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令和2年8月21日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それではお願いします。

(知事)
 それでは、私の方から新型コロナウイルス感染症の発生について発表させていただきます。
 昨日8月20日、徳島県立保健製薬環境センター及び医療機関の検査によりまして、新たに7名の新型コロナウイルス感染者発生が確認されました。県内では98例目からいよいよ100の大台に乗る104例目となったところであります。
 それでは、感染者の概要について、以下説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名、こちらを公表をさせていただきます。
 まず、98例目の感染者についてであります。感染者の方の年代は90代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方であり、職業は無職であります。
 続きまして、99例目の感染者、年代は20代、女性、阿南保健所管内、阿南市在住の方であります。職業は無職です。
 100例目の方、年代は70代、男性、徳島保健所管内、鳴門市在住の方で、職業は会社員であります。
 続きまして、101例目の感染者、年代は40代、男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方で、職業は会社員であります。
 102例目の感染者、年代は80代、女性、阿南保健所管内、阿南市在住の方、職業は無職であります。
 続きまして、103例目の方、年代は60代男性、徳島保健所管内、徳島市在住の方で、自営業であります。
 104例目の方、年代は40代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は医療従事者の方であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方にはお手元の配布資料をご参照いただければと思います。なお、すでに7人とも新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院中であります。
 また、現時点での濃厚接触者について、以下、申し上げて参ります。98例目の方、これまで入所施設における全ての入所者、職員の検査が終了しております。
 次に99例目の方、調査中であります。100例目の方、ご同居のご家族5名、別居のご家族1名、同僚の方1名、合わせて7名となります。
 101例目の方、同居のご家族1名となっておりますが、既に昨日検査が済んでおりまして、陽性、この方が、104例目の方となります。
 次に、102例目の方、同居のご家族1名、別居のご家族1名、合わせて2名となりますが、既に昨日検査が済んでおりまして、お二人とも陰性が確認されております。
 103例目の方、同居のご家族1名。104例目の方は、今も申し上げましたが、同居のご家族、101例目の方とお互いが濃厚接触者となっております。
 現在、継続して、積極的疫学調査、実施しているところであります。なお、プライバシー保護の観点から、是非、ご配慮をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 あと1点、ご報告させていただきます。
 去る8月7日より、東横イン徳島駅眉山口におきまして、宿泊療養者の受入れを開始いたしました。これによりまして、医療従事者などのいわゆる一時滞在施設としての活用が東横イン、できなくなりましたことから、翌8日より、新たに徳島市と阿南市、二つのホテルを確保させていただき、医療従事者などの皆様方にご利用いただいているところであります。
 しかしながら、新規感染者が8日以降も継続し、そして発生していることから、医療従事者の皆様方の一時滞在施設のニーズも日々高まっているところであります。
 そこで、19日の水曜日には、徳島市と阿南市のホテルについて、それぞれ1施設を追加させていただくとともに、本日21日より、吉野川市のホテルを新たに1施設確保させていただきました。
 県といたしましては、新型コロナウイルス感染症対応の最前線でご尽力いただいている医療従事者の皆様方の身体的、また、精神的な負担を少しでも軽減できるよう、引き続き、全力でサポートいたして参ります。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:四国放送)
 それでは、幹事社の方から質問させていただきます。98例目の女性の方、ライムの方は入所者でありますか。

(知事)
 はい、そうです。

(四国放送)
 現在の症状はどういう症状でしょうか。

(知事)
 症状は軽症です。

(四国放送)
 この方も1度陰性になってから発熱したということか。

(知事)
 1度ではなく4度陰性でした。4回陰性。

(四国放送)
 99例目の方は、今のところ何も家族であるとか分からないのか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 行動歴も分からないのか。

(知事)
 行動歴については、立ち寄り先、8月17日、阿南市内の飲食店、ご友人1名と行かれております。それだけですね。

(四国放送)
 このご友人の方は濃厚接触とはいえないのか。

(知事)
 濃厚接触、そうですね、濃厚接触者、まだ調査中とさせていただいていますので、その確認を今とっているところです。

(四国放送)
 それに当たるかどうか調査中。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 今のところ、感染経路は調査中か。

(知事)
 調査中となります。

(四国放送)
 100例目の方は、70代の男性、この会社員の方はお仕事上、どういうお仕事ですか。

(知事)
 はい、この方は事務所内での事務作業ということで、来客対応はないと、このようにお聞きしています。

(四国放送)
 例えば、同居とか同僚の方は。

(知事)
 同僚が1名ということになります。

(四国放送)
 症状はどうなっているのか。

(知事)
 症状は、実は中等症となります。肺炎の所見があります。

(四国放送)
 99例目の方の症状もお願いします。

(知事)
 無症状です。

(四国放送)
 次、101例目の方が104例目の方とご家族ですか。

(知事)
 そういうことです。

(四国放送)
 ご夫婦ですか。

(知事)
 そうです。

(四国放送)
 この方、会社員ですがどういったお仕事ですか。

(知事)
 この方は屋外で業務に従事される。そして、人との接触はそうした意味で、非常に限定的、屋外ということもあり、仕事中はマスクの着用をされているということでした。

(四国放送)
 101例目の方の感染経路は、今のところ調査中か。

(知事)
 今調査中です。

(四国放送)
 100例目の方も調査中か。

(知事)
 100例目の方も、調査中です。

(四国放送)
 101例目の方の症状は。

(知事)
 中等症です。肺炎の所見があります。

(四国放送)
 次に102例目の方、80代女性の方はご自宅ですか。施設ですか。

(知事)
 この方はご自宅です。

(四国放送)
 発症の行動歴というのはとくにそんなにはないのか。

(知事)
 いや、立ち寄り先については、今調査中です。

(四国放送)
 感染経路は今調査中か。

(知事)
 はい。立ち寄り先も、同様です。

(四国放送)
 この方、症状は。

(知事)
 軽症です。

(四国放送)
 次、103例目の方、この方自営業というお仕事なんですけど、何か関わりがあるのか。

(知事)
 経営者の方です。

(四国放送)
 同居の家族1人が濃厚接触者で、会社員とかその職場の人はあんまり関係がないということか。

(知事)
 はい。経営者ですのでね。

(四国放送)
 感染経路はあまり今のところは分からない。

(知事)
 そうですね。ここも今調査中ということです。

(四国放送)
 医療機関以外の立ち寄り先はこの方は。

(知事)
 こちらはあります。まず、8月19日ですが、徳島市内の飲食店に立ち寄られております。そして、その後に催事施設、こちらを訪ねられ、その後体調が悪くなられ救急搬送となります。

(四国放送)
 19日の日に救急搬送か。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 19日に救急搬送されて、また8月20日に受診ということは、救急搬送で入院したのではなくて、一旦家に帰っているのか。

(知事)
 そういうことです。

(四国放送)
 また、20日の日に症状が出て。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 この徳島市内の飲食店というのはここで濃厚接触の可能性とかは。

(知事)
 はい。これについては、既にチェックをしているところでありまして、店員のマスク、あとフェイスシールド、これを付けて対応していると。

(四国放送)
 催事施設というのは。

(知事)
 はい。こちらも我々気になるところでありますので、まずチェックとして、当然、従業員の皆さんはマスクの義務づけ、あるいはアルコール消毒、その設置などと、あとはお客さんに対しては出入口に対して、体温の測定をされておられます。
 あと催事施設ですので、密の状態になりやすい。座席の間隔、これを前後左右の席をそれぞれ空席にする。こうした点からも、またご本人マスクを着用していたということからも、ここの部分については公表とかこういった形をとらないということです。

(四国放送)
 施設の名前は出さないのか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 この方の症状は。

(知事)
 この方は軽症です。

(四国放送)
 104例目の方が、101例目の方とご夫婦。

(知事)
 ご夫妻ですね、はい。

(四国放送)
 この方、医療従事者とありますが、ご職業としては。

(知事)
 看護師さんです。

(四国放送)
 病院名というのは。

(知事)
 病院名については、その病院からも公表がなされますので、徳島大学病院です。

(四国放送)
 この方は徳島大学病院で、看護師ということで、外来の看護師かそれとも入院の看護師か。

(知事)
 病棟看護師です。

(四国放送)
 病棟ということは、入院か。

(知事)
 入院です。

(四国放送)
 この場合、いろいろと対策はされていると思うが、患者への感染の危険性は。

(知事)
 はい。もちろん看護師さんですから、現場では最大級の対応をされていると。ただ、徳島大学病院の方で患者さんはじめ、接触者、こうしたものについて割り出して、直ちに検査にうつる、このように聞いています。

(四国放送)
 その接触者の人数というのは。

(知事)
 これは今、調査中です。

(四国放送)
 この方の症状は、中等症とか軽症で言うと。

(知事)
 軽症です。

(四国放送)
 16日に症状があったということだが、17日に仕事に従事というのは症状がなくなったから、また17日は働いたということか。

(知事)
 症状が残ったままです。少し症状を申し上げると、16(日)、17(日)同様なんですが、咳、鼻づまり、咽頭痛、全身倦怠感があったと。そして、17日仕事に従事ということになります。

(四国放送)
 その方、発熱とかはないのですか。

(知事)
 発熱はこの時点では、その後も発熱はありません。

(四国放送)
 ここに書かれている症状だけで、仕事に従事したのか。

(知事)
 そうですね。はい。

(四国放送)
 16日に受診した時点では、特にコロナの可能性は分からなかったのか。

(知事)
 そうですね。

(幹事社:四国放送)
 幹事社からは以上です。各社さんお願いします。

(徳島新聞社)
 それぞれのケースで、病院での検査の受診だったのか、それともセンターでのPCR検査だったのかそれぞれ教えてください。

(知事)
 以下、申し上げていきます。
 まず98例目の方、こちらについては医療機関での抗体検査となります。抗原検査、失礼しました。抗原検査となります。それから99例目の方、この方はPCR検査、センターです。それから100例目の方、こちらは医療機関での抗原検査となります。
 次に101例目の方、医療機関での抗原検査です。102例目の方、医療機関での抗原検査です。103例目の方、医療機関での抗原検査であります。104例目の方、医療機関でのPCR検査となります。

(読売新聞社)
 99例目の方ですが、発覚した経緯はこの方無症状ですが、どういう形で検査を受けることになったのか。

(知事)
 はい。先ほど、感染経路を調査中とこのように申し上げましたが、実は96例目の方のいわゆる濃厚接触者ということで、調べた結果、陽性ということになりました。

(読売新聞社)
 ちなみに同じようなケースで、そういった濃厚接触者で検査された方、99例目の方以外でこの中でいますか。

(知事)
 今回の場合、98例目の方がいわゆる特養のライム、クラスターの関わりということで、後の皆様方が濃厚接触者としてっていうことは、101例目と104例目の方がお互いが濃厚接触者ということになりますので、それ以外濃厚接触者として出たという方はおられません。

(読売新聞社)
 先ほどのホテル、宿泊施設の確保の関係ですが、新たに確保した施設は吉野川市のホテルだったと思うが、それ以外は。

(知事)
 徳島市、阿南市が追加でと。今までは、阿南市と徳島市だけでしたが、それぞれに1つずつ、さらに今度、吉野川市に1つ、3つ追加した。だから今確保してるのは5つということになります。

(読売新聞社)
 医療従事者への割り当てるのが、その新たな3施設か。

(知事)
 そうです。ということで、最初の徳島市、阿南市の2ホテルも医療従事者の皆さん方などですね。もちろん、里帰り出産とか、あるいは、どうしても実家に帰れないという方も提供させていただきます。

(読売新聞社)
 ということは、前の徳島市と阿南市のホテルは感染者用に変更するとかそういうことではなくてということか。

(知事)
 違います。医療従事者などの皆さん方ということですね。

(四国放送)
 今回の7人で、そのうち感染経路が調査中、不明なのは4人ということか。

(知事)
 今回の場合、調査中とは言っておりますが、99例目の方は96例目の方の濃厚接触者と。

(四国放送)
 なので、100(例目)、101(例目)、102(例目)、103(例目)。

(知事)
 そうですね、100(例目)、だから100(例目)以降。

(四国放送)
 104(例目)は101(例目)の関係ですよね。

(知事)
 そうです。お互い、どちらかと。今調査中ということです。

(四国放送)
 医療機関から感染者が出たということだが、そのことについてどのように受け止めているか。

(知事)
 やはり、今回の場合には、101(例目)、104(例目)、この方がご夫妻ということで、家庭内感染、実は全国でこれが大きな課題となっておりまして、確かに医療機関、あるいは福祉施設、こうしたところで、防御態勢を完璧にとる、しかし家に帰られた時にご家族、ここからもらってしまうということが全国で今多発しているんですね。
 ですから、医療従事者の皆様方で先ほどニーズが高いということで、今まで、徳島市、阿南市だけに医療従事者の皆様方へのホテル、用意していたんですが、さらにこれに追加して、徳島市、阿南市、吉野川市、5つのホテルを確保したというのは、そうした医療従事者の皆さん方の心配のニーズ、これは実は両面あるんですね。医療従事者として現場のものを家族に持ち込んではいけないということと、家族内の感染、家庭内感染、これを防ぐ、この両面の意味があるわけでして、非常にニーズが高まったということで、今5つのホテルを医療従事者などの皆さん方のために用意したというのは、家庭内感染などもとにかく防ぐ、そうした現場の強い声に我々としてもしっかりと応じようと、いうことで用意をさせていただいている、こういうことになります。

(徳島新聞社)
 徳島大学病院の医療従事者ですが、症状がありながらも仕事に従事されたということだが、病院の管理体制をどういうふうに体調管理をされていたのか。

(知事)
 そうですね。発熱がないというところが1つのポイントであったんではないかと、このように思うところです。確かに、鼻づまり、咽頭痛、また全身倦怠感、ただ咳が出ていたといった点については、やはりもう少し慎重に対応していただければよかったんではないのかなと。どうしても発熱といったところにポイントが置かれてしまうと。
 ただ、この方の場合、101例目の方、パートナーの方が8月10日から発熱をされているんですね。ですからご自分が熱がないとしても、そのあたりについてやはりケアをしていただければよかったかなと。しかも101例目の方、中等症となって、今はおられますので、当初は確かにそうなっていなかったんですけどね、発熱だけだったんですけど、もう少しそのあたりが残念な気がいたします。

(徳島新聞社)
 徳島大学病院は感染症指定医療機関だと思うが、念のためですがこの看護師さんはコロナの患者さんの対応はされていたのか。

(知事)
 そこのところについては、聞いてはおりません。

(徳島新聞社)
 (コロナの対応を)していたかもしれない。

(知事)
 していたら、おそらくしていたと言われたと思いますけどね。ですから、可能性としてはしていないというふうに、ただ確定ではないと。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(読売新聞社)
 今日時点での入院者数の合計と、療養者数をお願いします。

(知事)
 はい、わかりました。それでは、今日時点での入院の数、昨日は50名でありました。今日は、もう全て入院手続きは終わっておりまして、55名となりました。
 また、東横イン、療養施設でありますが、昨日は0でありましたが、今日はお2人がこちらに入っておられます。

(徳島新聞社)
 これまでの入院患者さんの中での軽症者と中等症と重症者の内訳はどうなっていますか。中等症が何名いらっしゃるのか。

(知事)
 (感染症・疾病対策室長に)そちらでわかる。また後で、じゃあこれは。中等症が1番知りたいということですか。じゃあまた、それは今後、ご用意いたします。

(読売新聞社)
 99例目の方ですが、96例目の濃厚接触者ということだが家族1人と同僚3人ということだったが、この方は同僚なのか、家族なのか。

(知事)
 はい。すでに発表させていただいておりますが、まず94例目の方がおられて、そして、96例目の方がおられると。この96例目の方で同僚、これがおられたということでありました。今回、この96例目の方の同僚といいますか。これが99例目の方。実は、同僚の方、さらにお2人、PCR検査がすでに済んでおりまして、このお2人はだから濃厚接触者として4名、96例目から見るとおられまして、そのうち94(例目)、99(例目)が陽性、お2人は陰性ということになりました。

(徳島新聞社)
 100例目と101例目の方、医療機関を受診していない方ですが、医療機関は受診せずに、帰国者・接触者(相談)センターに相談したということになるのか。

(知事)
 はい。少しですね、事情がそれぞれあります。まず、100例目の方、実はこの方、8月11日から咳、鼻水、ずっと症状がずっと治らなかったんですね。ただし、この方既往症がありまして、8月20日、定期検診を受けられると。そこで、CTを撮ったところ、肺炎症状があった、これが8月20日となります。
 そこで、当然、抗原検査を医療機関で受けられまして、その結果陽性と。ということで、定期検診の結果見つかったということになります。

(徳島新聞社)
 定期検診に行くまでに保健所に相談されたりとかは。

(知事)
 ないです。というのは、発熱がないんですね。この方、咳と鼻水ということです。それから、あと101例目の方ですよね。この方は、実はかかりつけ医、こちらの方に受診されておられます。8月10日から38度の熱、息苦しさ、咽頭痛、全身倦怠感、下痢とありまして、ずっと似たような症状と熱が続くんですね。
 そこで、8月18日、38度の熱があって症状は同じだったんですが、ここでかかりつけ医、こちらを受診され、ここでこれだけ続くならとおそらくなったと思うんですがCT、こちらで肺炎症状が分かると。
 そこで今度は、8月19日にこのかかりつけ医から、紹介を受けて地域外来検査センター、いわいるドライブスルーですね。これを受けられました。ただ、この時には陰性だったんです。
 そして今度、20日の日、36.9度に解熱をするんですが、肺炎の症状っていいますか、所見が出てくるということがあって、このかかりつけ医さんから紹介で、この入院機関の方に入られると。そこで、抗原検査をして陽性という形になりました。ですから医療機関を受診してないというわけではありません。

(徳島新聞社)
 この方も保健所に電話で相談はしていないのか。

(知事)
 ではないです。かかりつけ医に行って、そこでCTで見たところ、肺炎の症状があったので、地域外来検査センターに紹介されて、そこでドライブスルーで受けたと。その結果、陰性だった。
 ただし、なかなか熱も治らないということで、もう一度今度は、かかりつけ医から紹介をもらってこの入院機関に入られる。そして、抗原検査で陽性と。そして、肺炎所見ですので、中等症ということになります。

(NHK)
 104例目の女性に関してですが、この方、16日に病院を受診した際に検査をしなかったのは、発熱がなかったからということか。

(知事)
 これは医療機関でのご判断ですので、私からどうこう申し上げるまでもないところでありますが。

(NHK)
 目立った症状がなかった。

(知事)
 そうですね。この16(日)、17(日)の症状といったものが、咳、鼻づまり、咽頭痛、全身倦怠感、ということですね。

(NHK)
 病院のリリースの方からご家族が検査を受けたので、それに従う形で検査を受けたということですが、県としては、旦那さんが受けたので、その濃厚接触者として受けたという順番として考えているのか。

(知事)
 濃厚接触者というよりも、医療従事者の方ですから、おそらくそれに合わせて受けられたんではないかと思いますけどね。

(NHK)
 濃厚接触者というよりは、念のため医療従事者として受けたと。

(知事)
 はい。

(NHK)
 結果としては、お互い濃厚接触者となったということか。

(知事)
 そういうことです。

(NHK)
 もう1点ですが、この看護師の方の病棟はどういう病棟か。

(知事)
 ここは徳島大学病院の方からも同じ発表、されていると思いますが、あくまでも病棟付き看護師さん、外来ではないということをお示しするということに止まっています。

(毎日新聞社)
 コロナの方に対応したのかどうかは、分からないのか。後から確認とか。

(知事)
 先ほど、ご質問同じ質問がありましたが、これは徳島大学病院の方から、もしそういうことであればおそらくコロナに対応していたという発表があると思いますから、逆にそれがないということは、コロナに対応していなかったということの方が可能性が高いんじゃないかと。

(毎日新聞社)
 県としては確認していないのか。

(知事)
 そうです。

(毎日新聞社)
 104例目ですが、症状が出てから毎回病院に行くときに健康チェックをするとか、どういうことをされていたのか。検温とかあったと思うのですが。

(知事)
 ただ検温でも熱がありませんでしたので。

(毎日新聞社)
 検温だけで,聞き取りとかそういうのはなかったのか。

(知事)
 病院に行ったときですか。

(毎日新聞社)
 例えば出勤前に検温のみ行って健康状態を(チェックしていたのか)。

(知事)
 もう看護師さんですからね。おそらくご自分である程度の診断はできるかと思いますが、そういった意味では1番大きかったのは発熱をされていないといった点がまず勤務された1つのポイントだったんではないか。
 ただ、パートナーの方がもうこれだけ発熱されて、ずっとおられましたんでね。風邪にしてもうつっている可能性っていうのもありますから、そうしたところ、もう少しお考えいただいたら良かったかな。それで、先ほど残念って申し上げたんですね。

(徳島新聞社)
 これまでご自分で症状を把握して、それから保健所に相談してPCR検査というようなパターンが多かったのが、今受診をされて、何度か受診して96例目の方とかそうだと思うのですが、もしくは救急搬送されて分かるというケースが目立ってきているが、何かどうしてそう変わってきたのか、どんなふうに考えておられますか。

(知事)
 というのは、ここはもう一つ、季節的なものも関係してくると。というのは熱中症です。つまり、熱中症の症状でいきますと、当然、発熱を伴う全身倦怠感、場合によっては咳も出る、こうした形でお医者さんに行く、ただお医者さんに行った時に熱中症かな、でも場合によってレントゲン、X線などを撮った場合に肺炎症状がある、そうした場合には、当然のことながらその場で抗原検査できる場合にはおやりになるでしょうし。いやいやドライブスルーの方に紹介する。あるいは、それぞれ紹介状を書いて、病院の方に入院可能な病院のところへ送ると、こうしたことが多い。
 また、救急についても同じ、今回の例の方は、熱中症でということで運ばれたわけではありませんが、その後40度まで熱が夜中に出られたということで救急車を呼ばれたということでしたので。
 しかし、昨今で全国にも傾向として多いのはやはり熱中症、これの診断とコロナ、ここの関わり。今救急搬送でもそれが1番多いんですね。ですから、救急隊については熱中症であろうと思われても、防御、これをしながら行くというのが今の1つの形となっているところです。

(徳島新聞社)
 実際に熱中症ではないかと誤って診断というか、その時点ではそういうふうに診断された例が何例かあるということか。

(知事)
 というか、きっかけですね。まずは熱中症、だからどうして医療機関から回ってくるのかというと、熱中症がきっかけとなって来られて救急搬送もそうなんですが、そうした結果、そこで、熱中症にしては少しといって、胸部レントゲンを撮るとか、CTを撮る。その結果、肺炎症状などがあれば、当然、熱中症ではありませんので、そうした場合にドライブスルーを受ける、あるいは入院可能な機関のところに紹介をする。
 逆にいうと熱中症が引き金となって、そうした皆さん方の体調不良が思われる。それによって医療機関からの申し出が増えてきているということになるかと思います。

(徳島新聞社)
 個人レベルでいうと、熱中症かなと勘違いをして、コロナと疑って保健所に電話するというようなケースが減ってきているということか。

(知事)
 まずは、だから受診をしちゃうということですね。

(徳島新聞社)
 今日も7人の感染者が出まして、クラスター関連以外の方も最近多くなっているかと思うが、この状態でも知事としては市中感染、広がっていないというお考えなのかというのと、併せて、先日亡くなった方が出られて最近では中等症の方も多くなっているようだが、その状況についてどう考えられているのか。

(知事)
 まず、市中感染、これは毎回発表の時に記者の皆さん方からも聞かれるわけでありますが、今回のこの7例についても1つはクラスター絡み、特養のですね。それからもう1人は濃厚接触者、またもうお2人はご夫妻であるということがありますので、そうした意味では、7名が例えば全員が感染経路不明者であるということになってきて、なかなかこれも厳しそうだなと、経路判明がですね。ということになると、これは、という判断もあるんですが、あと残りの方も場合によっては分かるということがあるかと思いますので、ここのところは腰を据えてある程度、2日間ぐらいはかけてお聞きして、そして感染経路不明といったものについて、白黒つけるという形をまず取らせていただいて、その結果、その数が非常に多いということになれば市中感染とうことも考え得るということですが、今の段階としてはまだ早いかなと、こう考えています。
 ただいまお話があるように、昨今中等症、つまり肺炎の症状がある方がちらほら見られるようになってきたと。しかも年齢を問わずというところがありますので、そうした意味では、この熱中症、こうしたところもどういう因果関係ということもあるかとは思うんですが、やはり全身倦怠感、そして発熱、こうしたものを熱中症が招きますので、そうした意味ではこの肺炎症状、非常に難しくなっているかなとこういう印象を受けています。
 それだけに正確な診断といったもの、あるいは各医療機関ですね、最初のファーストコンタクト、そうしたところでその肺炎の症状を見ていただくと。今回もほとんどのところが見ていただいている部分が多いものですから、そうしていただけると非常にありがたいとこう考えています。
 ただ、全てのところがね、それぞれCTをお持ちってことでありませんので、もちろん胸部レントゲンというのも1つありますので、今後そうした点についても関心を持っていただければと、こう考えています。

(幹事社)
 知事の公務があるが、もし可能でしたら(感染症・疾病対策)室長とか、(医療政策)課長に残っていただいて、細かなレクをお願いしたいのですが。

(知事)
 まだ、大丈夫です。あと5分ほど。

(徳島新聞社)
 104例目の方、パートナーの方がこういった症状が出ているということで、10日以降の行動歴と、院内で昨日判明したということで、今日おそらくPCR(検査)を受けられていると思うが何人ぐらい受けられているのか。

(知事)
 まず、104例目の方、発症、症状が出たのが8月16(日)ということですから、我々としての積極的な疫学調査では、その2日前ということで、14日からしかここは取っていないということになります。
 そして、8月14日と先ほどから話の出ている17日、この2日間、仕事に従事されています。8月16日、ちょうど空いている日は医療機関に受診されているということになります。

(徳島新聞社)
 検査については。

(知事)
 先ほどもうお答えしたとおり、今徳島大学の方で対応されています。

(徳島新聞社)
 徳島大学病院の対応として、何か全部消毒とかされたとかは。

(知事)
 というよりも、徳島大学の場合には高度感染症の対応ということで、徳島県にとってみては1番の高度の感染症の対応病院ということですので、こうした感染症対応といったものについては、おそらく万全を期されているとこのように考えております。
 ということで、徳島大学からも発表が出ていると思いますが、例えば救急、外来、これらを止めるという形は出ておりません。ただ先ほどからお話があるようにいわゆる濃厚接触者ではなくて、接触者の調査、これはされておられますので、もちろんその結果、これによって、場合によってはそうしたことが起こるということもあり得るということであります。

(毎日新聞社)
 今時点で、例えば今日全部消毒したとか、そういうことはされたのでしょうか。

(知事)
 はい。そこのところは特に聞いていません。

(四国放送)
 最後にいつも聞いています新規何人、前の週何人という(とくしまアラートの)ことを聞いてよろしいですか。

(知事)
 今回のアラート、もちろんです。それでは、とくしまアートに基づく点について、以下申し上げて参ります。それでは、まず6つの指標がありますので、順次申し上げていきます。
 まずは我々、地方にとって重要とされる直近1週間の新規報告者数は23名となります。
 次に、先週とそれから、その前の週と比べた場合、多くなっているのか少なくなっているのか、ここの点については、少なくなっています。
 また、感染経路不明者につきましては、23分の4、1名96例目の方を加えさせていただき、17パーセントとなっています。
 次に、大都市部を中心とする以下3つの指標、まずは病床の逼迫具合ということで、病床の全体として、こちらについては200分の55となりますので、28パーセントとなります。うち、重症者用につきまして、25分の1、4パーセント。
 そして次に、療養者数、つまり入院の方に療養・治療されている方を加えるもの、入院が55(名)、療養宿泊の方が2名ということで、57名となります。
 そして最後、PCR陽性率、こちらは1,491分の23、1.5パーセントとなります。

(四国放送)
 前の週より減っているということは、前の週の数字は分かりますか。

(知事)
 19ですね。そうですね、先週より少なくなって、19。新規が今23ですね。前が26(名)ですね。

(幹事社)
 各社さん大丈夫ですか。ありがとうござました。

(知事)
 はい。どうもありがとうございました。

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