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令和2年4月17日 定例記者会見項目別

「ひきこもり地域支援センター『きのぼり』サテライト開設」について(説明)

(知事)
 それでは以下、発表事項4点、申し上げていきたいと思います。
 まず、1番目は「ひきこもり地域支援センター『きのぼり』サテライトの開設」についてであります。
 「ひきこもり」は、「離職」また「対人関係」など、様々な要因によりまして、社会的参加を回避し、「概ね6か月以上」、家庭に留まり続けている状態であり、内閣府によりますと「若年層を対象とした平成27年調査」及び「中・高齢層を対象とした平成30年調査」をあわせると、全国でなんと約115万人の方が、「ひきこもり」状態にあるとされております。
 また、「ひきこもり」の高年齢化も顕著に現れているところであり、特に40歳から64歳までの方が約61.3万人存在し、「ひきこもり」との関連が深いとされ、特に「8050問題」と合わせ、大きな社会問題となっているところであります。
 本県におきましては、昨年度実施した「実態調査」により、全県下での「ひきこもり」とされる方が、550名存在すること、40歳代が全体の約29%と最も多く、40歳以上でみますと、全体の約63%を占めること、県南部、県西部の各地域でも対象となる方が多くおられることが判明しており、「対象者の高年齢化」及び「各地域での相談・支援の充実」が喫緊の課題となっているところであります。
 そこで、このたび「ひきこもり地域支援センター『きのぼり』サテライト」を、県南部、県西部圏域の4保健所に開設させていただきまして、相談・支援の充実及び利用者の利便性の向上を図りたいと考えております。
 以下、具体的に申し上げて参りますと、「阿南保健所」、「美波保健所」、「美馬保健所」、「三好保健所」の4保健所に、毎月、曜日を定めて「きのぼり」から、「心理職」や「精神科医」の職員を派遣し、相談体制を整えます。
 その上で、ご本人やご家族の皆様の「予約による相談」をお受けするほか、家族全体としての問題解決を目指す「家族教室」の開催、直接ご家庭等に出向く「出張相談」、地域の相談支援機関との「情報交換」や「技術支援」を行う予定としており、4月24日(金曜日)の「三好保健所サテライト」を皮切りに相談をスタートして参ります。
 加えて、「8050問題」に代表されるように、ご本人のみならずご家族も含めた「総合的な支援」が必要とされるケースについては、保健所をはじめ市町村、社会福祉協議会など、地域の支援機関で構成する「ケース検討会議」によりまして、課題解決を図るとともに、地域での解決が難しいと考えられる場合には、医療従事者、心理士、福祉関係者、また就労支援関係者などで構成する「多職種による専門家チーム」を「きのぼり」に設置し、課題解決に向けました「重層的な体制」を構築することで、充実した支援を実現して参りたいと考えております。
 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「外出自粛」や、あるいは「離職」によるストレスの増大が予測されていく中、感染防止対象として、テレビ電話を活用した「オンライン相談」も行うことによりまして、支援が必要な方にしっかりと手が差し伸べられるように取り組んで参ります。