〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社)
それではよろしいでしょうか。お願いいたします。
(知事)
はい。それでは新型コロナウイルス感染症の発生につきまして、私の方から報告させていただきます。
昨日8月26日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、5名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されたところであります。県内では120から124例目となります。
それでは以下、感染者の概要についてご説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村を公表させていただきます。
まず120例目の方であります。年代は60代、男性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は飲食店店員であります。
続きまして、121例目の方、年代は60代、男性、阿南保健所管内、那賀町在住の方であり、職業は自営業であります。
122例目の方、年代は90代、女性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は無職となります。
続きまして123例目の方、年代は60代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は団体職員であります。
続きまして124例目の方、年代は10代、男性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は高校生であります。
感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配布させていただいている資料をご参照いただければと思います。
なお5名とも新型コロナウイルス入院受入医療機関の方に入院調整中でありまして、また現時点での濃厚接触者につきましては、120例目の方は調査中、121例目の中は同居のご家族1名、122例目の方は同居のご家族2名、123例目の方はなし、124例目の方は同居のご家族3名となりますが、昨日検査がなされておりまして3名とも陰性が確認されております。
現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から是非ご配慮をお願いしたいと思います。
あとここから4点発表させていただきます。
まず、香川県での発生の事例についてであります。昨日8月26日、香川県から当県在住の20歳代男性1名の新型コロナウイルス感染者発生が連絡されました。公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。松茂町在住の方であります。
なお現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。また積極的疫学調査を実施いたしております。
次にカラオケ喫茶への巡回についてであります。先日阿南市、および小松島市での歌唱を伴う飲食店、いわゆるカラオケ喫茶においてクラスターが発生し、この2つが関連クラスターとなったところであり、現在徹底した封じ込めを行っているところであります。
県としてもこれ以上の感染拡大を防ぐため、明日8月28日金曜日となりますが、それ以降、小松島市及び阿南市のカラオケ喫茶につきまして、県職員とまた両市の職員にもご同行をいただきまして順次巡回をさせていただき、感染防止に必要なチェックリストなどをお渡しをし、対策の徹底を呼びかけいることといたします。
次に高齢者施設への立入調査についてであります。高齢者施設でも相次いでクラスターが発生し、そのうちの1つは高齢者施設から関連病院の方へ入院され、その病院でもクラスター状態となり、関連クラスターと認定されたところであります。各施設での感染予防対策の取組状況をしっかりと確認させていただき、感染防止対策の徹底を図るため、高齢者施設への現地調査、こちらを行い、改善が必要な点があれば徹底を促し、感染防止対策の強化を図って参ります。
なお現地での取材対応はいたしませんので、この点についてはご了承をよろしくお願い申し上げたいと思います。
そして、大変残念なご報告をさせていただきます。昨日8月26日、新型コロナウイルス感染症で県内医療機関に入院をされた方1名がお亡くなりとなりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。
本県ではご遺族のご意向によりまして、年代、また性別の他、詳細について公表は差し控えさせていただいておりますが、ご高齢の方の感染、また死亡が続いていることから、県民の皆様方への注意喚起を図らさせていただきたいと思います。県内でお亡くなりになられた3名の方、今日昨日を含めでありますが、すべて高齢者の皆さん方であります。
報道に際しましては、お亡くなりになられた方並びにご遺族の皆様方のプライバシーの保護に十分にご配慮いただければと思います。
私の方からは以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事社:四国放送)
まず120例目の方なんですが、この60代の男性、飲食店店員ということですけども、これは今まで出ているモンレーヴの店員ということでしょうか。
(知事)
はい。モンレーヴの従業員の方です。
(四国放送)
この方はモンレーヴで感染者が出たことによって、関連で調べたということでしょうか。
(知事)
はい。少し経緯がございます。この方は105(例目)、106例目の濃厚接触者として、8月22日に既に PCR検査を受けられ、この段階では陰性と出ました。ただ、その後のいわゆる健康観察期間中に症状が出まして、8月26日にPCR検査をお受けになり、そして陽性が判明したものであります。
(四国放送)
この方、今現在の症状は。
(知事)
症状については軽症です。
(四国放送)
次に121例目の那賀町の自営業の男性ですが、この方は飲食店を利用していたということですが、これはモンレーヴを利用していたということでしょうか。
(知事)
はい。おっしゃる通りです。モンレーヴをご利用をされておられました。
(四国放送)
ということはモンレーヴのお客さんということですか。
(知事)
そうです。
(四国放送)
この方も(モンレーヴの)名前等が出たことで申し出があっての検査でしょうか。
(知事)
はい。店名が公表されたことを確認され、そしてお申し出がありました。
(四国放送)
この方、仕事に従事というふうになっておりますけども自営業で。どういった仕事になるんでしょうか。
(知事)
運送関係のお仕事をされておられまして、そうした意味では、外部の皆さん方との接触は非常に限定的、このようにお聞きしております。また、マスクの着用についてはされておられます。
(四国放送)
この運送会社等で接触した可能性のある人っていうのは何人かというのは。
(知事)
はい。会社と保健所との間で相談させていただきまして、接触者今10名程度と認定しております。
(四国放送)
その方の検査を進めていくということでしょうか。
(知事)
はい。
(四国放送)
この方の症状はいかがでしょうか。
(知事)
軽症です。
(四国放送)
次に122例目の90代の女性なんですけども、この方も102例目の接触者なんで、カラオケの関係、モンレーヴの関係だと思うんですけど。
(知事)
2次感染ということですね。
(四国放送)
102例目の方のご家族ということでしょうか。
(知事)
102例目の方と親しかったということで、そしていろいろお話をされていたということで、濃厚接触者という形となって、知人という形で、そして(PCR)検査を受けるという形となりました。
(四国放送)
そうすると102例目、80代女性のご友人というか。
(知事)
そういうことです。そして102例目の方のご自宅で2時間ほどマスクなしでお茶を飲まれた、こうした観点から相談がありまして、そして結果として、陽性ということが出ました。
(四国放送)
この方無症状ということなんですけども、症状は今も無症状ということでしょうか。
(知事)
はい。変わりません。
(四国放送)
ということは、軽症ではなく無症状ということですね。
(知事)
無症状です。
(四国放送)
123例目の方は103(例目とは)、60代の会社経営の男性のこの方はどういった関係になるんでしょうか。
(知事)
はい。103例目の方の奥様となります。
(四国放送)
この方は検査に至った経緯というのはどういう経緯でしょうか。
(知事)
はい。103例目の方は濃厚接触者、同居のご家族ということでありまして、そして最初に当然濃厚接触者でありますので、PCR検査、これを8月21日に受けられました。ただ、このときには陰性と出ました。
しかし健康観察期間中に、実は味覚障がい、また嗅覚障がいなどが現れたということで、再度PCR検査をお受けになられ、その結果、陽性が判明した、こうした形となります。
(四国放送)
この方の現在の症状というのはいかがでしょうか。
(知事)
軽症です。
(四国放送)
次に124例目の10代の男性ですが、この方は20代男性の友人宅の家族ということでしたよね。
(知事)
117例目の方の濃厚接触者であるご友人のご家族4名のうちのお1人ということになります。そして濃厚接触者として検査を受けられて陽性が判明したと。ちなみに残りの3名の方々は陰性と出ております。
(四国放送)
(8月)24日と(8月)25日学校に登校ということですけども、学校での濃厚接触者もしくは接触者というのは可能性はありそうなんでしょうか。
(知事)
はい。ここについては今、保健所とそして学校、この中で割り出しをしているところです。
(四国放送)
接触の可能性のある規模としてはだいたい想定としてはどれくらいだと見ていますか。
(知事)
ここのところは少し分からない形となります。
(四国放送)
調査中ということですか。
(知事)
はい。今、調査中です。
(四国放送)
あと(8月)24日アルバイトに行かれていたということですが、どういったアルバイトになるんでしょうか。
(知事)
はい、このアルバイトにつきましては、30分に1度程度の換気など対策がとられているお店で、お客さんも少ないということでありまして、濃厚接触者、こちらは認定をしておりません。
ただし、同僚のお2人を、保健所ではアルバイト先との関係で接触者として、今PCR検査を受けていただこうと、このように進めています。
(四国放送)
アルバイト先の同僚2人を検査するということですね。
(知事)
接触者ですね。
(四国放送)
業種としては公開しないということでしょうか。
(知事)
そうですね。業種はこちらとしても、感染防止ができているということから、公表を差し控えているところですが。
(四国放送)
次に香川県で感染がわかりました松茂の20歳代の方なんですが、この方、香川の情報はこちらは情報はないんですが、お仕事は何をされている方でしょうか。
(知事)
はい。会社員です。
(四国放送)
確か、香川県で前に発生した方の濃厚接触者ということでしたよね、この方。
(知事)
実はですね、この方ご実家が香川県なんですね。ということでそちらに行っておられた香川県の73例目の方の濃厚接触者、ご家族ということで、検査を香川県で受けられたということになります。そして、香川県で陽性となったと。
(四国放送)
入院はこれは香川でされるということでしょうか。
(知事)
陽性患者のカウントは香川県となります。ただし療養は徳島県の方でされることになります。ご本人のご希望によりまして。
(四国放送)
ということは、すでに徳島県内の病院に入院されているということでしょうか。
(知事)
これから調整です。
(四国放送)
今日には入院というような形ですね。今日の入院で。
(知事)
はい。
(四国放送)
この方の県内での立ち寄り先とか、県外での接触者というのはあるんでしょうか。
(知事)
はい。あります。まずお仕事の場は県内ということでありまして、8月24日、仕事に従事されておられます。また8月23日には飲食店、これは県内でありますが、こちらを利用されています。
そして、そのお店の状況ということですが、お客さんの数が少ないということ、対面での着席がない、店員がマスクをされているということから、非公表とさせていただきます。
(四国放送)
この方の8月24日の職場であるとか飲食店では濃厚接触者にあたるような方は今のところいないということですか。
(知事)
濃厚接触者は認定しておりませんが、職場こちらは会社と保健所との相談によりまして、今、接触者、この皆さん方を約30名、今後PCR検査を受けていただく今手はずに入っています。
(四国放送)
この方の職場の所在の市町村というのは公開されますか。
(知事)
こちらについては公表いたしません。というのも、この菌自体が(広がらないよう)非常にクリーンルームなど、そうした対応が十分できているということもあって、濃厚接触者これらを認定していないということがあります。
(四国放送)
次に感染者の死亡の件ですが、今知事が述べられたように徳島県内で亡くなれた方全て高齢者の方ということなんですけども、特徴的に例えば軽い症状から急変するような傾向があるのか、お年寄りの方割と重く中等症とかそういう状況から亡くなってしまうというか、そういう傾向はあるのかという部分はもし可能なら教えていただけますか。
(知事)
実はあえて今回県内医療機関で亡くなられた方が立て続け3名となったところであります。これまでは高齢者であるのか、中年の方であるのか、若い方であるのか、こうした点も含めて、ご遺族の強いご希望もありましたので、年代の特定になるものについては申し上げて参りませんでした。
しかし3例目ともなりますと、さすがに県民の皆様方にその傾向をお示ししなければならない。実はこれまでもマスコミの皆様方から県民の皆様方への注意喚起、これはいるんじゃないか、私もそれはそうだとこのように思っておりましたが、やはり一定の傾向、これが掴めないということもありまして、そして3名とも65歳以上のいわゆる高齢者の方となりましたので、やはりこの新型コロナウイルス感染症については高齢者の方、あるいは既往症がある皆さん方が非常にリスクが高い。このようにこれまでも言われてきたところでありますが、その傾向がまざまざと出たということでありますので、これは県民の皆様方へのいわゆる注意喚起という形で発表させていただいたということです。
そして只今ご質問いただきましたように、なぜこのようになったのか、ほとんどの方が実は軽症で入ってこられるんですね。しかし今回の新型コロナウイルス感染症については特効薬がない、こうした点がありますので病院でいわゆる治療を受けながらいわば経過観察的に対応していく、そうした間にやはり高齢者の皆さん方については徐々に体力を奪われていく、この病原体にですね、そうした傾向がありますので、まずは一番重要なのは高齢者の皆様方がかからない、あるいはもし施設などの場合であれば、そうしたところに持ち込ませない、こうした点が大変重要となるといった点がありますので、県民の皆様方への注意喚起といった点もありまして、今回は高齢者である3名ともと、そしてどういう形で亡くなるのか、その一般的なメカニズムこれを今ご説明をさせていただきました。
(四国放送)
確認ですけども、高齢者である点と既往症の方も含むということでいいですか。
(知事)
ただ今回の場合には、特にこの3名の方の共通は高齢者である、あくまでもお一人お一人の個別については、ご遺族の方々の強いご希望がありますので触れることは出来ませんが、傾向、トレンドということでいけば共通しているのは65歳以上の高齢者の方、そしてほぼ軽症で入ってこられて、その後亡くなるという形があるということでありますので、あえて傾向をお話をし、県民の皆様方への注意喚起、これをさせていただいたところです。
(毎日新聞社)
28日以降のカラオケ喫茶での巡回のことなんですが、実施する店舗数の数を教えて下さい。店舗数の数、分かれば教えていただきたいです。
(知事)
あくまでもこれは我々が今掴んでいる数ということですので、地元等からお話があれば変動する可能性があるという前提で申し上げたいと思います。
まず小松島市の店舗については約を頭につけさせていただいて11店舗、阿南市につきましては約14店舗、合わせて約25店舗を対象と、今考えているところです。
(毎日新聞社)
あと感染防止のチェックっていうことなんですが、その場でチェックされたときに、もし仮にそれが不十分であった場合は、その店舗に対してどういう対応されるんでしょうか。例えば口頭での何か注意というふうになるんでしょうか。
(知事)
この時には、当然1番の目的というのは摘発ということではなくて、注意喚起であることであります。そこでこうしたポスターをお持ちをさせていただく、記者の皆さん方にもお配りをさせていただいておりますが、いわゆるカラオケ喫茶、ここでは歌唱を伴う飲食店、このように書かせていただいておりますが、何が1番ポイントであるのか、お店として、またお客さんとして、注意をしていただくもの、これを克明に書かせていただき、そのチェックリストとしても使っていただける。場合によっては、お店にこれを貼っておいていただいて、特にお客さん方に対してもこういう話が出ているんです、例えば1番困難となるところが、これまでの傾向で見ますと歌を歌うときにマスクを着ける、あるいはフェイスシールドを着ける、もちろんこれを合わせるのが1番良いわけでなんですが、こうした点について、お客さんでなかなか応じてくれないというのがあるのではないかと思いますので、その点については是非ご協力をいただく、そうでなければやはり退店をお願いする、これくらいの形で望んでいただけなければ、これからクラスターといったものがどんどん広がる、これは全国的な傾向となっているところでありますので、この点については強くそうした点についての喚起を行っていきたい、このように考えています。
(毎日新聞社)
確認なんですが、趣旨としてはあくまで啓発を呼びかけるものと理解して差し支えないでしょうか。
(知事)
そうです。1番はもちろんこのガイドライン、業界が作ったガイドラインに沿う形でそれが認定され、そして県の作っているステッカー、これをちゃんと貼っていただければ1番良い。
そうなれば今度はそれ通りにされているのかという今度はチェック、場合によっては抜き打ちで検査をする、こうしたことも県としてはやるところですが、今の段階としてはそこまで行っていない。
しかしクラスターが出てしまった、このまま置いておいて良いのかということがありますので、まずは意識啓発、そして具体的なものをお示しする、お店に、そしてお客様へという形を取らせていただきます。
(毎日新聞社)
あともう1点、124例目の高校生の男性についてなんですが、(8月)24日と(8月)25日に学校に登校とあるんですが、1日授業を受けていたということでいいんでしょうか。あと部活はされていたんでしょうか。
(知事)
24(日)、25(日)の最初の点はどういうご質問でしたでしたか。部活の前。
(毎日新聞社)
1日中授業を受けていたという理解でいいんでしょうか。
(知事)
はいそうです。(8月)24(日)、(8月)25(日)は授業ということです。そして部活については25日にされています。
(毎日新聞社)
濃厚接触者というのはじゃあ同じクラスメイトであったり、同じ部員をPCR 検査する方針というふうな理解でいいんでしょうか。
(知事)
はい。そのあたりについて、今、保健所と学校との間で実態に合わせる形でそれを割り出していく段階ということで、学校に関する濃厚接触者についてはまだ調査中とさせていただいています。
(幹事社)
他社さんお願いします。
(NHK)
先ほどですね、コロナウイルスの感染の患者さんで亡くなったのは4人という、今日で4人となったという認識で大丈夫でしょうか。
(知事)
1例目の方はもちろん徳島の方ではなかったわけですが、この方1名、これはかなり早い段階で出させていただいたもの、そしてその後にここ立て続けに県内医療機関に入院で亡くなられた方が3名、ということで徳島県で今回のコロナに関わって亡くなった方、徳島県カウントでは4名という形となります。
(NHK)
その3人の方がいずれも高齢者だったという考え方で大丈夫でしょうか。
(知事)
そうです。もっと言いますと、最初の例の方も含めてそういうこととなります。
(徳島新聞社)
学校が大勢の生徒が集まるところで感染リスクも高いかと思うんですけども、この学校名を公表するお考えはございますか。
(知事)
はい。ここのところにつきましては、今、ご質問をいただいたいわゆる濃厚接触者の割り出し、あるいはその中で実際に PCR(検査) をかけ、陽性が出てくるということになった段階で判断させていただくこととなります。
(徳島新聞社)
この学生さんの部活動についてなんですけども、スポーツなのか、文化系のものなのかどちらでしょうか。
(知事)
この点については大変重要なポイントとなりますので、あえて発表させていただきます。この方の部活動はスポーツです。
(徳島新聞社)
そうなると、マスクをつけないで活動するのが普通だと思うんですけども、接触の度合いというのはどんな感じなんでしょうか。
(知事)
ここのところについては、お話があるように、実はマスクは外している。ただ例えば文化部のような形でいわゆる教室などでやる場合に比べると、当然スポーツということでありますので、その部分については感染の比率というのは低いのではないか、ただそのあたりは今お話のある接触プレイという話もありますので、それらを含めて濃厚接触者、そして接触者、こうしたものを割り出 していくという形となります。
(徳島新聞社)
今のお話だと、屋外でするスポーツというふうに考えていいんでしょうか。
(知事)
ここはもうあえて、スポーツという形だけにさせていただきます。
(徳島新聞社)
先ほど亡くなられた3人の方について65歳以上の高齢者で注意を呼びかけていらっしゃいましたが、知事としても現状に対して危機感というのを抱いていらっしゃるということでしょうか。
(知事)
実は今お話しいただいたように、またその前にもご質問をいただいておったわけでありますが、2例目の方の時ですね、やはり1つの傾向、こうしたものはやはり県民の皆様方に知っていただく必要がありますし、また仮に施設というところでは、高齢者の皆様方がたくさんおられるわけであります。
そうした意味では、多くの皆様方に、是非高齢者の皆様方にとって今回の新型コロナウイルス感染症というのは非常にリスクが高いものなんだ、軽症で(病院に)入っておられても徐々に体力を奪われてそして死に至る、こうしたことがあるんだ、このトレンドといったものを理解していただきたい、そうした意味であえて申し上げさせていただいたところです。
(徳島新聞社)
もう1点、クラスターが発生したこともあるんですけれども、阿南市内で感染が広がっているようなんですが、このことについてどのようにお考えでしょうか。
(知事)
この点については、カラオケ喫茶から始まりですね、あるいは高齢者施設のクラスターということがありますので、一見、このカラオケ喫茶と高齢者施設、デイサービスなど、ここが相関関係がすぐあるとは思えないわけではありますが、しかし従業員の方、あるいは近所のご家族、あるいはご友人、知り合いと、こうした皆様方がそうしたところで会するということもこれは可能性としてはないわけではありますので、そうした意味もありまして、今回特にこの2つクラスターの関係、こうしたものについての立ち入り調査、こうしたものをさせていただければ、このように考えています。
(読売新聞社)
124例目の関連なんですけども、(8月)25日の部活動は授業を受けた後に部活動に参加したということでよろしいでしょうか。
(知事)
そういうことです。
(読売新聞社)
学校の対応で今日ないし今後の対応、例えば消毒作業の実施ですとか、状況を教えて下さい。
(知事)
はい。まず今回の感染後の学校また教育委員会での対応について以下、お話を申し上げていきたいと思います。
まず今回については26日に生徒のご家族からPCR検査を受けることのお話があった。そして、今度26日の午後8時にPCR検査の結果、陽性である、この旨が入ってきたということで、学校が県の教育委員会との連絡体制、こちらを構築した上で、直ちに関係職員による対策会議が開かれました。
そして今回改定をいたしましたとくしまアラート改訂版に基づき、8月27日木曜日、今日ということですね、から臨時休業をまず決定したところであります。昨日23時20分に教職員及び保護者の皆様方にメールで在籍する生徒の新型コロナウイルス感染症が確認された旨と27日木曜日からの臨時休業を連絡したところであります。そして(8月)27日、本日職員会議、これを開催し、職員の皆様方、教職員の皆様方で情報共有を図りますとともに、保健所の指導の下消毒を行うこと、また保健所の疫学調査に全面的に協力すること、さらには生徒の健康面の確認、心のケア、学びの保障、そちらに全力で当たる旨を確認したところであり、今、校長先生の指揮の下、学校を挙げての対応が進められているところであります。
また、これを受けまして、今度は県の教育委員会についてであります。県の教育委員会については昨晩、8月26日午後9時に教育長をトップとする連絡会議を設置し、情報の収集と今後の対策に関する検討を行ったところであります。また本日27日午前9時からマスコミ公開の下、県教委また関係課所属長などからなります学校における「新型コロナウイルス感染症対策チーム会議」を開催いたしました。チーム会議におきましては関係者での情報共有はもちろんのこと、教育長から以下2点指示が出されました。
1番目は全県立学校、市町村教育委員会に対する通知文を発出し、中身として感染防止策の徹底及び差別やいじめ防止の徹底を図ること。
2番目として関係所属と連携した、心、体、学びのサポートを実施するよう指示がなされたところであります。以上です。
(読売新聞社)
確認なんですけども、学校の臨時休業は今日からいつまでってのは決まっているんでしょうか。
(知事)
これについては、まず生徒さんの状況これが重要となりますので、先ほどご質問をいただいてきているように、いわゆる子どもさんたちの濃厚接触者をどのように割り出していくのか、またその結果がどうなるのか、こうした点がポイントになってくるかと思います。
(徳島新聞社)
この124例目の高校生の方、寮生活などをするような生活形態ではなかったのかということと、あと117例目の方と接触したのは何日で、だいたいどのくらい、どんなことをしたのかというのをお願いします。
(知事)
はい。この方、実はご家族4名がこの117例目の方の友人という扱いで濃厚接触者となりましたので、ご家族で住まわれているということになります。そして、117例目の方との対応ということですが、これは8月22日に会食を共にされている、このように調査結果が出ております。
(徳島新聞社)
あと亡くなった3名、県内では3名の方なんですけども、重症者は3名以上いなかったかと思うんですけど、この状況から考えると、やはり急速に具合が悪くなって亡くなったというふうに考えていいんでしょうか。
(知事)
といいますか、やはり療養生活が長くなってくる、そして新型コロナウイルス感染症には今特効薬がないところでありますので、結果として例えば軽症であったとしても熱がずっと続いてくる、そうした中で様々な症状これがあるわけでありますので、徐々に体力を奪われていく、これが今回の高齢者の皆様方がやはりリスクが高いと言われる1つの症例となるところでありますので、今先ほどから申し上げているようにそうした点を県民の皆様方に逆に周知させていただき、高齢者の皆様方がやはり感染していただかないような形をみんなで考える必要があるのではないかという意味で、あえて申し上げさせていただいています。
(NHK)
2つお伺いしたいんですけれども、1つが確認なんですけども、今回のクラスター、モンレーヴの方は今回合わせて3人ということでよろしいでしょうか。2次感染の方も含めて。
(知事)
モンレーヴの関係でよろしいでしょうか。モンレーヴの関係についてのクラスターの数ってことで、こちら申し上げて参りますとモンレーヴ自身では今回全部でモンレーヴ自身は全部で12(名)ですね。これはあくまでもモンレーヴ自身ということになります。
(NHK)
そうなると2次感染も含めるとどうでしょうか。
(知事)
モンレーヴ自身の2次感染も入れるということですか。12(名)が直接お店の関係ということと、あと2次感染部分については、モンレーヴについてはお1人、お2人、3名ですね。
(NHK)
全て含めると15人になるということでしょうか。
(知事)
まあ、あまりそうした形でクラスター出さないんですけどね。
(感染症・疾病対策室長)
2次感染については今日の分も含みますので、一応4名になります。
(知事)
モンレーヴということですけど。なるほど、モンレーヴ重なるからそうだ。4名ですね。失礼しました。
(NHK)
12人と二次感染の方が4人ということで。
(知事)
2次感染部分は4名。そしてモンレーヴ本体が12名ということになります。
(NHK)
ありがとうございます。あともう1つなんですが、81例目の方が県立学校の生徒の方でいらっしゃったと思うんですけれども、その方の、私の記憶なんですけれども、発表の段階が夜ではなくて翌日の定例の場所でいつも通り出されたと。で、今回が夜にスピード感を持って出されたということなんですけれども、そこの県立学校の生徒の方と男子高校生の生徒の方、ちょっと対応が若干スピード感が違ったりすると思うんですけれども、そこはどういう点から今回は発表を早めにしたのか、また可否などもそういう点があったと思うんですけども、教えていただけますか。
(知事)
前回の県立学校の生徒さんの場合には学校休業中、つまり夏休み中に起こったことということでありましたので、学校で例えば感染者が出る、こうした形がないということで対応が今回と違う、今回は授業が既に行われ2日間学校に行き、しかも部活もあるということがありましたので、学校でクラスターが発生する、そうした可能性があるということで、やはり直ちに対応がなされたというものです。授業が行われていた期間なのか休業期間中であったのか、そこの差が大きいということとなります。
(徳島新聞社)
124例目なんですけども、この学校は例えば生徒さん全員にマスクの着用を義務づけていたとか手指消毒を徹底していたとか、感染対策はどんなことを行っていたんでしょうか。
(知事)
こちらについても今、当然のことながら濃厚接触者の割り出し、接触者の割り出しという中で、そのような点も重要なポイントとなりますので、これらも含めて調査を保健所の方でしております。
(四国放送)
ちょっとクラスター関連の人数なんですけども、モンレーヴの単独で12人で、つきが1人だと思うんで、県のいう関連クラスターっていうのは合わせて13人という計算で合ってますでしょうか。
(知事)
はい。それでは今回のカラオケ喫茶関連のクラスターの移動状況について申し上げたいと思います。
まずモンレーヴ自身で出たものが12名となります。また、つきの方で出たのが8名、そのうち重複が7名となりますので、実数としての関連クラスターは13名、そして先ほどご質問のあった、2次感染者が4名という形となります。ですからクラスターとしては13名、今お問い合わせのとおりとなります。
(徳島新聞社)
今の話と関連するんですが、つきとモンレーヴの重複が7人ということですが、今日発表された120、121例目のどちらかが重複されていたということでしょうか。
(知事)
120例目です。
(徳島新聞社)
120例目の方がモンレーヴを利用していた日とつきを利用していた日が分かれば教えていただけますか。
(知事)
どの方、120例目の方。
(徳島新聞社)
120例目の方が。
(知事)
はい。120例目の方ですね。120例目の方は。もしあれでしたらそちら側から言っていただいて。
(感染症・疾病対策室長)
120例目の方につきましては、モンレーヴの従業員の方でございまして、まずつきの方に行かれたのが8月20日というふうに確認しております。
(徳島新聞社)
従業員とのことですが、店に行かれたというか、仕事をされた日っていうのは分かりますか。
(感染症・疾病対策室長)
仕事の日につきましてはですね、8月13、14、15、16、17、18(日)にですね、仕事に従事されておられます。
(徳島新聞社)
121例目の方なんですが、発症日がですねモンレーヴ関係の中で1番早いかと思うんですが、この辺は、この方が起点ということになるんでしょうか。
(感染症・疾病対策室長)
今ですね、クラスター関連ということで今現在調査を進めておりますので、全体像をですね、今般調査を進めていく中で見ていってですね、そのあたりについてはまた色々専門家の先生方の意見を伺いながら判断していこうと考えております。
(四国放送)
そうしたら直近のいつもの1週間の数字をお願いいたします。
(知事)
はい。それではとくしまアラート改訂版に基づく形で、以下申し上げていきたいと思います。
まず我々地方が重視する数字でありますが、直近1週間こちらは8月20日から8月26日となります、27名です。
そして次に2番目、その1週間前との対比ということで、先週は8月13日から8月19日、その対比ではこの期間もやはり27名でありましたので同じとなります。
次に3番目、感染経路不明の割合についてでありますが、27分の4、4は変わらずでありまして15パーセントとなります。
次に病床の逼迫具合についてでありますが、今日調整を行い、全ての方が入院された場合、63名となりますので、200分の63、32パーセントとなります。うち重症者につきましては25分の0ということで、0パーセント。
次に療養者数についてでありますが、入院の数は今申し上げた63(名)になる予定で、これに宿泊療養、こちらが8名となりますので、合わせて71名となります。
そして最後、PCRの陽性率でありますが、1,016分の27、2.7パーセントとなります。以上です。
(四国放送)
この入院数に香川の方も入っているということですか。
(知事)
入っておりません。香川は入りません。だから5名ということですから。
(幹事社)
各社さん大丈夫ですか。ありがとうございました。
(知事)
はい。どうもありがとうございました。