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令和2年3月27日 定例記者会見項目別

「かんきつ人材育成・にぎわい交流拠点」施設(旧果樹研究所)の愛称募集について(質疑)

(時事通信社)
 「かんきつアカデミー」について伺いたいのですが。これは主に「かんきつ」というのは「すだち」のことになりますか。

(知事)
 いいえ。勝浦はご存知のように貯蔵みかん、江戸時代からということでこうした「みかん」、あるいは徳島の誇る三大香酸柑橘、今おっしゃられた「すだち、ゆこう、ゆず」、これ3大香酸柑橘、徳島でいうと大体これが4大のかんきつ類ということになるわけでしてね。それぞれの交配を進めて、例えば、「すだち」と「ゆず」のそれぞれの良いところ、これを取る。例えば、「すだち」ってなかなか絞っても、汁がなかなか出づらい、その代わり「ゆず」はたくさん出るんですけど、種が多い。じゃあ、種が少なくてたくさん絞れるものがあったらいいな、ということで出たのが、「阿波すず香」っていうことでね、品種改良、こうしたものを行ってきている。
 実は、旧果樹研究所、ここでは多くの新たなかんきつ類を生み出していくための試験ほ場も備えているんですよね。だからこうしたものをやはり有効活用して、今の時代に合うような消費者目線に立った、また国内だけではなくて、海外展開。やっぱり、「すだち」、「ゆず」っていうのは、似たものがなかなかヨーロッパなどにはないんですね。
 ということでゆずもすだちも順調に、今、ヨーロッパに輸出が行われているということもありますので、じゃあその次には、三大香酸柑橘ですから「ゆこう」でゆ(い)こうなんて話しに、こうなるわけでしてね。
 まずは、こうした徳島が誇る香酸柑橘、さらにはみかんなども、さらに、国内においては「みかん」てだいたいこう、早生みかんっていうのが秋、そして、お正月前後に普通のみかんが出てくると。
 しかし、今の3月末っていうとなかなか出ないですよね、もうない。そうしたものを、勝浦の場合には貯蔵することによって、甘さを増して時期をずらして、いわば商売敵、ライバルがいなくなって、どっといくというね。これによって高値につくという、こうした技術が江戸時代からずっと育まれているんですよね。
 だから、こうした技術、このレガシー、これを次の世代へどう引き継いでいくのか、これも大変重要な点で、この「かんきつアカデミー」では新たに果樹をやりたい、あるいはもう果樹をやっているんだけど、様々な剪定であるとか、あるいは土壌改良であるとか農薬の問題であるとか、こうした点に悩む皆さん方に「成人リカレント」として学んでいただくと、大きく二つの講座を用意してありますよね。
 ということで、例えば「漁業アカデミー」であるとか、「林業アカデミー」の場合には新規に「漁業」に、「林業」に入りたいっていう人を対象にしてるんで、数が限られてるんですが、「かんきつアカデミー」の場合は、非常に数が多い。そうした意味でも専用の研修施設があってもいいんではないかと、このように考えています。

(幹事社)
 そのほか、よろしいでしょうか。その他の事項について、まずは幹事社からお願いします。

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