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令和2年8月7日 定例記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症「昨日午後の検査結果」について(説明)

(幹事社)
 それでは知事よろしくお願いします。

(知事)
 それでは、まず発表に入ります前に、ちょうど10時、時間が重なっておりますので、まずは新型コロナウイルス感染症、昨日午後の検査結果、こちらをご報告したいと思います。
 昨日、8月6日木曜日、午後から実施をいたしました徳島県立保健製薬環境センターの検体検査の結果、県内55例目の新型コロナウイルス感染者が確認されたところであります。記者の皆さん方には、お手元に資料をお配りさせていただいておりますが、年代は90代、女性、県内初のクラスターとなりました31、32、36~40例目の皆様方との接触者ということになります。
 現在、積極的疫学調査中であり、詳しくは、本日午後の会見において発表させていただければと思いますので、記者の皆様方にはどうぞよろしくお願い申し上げます。

避難所感染症対策モデル検証事業について(説明)

(知事)
 それでは、今日の発表事項に移って参ります。私の方からは、今日は1点発表をさせていただきます。
 「避難所感染症対策モデル検証事業」についてであります。
 先般、令和2年7月豪雨では、熊本県をはじめ、全国7県で大雨特別警報が発表されまして、記録的な豪雨により甚大な被害が発生したところであります。
 この度の災害で、まずはお亡くなりになられた皆様方のご冥福と被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。
 県におきましては、発災直後から、医師、看護師、業務調整員からなるDMATロジスティックチームや保健師チーム、さらには管理栄養士の皆さんを被災地へ派遣させていただきまして、医療支援活動や健康相談活動などを行ってきたところであります。
 また、全国知事会におきましても、7月8日、「令和2年7月豪雨に関する全国知事会緊急広域災害対策本部」を設置いたしまして、熊本県の被災地に対し、災害マネジメント総括支援のほか、罹災証明書発行業務に係る対口支援として、近隣の各県から職員を派遣し、被災地の早期復旧・復興に向け、全力で取り組んでいるところであります。
 しかしながら、被災された多くの住民の皆様方、今なお、避難所での長期避難を余儀なくされているところでありまして、全国的に新型コロナウイルス感染が拡大をする中、避難所での感染症対策は極めて重要な課題となっているところであります。
 このため、本格的な台風シーズンを目前に控え、災害が発生した場合でも避難所を開設する市町村がしっかりと感染症対策を講じることができるよう、8月8日土曜日でありますが、県立鳴門渦潮高校におきまして、3密を避けるためのスペースの確保、パーティションや段ボールベッド等の効果的な活用やレイアウトの方法、避難者の受付、施設の衛生管理など、避難所における具体的なシミュレーションを行う「避難所感染症対策モデル検証事業」を実施いたします。
 今回の検証結果につきましては、徳島大学環境防災研究センターに監修をいただき、冊子や動画に分かりやすく取りまとめ、市町村や自主防災組織等に配布するとともに、YouTubeの徳島県チャンネルを通じて広く配信し、自主的な活動を促して実効性ある取組みに繋げて参りたいと考えております。
 今後とも、大規模災害と新型コロナウイルスの複合災害を迎え撃つため、避難所における感染症対策に万全を期し、県民の皆様方の安全・安心の確保にしっかりと取り組んで参りたいと考えております。私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

新型コロナウイルス感染症「昨日午後の検査結果」について(質疑)

(幹事社:四国放送)
 まずは幹事社からですが、90代の女性ですが、居住地とか、症状が軽症か重症かもし分かれば。

(知事)
 それは、また午後。今積極的疫学調査にかけておりますので。いつもどおりに。

(幹事社)
 各社さんお願いします。

避難所感染症対策モデル検証事業について(質疑)

(読売新聞社)
 モデル検証事業ですが、具体的に動画にまとめる時期であったり、配信する時期はいつ頃を目途にしているのか。

(知事)
 そうですね。もちろん8日にこれをやって。そして、大体冊子の部分としては1万部作成をするとともに、この動画はでき次第、出していこうとは考えておりますが、まだその編集、いつ頃できるところまではね、まずはしっかりと編集をして、そして配っていければなと、このように考えています。

(読売新聞社)
 実際、熊本ではそういった避難所とかでコロナの感染があったみたいな話もあったかと思うが、その辺を踏まえて改めて県での対策をどのように考えているのか。

(知事)
 熊本では、実は香川県から行った保健師の皆様方のチーム、この中でコロナウイルスの陽性患者が見つかったということがあって、被災地の皆様方に安心していただくという観点から、全国知事会としては直ちに派遣する職員については、事前PCR検査、もちろん徳島も帰ってきた時にはやるということをやっていたんですが、事前と事後両方のPCR検査を行い、そして被災地の皆さま方にも安心をしていただくと。
 また、同時に熊本県の方から、ボランティアの皆様方、もちろん全国から駆けつけたいという要望があったんですが、当面は熊本県内のボランティアの皆さん方に限らせていただきますと、こういうメッセージがあったところでありました。
 これもいわゆる感染拡大、これを心配をするということがありましたので、ここは全国知事会から、もちろん我々派遣する部隊は公的な意味合いがあるんですが、ボランティアの皆さま方も同様ということで、この皆様方に対するいわゆる行政検査、これの対象にできるように国の方にも提言をさせていただいておりまして、今大体そうした方向になっていこうとしているということです。
 こうした形でやはり、被災地、もう間もなくまた台風シーズンもやって参りますので、早くに後片付けであったり、生活の再建、これを行うためには多くのマンパワー、これが必要になりますし、今非常に全国暑い、もう真夏日どころか猛暑日というのが連続で続いてくると、こうしたことを考えると野外でそうした活動に従事をしていただく皆さん方も交代で、できれば長時間ではなくて、なるべく短時間交代制でということになりますと、いわゆる延べ人員、これを増やさなきゃならないということがありますので、そうした意味でも被災地の皆さん方においても、あるいは応援に行く人達にとっても安心できるそうした体制を、これは国とともにしっかりと築き上げていきたい、このように考えています。

(幹事社)
 発表事項で他に質問のある方いらっしゃいますか。ないようなので、発表事項以外でお願いします。

とくしまアラートの発動基準について(質疑)

(NHK)
 とくしまアラート発動基準、今感染拡大注意のくくりになっているが、感染観察強化から移行した中で、具体的にどう変わったのか、感じづらいという声があるが、どういうことが目に見えて変わってくるのか教えていただきたいのと、特定警戒になった場合はさらにどうなるのか説明をお願いします。

(知事)
 もともとこのアラートについては、感染観察、その強化という制度と、それからその次に今度は感染拡大注意、そして、いわゆる「緊急事態宣言」この対象となるという形で、色で分かりやすく黄色、オレンジ色、そして赤と分けていたんですね。
 しかし、7月8日から9日にかけて、石井町のシェアハウスで住んでおられた3名の方は、最初にまずは小松島で福祉施設の方に勤務をされてた人が陽性と分かり、濃厚接触者がそのお二人と、一緒に住まわれた方ということで、当時7例目、8例目、9例目と。
 ただ、感染経路、これをいろいろ調査をしたところなかなかそれが分からない、つまり始めて感染経路不明者、これが1名出るということがあって、県の専門家会議、あるいはこの時は(国の)クラスター班にも来ていただいたんですけどね。
 この中で専門家会議の方から、感染観察に、いきなり入るのではなく、感染観察強化に入る前に、やはり注意報があったっていいんじゃないだろうかと、本来「とくしまアラート」って警報という意味なので、警報に入る前に注意報があった方がいいだろうと、こういうイメージでおっしゃられたと思うんですけどね。
 ということで、そのご意見をいただいて、この注意報という形で、これは3つのいわゆる市町、その皆さん方の大学に入っていた通勤をしていたところ、あるいはお住まいのところ、ここの皆様方に注意を促す、それは何かというと、何か行動で注意というよりも、感染経路不明者が出たということで、どこにその菌がいるか分からないということがあるので、その皆さん方に接触した可能性がある場合の注意を促すと、こうした意味合いもあるのと同時に、全県下にも注意を促したらいいんじゃないかというご意見もあったようなんですが、それはまだ早いんじゃないのかということがあって、その3つに対して、注意報を出すということ、これは気付きを持っていただこうと。こういう形で、4区分に、いわゆる感染観察のところが「注意」というのと。それから「強化」、そして次のジャンルとなる感染拡大注意、こういう形になったということなんですね。
 そして、この感染観察、例えば「強化」になった場合でも、行動に対して、例えば従来のような外出の自粛であるとか、あるいは、夜の接待を伴う、そうした飲食店に立ち寄らないでほしいという、かつては国から要請がありましたよね。
 こうしたいわゆる行動規範について、求めるというものではない。それよりも新しい生活様式、例えば、3密の回避であるとか、あるいは手指消毒、また咳エチケット、ソーシャルディスタンス、こうしたものに、是非注意がけてください。新しい生活様式に向けての注意という形となります。
 それでは今、もう一つ段階が「強化」からさらに上がって、今度は「感染拡大注意」という形になりました。県庁も6日の0時からオレンジ色、黄色からですね。これちょうど、一昨日も質問が出たところなんですが、どう違うんですかと。
 つまり、今までは自主的に徳島県知事として、県民の皆さん方にお願いをしてきた。今度は、国の制度に則ってお願いをすると。つまり、新型コロナウイルスに関わるいわゆる新型インフルエンザ等特措法、この特措法の第24条第9項、こちらに基づいて、県民の皆さん、また事業者の皆さん方にやはり新しい生活様式、こうした点について、これは法の権限に基づいて、知事として協力要請をかけるということになり、より強いメッセージを出すと。しっかりと守ってください。今まではどうか守ってくださいから、しっかり守ってくれと。「どう違うの」、これは、法律に基づいてお願いをしているということで、ここについても、「感染拡大注意」になったんですが、県民の皆さん方に行動規制を求めるといものではないんですね。
 ただし、今県外に出て行くのであれば、今お盆3連休に向けて、各県知事が様々なメッセージを発しておりますので、例えばそれぞれの都道府県に対して、都道府県圏域をまたがる移動については、なるべく自粛してもらいたいとか、あるいは、どこどこに行かないでくれと一番多いのは東京都ということなんですけどね。そうしたメッセージもよくよく見といてくださいね、それぞれの地域に行くんであれば。
 それから、またそれぞれの知事達が、例えばカラオケ店であったり、お酒の提供を伴う飲食店などについては、営業時間の短縮であったり、場合によってはエリア限定で休業要請をかける、こうした点についても、是非その知事さん方の要請に、その都道府県に入ったら従ってくださいね。
 そうした点について、当然注意喚起、図ると同時にできるだけ県内においても各業界のガイドライン、感染拡大予防ガイドライン、これが作られていますので、それの認定を受けた、そして、その結果すだちくんのステッカー、これが貼られている、今のところ57店舗、これに今60店舗が加わろうとしているところでありますが、そうしたところを一つの目安にして利用してくださいね。 また、それぞれの都道府県に行かれたときにも同様の制度があるところが多く、全てということではないんですがありますので、同様の気づきをもって対応してください。
 今の段階ではちょうど、おとといの会見で申し上げた時には、記者の皆さん方のご質問の中で外出の自粛とか、そうしたものを求める、そうしたこともできるとなっていますが、それはどうなんですかと、この間一つのボード(パネル)を出させていただいて、ちょうどNHKさんも昨日解説をしていただいてましたが、今の段階ではその行動自粛を求めるという形にはなっていない、ただ、より注意をしてください。これは、法律に基づく県知事としての県民の皆様方、事業者の皆様方への協力要請です、こういう形になる。
 ですから、まだ「感染拡大注意」としては、他にこの状況がより厳しくなれば、取り得る形ということもあり得る余地があるということですね。
 そして、最後のご質問であった、じゃあその次のいわゆる「緊急事態宣言」、これと同等のところ、赤ですね。こうなればすでに、4月のかつて16日、徳島をはじめ、47都道府県に緊急事態宣言、これが発令されて、国の方からも夜間の外出の自粛であるとか、あるいは接待を伴う飲食、こうしたところの利用の自粛、こうしたものが強力になされた。
 また、都道府県域をまたがる不要不急のいわゆる行動ですね。こうしたものについても、自粛してほしいと、ご記憶新しいかと思うんですが、こうしたもののうち、その発生状況に応じて、しっかりと対策を打ち出すと、こういう形になって、ここにもその状況に応じて取りうる手段、これを選択し、より効果的なもの、これを選択する。書かれてのものを全て同時にスタートを切るということではない。
 では、なんでそういうことになるのかということなんですが、これは今、日本のフェーズがあの当時、第1波の時と状況が変わったということですなんですね。
 5月25日に緊急事態宣言が全ての都道府県で解除となりました。しかし、5月31日までは、まず都道府県域をまたがる移動は自粛をしてほしいと政府からの要請、6月1日から、全部OKになったのかというとそうじゃなかったんですね。最後まで残ってきたところ、こうしたところについてはまだしばらくそことの行き来は止めてくれと。
 そして、6月19日、菅官房長官の方から発表があって、本日をもって都道府県域をまたがる全ての移動、この自粛を解除させてもらいたいと。ここで日本は新たな局面に入るということになるんです。
 そして、さらにこれが局面が変わってくるのが、よくステップ1、ステップ2ステップ3、このように西村大臣がフリップボードを出して言われますよね。
 7月10日はいわゆる今までイベント、全国的なイベントは控えてください。やるとしても、一般的な地域イベントも1,000人未満にしてほしい。特に屋内は定数の半分と。それが大きくステップ3へ移りますとなったのが、7月10日と、その前から予告はされていましたけどね。
 そこで、7月10日以降はJリーグ、プロ野球、大相撲が有観客で行われると。そして1,000人が上限であったものが全国的なイベントが認められると同時に、屋内屋外を問わず5,000人以下と。ただ、もちろん屋内については定数の2分の1以下ということになって、これが第3段階、7月10日からそうなった。
 そして、本来は8月1日から青天井になる予定で、特にエアーゾール現象などを含め、飛沫感染、これが一番危ない、スーパーコンピュータ、世界ナンバーワンの富嶽、これも使ってそのシュミレーションを行って、8月1日からは全面解除にしたい、こうした話だったんですが、それ以降やはり感染、特に東京をはじめとして大都市部ですね、感染拡大が起こる、また7月22日からはGoToトラベル、これがスタートを切ると。全国の皆さん方が自由に移動する、当然そうした5月25日を終えた以降については、感染拡大を抑えながらも新しい生活様式を身につけて、段階的に社会経済活動を上げていく、そうしなければ、観光、飲食はじめとして、この国の産業、経済に大きな打撃を受ける、こうした今状況になって。
 ただ残念ながら、8月1日からというのは、8月31日までとりあえず第3ステップという形に今留め置かれている、という形で、段階的に社会経済活動を上げていく、これが大きなこの国の方向性となっていることから、いわゆる様々な本当にピンポイントで危ないもの、これは感染拡大を早期に抑えるという手法、これで使うことはあったとしても、全体の経済、あるいは社会経済活動といったものを抑え込んでしまうというものについては、選択肢をよほど考えていかなければならない。感染拡大と社会経済活動の段階的なこの引き上げといったものをこのバランスを考えて打っていくと、そういう段階になっているので、アラートの使い方、これについてもよくよく選択をしていく。
 では、徳島今、どうなったか。確かに全国的な老健施設でクラスターが一つまず起こりました。そして、その次に全国初の事例、海上保安部の船の中でクラスターが起こると。じゃあ、東京とか、大阪とか、愛知のように夜の街クラスターなのかというと、そこは少し違うところがありますね。典型は鹿児島、福井でありましたけどね。
 ですから、そうした状況を見ながら、だから例えば今、東京などでも、時短、営業時間の短縮とか、大阪でもミナミに対して休業要請を強烈にかけるとか、こうしたものがあるわけなんですが、徳島はそういう状況にはない。できる限り、県民の皆さんも、また事業者の皆さん方も、是非、新しい生活様式、我が物としていただいて、そして、これにあった活動をしていただきたい。
 そこで、よくキーワードとして申し上げるのが、正しく恐れる、あるいは賢く恐れると、これをお願いをします、こういう段階になってくるということですので、もちろん政府との間の連携というものもあって、今日、もう間もなく有識者会議の新型コロナウイルス分科会、こちらが開催され、全国知事会からはコロナ対策本部の本部長代行、そして、社会保障常任委員長の鳥取の平井知事に代表して出ていただいておりますが、今日は重要な協議がなされます。国の方が今の感染拡大を抑えながら、社会経済活動を上げていく、そうしたフェーズ、局面においての新しい基準の考え方、当初分科会からは3つの分類で出たんですが、我々全国知事会からは、これはあまりにも大都市部だけを中心に考えた基準だと。地方においては例えば一人陽性患者が出たとしても、その対応どうするんだと。東京、大阪だと100人を超える、200人を超える、あるいは300人を超える、こうしたものについてどうするのか、全く違うということで、やはりもう一つ入れて、4段階に分かれるべきだと、これがすぐ取り入れられて、今度はそれに対するいわゆる客観的な指標、これをどうまとめるか、これが今日協議がなされて、終了後、西村大臣とそれから尾身会長、座長さん、そして全国知事会から代表して行っていただいている鳥取の平井知事、3名での記者会見が予定されているんですね。
 そして、これを受け、今全国の知事達もこの基準に最大の関心、そして、3連休の後の、日本の民族大移動と言われるいわゆるお盆、これをどう国民の皆さん方にメッセージを出すのか、これまでもゴールデンウィーク前には、全国知事会を開いて、そして、国民の皆さん方にメッセージを出させていただいて、いわゆる都道府県域をまたがる移動、これを是非、自粛をしていただきたいとかなり強いメッセージを出させていただきました。
 さぁ今度、どうしていくのか、安倍総理の方からはお盆、この新しい生活様式に注意をして、また高齢者の皆様方にうつさない、こうしたところを配慮して、そしてお盆を行っていただきたいとこうしたメッセージが出ています。
 ただ、東京都、岐阜県、多くのところで今、「緊急事態宣言」が自主的に出されているんですね。
 こうしたことを考え合わせて、我々全国知事会として、国民の皆様方にどういうメッセージを出していくのか、これを明日、今予定では(午後)1時から全国知事会を行って、まずはこの分科会から出される基準、これについてどうするか、もちろん、それで一つの方向が定まるわけですけどね、さらにはお盆を控えてのメッセージ、これをどうしていくのか。
 そして、もう一つ大きいのが実は8月、5月25日に緊急事態宣言が全て解除され、そしてこれを受けて6月4日、本来滋賀県で行う全国知事会、2泊3日で、これをリモートで行い、史上最多の45人の知事が出席し、意見を述べて、この時も「コロナを乗り越える日本再生宣言」、こちらをさせていただいたんですが、この中で、実は第1波に対しての検証しようではないか、そして国、日本医師会、全国知事会、三位一体で、これまでの全国の事例、特にクラスター発生の事例、どういったメカニズムでそれが起こったのか、どうやって封じ込めができたのか、こうしたものをしっかりと分析して、第2波、第3波を迎え撃つ時の全国の参考にしよう。というのは当時、一桁っていうのは、岩手であったり、鳥取であったり、あるいは徳島、こうしたところはクラスターの事例がなかったわけですのでね、次、クラスターが出た時に知見がないというわけにはいかないんですよね。
 ということで、このワーキングチームを直ちに立ち上げ、8月中にこれをまとめるということになっていましたので、今もう8月になっていますから、こうしたところの進捗状況、これも平井委員長の方から話をしていただこうということで、明日の全国知事会は3つの議題で行なっていくと、今そうした局面にこの国はなっているということでありますので、今お話をいただいた点についても、とくしまアラート、今の段階ではあのような形、基準もなっているんですが、これから新型コロナウイルス感染症分科会が出していく4つの段階、ステップ。そして、それぞれに合わせる形でのいわゆる数値基準、こうしたものが明日の全国知事会を経て、どうした形に持って行くのか、当然それは徳島にも適用していくということになりますので、恐らく今の基準といったもの、これが変わる可能性も出てくるということになるかと思っておりますので、この点は記者の皆さん方にもまた県民の皆さん方にも、この流れといったもの、是非もう一度ご理解をいただければと思いまして、少し長めとなりましたが、これまでの経緯、そして、それぞれのポイントに置かれた日本の状況、徳島の状況、これをお話申し上げました。以上です。

週刊誌報道について(質疑)

(徳島新聞社)
 週刊紙報道の件ですが、とくしまアラート注意報の発令中の7月10日に、大人数の宴会に出席をしていたと報じられたが、事実かどうかの確認をお願いします。

(知事)
 はい。この7月10日、今も説明した様々な行動が全国で拡大される、まさにその日ということでありますが、私は文化団体、文化関係者の皆さん方、大体7名から8名の皆さん方でありましたが、お招きをいただいて、出席させていただいたということでありますので、その大人数ということでは、まず全くないということです。

(徳島新聞社)
 70名というように書いてありましたが、そこまでの大きな会合ではなかったということか。

(知事)
 全く。文化関係者の皆さん方にお招きをいただいて、そのテーブルに行くと、7、8名の方がおられましたのでね。

(徳島新聞社)
 店内に、県の職員、幹部クラスもいたという話もありますがその点については。

(知事)
 はい。ここのお店はそれぞれ色々なお部屋、これに区切られて、また、非常に大きいフロアみたいなところもありますから、それぞれにいたかどうかまでは私は確認はさせていただいておりませんが、私のいた部屋のところっていうのは、大体テーブルが3つぐらいあってそれぞれに、7、8人ぐらいありましたのでね、そうしたところは、様々な方がおられたとは思いますけど、県のいわゆるその、今おっしゃるような形の会合がそこでなされていたものではないということです。

(徳島新聞社)
 同日ですね、大雨警報等が出ていて、県としても災害対策本部が出ていたと思うが、知事としての行動については。

(知事)
 はい、というのは逐一、そうした場合については、危機管理(環境)部、それから県土整備部、例えば、水防の警戒ってことになると、これは県土整備部ということになりますので、リアルタイムで全て情報が入ってまいりますので、それぞれトップを定めておりますから、そこが万が一、私が出て行かなければならない、災害対策本部ということになれば、その当然、少し前には状況を受けると。
 もちろん情勢について、例えば、どのダムからどのくらいの水を放流するかとか、雨量はどのくらいになっているかとか、各市町村に、例えば、災害対策本部が立ち上げられたとか、立ち上げられてないかとか、こうした点については全て入って参りますし、今非常に便利なのは、雨雲のアプリがあって、リアルタイムに雨雲の状況が見えますから、これが全部色分けされていて、今回の令和2年7月豪雨の線状降水帯、これも分かりますので、当然、線状降水帯があと1時間後に徳島に来る。しかも、そのエリアが、なかなかそういう防災上難しいエリアである、ということであれば、危機管理(環境)部であったり、そういったところからも連絡が入ってきますので、当然、直ちに駆けつけるということになるかと思います。

(徳島新聞社)
 報道内容と知事の発言の食い違いがあると思うのですが、週刊誌側に訂正を求めたりとか、何らかの法的措置を執るとかどういった対応をするのか。

(知事)
 特に、この中で、私の誕生会なんだというのが書かれているんですよね。その誕生会であるという根拠、これが記事をばーっと読ませていただきますと、お店の関係者のお話ということで、その部分では、参加者の一人がケーキの箱のような物を持っていたため、知事の誕生日会だと思ったと。これがその知事の誕生会を大人数でやったと、その根拠になっているんですけど。さっき言ったような文化関係者の会合、しかもそういう人数だと。
 当然、ケーキなどは出されていませんので、誕生会の目的でも全然ありませんのでね。懇談会っていうことでしたから、そういった点からいくと、何かの事実誤認があったのかなと。
 あるいは、店員さんが違う、いろんなお客さんがいますからね、違うグループと間違って思われたのかなと。私が行ったっていうことは当然認知をされてるでしょうから、そういう誤解というのはあるし、そうしたものの話を受けて、本当はきっちりと検証していただいてね、例えば、そういう会合で登録されていたとか、ああいうところっていうのは、全部看板に、どんな会どんな会というのは、いつも書きますでしょう。そういったものもあったのかとかね。それがあったということではないでしょうけど、また当然ない話だと思いますんでね。きっちりと向こうから取材の要請があって、こちら側がこういう状況ですよ、ということについてもそのままべたで載せていただいてますのでね。それに対して、例えば名誉毀損だとか、そういう話にはならなくて、主張の違い、ということになるかと思いますんでね。
 どうしても全国知事会長ともなれば、そうした情報があれば、しかも、あれ見てますと安倍総理から始まって、特集記事ということで、他の知事さん方もたくさんこう出てましたのでね。そうなるとその筆頭に、全国知事会長っていうのがあった方が、その記事としての重み、これは出るんじゃないかなという、そうした意図、これは分からんではないんですけどね、もう少し、きっちりとそのあたりは見ていただいて、こちらがそう申し上げるんであればね、記事の編集としては、その方が、重み出るかもしれないけど、そこのところはちょっと外しといてもらった方がありがたかったかなとこう思うのですけどね。

(徳島新聞社)
 特に訂正を求めたり、抗議をしないのか。

(知事)
 というか、こちらの主張は書いていただいてますし、最後のところ、向こうもそれは間違ってると書いてないじゃないですか。
 というのは、ご自分達の情報で書かれた。で、さっきの店員さんの話も、今申し上げたように、私の方ではない、ひょっとしたらそういうのがあって、違うグループにあったのを間違ったということも、当然いろんなお客さんがおられるわけですから、それは分からんではないところですから、ただ私のところではないということさえ分かっていただければ。
 ということで、こちら側の主張をそのままべたで書くっていうのは、めったにないことじゃないですか、相反することをね。だからそうした事を考えると、全国知事会長っていうその名前がなければ、こういう記事が載ることもなかったかな。おそらく、と思いますけどね。

(徳島新聞社)
 会合には最初から最後まで出席されたのですか。

(知事)
 途中から。遅れて行ったんです。どうしても今、いろいろありますからね。ちょうど、いろんな社会経済活動を上げていく。それを西村大臣が決めたその日、事前にそうした話が出て、Jリーグにしても、プロ野球にしても、有観客試合、こしたものがある。
 ではどうやって社会経済活動を上げていくのか。県民の皆さん方といろいろ会ったり、事業者の皆さん方に会うと、やはり、もっともっとそうしたものを上げてもらいたいと。確かに怖い、という声もありますけどね、感染拡大を抑えながら、どうやって社会経済活動を上げていくか、そうした対策の時でもありましたし。
 ちょうど県内割、これが6月8日からスタートして、大変好評を博して6月25日にはなんと7月末までのものが1万泊予定が、9,205(泊)いって、翌週に2万(泊)にして、ちょうどもう7月に入ってくると、2万(泊)に迫る勢いと。さあこれどうするかなと、様々な経済を上げていく事例について、県内の経済を、そういう時期でもありましたのでね。なかなか何時というお誘いを受けても、その時間に行くというのは難しいし、最後までいるというよりも申し訳ないんだけど、ある程度居て帰らさせていただいた、という形になります。

(徳島新聞社)
 どのくらいの時間おられたのですか。

(知事)
 一時間半ぐらいじゃないでしょうかね。

(徳島新聞社)
 他のテーブルの方々は、他のテーブルにもいたけれども、全然知らない人達ということですか。

(知事)
 いえいえいえ、知ってますよ。もちろん、文化関係者の皆さん方ですから。

(徳島新聞社)
 他のテーブルもあったというふうにおっしゃっていたと思うのですが。

(知事)
 ええ、そのあと、二つテーブルがね。

(徳島新聞社)
 その方々も文化関係者の方々か。

(知事)
 いや違います。

(徳島新聞社)
 その方々は知らないということか。

(知事)
 我々のところはこのテーブルだけですから。

(徳島新聞社)
 他のテーブルにもいらっしゃったけれども、それは知らない方達で、文化関係者の知事のグループは7、8名のみということでしょうか。

(知事)
 もちろん。はい。

(徳島新聞社)
 週刊誌に裏口から出られたと記述されていたのですが、裏口から出られた理由というのは。

(知事)
 いや、案内を。途中で抜けますのでというのが、そこの部屋っていうのが、私も知らなかったんですけども、勝手口が一番近いので、どうぞと。

(徳島新聞社)
 普通のお客さんは、あまり勝手口から出ないと思うのですが、知事はよく、近場に扉があれば、勝手口から出るというのは、普通にあるということなのですか。

(知事)
 というのは、ホテルの時でも、例えば、こう皆さん混んで、例えばお会計の時に混んでたりする場合に、次の日程があったりする場合には、そういう形でご案内をいただくということは、これはよくあります。

(徳島新聞社)
 飲食店でもよくあるのでしょうか。

(知事)
 ありますね。その場合は、逆に一番近い、ということがあったんだと思いますね。

(毎日新聞社)
 文化関係者ですが、具体的にどういう方か、プライベートの集まりだったのか。

(知事)
 詩吟の会ですからね。

(毎日新聞社)
 詩吟の会。プライベートか。

(知事)
 公務ではないですよね。

(毎日新聞社)
 この中で3密回避とか言われていますけど、この時期に懇親会を開くことは必要なことだったとご判断されたのか。

(知事)
 というか逆に、県民の皆さん方に、国を挙げて7月10日という日はどんどん行ってくれ、というのは、Jリーグもプロ野球も大相撲も有観客でやってくれ、全国大会もやってくれ、1,000人基準を5,000人に上げていく、そういうスタートの時でしたからね。

(毎日新聞社)
 適切な感染予防対策はとられていたのか。

(知事)
 私の見た感じでは、店員さんも気をつけておられましたし、それからお手洗いなんかでも手指消毒のものがあったり、当然、普通だったら、エアーの何かがあって皆さん使えないとか、ちゃんと使い捨ての確かタオルだったと思います。ペーパータオル。

(毎日新聞社)
 集まられた文化関係者の方とは、例えば距離を取るとかされたのか。

(知事)
 だから横並びですね。

(毎日新聞社)
 横並び。

(知事)
 もちろん、はすかいに、向こうの対座にもいましたけどね。

(徳島新聞社)
 先ほどのお話では、リアルタイムで雨雲を見られるアプリなどもあるし、何かあれば連絡も来るので、あの日にその会合に出席したというのはご自身では適切であるとお考えか。

(知事)
 もちろん、そうしたものを常に連絡を取りながら、そして状況を見るということは、必要。だからといって、ずっと例えば県庁にいると、災害対策本部の時はそうしますけどね。その2つ下の段階ということになるかと思います。

感染拡大状況を踏まえた対応について(質疑)

(読売新聞社)
 質問が代わりますが、明日から徳島駅で検温をされるということですが、感染拡大しているときも空港でしかやらなかったものを、徳島駅でされる、高速バスの入口でも実施されると、これまでにない対応だと思うが、感染した方が帰省してくることでの感染拡大の警戒の意図があると思うが、これらの意図は。

(知事)
 はい、これまでも申し上げているように、やはり一番の問題というのは、これだけ急増していく中で、例えば、典型的な事例として、クレメントプラザ地下の売店で、いわゆる東京、大阪、神戸の皆さん方を接客されて、どうも自分はうつされたんではないか、こうしたお話をいただいたところですね。
 そして、そうした皆さん方がマスクもつけずに、そうした新しい生活様式、これを全然感知することなく、来られて、言わば怖いということであれば、やはりそうした実際にそれでお一人、その方だけじゃなくて、今も増え続けてるわけでありますので、しっかりと感染源を水際で抑えていかないと。
 一方で、観光にしても、物販にしても、飲食にしても、経済活動を上げていかなければいけない。その皆さん方の安心といったもの、これもしっかりとやはり確保する、あるいは、しなければいけないとこのように考えていますので、その意味では、これからGoToトラベルが22日から始まっていますけれどもね、あるいは、このGoToイートが始まったり、様々なもの、GoToキャンペーン全面的展開、ということになってくれば、やはり水際を、今まで以上に行うと。
 前はどちらかというと、東京を警戒するという話があったんですが、今の沖縄の事例を見ると、やはり全国から来て、ああいう状況になってしまう。であれば、極力全国から来られる、その水際で、これは来るなと言ってるんではなくて、注意喚起、特に店員さんの方が言われたみたいに、やはりそうした注意を東京、大阪、神戸の皆さん方でしていない方が多いと。自分達としても怖いと。こうしたことがありましたんでね、その点については、やはりお答えをしなければいけない、ということで、なるべく結節点となるところ、まずは阿波おどり空港、そして、高速バスで入られる場合の松茂のとくとくターミナル、それと徳島駅、あとは徳島駅ってJRもありますのでね、それとあとは船ですね、フェリー、これに対してまずは水際対応をしていきたいと、このように考えています。

(毎日新聞社)
 お盆を前にして、特に県民の方に帰省の自粛は求めないという方針ですか。

(知事)
 今の段階では、ということです。っていうのは、これから感染状況が、今日は久方ぶりに少ない、昨日からですね。この後また夕方会見をさせていただきますが、そうした状況ではありますが、やはり、それぞれの感染者の濃厚接触者であるとか、接触者、こうした皆さん方が、次々とPCR検査、かかってますので、ここから先、なかなかそう見通すことが簡単にできるものではありませんので、そして、また今日の分科会、あるいは明日の全国知事会、こうしたものの中で出すメッセージには当然、徳島としてもそのメッセージに応える必要がありますので、その状況、この2日、しっかりと見るということがありますので、今の段階では、是非、お互いにまずは注意喚起をしあって、そしてまず体調が不良であるということであれば、おいでいただかないで、こういうね形をとっていただくと。こうしたところから入っていただこうと。
 ただ、明日やる全国知事会の中で、最終的に各知事たちのメッセージでどういう宣言がまとまるのか、それ如何ということになるかと思います。今の段階では、ご質問のとおりということになります。

(徳島新聞社)
 コロナに対して、何としても封じ込めるといつも力強くおっしゃっているのですが、一方で感染が増えているのですが、封じ込めが成功しているのかどうか、ご自分でどうお考えになっているのかということと、今、県民への呼びかけが対策としては、中心なんですが、その中で感染が広がっていますので、何か呼びかけ以外の対策をするつもりがあるのかについてお伺いします。

(知事)
 まず、今の状況といいますかね。これについて、なかなか封じ込めていくと完全にね。これは難しい。つまり、早期発見、早期封じ込め。
 例えば、クラスターであれば、それ以上いかに広がる部分を少なくしていくのか、もちろんクラスターを出さないというのが一番いいんですが、これからは、クラスターは出るを前提に、でも早期発見、そして濃厚接触者、接触者の特定を急いで、また、気づいていただいて、そしてそのクラスターを封じ込めていくと。
 また、海上保安部の船の話ですよね。これついては、やはり、それぞれの組織がしっかりと対応していただきたいなと。全国初の事例でもありますので、もちろん我々も、その濃厚接触者、積極的な疫学調査、これも海上保安部の皆さんと協力していただいてね。それを見出して行くと。もちろん陸に上がって活動されるところはあるわけでありますので、場合によっては、そこが感染源ということも考えられますから、そうした形で、今はクラスターが出るのはまず、あり得るという状況で、早期発見、早期対応、これに心がけていくと。
 その意味でも今回2度目のクラスター班に来ていただいて、その知見を。また、全国知事会でも、まあ8月中どうかとは思いますが、ワーキングチーム、第1波についての検証結果、こうしたものを我々としてしっかりと咀嚼したいと。そして今回の今後の対応に活かしていく。
 おそらくまだ5,000人という上限キャップがかかっているんですが、それが8月末までとなっていますから、今後どうなっていくのか、そして何よりもこの3連休、そしてお盆、民族大移動をどう対応していくのか、これから一番重要になるのはそこかなということで、急遽明日、全国知事会も開催させていただきます。
 あと、有効な手段、なかなか、それはもちろん完全にたこつぼに入ってしまうという以前の緊急事態宣言の時のように、都道府県域をまたがる移動は自粛してくれとか、こういう形をとれば、場合によっては確かに感染が以前のように出ないということもあるのかもしれませんが、今は、日本中の門戸を開くだけではなく、これからはインバウンドも徐々に水際対策を行いながらやっていくと。
 すでに我々としては、関西広域連合もそうでありますが、この関空はじめとする水際対策。当然その皆様方の留置、陽性患者さんの皆さん方の病院への対応、これもなかなか頭の痛いところでありましてね。関西広域連合、これは徳島が広域医療を担っておりますので、そうした調整も行わなければならない。まず一義的にはそれぞれの病院、ホテルのある、これは、関西広域連合でありますので、府県で対応するということにはなっておりますが、やはり、関西広域連合として調整を、また国に対してもしっかりと対応を求めていくと。これがポイントになるかと思っておりますので、とにかく有効な対策、こうしたものをこれはしっかりと確立をする、国と共にということになります。まずは明日の全国知事会。

(読売新聞社)
 対策の関係で、早期発見をおっしゃっていましたけれども、これまで徳島は感染者が少なくて、呼びかけみたいなことも感染者が出た自治体に特定してといった形だったと思うが、県民全般にもしかしたら風邪かなと思うようなときでも積極的に相談センターに相談してもらうとか、そういったことが重要かなと思うがそのあたり、県民の意識はどうあるべきと考えるのか。

(知事)
 おっしゃるとおりだと思います。今までもずっと、緊急事態宣言が出ていた第1波の時もそうなんですが、やはり県民の皆様方に、今回の新型コロナウイルス感染症がどういう形で発症していくか、こうした点については、ある一定のメカニズムが分かってきて、咳であるとか、あるいは、確実だなぁと思われる、これは味覚あるいは嗅覚の障害を起こす。そうした場合には、もう是非、早急にと。発熱でも、例えば、咳が止まらないとか、喘息に似た症状もあるんですけどね、そうした場合についても早めにご相談を。
 ただ、昨今難しいのは、若い皆さん方は無症状でかかっておられて、お元気なんですよね。自覚がありませんから、自分は大丈夫と、当然ですよね、無症状ですから。それでいつの間にか多くの皆さん方に感染をしてしまうと。
 だからそうした点について、どうするか、ここはだから逆に事後対策として、例えば、国の接触確認アプリの「COCOA」、これを国民の皆さん方に、特に若い人たちにこれをもってもらう。あるいは、県が各施設ごとに行っている、コロナお知らせシステム、こうしたものもどんどん入れていただくと。若い皆さん方、アプリ得意ですからね。
 そうすることによって、接触をした、あるいは、濃厚接触者であるというものをたちどころに知らせて、そして、検査を受けていただくと。これが一番有効なんではないのかなと。
 そうしなければそれぞれの施設を全部公表して、やっていく。これもまたまた大変。それは我々国にも求めてますけどね。国の方からも7月29日に通知が来て、一定の条件のもと、公表可と。
 これは、感染症法第16条第1項、これを用いて積極的に公表していく。この条項を内閣府が出して参りましてね。そして、行うと。
 また、各業界の作っている感染拡大予防ガイドライン、これに沿ってない、そして、発症したという場合には、立ち入りをして、それを確認した後に、それを公表すると、これも可ということにはなっているんですけどね。
 ただ、なかなか全てを追うというのは難しいので、やっぱり、アプリが有効であるというのは、実感として思っておりますのでね。特に若い皆さん方には是非活用してもらいたいなとこのように思っております。

(四国放送)
 デイサービスの濃厚接触者のPCR検査はこれで全て終了したのか。

(知事)
 いや、まだです。

(毎日新聞社)
 他に質問のある方いらっしゃいますか。これで、会見を終了させていただきます。

(知事)
 それではよろしくお願いします。また午後、よろしくお願します。ありがとうございました。

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