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(徳島新聞社)
先日、日本航空が徳島との東京線の減便を発表されましたが、先ほど知事がおっしゃったように、今年は東京オリパラで人の往来が非常に活発化することが期待される中での減便ということの受け止めを教えて頂けますか。
(知事)
はい。今、JAL、ANAで、JALが東京便が7往復、そしてANAが4往復、11往復という形になって、大変恵まれた、しかも時間帯というものもね。普通は大体同じ時間に、せっかく2便があっても、ANA、JALが飛ぶというのが、例えば、高松であったり、松山であったりするんですけどね。ほとんどきれいに徳島の場合には、割り振っていただいてるということなんですが、実は国の方から発着枠の関係があって、できれば減便をするようにと、いうふうにまず求められたっていうのが今回の背景の一つということなんですね。そして徳島の場合には、特に、ANAは737ダッシュ800という、大体150人台、55とか56とか。あるいは、そのもう一つ新しいA321とか、192人とか、こうした便なんですが。JALの場合には、この7便のうちの6便が767ダッシュ300。256人ぐらい乗れる。さらに1便だけ、今回減便の対象となった1便が737のダッシュ800と。小さい便だったんですね。ということで今回全てを767に切り替えていくということにして、実際に乗れるキャパといったもの、それともう一つはエアカーゴですね。つまり737では貨物を載せることができない。でも767はカーゴを載せることができる。ということで、そうした意味では利便性は何とか高くしていこうと、今と遜色ない形にしていこうと。そうした形で補われた。つまり、機材の大型化。これによって対応していこう、ということでありますので、我々としては、今回の減便について、例えば、極端にその乗客数のキャパが減ってしまうということになるんであれば大変困ったな、と思うところなんですが、そうした点については、ギリギリのところ確保されたのかなと。このように思っています。
(徳島新聞社)
そこに影響というのは、極端にあるというものではなくて、人の往来に関してそれほど影響は無いという考えですか。
(知事)
確かに、一往復減るわけですから、影響がないということは言えないわけですよね。一番乗る率の低い時間帯であった、ということと、これで全便が767化にされて、カーゴにもどの時間でも載せれると。それともう一つは、よくANAの社長さんと話すと出てくるんですけどね。あんまりJALが頑張りすぎちゃうと、つまり、ANAのお客さん取っちゃうわけなんですよね。だから、実はANAが戻ってきていただいて、かつてはJALの6便、6往復のシングルトラックの時代があったんですけどね。ANAが戻ってきてくれた。そして、とんとんとんと増やして今4便まで来てくれたじゃないですか、4往復。その時にJALさんは7往復まで持ってってくれたのね。そして大型化を。前はJALも多くが737ダッシュ800が多かったんですけどね。どんどん767に切り替えた時に言われた言葉がね、「そんなに本気にならないで」っていう話まであってね。だからそうした意味では、我々としてはもちろんJALさんが充実をする、これもいいことなんですが、ANAの皆さん方にもしっかりと頑張ってもらえる環境といったのが、大変重要なんですね。やはり県民の皆さん方にJAL、あるいはANA、これを選んでいただけると。これは何の利便性があるかというと、JALのシングルトラックの時に、じゃあ徳島どんな状況だったんだと。もうすでに忘れてる方も多くおられると思うんですけどね。例えば、出張に東京に行くと。その時、ホテル泊まりました。ホテル泊まる時にパックが出来たね。ところがほとんど無くなっちゃったんだね、パックが。つまり、値段を下げてまでお客さんを取る必要が、シングルトラックの場合はない。しかし、今、ANAの皆さんも4往復になってきた。そうなって今、割といいパックが出来ているんですよね。だから多くの皆さんが非常に東京行くのが便利になった。こうした話も聞こえるわけですから、やはり、JALの皆さんにも頑張ってもらいたい。でも、ANAの皆さん方にも頑張ってもらいたい。そうした環境が今回の場合は、7対4が6対4ということになりますので、そうした点では我々としても全体の乗れるお客さんの数。これが極端に減らない。あるいは、カーゴを全便でJALの場合は載せることができる。ANAも頑張れる環境ができる。そして、これによって宿泊パックといったものも、それなりにリーズナブルな値段で提供を頂けるんではないかと。そうしたものを常に見ながら、ANA、あるいはJALの皆さん方と交渉したり、あるいは、徳島こんなニーズになってくるからしっかりと飛ばしてくださいねと。これキャセイも同様ですけどね。こういう話をさせて頂いてますんで。今回はそのような受け止め、ということです。