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令和2年8月31日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 では知事からお願いします。

(知事)
 それでは、新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、私の方から発表させていただきます。
 昨日8月30日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、2名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されたところであります。県内では129例目、130例目となります。
 それでは、感染者の概要についてご説明をさせていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず129例目の方でありますが、年代は70代、男性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は無職であります。
 130例目の方、年代は80代、男性、阿南保健所管内、阿南市在住、職業はやはり無職であります。
 感染者の方の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布をさせていただいております資料をご参照いただければと思います。なお2人とも新型コロナウイルス感染症の入院受入医療機関に入院調整中であります。
 また現時点での濃厚接触者について、以下お話を申し上げて参ります。
 129例目の方、同居のご家族1名であります。130例目の方、やはり同居のご家族1名であります。
 なお、現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から是非ご配慮をよろしくお願いを申し上げます。
 そして以下3点ご報告を申し上げたいと存じます。
 まず1番目は、カラオケ喫茶への巡回指導についてであります。先週の金曜日8月28日、小松島市及び阿南市のいわゆるカラオケ喫茶を対象として、両市の職員同行のもと巡回をいたしまして、感染防止に必要な対策の徹底の呼びかけを行いました。廃業や休業をなされている店舗や店員が不在の店舗もありましたが、巡回状況につきましては次のとおりとなっております。
 小松島市につきましては対象は11店舗、説明済みが7店舗、廃業が2店舗、休業が2店舗となります。阿南市対象は14店舗、説明済みが5店舗、店員の不在が6店舗、廃業が2店舗、休業が1店舗となります。
 なお店員が不在であった6店舗、これは阿南市ということでありますが、につきましては、本日の夕刻以降に再度巡回指導させていただきます。
 また各店舗の感染防止対策の実施状況につきましては、徹底した換気、またマイクなどの使用のたびの消毒は8割以上の店舗で実施されておりましたが、一番問題となる歌唱時の人と人との間隔を空け、マスクなどの着用は2割の店舗でしか実施をされておらず、巡回時にはその他の未実施の項目を合わせ、対策実施の徹底をお願いしたところであります。
 今後とも阿南市、小松島市と連携し、必要な対策の徹底を継続して呼びかけて参りたいと考えております。
 次に2番目、高齢者施設への現地調査についてであります。本日8月31日から感染者数の発生が多い徳島保健所管内と阿南保健所管内の施設、大体15施設程度と考えておりますが、こちらに対し実施しておりまして、施設内での感染予防に向け、徳島県専門家会議、また国のクラスター対策班からいただきましたご意見を元に、特に取り組むべきポイント、取りまとめたチェックリストに基づきまして、確認調査を行い、施設での感染防止対策の強化について、指導徹底を促し、対策の強化を図ることといたしております。
 そして最後3番目、県立学校の対応状況、124例目の方の関連についてであります。124例目の生徒1名の新型コロナウイルス陽性が確認された県立高校につきましては、既に発表させていただいております濃厚接触者32名、そして接触者80名合わせまして112名全てをPCR検査を実施し、その全員が陰性であることが判明いたしましたことから、明日9月1日火曜日から学校を再開させていただく運びとなりました。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)

(幹事社:四国放送)
 まず129例目の方なんですが、この方105例目、106例目の方とどのようなご関係でしょうか。

(知事)
 カラオケ喫茶モンレーヴの利用客さんであります。

(四国放送)
 現在の症状をお伺いします。

(知事)
 はい。軽症です。

(四国放送)
 それから130例目の方、この方は108(例目)、109例目はご夫婦だったと思いますが、ご夫婦とはどのようなご関係でしょうか。

(知事)
 こちらはカラオケスナックつき、こちらの利用客であります。

(四国放送)
 モンレーヴには行ってらっしゃらない。

(知事)
 はい。お互いそれぞれ重なった方が7名いると以前申し上げておりましたが、お互いにそれ以外のところの方には行っていないと、今回はモンレーヴはモンレーヴ、それからつきはつき、それ逆に行ってるということはないということになります。

(四国放送)
 症状はいかがでしょうか。

(知事)
 こちらは中等症です。肺炎症状があります。

(四国放送)
 今回の2人を含めまして、モンレーヴ関連の人数を教えてほしいんですが。

(知事)
 はい。それでは改めてモンレーヴ、いわゆる関連クラスターについての状況を申し上げたいと思います。まずモンレーヴ自身のいわゆる陽性患者は14名となりました。そして、つき関係は9名となりました。そして、重複人数は変わらず7名ということですから、クラスターとしての関連クラスター全体としては16名、2名増えまして16名となります。そして、よく記者の皆さん方がお聞きになられる2次感染者、これは5名、変わらずということで合計が20を超え21名となりました。

(読売新聞社)
 先ほどおっしゃっていらっしゃった小松島市と阿南市でのカラオケの実際の巡回の結果なんですけれども、さっきおっしゃった中で、歌唱時のマスクの着用とかが2割程度しかされていなかったということなんですけれども、今回モンレーヴであったりとかそういったことが原因で感染が広がった可能性が考えられるかと思うんですが、改めてこういった対策の実施、あまり実施されていない状況を受けてのご所見をお願いできますでしょうか。

(知事)
 今回の関連クラスター、起こるべくして起こったということだと思いますので、その意味では今回の事を捕まえて阿南市また小松島市のカラオケ喫茶関連に立ち入って巡回指導していると、こうした点はやっぱりきっちりとやっていく必要があるなと。
 そしてこれをいかに広げないかと、これが重要ということでありますので、もちろん全県下の皆様方にもこれをお配りはもちろんさせていただいているわけではありますけどね、まあしっかりとした対応を。
 ただ今回店名も公表させていただいて、クラスター、で、後に関連クラスターとこうした形で申し上げ、それによって今回もこうしてお2人でてきているわけでありますので、そうした点では全県下、これはカラオケ喫茶の皆様方にもまた利用客の皆さん方にもかなり浸透がしてきてるんではないのかな、こうした思いは持っております。
 しかし今実態としてはこういう低い比率であった。やはりここが一番ポイントといったところをしっかりとやはりやっていただきたいと、そうしなければ何度も言ってるような日本が作り上げたカラオケ文化、このコロナと共になくなるということも場合によっては起こりうると、現に今福井県が大変な状況になっているところでありましてね。これは今までも全国で石川県ではもっと多かったわけでありますから、そうした点を考えるとやはり今回ようやくといっていいぐらい時間がかかりましたが、いわゆる感染拡大防止のガイドラインが出来上がったわけでありますので、今までカラオケをされてた皆さん方からすると窮屈だな、歌を歌う時にマスクをする、あるいはフェイスガードをつける、一回一回マイクをアルコール消毒をする、夏の暑い時に空調を効かせたところでと思っても換気をこまめに行う、大変なことであるわけですけどね。やはりそれだけ感染リスクが高い、特に飛沫感染エアーゾル現象、換気をこまめにしなければその唾といったものがいつまでもその空間に漂って、それを全員が吸ってしまうということによって一気に感染拡大をする、今回のこの数、2次感染含め21(名)、これは是非重く受け止めていただきたいと、このように考えています。

(読売新聞社)
 言及してらしたように、引き続いてそういった巡回は今回で終わりというわけではなくて、引き続いて対策の実施はするんでしょうか。

(知事)
 と言いますのも、まあ普通昼カラオケという言葉があるので日中行って意外とやってないところが多いと。先ほど店員がいないということもありましたので、どちらかというと夜の時間帯も中心にして、やっぱり実際に現場を見て指導させていただくというのが重要となりますので、今日もまたさらにやらせていただくという形をとります。

(読売新聞社)
 この両市ではさっきおっしゃったように(感染拡大予防ガイドラインの)実施率がかなり低い状況で、当然他市町でも同じ状況というのは考えられるのかなと思うのですが、このあたり何か考えられることとか。

(知事)
 既に通知を出しているということと、あとはそれぞれの市町村において是非うちの方も不安である、心配であると名乗り出ていただいた場合は地元の市町村の職員の皆さん方のご協力がないとなかなか場所であったり、あるいは入るにあたって協力を積極的にいただかなければなりませんので、ここは手上げ方式でそれぞれの市町村の方から是非うちもやっていただきたい、ともに協力してやってもらいたいというお申し出があれば、これはしっかりと対応させていただくと、まずはそれぞれのお店に対しての通知、これを先にさせていただいたということです。

(徳島新聞社)
 129例目の方なんですけども、この行動歴21(日)から22(日)、23(日)、26(日)に飲食店利用とあるんですが、これはモンレーヴを利用した日ということですか。

(知事)
 この8月21(日)、22(日)、この辺りの話についてはモンレーヴあるいはつき以外のお店ということになります。

(徳島新聞社)
 モンレーヴに行った日は分かりますか。

(知事)
 モンレーヴについては。

(感染症・疾病対策室長)
 8月16日になります。

(知事)
 16(日)か。はい。

(徳島新聞社)
 8月16日。

(知事)
 一番多く集まっていた日ですね。

(徳島新聞社)
 ということは、この書いていただいている日は他の飲食店に行かれたということですか。

(知事)
 ということです。申し上げたとおり。だからモンレーヴとつき以外のところということです。

(徳島新聞社)
 これはカラオケ喫茶でしょうか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 ちなみに1か所ですか。

(知事)
 1か所です。

(徳島新聞社)
 阿南市内とか。

(知事)
 そこは今こちらとしても対応しておりますので、状況次第によって公表しなければいけない場合には直ちに公表させていただきます。

(四国放送)
 130例目の方がつきに行かれた日は分かりますか。

(知事)
 8月25日、25(日)ですね。これは発症だ。20日ですね。

(徳島新聞社)
 お2人ともPCR検査を受けたのは1度目ということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 他の方は発覚したときには名乗り出ていなくて、症状が出たから相談があったというふうに考えていいでしょうか。

(知事)
 まずは医療機関を受けられてというのがまず130例目の方ですね。そして、129例目の方、こちらにつきましては(帰国者・接触者)相談センターの方に相談があってそれで受けられたと。

(徳島新聞社)
 (帰国者・接触者)相談センターに相談があったのは30日でしょうか。

(知事)
 29日です。

(毎日新聞社)
 129例目の方なんですが、21(日)から26(日)に別のカラオケ喫茶というのは、そこでももちろんマスクとかはされずに歌っておられたという理解でよろしいでしょうか。

(知事)
 ここのお店については、例えばマイクの消毒であるとか、パーティションの設置、換気、こうしたところ、あるいは顧客名簿こうしたものはあったんですが、今ご質問のいわゆるマスクの歌う時の着用、これはないということです。

(毎日新聞社)
 このときの同じ空間におられた方は濃厚接触者とはカウントされてないんでしょうか。

(知事)
 それでここのところについては今名簿がありますので、お店の方から今話をしていただいておりまして、その状況に応じて濃厚接触者といいますか接触者なり、それで検査を受けていただくと。今の段階で濃厚接触者の認定は同居のご家族1名ということです。

(毎日新聞社)
 130例目の29日、30日って連日で医療機関を受診されているのは同じ医療機関なんでしょうか。

(知事)
 別の医療機関です。

(毎日新聞社)
 連日行かれているというのはどういう理由があってのことでしょうか。

(知事)
 まずこの方25(日)から28(日)まで、発症日が25(日)なんですが、鼻づまり、全身倦怠感、こちらがあったんですが29日から実は38.0度の熱が出たんですね。ということでまず医療機関を受診をされたと。そしてその後に少しご不安になられて(帰国者・接触者)相談センター、こちらの方に相談をされた。そして30日、今度新たな機関のところにまた行かれました。ここは時間外に行かれたと、そうした意味で実際にCTを受けられまして肺炎症状があったと、それで直ちに検査、陽性と。こういう流れになります。

(徳島新聞社)
 その方、その一緒の医療機関ではなくて、県立(保健製薬)環境センターのほうでPCR(検査)を受けられたということですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 29日に相談したときは、1度はPCR検査はとりあえず受けなくてもいいという判断になったということですか。

(知事)
 そうですね。その時には。

(徳島新聞社)
 それで次の日にまた病院に行かれたと。

(知事)
 はい。

(NHK)
 129例目の方は発症した後に飲食店、カラオケ喫茶を利用していたということですか。

(知事)
 129例目の方ですね。20日からが発症となっていますので、さっき申し上げたモンレーヴあるいはつき以外のところはその翌日からですからそういうことになります。

(NHK)
 このカラオケ喫茶は県内のカラオケ喫茶ですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 130例目の方、129例目の方なんですが、書いてある以外に立ち寄り先ってありますか。

(知事)
 はい、申し上げます。まず129例目の方から。129例目の方は今申し上げたモンレーヴつき以外のいわゆるカラオケ喫茶に行かれていた。これはさっき申し上げたとおりです。それ以外に8月19日、27日、スーパーを1時間少し利用されておられます。ただこの時にご本人はマスクを二重にされていたとお聞きしているのと、お店内が広い空間、混雑をしていなかったということもありまして、店名の公表をしないという形をしたいと考えています。それから130例目の方についてはございません。

(徳島新聞社)
 このスーパーは同じスーパーですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 先ほど小松島、阿南のカラオケ喫茶巡回指導の中で、対策がなかなかされていない団体が多かったということなんですけど、それらを見て、全国の第1波でもクラスターが発生したりしていた店舗なんですけど、県からも指導とか呼びかけとかしていたかと思うんですけども、それが届いていなかったことについてどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)
 このカラオケ喫茶については、確かに第1波の時にも課題になったところなんですが実は非常に難しいと、その防御がですね。ということで指導のもととなる感染拡大予防のガイドライン、これがなかなか作られなかったんですね。西村大臣の方も最後に残った4つのうちの1つという中でようやく出来上がったと。これはもう第1波が終わった後ということですので、つい先般っていうことになります。
 ということで、今回の調査でいうのはそれに基づく形でも巡回指導という形を取らせていただいておりますし、それぞれ業界からお店の方にはおそらく入っているところなんですがね。ただ十分にそれが担保されていないということがあってその注意喚起、これもあって今回行ったということですから、第1波の時にはその拠り所となるガイドラインがなかった。多くの業界が出来上がった後にもこれはなかなか出来なかったと、そのぐらい実はカラオケは難しいということになります。

(徳島新聞社)
 6指標をお願いします。

(知事)
 それでは、今から徳島アラートの6指標、以下申し上げていきたいと思います。
 まず、我々地方が重視をすべき感染の状況についてであります。
 1番目の直近1週間8月24日から8月30日まで、新規報告者数21名となります。
 次に2番目、その前の1週間との対比、前の週は8月17日から8月23日まで、こちらは18名となりますので、先週と比べ今回は多いということになります。
 次に感染経路不明者の割合については、21分の2、10パーセントとなります。 
 次に大都市部が中心となる医療提供体制の負荷、逼迫具合ということでありまして、まずは病床全体に占める患者さんの比率、今日、今入院調整中の人を加えて59名となりますので200分の59、30パーセントとなります。うち重症者比率は25分の2、8パーセントとなります。
 そして療養者数でありますが、入院は今申し上げたとおり調整中を入れて59名、そして東横インの方に宿泊療養をする方4名でありますので、合わせて63名となります。
 そして最後、監視体制 PCR 陽性率1,208分の21、1.7パーセントとなります。以上です。

(徳島新聞社)
 感染経路不明者の2名は何例目と何例目でしょうか。

(知事)
 ここ少し一昨日報告したものと変わっておりまして、117例目は変わりませんが、新たに128例目の方がエントリーということになりました。

(幹事社)
 では、ありがとうございました。

(知事)
 はい。ありがとうございました。

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