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令和2年6月18日 臨時記者会見 フルテキスト版

新たなフェーズへの対応について(説明)

(知事)
 それでは、私の方から発表をさせていただきます。
 去る5月25日、全国で緊急事態宣言が解除されてから、3週間経ったところであります。今まさに、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波、これらをしっかりと迎え撃ちながら、新しい生活様式、これを実践して、そして、段階的に社会経済活動、これを上げていくという局面、フェーズに入ったところであります。
 そこで、本日は私の方から1点発表させていただきます。
 「県をまたぐ移動」、あるいは「夜の街への外出の自粛」、また「イベントの開催制限」などにつきましては、国の方針として、3週間ごとに段階的に緩和が図られてきているところであります。
 明日、6月19日からは、観光を含め「県をまたぐ移動」や「夜の街への外出の自粛」、こうした点が国の方針に基づきまして、全国的に大幅に緩和されることとなります。
 ということで、まずは外出自粛の段階的な緩和の目安ということであります。
 
(パネル「外出自粛の段階的緩和の目安」を掲示)
 
 ちょうど明日から、そして、3週間後の7月10日、という形になっているわけですけどね。まず「県をまたぐ移動」、特に北海道、東京、千葉、神奈川、埼玉という最後まで緊急事態宣言が残ったところとの往来、こちらについては、慎重にというのが、これまでの国の方針でありましたが、これからはこれが「○」ということになりました。
 また、観光についてでありますが、観光振興については、県をまたぐものを含めて徐々に拡大へということで、このような形で徐々に拡大され、7月10日、あるいはこの8月1日、こうしたところからは、完全実施、スタートということになります。あくまで人と人との間隔、ソーシャルディスタンスについては、しっかりと確保していただきたいというものであります。
 次に今度は、2番目として、これまでクラスターが発生をした施設等についての外出の自粛、この段階的な緩和の目安についてであります。
 
(パネル「外出自粛の段階的緩和の目安」を置き、「クラスター発生施設等に係る外出自粛の段階的緩和の目安」を掲示)
 
 クラスター発生施設、どんなものなのか。接待を伴う飲食業、ライブハウス等、こちらが一番厳しかったんですね。また、カラオケ、スポーツジム等ということでありますが、こうした点についても、6月19日からは、ともに「○」ということになります。
 ただし、「感染防止策」を徹底する。そして、それぞれの業種別に「感染拡大予防ガイドライン」が定められておりますので、それを事業者の皆さん方はしっかりと沿った形で対応していただくということになります。
 また、カラオケ、スポーツジム等については、それに加え「人数管理」というものが加えられております。
 ただし、この、共にかつてクラスターが発生を全国でしておりますので、クラスターが発生した場合には、休業要請等を速やかに検討することとなります。
 そして、今度はイベントの開催の関係ですね。
 
(パネル「クラスター発生施設等に係る外出自粛の段階的緩和の目安」を置き、「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その1)」を掲示)
 
 こちらが今度はイベントの開催、こちらについても段階的に緩和、その目安についてであります。
 まず、屋内と屋外に分かれることで、明日から収容率については、50%以内が屋内、また屋外については、ソーシャルディスタンスと。また、人数の上限については1,000人と、この少ない方となります。
 それから、7月10日から、収容率は50%、屋内は一緒なんですが、人数の上限が5,000人に拡大をされます。
 そして、8月1日から収容率はやはり50%、同じなんですが、上限の人数、こちらは上限がなくなるということになります。
 さらに、これに加えて、もう少し細かく、それぞれのいわゆるイベントジャンル別、これが分けられています。
 
(パネル「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その1)」を置き、「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その2)」を掲示)
 
 まず6月19日から、コンサート等については、先ほどの上限人数、屋内でやられるのが前提の場合は、1,000人又は収容率50%の少ない方ということになります。
 ただし、閉鎖空間での、あるいは密閉した空間で大声を発するもの、あるいは人と人との間隔が十分に確保できないものについては、慎重な対応が求められます。
 また、展示会などについても、人数、収容率は同様でありますが、やはり入場制限などによって、人と人との間隔を十分に確保できない場合には、慎重な対応を。プロスポーツにつきましては、当初はやはり無観客でと、ネット中継などということで、たとえ無観客でも、感染対策は徹底をしていただく、主催者による、試合中、前後における選手の行動管理はしっかりとやっていただくということであります。
 また、お祭りやあるいは野外フェス等については、全国的な規模のもの、あるいは広域的なものにつきましては、6月19日はやはりまだ控えていただきたいということであります。
 そして、こちらが7月10日からになりますと、先ほど申し上げた上限が5,000人、こちらに拡大をされます。
 そして、プロスポーツなどにつきましては、感染対策の徹底、そして主催者等における試合中、こういった形で、ここから観客が入ることが認められるようになって参ります。
 しかし、お祭り、野外フェス、全国規模、広域的なものは、引き続き控えていただくと。しかし、地域の行事については、特定の地域からの来場者を見込み、人数を管理できるものについては、開催可能ということであります。
 そして、さらに3週間後の8月1日からは、かなり緩和がなされてくる。お祭り、野外フェス、全国的、広域的なものについても、ソーシャルディスタンスをしっかりと対応していただければ、徐々に始めるということとなります。
 
(パネル「イベント開催制限の段階的緩和の目安(その2)」を置く)
 
 ということで、今それぞれパネルでご覧をいただいたところでありますが、是非こうした点につきまして、今お願いをしたとおりとなるわけでありますが、県民の皆さん、また事業者の皆さんにおかれましては、段階的な社会経済活動、また日常生活の回復に向けた取組みを是非積極的に行っていただくとともに、予防対策としては、「とくしまアラート」、あるいは「徳島県新型コロナウイルス対策ポータルサイト」など、県から出されます最新の情報については、引き続き十分に注意をいただければと思います。
 また、特に事業者の皆様方におかれましては、それぞれが関係をされる業種ごとの「感染拡大予防ガイドライン」、これに沿った感染防止に取り組んでいただくよう是非よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 「業と雇用」、また「県民の生活をしっかり守る」んだ、こうした体制で臨んで参りたいと思いますので、是非ご協力をいただければと思います。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

新たなフェーズへの対応について(質疑)

(幹事社:朝日新聞)
 幹事社から1点お伺いします。「とくしまコロナお知らせシステム」について、詳しく教えていただければと思います。

(知事)
 はい。これはよく、大阪などで取り上げられる、あるいは北海道で取り上げられる「QRコード」、これを活用した、例えばある県の施設の中で、その入り口に「QRコード」がありますので、これをスマホで例えば読み込んでいただいて、そして、指示をされたアドレスに、返信をしていただくという形になります。
 そして、県の方で仮にその方が訪れたその施設、その日に、陽性患者が出た場合に県の方から、あなたの近くに陽性患者が居た、そしてその距離、こうした点についても一つあるわけなんですが、是非ご注意をいただきたいと。健康管理、観察、そして何か不安な点があった場合にはご相談を。こうした形によって、濃厚接触者とみられる皆さん方に、注意喚起を行うと、こうしたシステムであります。
 そして、システムを少し構築をするのに時間がかかりますので、しかしこれだけ様々な、例えば県外の皆さん方が入って来られる。また、夜の繁華街への外出自粛、こうしたものが解除をされるということになりますので、やはり安全対策、これを講じる必要があるであろう、ということで特にまず県の施設、また県の主催のイベント、こうしたものについては全て対応できるように今月中までにこのシステム、これを完成をさせたい。
 そして、その後は市町村の皆さん、あるいは民間の施設の皆さん方にもご協力をいただければと考えています。以上です。

(幹事社:朝日新聞)
 ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さんお願いします。

(徳島新聞)
 「お知らせシステム」は、既存のシステムを使うのか、それとも一から立ち上げるのか。どういう形のシステムになるのか。

(知事)
 はい。これはもうすでにオープンソースとなっておりますので、既存のシステム、これを開発をするという形になりますので、今月末までという短時間で対応ができる。また安価に対応ができるということになります。

(徳島新聞)
 アプリか何かを入れるのか。

(知事)
 「QRコード」です。QRコードを読み込んで、あとは県の方にそれ(メールアドレス)を発信をしてもらう、それだけです。

(読売新聞)
 明日から県内でも大塚国際美術館であったり、鳴門の渦潮辺りの観光であったり、東京の高速バスであったり、かなり県内では日常に近づくことになるが、あらためて県民の方へメッセージ、一部で県外から多く、とくに東京などから来られる方も増えることで、不安に思われる方もいるかもしれないので、そのあたり含めて県民の方へのメッセージを。

(知事)
 いつまでも確かにこの不安でいるわけにはいかないということがありますので、国の方でも当然のことながら、この3週間ごとに緩和をしていくと。一つの目安をもって対応される。
 確かに全国の感染者数、これを見ていますと、かなり減ったなということは実感をしているところでもありますが、しかしまだ例えば東京の中の夜の街、こうしたところでは「クラスター」が出ているということもこれ有りということですから。
 例えば、こちらから出かけて行く場合にもそうしたところには、できるだけ近寄らないと。もちろん東京にそれだからといって行かないということもなかなか難しいところがありますし、東京都民の方が来られるということに対して拒絶反応を持つというのも、やはりこれからは徐々に、その辺りは解除していく必要があります。国の方からこれを機会にということになっておりますので。 ただこれは、3週間ごとに段階的緩和と言っておりますが、その時、その時の状況に応じて、場合によってはそれが第2波だと、あるいは第3波だということになれば、当然緊急事態宣言などの発令ということもありうるわけでありますので、そうした状況という最新の情報を我々もできる限り県民の皆さんに提供したいと考えておりますので、最大の関心を持って、しかしあまり恐れすぎず、賢く恐れてそして、社会経済活動を上げていっていただければとこのように考えています。

(読売新聞)
 例えばイベントについて、徳島の阿波おどりに関して中止が決まっているが、全国的なお祭りは8月1日以降は、やりようによってはOKと今回示されているが、主催者、そういった企画する側からしたらどういうふうに工夫したらいいのか悩まれるところも多いと思うが、サポート、アドバイスとか考えはあるのか。

(知事)
 全国的に人が行き交うイベントというのは、リスクが高くなるということで、プロスポーツでも最初は無観客から、Jリーグも同様ということにこれなっておりますので、そうしたものを見ながら徐々に。
 というのは、例えば室内イベント、各種イベントにつきましても、まず1,000人から、次に5,000人と規模を上げていくこととなりますので、そうしたものの中で自ずと対応というものが決まってくる。
 やはり徐々に3週間ごとに緩和をしていくことによって様々な対応、これも見出されてくるものと。一気にやってしまうと、それは難しいところなんですが、段階的に。そして、規模の拡大を徐々にしていくと。そうした形で何とか全国的な規模の大会ができるようにしていこうと、こういうものだと思っています。

(読売新聞)
 ということは、さっきも言ってらっしゃるようにいろんな事例というか、どういう形でどういうふうに緩和していって、どういう効果を上げているか、いろんな事例を参考にしながらやっていくことが必要ということか。

(知事)
 そういうことになりますね。ですから、例えば全国知事会としても各都道府県ごとのそれぞれの対応状況というものが、その地域ならではということになってきますので、そうしたものの横横、情報共有といったことも当然なされて参りますので、特に観光情報、特にGoToキャンペーン、これが国としても7月の下旬、あるいは今言っている8月1日から大々的に全国で展開すると。
 ではそうした場合にも、その前としてどういった点に注意をすればいいのか。これも全国知事会としては、各都道府県それぞれの皆さん方のご意見といったものもしっかりと把握していく必要があるだろうと、こうした調査も当然行っていくと、このように考えています。

(徳島新聞)
 外出自粛の観光のことについて、県をまたぐものを含めて徐々に拡大へとあるが、徐々に拡大を県民の方、事業者の方がどのように理解すればよいのかお伺いします。

(知事)
 はい。今は例えば県内、これを推奨しています。場合によっては、四国内。こうしたものがあるわけなんですがね。そうした形で、徐々にそうした形に慣れていっていただいて、最終的には当然のことながら、最後まで緊急事態宣言の残ってた、5都道県、北海道、東京、千葉、神奈川、埼玉、そうしたところとも、交流が始まるということにこれなってくると。
 国の方としては、もう明日から少なくともそうした点については、徐々に始めていこうということにはなっておりますので、そうしたものも徐々に拡大をそうした意味でしていく。
 そして、一つの目安としては、大体3週間ごとに、例えば大規模イベントのあり方についても示されておりますので、まず3週間、3週間見ていくと。
 そして、8月1日からは、大体フリーにやっていこうと。当然、それまでの間に何か不都合があれば、当然のことながら具体的な陽性患者であるとか、あるいはクラスターが出るとか、そうしたものが出て参りますので、そうしたものをきっちりと察知をしながら、そして対応していくと、こうしたことになるかと思います。

(徳島新聞)
 もう1点。県をまたぐ移動、観光も解禁されるということで、県外客も来るようになるかと思うが、県外客を積極的に招き入れることになるのか、県外客に向けて何かメッセージがあればお願いします。

(知事)
 はい。まずは、大々的に県外の皆さん方を迎えてくるというのは、おそらく国がGoToキャンペーン、これを全面的にスタートを切ると、この時だと思っています。
 そこで、県としてもそこにターゲットを合わせて、第2弾の観光対策として、GoToキャンペーンにプラスアルファで、徳島に来たらよりお得になるというものをご用意をさせていただいているんですね。
 徳島県としては、8月1日スタートとさせていただいておりますけどね。ですからこうしたものの当然PRもしていくわけで。ただ、県内の事業者の皆さんであるとか、県民の皆さん方がやはり観光といったものに対して、慣れていただく、しばらく例えば休業されていた事業者の方もたくさんおられますので、その意味で第1弾として、6月8日から県内の皆さん方にまずは県内を旅していただこうと、これを大々的に今行っているところです。
 各事業者の皆様方にもそうした慣らし運転をしていただいて、ただ「新しい生活様式」、これをきっちりとやはり身につけていただいて、そして、今度は徳島県外からの皆さん方も当然徐々に入って来られますので、そうした皆様方へ、お接待の精神で対応していただきたいと、このように考えております。

(幹事社)
 他にありませんでしょうか。以上で終了いたします。

(知事)
 それではよろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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