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令和2年3月31日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(知事)
 それでは、深夜の会見ですが、よろしくお願いいたします。
 昨日、3月30日23時、保健製薬環境センターの検体検査の結果、「2例」の感染が確認されたところであります。
 今回、感染が確認された患者さんにつきましては、1例目につきましては、愛媛県において「陽性」が確認された20代男性の「濃厚接触者」として、3月30日、京都市から調査依頼があり、検査を行った結果、判明したもので、徳島保健所管内20代の女性であります。
 2例目につきましては、和歌山県において、「陽性」が確認された20代男性の「濃厚接触者」として、同様に3月30日、和歌山県からの調査依頼があり、検査を行いました結果、判明したもので、徳島保健所管内の20代男性であります。
 本県の感染は、2月25日のクルーズ船下船者の方の感染とあわせ、これで「3例」となります。お二人とも現在入院調整中で、所管の保健所におきまして、疫学調査を実施中であります。 
 それでは、以下それぞれの方をもう少し詳細にご説明をして参りたいと存じます。
 まず最初の女性の方についてであります。徳島の20代の女性の方ということで、ただいまは徳島保健所管内が帰省先の方でありまして、こちらにつきまして、ご本人の了解が取れていない状況ではありますが、京都市で発生した「クラスター」に関連するものでありまして、公衆衛生法上公表させていただきたいと思います。
 神山町に今おられる、帰省先の方ということになります。そして、発端となる患者の方との接触状況について、順次申し上げて参りたいと思います。
 3月21日、患者が参加していた大学のゼミの卒業祝賀会及び2次会、3次会に参加しており、そのときにいわゆる接触歴があったところでありまして、症状の出現状況につきましては、3月24日から26日に、37.8℃から38.2℃の発熱、咳あるいは咽頭部の違和感がありました。3月27日には、症状が改善され、3月28日には夜、京都市保健所から本人に症状の確認、また、自宅待機の連絡がございました。そして、3月30日、京都市より本県に対し、「濃厚接触者」として、調査を行うよう依頼がございました。
 今回の事例につきましては、先ほど申し上げたとおり、発端となる「濃厚接触者」からすでにPCR検査で「陽性者」が出ているということもありまして、今回の保健製薬環境センターによる検査の結果、「新型コロナウイルス感染症」と確定がいたしたところでありました。そして、今も申し上げた23時、検査結果が出て、「陽性」となったところであります。
 次に、もう一方、こちらは20代の男性の方、徳島保健所管内在住の方となります。
 こちらにつきましても、ご本人の了解は取れていない段階ではありますが、このもともとは京都市で発生した「クラスター」に関連をするものとなりますので、公衆衛生法上公表させていただくことといたしまして、鳴門市在住の方であります。
 まず、発端となる患者との接触状況についてでありますが、3月27日、和歌山県内の会場で、セミナー受講者として接触をしたところであります。そして、同日、和歌山県より本県に対し、「濃厚接触者」として調査を行うよう依頼があったところであります。
 なお、症状の出現状況につきましては、3月30日、37.5℃の発熱症状があり、今回の事例につきましても発端となる患者さんが「濃厚接触者」からすでにPCR検査で「陽性者」が出ていることから、保健製薬環境センターによる検査の結果、「新型コロナウイルス感染症」と確定し、昨日の23時、検査の結果、新型コロナウイルス感染症「陽性」と判明をしたところであります。
 以上、お二人の状況を申し上げたところでありますが、県民の皆様方にも対応を私の方から申し上げていきたいと思います。
 昨日、県内におきまして、2月25日以来となります新型コロナウイルス感染者「2名」が確認されたところであります。県内における「感染拡大」、こちらを押さえていくためにも、全力で取り組んで参るところでありますが、「3点」、県民の皆様方には申し上げたいと存じます。
 まず第1点目は、「感染拡大抑制への取組み」についてであります。感染が確認をされた方の治療を最優先するとともに、本県におけるこれ以上の「感染拡大」を抑えるためにもご家族など感染が疑われるいわゆる「濃厚接触者」の皆さんをいち早く把握し、健康観察及び積極的な疫学調査をしっかりと行なって参ります。
 また次に、県民の皆様方には、「正確な情報を提供」させていただきたいということであります。昨日の県内での「2名」の感染発生を受けまして、県内でもいつ感染が拡大するかわからないところではあり、県民の皆様方のご不安も増すばかりかと思います。今、全国的に見てみますと、特に大都市部を中心として発生をしているいわゆる発生源を追えない事例では今回の場合にはないということでもありますので、是非冷静に対応をしていただければと思います。
 最後に、県内での感染をやはり押さえていくためには、国の専門家会議、こちらからも指摘されておりますいわゆる『三密』、「密閉」、「密集」、「密接」、これを避けるとともに、手洗いの励行、また咳エチケットなど、お一人お一人が感染防止、これに努めていただくことが大切となりますので、繰り返しとなりますが是非よろしく、この「行動変容」とも最近では言われておりますが、行動をこのように変えていっていただきたいと思います。
 また、すでに全国知事会長として、各都道府県の方にも通知を出させていただいております。ちょうど4月1日、年度替わり、これを今迎えようとしているところであり、就学、就業をつうじまして、東京、大阪あるいは愛知、兵庫、京都など、いわゆる大都市部へ本県から移って行かれる方がたくさんおられるかと思います。
 是非これらの皆様方におかれましては、今申し上げた「行動変容」、「3密」、あるいは手洗いの励行、咳エチケット、また、発生が「クラスター」、場合によってはこれから考えうる「オーバーシュート」、患者さんのいわゆる大量発生、爆発的な発生とも呼んでおりますが、あるいは「非常事態宣言」、こうしたものが仮に行われたエリア、こうしたところには近づかない、あるいはその都道府県内におられる場合にもしっかりとその県の知事さん方の発言に耳を傾けて、行動をとっていただくように、是非よろしくお願い申し上げたいと思います。
 我々県としても関係する市町村の皆様方ともしっかりと連携を図る中で、何としても「新型コロナウイルス感染症」、新たな「国難」とも呼ばれておりますが、しっかりとその封じ込めを図っていければと、このように考えておりますので、是非ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。私の方からはまずは以上となります。
 よろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:NHK放送局)
 ありがとうございます。幹事社のNHK伊藤からご質問させていただきます。
 まず、京都市の「クラスター」関連というお話ありましたが、男性女性それぞれの大学、セミナー、もう少し具体的にどういった所なのか。

(知事)
 はい。もうすでに京都で起こった「クラスター」につきましては、どこの大学で起こったのか、これが公表されております。京都産業大学であります。このまず女性の方につきましても、今申し上げた大学のゼミ祝賀会、二次会、三次会ということで、この京都産業大学に関わるこの関係に出席をされたということであります。これが3月21日ということで、その後の行動を、以下、申し上げていきたいと思います。
 3月22日翌日となりますが、JR西日本バス、阿波エクスプレス京都号。京都駅、朝の7時40分発、そして徳島駅には10時40分着で帰県をされました。そして徳島駅からはお父様の車で帰宅をされておられます。そして、3月24日となりますが、こちらはお母様の運転によります自家用車で買い物、及び食事にゆめタウン徳島へ出られております。時間帯としては午前11時から午後2時頃までとお伺いをしております。次の3月26日医療機関を受診をされておられます。先ほど申し上げたように発熱が出てきたということですね。医療機関にはお母様の運転による自家用車で行かれております。そして、3月27日自家用車にて1時間ほど買い物に外出をされておられまして、ここの場所につきましては、きもののたかはし徳島店。だいたい時間帯としては午後1時から2時頃までとお聞きをしております。また、3月28日以降につきましては、原則自宅で過ごされております。ちょうど28日夜、京都市よりご本人に、先ほども申し上げたように、自宅待機の連絡があったところであります。そして、3月30日帰国者・接触者外来でPCR検査。こちらにはやはりお母さんの運転の自家用車で行かれたところであり、今は自宅にて入院待機中となっているところであります。
 今回の京都におけるこの「クラスター」でありますが、現時点で京都市からお聞きをしている状況では、発端となる患者の濃厚接触者は30名。そのうちご本人を含め12名が陽性となっているところでありました。まさに、「「クラスター」」がここに発生をしたと、そのとおりであります。
 次に、今度は男性の方に移りたいと存じます。まず、現時点で分かっている行動暦でありますが、3月27日和歌山県内で開催をされたセミナーにご参加をされ、同日、和歌山港発21時40分の南海フェリー、こちらで23時55分徳島着。そしてご自分の運転の自家用車で帰宅をされておられます。帰宅後の行動につきましては全て自家用車、ご自分が運転をされておりますが、これによって行かれております。
 以下、少し詳細に申し上げてまいりますと、3月28日鳴門市内の薬局。こちらはキリン堂さんでありますが、滞在時間は5分程度とされています。また100円ショップ・セリア。また、スーパーパワーシティ鳴門、こちらにつきましても、それぞれ滞在時間は5分程度とお聞きをしております。また、3月29日には、ゆめタウン徳島の本屋さん、紀伊国屋さんでありますが、滞在時間は10分程度。その後、100円ショップのダイソー11号沿い店でありますが、5分程度滞在をされたとお聞きをしております。そして、3月30日には鳴門市役所へ。また、郵便局、高島郵便局となりますが、こちらに出かけておられます。以上、その後にPCR検査というかたちになって、今回のような結果になるということになります。本県には、和歌山県より連絡があったということでありました。以上が今判明をしている行動履歴となります。

(NHK放送局)
 分かりました。女性の方の話でお父様お母様が車を運転されていたと、今ありましたが、現時点で分かっているお二人の濃厚接触した可能性ある方々が判明していたら教えて下さい。

(知事)
 はい。こちらにつきまして、まず女性の場合にはお父様、お母様。そして、妹、お祖父さま、ということで4名となります。記者提供資料の方にも出させていただいてるかと思います。あ、ここは出てないかな、はい。

(共同通信社)
 鳴門の方は、京都の「クラスター」とどう関連があるんでしょうか。

(知事)
 この和歌山のセミナーを受けた男性と、この人がいわゆる患者さんとなるわけでありますが、この方が京都で発症した人と会合で一緒になっていたと。そこで濃厚接触者とうつって判明したということ。

(共同通信社)
 京都産業大学の人ということですか。

(知事)
 とは聞いていません。

(共同通信社)
 京都の「クラスター」の人と接触した人が鳴門の人と接触したと。

(知事)
 そういうことです。つまり、そのセミナーで一緒だったと。

(共同通信社)
 その京都の「クラスター」というのは、京都産業大学のことでいいですか。

(知事)
 そういうことです。

(共同通信社)
 それは、京都産業大学の学生ですか。それとも先生。

(知事)
 という形ではいいのかな。ということですね。

(共同通信社)
 京都産業大学の学生が、和歌山県内のセミナーに参加して、和歌山県内のセミナーに、この鳴門市の人が参加して、感染したということですね。

(知事)
 そうです。

(NHK放送局)
 男性の方の職業というか、男性の方も大学生でしょうか。

(知事)
 卒業した方ですね。

(NHK放送局)
 今どこに、県外にお住まいなんですか。

(知事)
 鳴門に在住です、この方は。逆に最初の女性の方が学生さんでしたので向こうで、帰省先がこちらということですね。

(共同通信社)
 男性はどの大学の学生なんですか。

(知事)
 京都産業大学じゃないんだね。外から接触したんですね。

(共同通信社)
 別の大学の学生。

(知事)
 はい。

(共同通信社)
 どこの大学の学生。

(知事)
 それは、我々も聞かされてないんです。和歌山県からの連絡ですんで。

(共同通信社)
 和歌山県内の大学の学生ですか。それは言えないってことですか。

(保健福祉部長)
 鳴門在住の方。

(共同通信社)
 鳴門在住の大学生と。元大学生。

(知事)
 だから、さっき申し上げたように、京都産業大学の学生さんが、たまたま3月27日のセミナー、和歌山での、に出て、この学生さんは徳島在住、鳴門在住の方でそこへ行っていたということですね。

(共同通信社)
 鳴門在住の学生ということ。

(知事)
 そういうことです。男性はね。

(共同通信社)
 別の大学の学生。

(知事)
 そういうことです。

(NHK放送局)
 セミナーについては、具体的になにかどういうセミナーか分かりますか。

(知事)
 これは和歌山の方から、そこは聞かされていないところです。

(四国放送)
 男性の方の濃厚接触者は、分かっていますか。

(知事)
 ご両親です。

(読売新聞社)
 両親というのは、父と母ですか。

(知事)
 そうです。

(NHK放送局)
 女性の方も、男性の方も、今濃厚接触者おっしゃったんですけども、三人と二人、一緒に住んでるということですか。

(知事)
 そう言うことです。女性の場合は帰省先です。男性は一緒に住んでる。

(四国放送)
 女性の方は、京都産業大学の現在も学生。

(知事)
 卒業ですね。

(四国放送)
 卒業して。

(知事)
 ということで、卒業の。

(四国放送)
 祝賀会に出られている。

(知事)
 そういうことです。二次会、三次会。

(四国放送)
 住所としては、まだ京都にいる。

(知事)
 ご本人は、もう京都で、今申し上げたのが帰省先です。先ほど申し上げた町村名が帰省先。

(朝日新聞社)
 ご両親、京都市内でよろしいですか。

(知事)
 そこは確認できてませんね。いやもう帰って来てあったよね、卒業だから。卒業したわけだから、向こう引き払ってるって事ですね。

(四国放送)
 こちらに住所があるか、向こうに住所があるか。

(知事)
 大抵は住所を学生さんを移してないですよね。ただ向こうで住んでて、一応帰省先なんですけど。結果的に、その例えば住民票を見たらそちらにある、ということだと思いますね。

(毎日新聞社)
 セミナーというのはどういう、就職セミナーとか、どういう。

(知事)
 と聞いてますけど、どういったものか、和歌山県の方からは提供が無いんです。

(共同通信社)
 男性の方と接触した京都産業大学の学生というのは、「クラスター」の学生でしょうか。それとも、「クラスター」からうつされた京都産業大学の別の学生でしょうか。

(知事)
 「クラスター」の中の学生であることは間違いないですね。だから京都産業大学の構図っていうのは、海外へ行ってた人がまず持ち込んで、男性3人がですね。

(共同通信社)
 その海外の人ではない。

(知事)
 ではないです。

(読売新聞社)
 男性の方ですが、和歌山からセミナーに関する情報は聞いてないということですが、男性から直接聞き取りで、どこへ何の為に和歌山に行ったのか、聞いていないのでしょうか。

(知事)
 それはお聞きをしてないですね。

(保健福祉部長)
 今後、もちろん、調査をしますが、現時点ではまだ。

(読売新聞社)
 二人の現在の症状については。

(知事)
 今のところは小康状態ですね。入院待機中でもあります。

(朝日新聞社)
 女性の方は、26日に医療機関を受診されてますが、これは県内の医療機関ですか。

(知事)
 そうです。

(朝日新聞社)
 この時は、PCR検査の話は出なかった。

(知事)
 出なかった。

(朝日新聞社)
 医療機関の判断。

(知事)
 そういうことです。今回ともに、PCRを受けるきっかけ、先ほど少し触れましたが、片や女性の場合には京都市から、そして男性の場合には和歌山県から、濃厚接触者である、ということで検査の依頼があったということです。

(共同通信社)
 女性ですが、28日に症状確認が京都市からされてますが、その際、県には連絡はなかった。

(知事)
 はい。我々に来たのは30日。

(共同通信社)
 現在、女性は解熱してもう症状は改善していて、男性の方は現在も発熱症状があるということで大丈夫ですか。

(知事)
 男性は。そうですね。今30日現在では、37.5度ということになりますね。

(共同通信社)
 女性は、もう、今は症状は無い。

(知事)
 そうですね。26日まで38.2度でしたが、その後、27日から改善をしています。先ほど、冒頭でも申し上げたように。

(毎日新聞社)
 大学4年生を卒業されて。

(知事)
 そういうことですね。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(共同通信社)
 帰宅の経緯をもう一度確認したいのですが。列車でJR徳島駅に22日に帰県して、自家用車で帰省先の神山町に戻った。

(知事)
 いや、バス。高速バス。もう一回言いますと、21日がもともと感染の原因になった、ゼミの卒業祝賀会と2次会3次会行かれたと。そして22日が翌日ですね。JR西日本バス・阿波エクスプレス号、京都号。

(共同通信社)
 で、自家用車で神山町。

(知事)
 そういうことですね。お父様の車ってことですね。

(読売新聞社)
 男性なんですけども、県内の大学生ですか。それとも大学卒業した。

(知事)
 大学卒業になります。

(読売新聞社)
 それは、県内の大学を卒業。どこの大学。

(保健福祉部長)
 確認しています。どこの大学か。

(読売新聞社)
 どこの大学ですか。

(保健福祉部長)
 調査中です。

(読売新聞社)
 県内の大学かどうかも調査中。

(保健福祉部長)
 本人からの聞き取りがまだでございます。

(四国放送)
 女性が色々訪れたお店とか、男性が訪れたお店とか出てきましたけど、お店の方に連絡は。

(知事)
 ここのところについては、もちろん連絡を取るべくやっております。時間帯が時間帯だけに、まずFAXなどでの一報を出させていただいてます。

(徳島新聞社)
 今のは、もうFAXしたということですか。これから。

(知事)
 しましたよ。ただ向こうの方のお店がいなかった、っていうのもあってFAXを入れさせてもらったと。

(読売新聞社)
 家族、両親ともに濃厚接触者に当たる方は、検査はされているんでしょうか。

(知事)
 これは受けていただきます。

(読売新聞社)
 これから。

(知事)
 感染法上、これからです。

(徳島新聞社)
 高速バスと南海フェリーを使われたということですが、それぞれ何人ずつぐらい乗っていたか。

(知事)
 そこは確認取れてません。逆に前回と同様、前回飛行機であったと。それを注意喚起として、で公衆衛生法上、あえて公表させていただいた。

(読売新聞社)
 現時点で二人とも両親以外での濃厚接触者は、確認していない。

(知事)
 とりあえずはその人達5名ですね。濃厚接触者という判定になります。妹さんもいるか。失礼しまいた。妹さん、女性の方は妹さんもおられるんで4名。

(読売新聞社)
 女性は、父母おじいさんと妹がいる。

(共同通信社)
 それぞれ濃厚接触者が何十代の方か、教えてくれますか。

(知事)
 そこまでは少しこちらにデータがないですね。家族構成のみです。

(NHK放送局)
 ご家族の方は発症はされていないでしょうか。

(知事)
 今のところはないところですが、受けていただきます。

(徳島新聞社)
 それは明日中に受けていただくんですか。

(知事)
 準備が出来次第。

(毎日新聞社)
 男性の方ですが、セミナーに参加したってことで、産業大の方と接触したってことですが、産業大の方も祝賀会に参加されていた。

(知事)
 の関係ですね。

(毎日新聞社)
 に出てた、ってことですか。

(知事)
 はい。あの発生源っていうか、そのセミナーでの発生源の方は。

(読売新聞社)
 そのセミナーの中で該当となる京産大の学生と話したとか、そういう接触っていうのは具体的だったんですか。

(知事)
 これは和歌山県の方から、濃厚接触者である、ということでこちら側にご連絡があった、ということです。

(徳島新聞社)
 検査の経緯について。京都市と和歌山県から連絡があって、県の方からお二人に連絡を取って検査を受けてもらった、という流れで。

(知事)
 そうです。

(徳島新聞社)
 この二人の他に、濃厚接触者として連絡があった方はいない。

(知事)
 今のところないです。

(四国放送)
 京都市からもう一人濃厚接触者としての連絡、その方は陰性。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 その方は男性、女性。

(知事)
 女性。今まで陰性の場合には、我々だ言ってきてないんで、あえてさっき言わなかったですけどね。連絡が来たかと言うと2名ということですね。

(四国放送)
 その方は京都産業大学の関係者。学生。

(知事)
 そうです。

(読売新聞社)
 セミナーの件ですが、何のセミナーかまだ把握されていないということですけど、これは把握を進める、いつ把握するとか。

(知事)
 これは和歌山県との連携となりますので、和歌山県としてどうされるか、ということになると思います。

(読売新聞社)
 県として具体的に情報を求めていくというのはないんですか。

(知事)
 お聞きはしますが、もちろん、今もね。なかなかそこまでが出されていないと。

(四国放送)
 先ほどの、もう一人陰性になった方。これ20代女性。

(知事)
 そうです。ただ何度も申し上げますが、今まで陰性になった方については、そうした形は公表してないということだけは、ご理解を。ただ先ほどのご質問で、京都市から連絡あった人は何名かということだったんでこれは2名と。

(徳島新聞社)
 その方も京産大のゼミの卒業祝賀会に出られた方、ということでいいですか。

(知事)
 その祝賀会の場合、今申し上げたように、祝賀会、二次会三次会と三つあるんですけど。そのどれかにお出になっている。

(毎日新聞社)
 この20代の女性が、祝賀会と二次会、三次会全てに参加されていた。

(知事)
 「陽性」だった方はそうです。

(毎日新聞社)
 男性と接触した京都産業大学の人は、祝賀会と二次会、三次会。

(知事)
 それは和歌山の発生源になった男性ということですか。

(毎日新聞社)
 はい。

(知事)
 そのようには聞いています。

(毎日新聞社)
 全て参加で。

(知事)
 どれに参加されたかは聞いてませんが。

(毎日新聞社)
 いずれか。

(知事)
 はい。

(徳島新聞社)
 京都市と和歌山県以外からこういった調査の要請は、今現時点では来ていないでしょうか。

(知事)
 今は来てないです。特に今回は、京都のあの「クラスター」が発生源ということで、急遽。昨日は京都市長さん会見されてね。今日は京都府知事も会見されてました。和歌山の知事と。そういう順ですね。

(読売新聞社)
 和歌山県から連絡があった濃厚接触者として連絡があったってことなんですけど、濃厚接触というのは具体的にどういう行動があったんでしょうか。

(知事)
 このセミナーの中に参加をした、というものの中で、どういう形でセミナーがなされたかというのは我々は知らされていないんですが。それは逆に和歌山県として判断をされて、濃厚接触者であるということで連絡があった。和歌山県の判断。

(読売新聞社)
 あくまで徳島県としては、濃厚接触者という連絡しか受けてないと。

(知事)
 そういうことです。逆にその検査を受けてもらってくれ、という依頼があった。それに対して我々として当然対応すると、こういう手順。

(徳島新聞社)
 今回、いずれも大学を卒業されて、一人の方は帰省された方ですが、京都の「クラスター」に限らず、この時期、先ほど市役所に届け出するというお話しもありましたが、都心部から帰省する大学の方であったり、卒業する方とか、そういう若い方がたくさんいらっしゃると思うんですが、そういった方に対して何か注意喚起とか、あるいは、そういった方が帰ってきて、何か啓発することを考えてらっしゃるとか、あるいは、そういう方々に対して何か呼びかけること、何かありますか。

(知事)
 今、先ほども冒頭で県民の皆さん方に呼びかけをさせていただきました。まず我々の地から、今いうような東京であるとか、あるいは今回の京都であるとか、あるいは愛知、兵庫、大阪。いわば「クラスター」が発生をしているところ。こうしたところに赴くと、就学、就業で。この皆様方には市町村とも連携をする。あるいは、学校と連携する中で注意喚起、これをさせていただいております。ただもう一つあるのは、全国知事会長名としてこれらの行動を47都道府県の皆さん方、正確に言うと東京都を除く、東京都の例の強烈な自粛要請といったものを契機として出しておりますので、東京に向けてということですから、46道府県には通知を出して。またどういった事に気を付けるっていう共通の資料これも出しておりますので、それぞれの地において、徳島で行ったと同じことをやっていただければ。徳島に戻る皆さん方も同様のことになってくると。東京都については、都知事が今日の8時からも会見をしたように、強烈なアナウンスしていただいておりますので、そうしたものが同じものに。あるいは我々が出した以上のものになっていくんではないか。こう考えています。つまり今回の私の名前で各46道府県が対応したっていうことも、結局、自分のところで今いる人たちに伝えるのが一番、ということであるので、そのような形をとったと。もちろん東京の強力な自粛要請と言ったものが一つのきっかけ。ただそこに対して隣接する4県ですね。神奈川、千葉、埼玉、山梨。その知事達が同じに東京に行くことを自粛要請を県民の皆さんにしたと。それが首都圏に今度は広がると。こうしたこともあったということがきっかけとして46道府県にそのように申し上げていると。やはりそれぞれに今いる皆さん方にそれぞれの知事、あるいは連携をした市町村長さん。あるいは学校と。そうしたところからやはり連絡をしていただいて行動変容を促す。三密を避ける。あるいは咳エチケット、手洗いの励行と。こうしたものをきっちりと。そして「クラスター」、あるいはこれから起こるかもしれないオーバーシュート。あるいは緊急事態宣言。そうしたものがなされようとしているところに、やはり極力近づかない。仮にそのエリアに入るということになった場合には自宅待機をはじめとする不要不急の外出、こうしたものを強力に避ける。こうした形になってくるんではないかと考えています。

(毎日新聞社)
 祝賀会と二次会、三次会は全て京都市内で。

(知事)
 はい。

(読売新聞社)
 和歌山県のセミナーは県のどこであったか、聞かされてないですか。

(知事)
 はい。

(四国放送)
 和歌山県のセミナーですが、主宰者はどこか。

(知事)
 それは聞いていないです。

(共同通信社)
 先ほど就職セミナーかも、っていう話があったかと思うんですが。

(知事)
 時期的にってことですよね。裏が取れてるもんではない。

(共同通信社)
 卒業生ではある。

(知事)
 そういうことです。

(NHK放送局)
 明日以降の疫学調査の予定は決まっていますか。

(知事)
 まだ今のところでは。濃厚接触者、つまり6名の皆さん方ってことですよね。

(NHK放送局)
 あと、立ち寄り先の。

(知事)
 そこはまず、それぞれの皆さん方に今、こちらで分かりうる話を、なるべく精度を絞ってお話をしましたので、そうした点について、もし何か自覚が出てくるということになった場合にお医者様の判断でお受けをいただく、ということになるかと思います。

(読売新聞社)
 陰性があった20代の女性と今回陽性が出た20代の女性は、例えば、血縁関係とか近しい関係とか。

(知事)
 それは聞いていないです。はい。

(毎日新聞社)
 男性なんですが、37.5度の熱以外で他に何か症状はありますか。

(知事)
 先ほども申し上げましたように3月30日の37.5度、27日がおそらく感染とのことですので、初期ということもあるかと思いますので。あるのは発熱ということが今の段階では。今後どうなるかはまた別としてですけどね。

(読売新聞社)
 女性の濃厚接触者で父母妹ということだったんですけど、この3人は同居していると。

(知事)
 父、母、妹とおじいさん。同居しているということで濃厚接触者。

(毎日新聞社)
 神山町に帰省中。神山出身ということ。

(知事)
 そういうことです。ここのところ学生さんの出身、帰省先というのは難しいところで。住民票を移されない方も学生の間、多々あるんですよね。なるべく住民票を移すということは一つあるんですが。ですから、例えば住民票見た場合には在中の方になるかもしれませんが、あくまでも本県から京都産業大学に通えませんからね。そういう意味で今回は帰省先と呼ばせていただいてます。実態ということですね。

(共同通信社)
 京都府知事が今日会見で、男性のセミナーが田辺市で行われた教員関係のセミナーだと明言されてるんですけど、その情報は徳島県には入っていないということですか。

(知事)
 そういうことですね。おそらく京都の場合は発生源ということもあって、そういった部分が、なんらかの和歌山とのやり取りであったのかもしれないですね。

(幹事社)
 各社さんよろしいでしょうか。ではこれで会見終わらせて頂きます。

(知事)
 前回に引き続き深夜の会見となりました。どうぞよろしくお願いいたします。

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