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令和2年8月6日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染者の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは知事の方からお願いします。

(知事)
 それでは、発表させていただきます。
 昨日、徳島県立保健製薬環境センター及び医療機関の検査によりまして、新たに10名の新型コロナウイルス感染症の患者さんの発生が確認されたところであります。県内で44から53例目となります。
 それでは以下、患者さんの状況をご説明申し上げますが、記者の皆さん方にはこの資料、こちらもご覧をいただきながらお聞きをいただければと思います。
 まず、44例目の患者さんについてでありますが、患者さんの年代は20代、男性、徳島保健所管内の方で、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。そして、職業は国家公務員、徳島海上保安部巡視船に乗船する職員の方であります。
 続きまして、45例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は30代、男性、徳島保健所管内の方で、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。職業は44例目の方と同様であります。
 続きまして、46例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は30代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。職業は44例目の方とこちらも同様となります。
 続きまして、47例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は50代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。徳島市在住の方であります。職業は44例目の方と同様の方であります。
 次に48例目、続きまして、48例目の患者さんであります。患者さんの年代は20代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。職業はやはり44例目の方と同様であります。
 続きまして、49例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は20代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。職業はやはり44例目の方と同様となります。
 続きまして、50例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は20代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。小松島市在住の方であります。職業はやはり44例目の方と同様となります。
 続きまして、51例目の患者さんについてであります。患者さんの年代は20代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。徳島市在住の方であります。職業は自営業です。
 (続きまして、)52例目の患者さんであります。患者さんの年代は70代、男性、阿南保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。阿南市在住の方であります。職業は無職であります。
 続きまして、53例目の患者さんであります。患者さんの年代は50代、男性、徳島保健所管内の方、公衆衛生上の観点から、市町村名を公表させていただきます。徳島市在住の方であります。職業は公務員であります。
 その他の状況として、患者さんの発症日、症状、行動履歴につきましては、皆様方のお手元にお配りの資料のとおりであります。現在、すべての方が、感染症指定医療機関に入院調整中であります。
 併せて、濃厚接触者の有無など積極的疫学調査も、継続実施をしているところであります。くれぐれもプライバシーの保護の観点に立って、是非、ご協力、ご配慮をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 次にクラスター事案についてであります。昨日、県内のデイサービス施設におきまして、利用者、職員、双方の複数の感染者が確認されました。本県では初めてとなる「クラスター」が発生したところであります。
 また、徳島海上保安部につきましては、同じ職場において、相次いで9人の感染者が確認される事案が発生し、昨日の深夜23時57分でありますが、県内2つ目となる新たな「クラスター」の発生が確認されたところであります。
 直近の本県の感染状況を踏まえ、本日0時をもって、とくしまアラート「感染拡大注意」を発動したところでありますが、今週末の連休、またお盆を控え、人々の移動が活発になることが想定されますことから、改めて県民の皆様方には、3密の徹底回避、また手洗い、手指消毒の励行、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、また、発熱があるなど、体調が悪い場合には、出勤をしない、させないなど、基本的な感染防止対策を徹底いただくようによろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 なお、ここで1つ、追加の情報を発表させていただきます。
 本日、追加で新たに1名、陽性者が確認されたところであります。医療機関の検査で、陽性が確認された案件となります。
 会社の了承も取れておりますので、陽性者の所属について発表させていただきます。徳島ヴォルティスの方であります。後ほど会社からこの記者会見が終わり次第、プレスリリースが行われる、このようにお聞きいたしております。
 なお、県からの行動履歴など、詳細につきましては、現在、調査をすすめているところでありますので、後日、記者レクをさせていただきます。私の方からはまず以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染者の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:四国放送)
 それでは、幹事社の方からまず質問させていただきます。海上保安部のクラスターですが、感染経路については、どのようになっているのか。2点目は、51例目の方、自営業ということだが、佐賀県の方との濃厚接触者ということだが、感染経路どうお考えになっているのか。あと、53例目の方は、37例目の方の濃厚接触者ということだが、ご家族、具体的に息子さんであるとか続柄を言える範囲でお聞きします。

(知事)
 はい。まず、海上保安部の関係でありますが、既に2名の陽性患者、こちらの発表させていただきました。そして、この皆さん方は同じ船に乗船をしていた、いわば濃厚接触者ということになりまして、この濃厚接触者のうち7名陽性が分かった。そして、7名が陰性であった、ということで、乗船をしていた人はすべてPCR検査が終わったということでありますので、まず、このお二人、最初の二人ですね。ここからということが考えられるわけでありますが、その辺りについては、クラスター班などもお越しをいただいておりますので、そうした皆さん方とも相談をする中で、感染経路の特定といったもの、これを進めていくことができればと、このように考えております。
 また、51(53)例目の方、37例目の方の関係者ということになるわけでありますが、そのご家族の内容、何か今わかってるのがあれば言える範囲で。

(感染症・疾病対策室長)
 53例目の方、37例目の方の濃厚接触者ということで、息子さんかどうかということですが、息子さんです。

(知事)
 それから、2番目飛ばしちゃいましたね、2番目が佐賀県の方との接触、ここにも書かせていただいておりますが、そういったところから持ち込まれたんであろうと、我々は考えています。

(四国放送)
 具体的に佐賀県の関係者はどのような方なのか。

(知事)
 職業柄(自営業)の関係とお聞きしています。

(NHK)
 海上保安庁でのものは、クラスターで間違いないか。

(知事)
 実は、昨日の徳島県専門家会議の中で、デイサービスセンター、こちらを「クラスター」と認定をさせていただいたところでありますが、その時に、同時にこの海保の事例、つまりお二人がまず陽性が分かった。
 そして、一緒に船に乗っていた方が後14名おられると。当然その皆さん方を濃厚接触者として検査をするわけなんですが、万が一、あと3名、最低でもですね、陽性が出れば、当然同じ行動をされていたということで、「クラスター」と認定をされるであろうと、条件付きでPCR検査その結果を見て、追加で「クラスター」を認定すると。こうした検査待ちのいわば状況だった。
 仮に、それが3名未満であれば、「クラスター」にならないということもあったんですが、7名陽性と、つまり9名の陽性患者が同じ船の中から出たということで、当然これを「クラスター」ともうすでに認定をするということが決まっておりましたので、追加としてこれを認定をさせていただくという運びになります。

(NHK)
 専門家会議の中でも「クラスター」であると。

(知事)
 そういうことです、はい。

(NHK)
 これについて、クラスターが連日続いたことに関して、知事のお考えはいかがですか。

(知事)
 まったく情勢の違うクラスターが二つ。一つは、昨日認定をさせていただいたデイサービスセンター。在宅で、あるいは施設におられた方が使われて、そしてそこで感染拡大が起こると、このパターン。ただ、こうしたいわゆる老健施設関係のクラスターというのは、全国でも第1次のときにも多く発生をしていたところでありますので、全国の事例というのも、徳島で起こったんだなと、こういうことにまずなるかと思います。
 そして、もう一つの事例は、今日追加で認定をした海上保安部、船の中でということでありました。実は、こうした事例はおそらく初めてのことだと思います。もちろん船の中での集団感染というのは、一番最初のダイヤモンドプリンセス号、この時がまさにそういうことでありますが、いわば国家公務員として、国の守りに就かれている方々がこうなられたというのはおそらく初めての事例ではないかということで、洋上での「クラスター発生」ということでありますので、我々としてはそれぞれのまた違った種類のこうした「クラスター発生」について、積極的な疫学調査、つまり原因の究明と、そうした場合の対処方針、こうしたものを国から来ていただいているクラスター班の皆さま方、あるいは本県の徳島県専門家会議の皆さん方としっかりと連携を図らさせていただきまして、経路の究明はもとより、その発生メカニズム、こうしたものについてもしっかりと分析ができればと。
 そして、今ちょうど全国知事会におきましてワーキングチーム稼働中でありまして、今第1波における全国の様々な「クラスターの発生」メカニズム、あるいは、クラスターが発生した施設の状況、こうしたものについての調査分析を国、日本医師会とも連携をして行っているところであります。こうしたものも大いに参考にしながら、今後、我々全国知事会として共有をさせていただきまして、そして次の大きな波に対しての備えにしていければと考えております。

(NHK)
 現在、ここ数日急激に患者さんが増えたことで、県内の医療体制、病床の逼迫していないのかお聞きします。

(知事)
 昨日の夜もやはり、同様のご質問をいただいたところであります。今、感染症病棟、こちらについて4病院ある中で、37(床)、従来は用意をしていたんですね。そして、今、感染拡大期ということもありますので、こちらを49床まで増やさせていただいています。
 そして、これの外に、東横イン眉山口でありますが、軽症者、あるいは無症状者、こうした皆様方のいわゆる療養を行うものとして100床、100室ですね、用意をさせていただいておりまして、今、そうした意味では149(床)、収容がすぐ可能なものが、もちろん軽症者、無症状者を含めてということですが、あるわけで、その中で今どんな状況になってるかというと、昨日までで、入院されているのが29名、そして今日これで10名加わることとなりますので、合わせて39名ということになります。
 全て感染症病棟に入っておられますので、感染症病棟としては49床のうち39(床)入っておられると。
 しかし、全てが軽症者、場合によっては、国の退院基準をすでに満たしている人が何人か、徳島の場合には、国の退院基準を上回る形での2度、PCR検査で陰性になって、退院をいただくという形を取っておりますので、軽症者、無症状者、あるいは国の退院基準を満たしながらも、本県の基準に満たない人達、こうした人たちを東横イン眉山口の方に移っていただくと、こうした形になってきますと、かなり感染症病棟が今度は空いてくるということになりますので、そうした意味からいきますと、現在、ということであれば十分に余裕があると、このように考えています。

(徳島新聞社)
 東横インに軽症者,無症状者を移すタイミングは聞いていますか。

(知事)
 はい、これについては、そろそろ準備を始めようかなと。といいますのも、今度はこの海保の事例、この9名のクラスターと。当然、そのご家族をこれから濃厚接触者として、さらにPCR検査にかけてくる。
 あるいは、陸上におられる同僚の皆さん方、こうした方で、濃厚接触者と認定をされた場合に、この皆さん方もということになってくれば、これは万が一かなりの数になる可能性がありますので、こうしたものの検査結果、出るのを待ちながらしっかりと体制を整えていくと。
 もちろんこの場合には、入院調整本部の先生方が、ご判断をいただくという形になるわけでありますが、しっかりと遺漏のないように進めていきたい、このように考えています。

(読売新聞社)
 今の関係ですが、現時点で家族であったり、陸上の接触者であったりとか、全体でどれくらいになるのか、規模感は分かっているのか。

(知事)
 ここのところは、従来と今までのパターンもそうなんですが、今回の海保の事例は、逆にいうと陽性の出現率が非常に高い。16名乗っているうち、最初の2名、そして次の7名、9名が陽性となったところであります。
 また、もう一つクラスターと認定されているデイサービスセンター、こちらについてもまだ関係者をPCRに回してるところでありますが、まだ増える可能性もある。
 ただ、そのピーク時はだいぶカットしたという感じはしておりますので、また新たなクラスターが発生しない限りは、そうした逼迫性ということはないんではないだろうか。ただ、海保の部分についてはまだわからない。
 そこで、今のご質問にもお答えをしたように、そろそろ眉山口、これを使う時期も来たんではないか。そうした場合に、眉山口はもともと208室ありまして、医療スタッフの皆さん方が寝泊まりをするとか、そうした部分も考えて、100室のみを稼働と考えていたわけでありますが、その場合に、最大150までは十分にこれ対応することができますので、そうしたものの拡大、ただその場合にここに患者さんがいないということで、医療スタッフの皆さんであるとか、あるいは里帰り出産を希望される方、どうしても徳島に里帰りしたいんだけど、ご実家の方に高齢者がおられると。そこで心配なんだ。こうした皆さん方にも提供させていただいておりますので、もし150に、あるいはその施設分に患者さんが入ってくるということになりますと、そこの機能を別に移していく、こうした可能性も出てくるところとなりますので、そうした点についても着々と対応を進めていきたいと。そして、医療スタッフの安全と安心をしっかりと。また、里帰り出産の皆様方にもお答えができるように体制を整えていきたいと考えています。

(読売新聞社)
 ということは、今の話でいくと、医療スタッフの寝泊まりするような施設を別に確保するのか。

(知事)
 そういうことですね。

(読売新聞社)
 今現在、今回の10人の中の軽症(者)ということか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 念のためですが、昨日のケアハウスの方とか、高齢の方が多かったが、症状が重傷化した方はいらっしゃらないのか。軽症のままか。

(知事)
 おりません。

(徳島新聞社)
 昨日発表された方達は、全て入院済みか。

(知事)
 そうです、昨日は。ですから29名というのはそれを含めて。そして、あと10名が調整中と。

(徳島新聞社)
 53例目の方、公務員というのはどういったお仕事なのか。

(知事)
 今、その調整もさせていただきましたが、回答が参りました。小松島市の職員です。

(徳島新聞社)
 その職員の方、市民の方とか、外部の方と接するような仕事だったのかどうかの確認と、行動歴の中で、8月4日、医療機関に同行とあるのは、37例目の方が病院にかかったときに付き添ったということか。

(感染症・疾病対策室長)
 そうです。そういうことで、37例目に同行されたと聞いております。

(徳島新聞社)
 お仕事の内容は。

(感染症・疾病対策室長)
 そのあたりは、詳しく調査中です。

(知事)
 今とりあえず、市の方とそういう形で取れたところですので、引き続き、そこはお聞きをしていきます。

(徳島新聞社)
 52例目の方、デイサービス利用とあるが、クラスターが発生した阿南のデイサービスか。

(知事)
 でいいですね。

(徳島新聞社)
 クラスター班はもうきているのか。

(知事)
 そうです。昨日、要請をして今日おいでをいただいて、今すでに最初にクラスターの出た阿南、こちらの方に向かって、もうすでに対応していただいています。

(徳島新聞社)
 どういう方が、何人来られているのか。

(知事)
 2名です。

(徳島新聞社)
 その方々は、介護の方の調査に行かれているのか。

(知事)
 はい、そうです。

(徳島新聞社)
 2か所か。

(知事)
 そこがまずというか、いやデイサービスがまずメインとなります。そこが発症の地でありますので、おそらく保健所の職員などご案内をさせていただいておりますから、その時の判断で、例えば施設の方に行かれるということも当然あるでしょう。

(徳島新聞社)
 クラスター班はどこの機関の方なのか。

(知事)
 おそらく国の感染症研究所ですね、国立の。

(徳島新聞社)
 お二人は医師の方か。役割としてはどんな役割をしているのか。

(感染症・疾病対策室室長)
 現在、阿南保健所にいて、それぞれのケースの状況であったりとか、施設の状況を恐らく専門家の視点からどういうふうな動線であったかを現状分析をしていただいております。きっちり分析をした上で、どういうふうな活動をするかを相談していただくと聞いております。医師と他の職種の方と聞いております。

(徳島新聞社)
 ドクターと職種ははっきりとは分からないのか。

(知事)
 もちろんメインはドクターになって、ドクター、ドクターで来る場合もあるし、今お話のあるような様々な職種の人たちが、今回の事例に応じる形でおそらく派遣を。事前にどんなケースでやるかっていうことは向こうに伝えていますので、それに対応する形でおいでをいただいたものと。

(四国放送)
 二人の活動はいつぐらいから。

(知事)
 今日です。

(四国放送)
 朝から。

(知事)
 そうです。

(感染症・疾病対策室長)
 すでに保健所の方に行って活動されております。

(知事)
 昨日の要請、この場ですると言って、今日から活動(しています)。

(徳島新聞社)
 保健所というのは、阿南保健所ですか。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 いつまで滞在される予定ですか。

(知事)
 それは、検査結果(次第)ですね。前回も2回に分けて、一旦戻られて、またおいでをいただいたというパターンがありましたね。

新型コロナウイルス感染者の発生について(質疑)(その2)

(徳島新聞社)
 クラスターが発生した海上保安庁の巡視船の働き方についてですが、例えば泊まり込んで長時間ずっと勤務するような体制だったとか、交代で何時間ずつかだったとか、接触の度合いはどのような感じでしょうか。

(知事)
 これは、国家的な対応の機密の部分もありますから、一般的な形として申し上げたいと思います。海保の場合には、海上自衛隊の皆さん方と違って、例えばがかなりの長い時間、例えば一週間、10日、こうした形で洋上におられるって言うのは一般にはあまりない。その海域、守備海域がありますから、その海域を巡視して、陸に上がると。こうしたパターンになるかと思います。ということで、今回は陸上にいる職員の皆さん方で聞き取りをして、この方は濃厚接触者か、こうした皆さん方も対象として調べていこうと、こういうことになります。

(徳島新聞社)
 今回検査をして、陽性になっているのは、巡視船に乗っている人か。

(知事)
 そうです。この16名っていうのは乗ってる人ね。はい、で乗ってる人は全て検査が終わりました。

(感染症・疾病対策室長)
 皆さん船に乗られて、知事がおっしゃられてようにずっとではなくて、それぞれのスケジュールによって泊まり込み時もあったとは聞いておりますが、皆さんそれぞれ違います。

(読売新聞社)
 今の確認ですが、皆さん一度に、16人、いつも一緒に乗っているわけではないのか。

(感染症・疾病対策室長)
 多いと16人。

(知事)
 つまり、お二人が最初に発症してますから、その2日前から調べる。その時に同じに乗船をしていた16名、これをお二人は(感染者)本人ですから、あと14人を濃厚接触者と認定をさせていただいたと、こういうことです。

(読売新聞社)
 51例目なんですが、この方無症状で、佐賀県の方が感染されたということで、報告を受けて検査されたのか。8月2日、3日に友人と会う、これが佐賀県の方か。

(知事)
 そういうことです。

(感染症・疾病対策室長)
 佐賀県の方からこういう患者さんがいらっしゃいましたので、その方と徳島県にいる51例目の方が濃厚接触者ということでご連絡がございました。8月2日、3日につきましては、徳島県にお帰りになられて、ということでございます。

(知事)
 つまり濃厚接触者と。佐賀で発祥した人。

(感染症・疾病対策室長)
 今現在、無症状ではあります。

(読売新聞社)
 佐賀県感染者とあるのは、佐賀県内で感染が確認された方ですか。

(知事)
 (佐賀県内で感染が確認された方の)濃厚接触者、今までよくあるパターンですね。だから他県から連絡があって、この方、濃厚接触者ですから調べてくださいと。調べたら陽性であった。当然、この方は発生源というよりは、濃厚接触者という扱いです。

(徳島新聞社)
 その方は、佐賀県で確認された方は佐賀県在住か。

(知事)
 そこは聞いてないですね、佐賀県の人は。向こうの話になりますので。

(徳島新聞社)
 51例目の方、自営業ということですが、職種がいろいろあると思うが、分かっているのか。

(知事)
 今のところ、我々として出せるのが自営業という形でご本人との間ではなっているということです。

(徳島新聞社)
 接客業か。

(知事)
 ではないです。

(徳島新聞社)
 デスクワークが多い仕事か。

(知事)
 ではないですね。一般に考えるとフリーランスという感じです。

(徳島新聞社)
 45例目の人、県外に滞在されているが、どちらにいたのか。

(知事)
 45例目の海保の方ですね。県外としか出てないね、まだ今のところは。

(感染症・疾病対策室長)
 いろいろと行かれているようです。かなり遠くまで行かれております。把握しているところでは、北海道であったり、そういうふうなところへは行かれていると確認をしています。

(徳島新聞社)
 県外で感染した可能性はないのか。

(感染症・疾病対策室長)
 聞き取りは進めておりますけど、発症の日付けなどは情報を集めておりまして、どういうふうな形で発症したか、クラスター班の先生方もいらっしゃいますので、そのあたりで相談しながら、どういうふうな可能性があるかということを検討して参りたいと考えております。

(知事)
 だからこの16人のうち誰が、当然だれか持ち込んだ、場合によっては二人ぐらいいるのかもしれませんが、その特定、それもあってクラスター班、というのは今回特異な例となりますので、それを含めて。ただこの方だけがと言っていいぐらい、その県外、出ているということになります。今回の7名の中では。

(徳島新聞社)
 県外に滞在されていたのはお仕事ではなくて、プライベートでか。

(知事)
 プライベートですね。

(NHK)
 53例目の男性ですが、徳島市に住む小松島職員方ということか。

(知事)
 そういうことです。だから住んでるのは徳島市で、勤務が小松島市役所ということですね。

(NHK)
 海上保安庁関係で、今後検査をされるのはもちろん家族の方と、あと陸上で勤務をしている同僚の方を中心に進めていくのか。

(知事)
 そうです、はい。

(徳島新聞社)
 新たに発覚したヴォルティスの方ですが、この方の症状は。

(知事)
 それは安定してると聞いてますけどね。この後ヴォルティスからも、私の発表が終わった後に提供があると聞いてます。

(徳島新聞社)
 45~53例目の方の濃厚接触者が何人いるのかそれぞれお伺いします。

(知事)
 (感染症・疾病対策室長に)これは集計できてます。

(感染症・疾病対策室長)
 申しますと、45例目の方でしたら、他の所属の同僚の方2人とか、46例目でございましたら同居のご家族の方1人、47例目は同居のご家族1人。

(知事)
 もしあれだったら、順次に私の方から言ってきましょうか、今、合計でって話があったので。個別に44例目から濃厚接触者、申し上げていきたいと思います。
 まず44例目の方については、42あるいは、43の濃厚接触者のみということで(他に濃厚接触者は)ないということになります。
 それから、45例目の方は同僚が2名、さらに46例目の方は同居のご家族が1名、47例目の方、同居のご家族が1名、48例目の方もありません。そして、49例目の方も同様にありません。そして、50例目の方も同様にありません。
 次に、51例目、自営業の方でありますが、同居のご家族が4名、同僚が2名、友人が4名、だからここの部分については10名となりますね。
 それから52例目の方、同居のご家族が1名、別居のご家族が1名、ここは2名ということになります
 そして、53例目の方、同居のご家族が1名ということになります。
 今、ご質問いただいた44例目から53例目で、一体何人濃厚接触者がいるのかということですが、今申し上げ点を、足しあげますと全部で17名ということになります。

(徳島新聞社)
 45例目の方の同僚2人というのは海上保安部か。

(知事)
 そういうことです、はい。

(徳島新聞社)
 乗組員ではないのか。

(知事)
 この2名の方はそうですね。だから陸上の関係ですね。

(読売新聞社)
 さっきの陸上の方との接触の可能性と言っていたのはこの方のことか。

(知事)
 そうです、この方のみとなりますね。

(保健福祉部長)
 別の所属、徳島ではないと。

(知事)
 その所属の人は船じゃないということでしょ。

(保健福祉部長)
 向こうでの勤務の状況は確認がまだ取れていません。

(知事)
 だから、その同僚の方っていうのがさ。実はですね、この2名っていうのは別の所属、徳島海上保安部の人ではないということなんです。実は会食をしていた方ということなんで、我々としてはさっき申し上げたように、一般に陸上の部分、これも同僚でいればっていうことなんですが、ご指摘ご質問があったように、この方については別所属、もちろん海保の方なんですけれども、徳島海上保安部でない方と同僚2名、会食をして、その方が濃厚接触者と認定したということです。

(読売新聞社)
 陸上勤務の方の感染の可能性というのは。

(知事)
 そうですね、今のこのいわゆる7名、という中では陸上勤務という者は内形になります。ただ、この2名が陸上かどうかはちょっと申し訳ないですけど分からない、可能性は当然あると。

(徳島新聞社)
 先ほど、大きな波に備えてとおっしゃっていたが、知事として、8月に入って感染者が急増しているが、いわゆる第2波と捉えるのか、どういうふうにこの急増している現状を捉えているのか。

(知事)
 難しいところですよね。各県知事さん方、どんどん増えた場合に、もう第2波が来ている言われた知事さん方も実はおられるれるわけなんですが、これは7月10日、もっと遡っていくと、6月19日に、国の方で、都道府県域をまたがる移動、全面解除となりました。
 それで、新しい生活様式のもと感染拡大、これを抑えながらも、社会経済活動を段階的に上げていく、新たなフェーズに入った、局面に入った、とこのようになってきて、さらに、7月10日、ここからJリーグ、プロ野球、あるいは大相撲、5,000人までの屋内外イベントは、オッケーという形になった。もちろん屋内は定員の半分でということなんですかね。
 そうなってくると、当然のことながら人が行き交う、一堂に会する、新しい生活様式の下ではあるわけですけどね。そうなると当然、感染は拡大をしてくる。つまり、感染拡大地域の人たちが行き交うと。特に、若い皆さん方の発症事例が非常に多かったわけでして、特に若い人達っていうのは無症状者でありながら保菌をしてうつしてしまうという事例が発表されておりますので、そうしたことからいうと、感染拡大はやむを得ない、この拡大を、やはり徹底的にPCR検査、協力をいただいて数が増えたからいけないということではなくて、重症者を出さない、そして、クラスターを極力出さない、見つければすぐに叩く。こうして、オーバーシュート、感染爆発を絶対に招いてはいけない。
 こうした今、局面にあるんではないかということで、これを第2派と呼ぶのとは、少し定義的には違うのではないか。今言っている感染拡大を抑えながらも、段階的に社会経済活動を上げていけば、当然こうしたことは起こってくる。ただそれに対して、やはり早め早めの対応していくのが一番ポイントということで、今積極的な疫学調査、こうしたものになかなか応じてくれない、あるいは虚偽の内容を言う、こうした点については、やはり、しっかりと法的な措置、またクラスターが発生をする、こうしたところに対しての休業要請、あるいはお店の名前の公表、こうしたものについてもしっかりと法律に基づいて行っていく、これによって同業他社に対しての風評被害の防止と何よりも、感染者を早期に見つけだす。こうしたことがポイントとなり、7月29日、国の方から通知が参りまして、感染症法第16条第1項、積極的な疫学調査では公表を進めることと、この条項を使うという話がありました。
 そうした意味では、今クラスターなどが発生する、こうした点については積極的にその名前を公表する、また、お店などで業界ごとの感染拡大予防のガイドライン、これに従っていなかった、そして、クラスターが出た、多くの発生が出た、こうした場合にはその状況も公表して構わない、とこうした形となっているところでありました。
 こうした形を取りながらも、何としても社会経済活動を上げていく、本来は、8月1日からはイベント上限撤廃となっていたわけでありますが、8月31日までこれが今の段階では延期となっているところでありますので、そうした状況からすると当然起こりうるもの。
 しかし、これに対して、やはり早め早めの対応、あるいは、医療的なケア、こちらも先取り先取りをした体制の拡充、これを行っていく必要があるんではないかとこのように考えています。

(四国放送)
 お時間のようですので、最後に改めて県民の皆さんに呼びかけをお願いします。

(知事)
 ちょうど、本日の午前0時をもちまして、とくしまアラート警報でありますが、「感染拡大注意」、ということで上から2番目のところに差しかかったところであり、県庁も当初は感染観察、そして、ブルーだったものが感染観察「強化」ということでイエローに、そして、今日の0時からオレンジとなったところでありました。特措法の第24条第9項に基づいて、県民の皆様方に新しい生活様式、しっかりと守っていただく、また、感染拡大の地域、それぞれの都道府県知事が出してるメッセージをしっかりと、是非察知をいただきまして、そうしたエリア、知事さん方のそのメッセージに応じた行動をしていただく。 あるいは、それぞれの都道府県に行って、食事を摂る、観光施設に行く、そうした場合にも、○適マークではありませんが、感染拡大予防のガイドライン、こうしたものが満たされてるものについては、徳島県のように「ステッカー」が貼られているところが、今多くなっておりますから、そうしたお店などを是非ご活用いただくと、また、事業者の皆さん方におかれましても、それぞれの業界の感染拡大予防ガイドライン、是非早期にこれを守れるように認定を受けていただきまして、そして、スマートライフ宣言と併せて、すだちくんのステッカー、1日も早く貼っていただきまして、利用客の皆様方に安全と安心をお与えをいただきたい。
 そして、感染拡大何としても防ぎながら、そして、社会経済活動を段階的に上げていく、そうした段階となっておりますので、是非県民の皆様方、事業者の皆様方にもご協力方、よろしくお願い申し上げますとともに、いよいよ3連休、そしてその先にはお盆、日本人の民族大移動がこれから始まろうとしているところでありますので、今日も安倍総理の方からメッセージが出されております。体調が悪い場合、やはり、移動を控えていただく、あるいは、リモートによる帰省といったもの、これは昨日尾身会長の方から出されたメッセージでもあるわけでありますが、こうした新しい生活様式に基づく形で感染拡大を県民、事業者の皆さん、国民の皆様方にもしっかりと対応していただきながら、そして、社会経済活動を上げていくことに、またご協力とご理解をいただければと思います。
 よろしくお願いを申し上げます。

(幹事社)
 それではよろしいでしょうか。

(知事)
 それでは、ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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