから、当然立ち寄り先はないということになります。

(毎日新聞社)
 (9月)1日に陰性が出て、それからずっとご自宅でいたと。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 この方は阿南市内のカラオケ喫茶には客としては行ってらっしゃらないと。

(知事)
 行かれてないです。

(読売新聞社)
 そちらのカラオケ喫茶のお客さんの検査というのは、その後、特にもう全て(終わったのか)。

(知事)
 はい。もう一通りは終わっているところです。はい。だからこの方も1回は終わって陰性だったんですけどね。濃厚接触者としてお客さんではなくて。しかしその後の健康観察の期間で(9月)8日の日に全身倦怠感が出たと。そしてご本人からの申出で(PCR)検査をしたところ陽性が出た、こういう形です。

(読売新聞社)
 家庭内感染ということが疑われると思うんですが、それで改めて注意喚起みたいなものがありましたらお願いします。

(知事)
 まずは昼カラオケ、これがいかに厳しい状況を招くのか、従来も申し上げたとおりでありますので、当然いわゆる昼カラオケはじめとしてこのカラオケ喫茶ですね、お店の方としてもしっかりとガイドラインを守っていただく。特に重要なのは歌う時、マスク、フェイスシールド、唾が飛んで感染を広めるという特色がありますので、これはやはりきっちりと守っていただくと。そしてマイクは必ず接触をし、唾がかかりますので、お一人お一人変わるたびにアルコール消毒をする。またエアロゾルが必ず残りますので換気についてもまめにやっていただくと。
 そしてまずは何よりもお出でをいただいたお客さん、検温また手指消毒、こうした点はもう必ず守っていただくと。
 そしてお客さんもこうしたことが求められるっていうことに対して、やはりしっかりとお店の申し出に対して、あるいはご自分としてもしっかりと防御をしていただくと。
 そうしなければ結果として、お客さんでなくても家で感染拡大をこうして招いてしまい、今回のこのカラオケ喫茶一連の関連クラスターで、実はお客さんなどにつきましての部分はこの28名のうち18名となるんですが、2次感染者が10名に登ってるんですね。こうしたことでもわかるように非常に広げてしまうと、全国同じ傾向なんですけどね。こうした点、是非お守りをいただきたい。
 そして家庭内においても、やはり体調が悪いということであれば、お仕事がある、あるいはどっか施設に行きたい、こうした点も控えていただくと。こうした点がやはり重要となって参りますので、一旦こうして封じ込めたと思っていたとしても、また再びということがありますので注意には注意をと。
 今回は健康観察の中から出ていますから、そうした意味では封じ込めの範囲内と。ただ陽性患者がお1人は増えるということにはなるわけですけどね。そうした意味でいかに昼カラオケが怖いものであるのか、ちゃんと守らなければという条件付きではありますけどね。こうした点さらなる注意をしていただきたいと思います。

(NHK)
 昨日、とくしまアラートの警戒レベル、一段階下がりましたけれども、このタイミングでのまた1人の感染となりましたけど、何かコメントありましたらお願いします。

(知事)
 昨日、「感染拡大注意漸増」、こちらからしばらく様子を見て、すでに数値的には落ちていたものですからここで感染、今度は観察の注意、いや「強化」ですね。「感染観察強化」、こちらに1つ落としたと。本来はもう1つ落としてもよかったところなんですがね。
 しかしやはり一気に段階を落とすとなりますと、やはり県民の皆さん方に(とくしま)アラートを見ていただいて見える化をするということですから、なんとなくこれで「感染終わったんだ」「徳島大丈夫だ」、こう思われてしまうといけないというのが県の専門家会議からも指摘を受けまして、確かに2つ落とせるんだけど一旦1つ落として、そして1週間様子を見てさらにちゃんと落ちているんであれば落としましょうと、2段階ね、結果として。そういう形の指摘がありましたので、その意味ではこういう形が当然出てくるということですから、当然その範囲内ということになるかと思います。

(NHK)
 県民の方もこの一段階下がったところでちょっと気が緩むこともあると思いますけれども、その方々に対してなにかコメント等、今感染(者数)が下がって、おっしゃっていたように(とくしまアラートの警戒レベル引き下げが)2段階になると感染が収まっていると、たぶんそういうふうに認識された方が多いと思うので、そこへのコメントがありましたら。

(知事)
 昨日、(とくしま)アラート(の警戒レベルを)1つ落としたわけなんですけどね。決して感染が終わった、収束をしたということでは決してないと。
 今までのクラスターを抑えていく事業者の皆さん、また県民の皆さん、それぞれのご尽力、またご努力ということもあって、感染拡大傾向というものがやはり少しここが抑えられてきているということで、(警戒レベルを)1つ落としていくということですので、決して感染が収束をしたということでは決してありませんし、またこうしてこれもクラスターの中の2次感染の1つ、健康観察の中で出たということですから封じ込めの対象にはなっているわけですけどね。
 しかしこうしてぽこっと出るということは当然あり得ることですので、やはり日々の3密の回避をはじめとするまずは基本的な感染防止対策、これは事業者の皆さん、あるいは県民の皆さん方もしっかりと行っていただきたいと、これは再度申し上げたいと思います。

(徳島新聞社)
 今回の女性のですね、旦那さんが通っていたモンレーヴとは別のカラオケ喫茶の、カラオケ喫茶の累計患者数でいうと何人になりますか。3人ですか。4人ですか。

(知事)
 ここは2次感染を入れると4名、お店から出たということでは3名、前と変わらずと。(2次感染が)初めて出たということですね。

(徳島新聞社)
 もしあと1人、感染がこれから広がっていけば、このお店もですね、モンレーヴ関連のクラスターに含めることもありえますか。

(知事)
 というかその場合はお客さんですね。まずクラスターとして認定する場合にはお客さんをということになりますから、あと2名お客さんが出ればということですね。ただここのお店の特色というのは名簿がしっかりしているということがあって、一気に接触者、これらを認定して叩くことができましたので、そうした意味ではこれ以上ないということであれば、あえて発表するということはないということもありうるということです。

(徳島新聞社)
 あと濃厚接触者の検査予定の目処なんですけど、これは。

(知事)
 はい。こちらについては今調整中になっています。

(徳島新聞社)
 これから。今後と。

(知事)
 そうです。はい。できれば本日中に対応できればと。

(読売新聞社)
 事実関係の確認で、この阿南市のカラオケ喫茶なんですが、モンレーヴのお客さんが訪れていたお店ということでよかったでしょうか。

(知事)
 そうです。つまり両方にかぶってるお客さんがいて、そしてその方の濃厚接触者としてお店の人、調べたらやっぱり陽性出たと。そして別のお客さん、こちらも133例目の方が出たと。昨日出たのはその奥様、2次感染という形になります。

(徳島新聞社)
 確認で申し訳ないんですけど、あと客がお2人出ないと関連クラスターにはカウントはしないと、今回の濃厚接触者が仮に陽性だったとしても。

(知事)
 クラスターという認定はし得ることがあり得ます、もちろん。ただ、今おっしゃるそのお店の名前の公表というのは、なぜするのかというのはクラスターの場合には広がりがどんどん出ると。その意味では自分が行っていたというのに気がつかない人に対しての気づきを持っていただくと。ただ今回の場合には名簿がきっちりされておりますので、その皆さん方は直ちに検査をさせていただきまして、そうした意味では一旦検査は完了している。今日出た方もそのお客さんの濃厚接触者として一度は検査し、そして陰性で、でも健康観察をしていたその期間中に体調がやはりおかしいということで検査を2度目をして陽性になったということですから、いわば封じ込め対象の範囲内ということになっているということですから、もし5名出た場合には関連クラスターとしての認定、これは当然に行うことになりますが、それと同時にそれで店名が公表になるかというのはまた別問題になるということになります。 

(徳島新聞社)
 この(濃厚接触者の)2人(で陽性が)出た場合はもう自動的に店名公表になるのか。

(知事)
 関連クラスターに(なります)。ただ店名公表にはならない、なるかならないかはその時の判断。

(徳島新聞社)
 客が2人(で陽性が)出ても店名公表に関しては検討するというふうなこと。

(知事)
 はい。つまり店名を公表するっていうのは名簿の管理、こうした点が一番課題になっていて、あるいはその感染拡大の注意をしなきゃいけない、つまり気がつかないでそこのお店を訪ねていたと、気づきがないままでその人が実は陽性になってんだけど広めてしまうと、これを防がなきゃならない、そのために公表していくと。普通であれば確かに原則はクラスターになれば自動的に公表させていただくんですけどね。ただ、もし完全に封じ込めができていた場合には、あえてそれを発表する必要があるかどうかという今度は判断になると。

(徳島新聞社)
 何度も申し訳ないんですけど、2次感染者でさらに1名出た場合も関連クラスターには含まない。

(知事)
 なりません。

(NHK)
 今回退院した方が2名ということなんですけども、今医療機関に入院している人の数とホテルで療養している方の人数を教えて下さい。

(知事)
 じゃあまず申し上げます。今日(陽性が)出た方、もうすでに入院されておりますので、今日時点では入院者37名ということになります。そして、東横インの方で療養されている方は8名ということになります。

(徳島新聞社)
 ホテル、追加した鳴門のホテルなんですけども、ホテル名はこれは(公表しますか)。

(知事)
 これは療養者の受け入れのホテルでありませんので、これは非公表とさせていただきます。

(四国放送)
 すみません。改めまして6指標をお願いします。

(知事)
 はいわかりました。それではとくしまアラートの6指標、申し上げていきたいと思います。
 まずは我々地方部において重視する感染状況、直近1週間、今日の時点では9月5日から9月11日までということで2名ということになります。
 また、その前の週との対比ということで、その前の週は8月29日から9月4日までの1週間、ここは17名でしたので当然少ないということになります。
 そして、感染経路不明割合についてはお1人、変わりませんので50パーセント、2分の1です。
 次に、医療提供体制の負荷、大都市部が中心に重視をする分ですが、まず病床の逼迫具合、今申し上げたように入院患者さんが37名、200分の37ということですから19パーセントということになります。うち重傷者についてはお1人になりますので25分の1、4パーセントとなります。
 次に5番目、療養者数、今ご質問があったとおりでありまして、入院の数が37(名)宿泊療養が8(名)、合わせて45名となります。
 そして最後、監視体制としてのPCRの陽性率546分の2、0.4パーセントとなります。以上、6指標となります。

(幹事社)
 はい。ありがとうございました。

(知事)
 はい。それではよろしくお願いします。

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