〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(幹事社)
それではお願いします。
(知事)
それでは、新型コロナウイルス感染症の発生について、私の方から報告させていただきます。
昨日8月16日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、1名の新型コロナウイルス感染者、発生が確認されました。県内では91例目となります。
それでは、感染者の概要を説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点から、お住まいの市町村名を公表させていただきます。
感染者の年代は50代、女性、徳島保健所管内、徳島市在住の方、職業は介護士です。
感染者の発症日、症状、ならびに行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元の資料、こちらをご参照いただければと思います。なお、現在、新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院調整中であります。
また、現時点での濃厚接触者については、同居のご家族3名、ご親戚2名となります。現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。
なお、プライバシー保護の観点から、是非、ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
この度の事案では、ご親戚2名の方となっているところでありますが、8月15日、お盆ですね、お会いになっておられてます。8月12日には、勤務先の特別養護老人ホームにおいて、感染者が出たことが判明しているところであります。
確かにご本人、8月13日に、PCR検査において陰性が出たところでありますが、是非、勤務先で発生しているということもありますので、接触者の範囲、こうした事例で広げないように、今後、やはり福祉、医療、お勤めの皆様方にはご配慮をよろしくお願い申し上げたいと思います。
改めまして、県民、また事業者の皆様方におかれましては、引き続き、感染の拡大防止にご協力をよろしくお願い申し上げたいと存じます。
(知事)
次に、空港等での検温の実施結果について、ご報告させていただきます。
公共交通機関、これを利用して、お盆の帰省またはご来県される方々を対象といたしまして、検温、サーモグラフィー等によりまして、検温、さらには感染防止対策の啓発活動を8月1日からは徳島阿波おどり空港で、また8月10日からはJR、高速バス、フェリーの利用者の皆様方に対しましても、徳島駅などで実施させていただきました。
発熱が感知された方には、体調が優れない場合には、外出をお控えいただくとともに、一般相談窓口のフリーダイヤル、帰国者・接触者相談センターでありますが、0120-109-410、109-410、徳島の人にはトーク、しっとー、ということでありますが、あるいは帰国者(・接触者)相談センター、こちらの連絡先をお伝えするなど啓発チラシ、こちらを配布させていただいて、注意喚起、こちらを行わさせていただいていたところ、発熱が確認された方は、結果として、お一人もおられませんでした。
ちなみに、啓発活動期間の本県へご来県され、検温をお受けいただいた皆様方の状況は、以下のとおりとなります。
まず、8月1日から8月16日まで、時刻につきましては、午前8時から午後8時まで、徳島阿波おどり空港につきましては、132便6,248人、次に、8月10日から16日まで、やはり午前8時から午後8時まで、JR徳島駅については対象便が553便、また、高速バスについては3ポイントとなります。まず、徳島駅609便、徳島駅一番町28便、とくとくターミナル623便、また、南海フェリーについては、徳島港であります28便について、全て発熱感知は0となったところであります。
加えて、8月8日から12日には、感染防止対策の啓発活動として、徳島阿波おどり空港、JR徳島駅、高速バスの降車場で、ウェットティッシュ配布を通じまして、とくしまコロナお知らせシステムの活用をはじめ、感染防止対策に取り組んでいただくように、呼びかけを実施したところであります。
私の方からは以上2点です。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事社:四国放送)
幹事社の方から、何点か聞かせていただきます。
(知事)
はい。
(四国放送)
ライムの関係者だったということで、この介護士の方はそこで働いている方か。
(知事)
そういうことです。
(四国放送)
親戚宅を訪問したとあるが、親戚宅は県内か。
(知事)
はい。そうです。
(四国放送)
発熱時は何度ぐらいの熱が出たのか。
(知事)
少し発熱の状況、申し上げていきます。
8月16日、(PCR)検査を受けられた日でありますが、39.0度、咳に全身倦怠感がおありでした。それから、8月17日、今日でありますが38.0度と、いずれ熱があると。また、咳、全身倦怠感は同様であります。ちなみに、症状の程度としては軽症になります。
(四国放送)
8月13日に一旦PCR(検査)で陰性になった後、仕事をしたってことはないわけですね。
(知事)
はい。そうですね。8月13日に陰性となりまして、その後につきましては、もうそうですね。お休みですね。
(毎日新聞社)
91例目の方の主な仕事内容としては、どういう感じになるのか。
(知事)
ライムの方でのいわゆる介護、こちらにあたっておられると。
(毎日新聞社)
ということは、患者さんと直接接するのか。
(知事)
そうですね。はい。
(毎日新聞社)
昨日発表された感染者4名なんですけど、その後重症になったとか、そういうことは。
(知事)
はい。それは聞いておりません。
(幹事社)
幹事社からは以上です。各社さんお願いします。
(NHK)
この今回の50代の女性というのは、これまでに感染が確認された人のお世話をされていたのでしょうか。
(知事)
というか、このクラスターが発生したライム、特養ですけどね、こちらの方で勤務をされていたと、いうことで直接、当たっていたかどうかという確認は、特にとってないですね。
(感染症・疾病対策室長)
でも、皆さんそれぞれに介護をされておられたと聞いております。特にどの方をと特定している形ではないですけど、介護をされていたと聞いております。
(NHK)
逆を言えば、陽性となっていた方に対しても(介護をした)可能性はあるのか。
(知事)
可能性があります。
(徳島新聞社)
8月15日に親戚宅を訪問しているということだが、これお食事か何かされたのか。
(知事)
まあ、ちょうどお盆の時期のご訪問とお聞きをしているんですけどね。
(徳島新聞社)
長時間にわたって一緒に過ごされたのか。
(知事)
とまでは聞いてはいません。
(読売新聞社)
昨日、今回のライムと田岡病院を合わせて一つのクラスターという認識があったかと思うが、今回の91例目の女性はこのクラスターの中に人数として含まれるのか。
(知事)
そうです。ですから、昨日17名と申し上げましたが、お一人加わって18名となります。
(徳島新聞社)
この方も一度目にPCR(検査)を受けて陰性になった後で、また再び陽性となっているんですが、同じような方が他にもいらっしゃる可能性を考慮して、今後PCR(検査)をもう一度やり直すお考えはあるのか。
(知事)
こちらについては、ちょうど昨日、国クラスター対策班がこのライム、それから田岡病院、こちらの方に関連クラスターということがありまして、行ってこれまでの状況なども聞いておられますので、おそらく田岡病院の方で、今後対応を考えていかれるんではないかと考えています。
(徳島新聞社)
県としてもう一度やり直すことは現段階では考えていないのか。
(知事)
もちろん田岡病院の方から要請があって、田岡病院の場合には病院で、検査される場合と、我々が例えば濃厚接触者等として、接触者もそうなんですが、行政検査でやる場合と両方あるんですが、そうした今回のご指摘を受ける中で、最終的には病院側、あるいは我々側として判断をするということになります。
(NHK)
毎回お伺いしていると思うのですが、入院中の方と療養者の方の数をお願いします。
(知事)
数の問題でよろしいですか。数の状況ですね。はい、それでは申し上げていきます。
まず、今日現在での入院受入医療機関、こちらについては、今既に入って入院中の方が45名、そしてこのお一人の方が今調整中でありますので、最終的には、今日中には昨日同様46名ということになります。
そして今度は、東横インの側でありますが、こちらにつきましては、既に対象された方の一覧お配りをさせていただいておりますが、昨日までは9名おられたわけでありますが、7名が退所され、1名が増えられました。ということで、差し引き6名減の今3名ということになります。
(NHK)
続けて、先ほどの家族の方3人と親戚の方2人、(PCR)検査は今ちょうどやっているのか。
(知事)
これからやっていく、調整中ということになります。
(徳島新聞社)
病院の方もだいぶ入院患者さんが入っているが、徳島県は200床準備されているということだが、ほかの通常医療とかの兼ね合い、その他の数以外の問題もあると思うが、その辺医療体制について、ひっ迫していないのかのと、何か支援はされているのか。
(知事)
はい。もちろん、これは入院受入医療機関ということになりますので、12病院、今200床と、当然そこを空床していただいてますから、緊急包括支援交付金に基づいて、当然その求償に当たっていくらという形、あるいは、危険手当など従事する皆さん方にはお出しをすると、いう形をとっています。
今回例えば、田岡病院さんが一部の外来を除いて外来を止める、あるいは救急を止めるとこうなると、例えばこの12(病院)、200床で似たようなことがもしあれば影響が出るということはあるかと思いますが、今回この12(病院)、200床、ここのところには今回、田岡病院さん入っておられませんので、今の段階としては問題がないと、こう考えています。
(徳島新聞社)
人員体制は今のことろは。
(知事)
はい、もちろん12病院で200床それはいつでも受けられるということで用意しておりますので、当然その体制はできている。
ただ、それがもしかなわなくなるというのはこれらの病院で田岡(病院)さんのように、もしクラスターが出て、なんていうことになるとそこは当然のことながら対応が変わってくると。ただ今のところをここには出ていないということになります。
(徳島新聞社)
クラスターが出たところの感染経路がもし何か糸口があれば教えていただきたいのと、現時点で感染経路が分かっていない方は合計何名になるのか。
(知事)
はい。まず、数の問題からいくと今4名、となります。昨日は3名だったんですけどね。今のところ4名。
それから、今回クラスターの状況について、例えば関連クラスターっていう新しい言葉。特別養護老人ホームライムと田岡病院、こちらの方の関係ということがありましたので、これらについての相関関係、こうした点を国のクラスター対策班の皆さん方にも見ていただいていて、どうもこれはおそらく根が一つではないか。そういうのもあって関連クラスターということになっておりますので、まだこれからでもピンポイントで固有ルートだというところまでは、分かっていないんですが、これが多発してると、根がですね、ということにはないということになっています。
ということで、先ほども申し上げたように、調査中というものを除いて、今の段階で感染経路不明者は4(名)ということになっています。
(徳島新聞社)
直近一週間ですか。
(知事)
はい。
(徳島新聞社)
全体を通してだと何名いるのか。
(知事)
その数字は出していません。というのは、一週間経つとそれが消えていくという形をとっていますので。
(徳島新聞社)
先週、とくしまアラートについて、また専門家会議を開いてご意見を踏まえて検討するということだったが、現段階での見通しはどうなるのか。
(知事)
というか、まだ専門家会議、開いておりませんので、大体明日ぐらいを予定しておりまして、そこにおかけをして、最終成案にしていくという形をとりたいと考えています。
(徳島新聞社)
話が戻りますけど、以前お答えいただいたこともあると思うのですが、一週間以前までの数字を出さなくなった理由というのは。
(知事)
元々は、感染経路不明者、これはとくしまアラートの基準となるものですので、当然調査中のもの、あるいは一週間経ってその人が感染経路不明者であるであろうと、こうした点については一週間はそのまま残り、そして直近一週間ということでそれを超えると消えていくと。そうしないことには、基準がいくつもできちゃうというのは混乱を招きますので、そうした形をとらせていただいているということです。
(幹事社)
大丈夫ですか。ありがとうございました。
(知事)
はい。よろしくお願いします。