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令和元年12月27日 年末(臨時)記者会見 項目別

知事5期目について(質疑)

(四国放送)
今年は春に知事選挙があって、徳島県でははじめての5期目の飯泉県政がスタートしたわけなんですが、選挙では原点に立ち戻る。反省すべきは反省する、批判票にも耐えていくと、いうふうなお話もされていましたが、5期目のスタートを振り返って、どのように評価されていますか。

(知事)
やはり、多選ということがね。大きな一つのテーマにされたわけでありますので、ではやはり、多選の弊害とは一体なんなのだろうかと。慣れがおきてくるとか、あるいは感性が鈍くなってくるとか、こうした点が多々あるわけですよね。
だから、そうしたものをやはり払拭するためには、原点に立ち返る。私の場合は全国最年少42歳で徳島県知事に就任をさせていただいたわけでありますので、やはりその原点にしっかりと立ち返り新しい感性でもって、当然あの当時の平成15年とは今は全く違う世になっている。世界情勢になっているわけでありますけどね。やはり、感性これを研ぎ澄まして、そして様々な意見、様々な現象、こうしたものを咀嚼(そしゃく)をし、そして政策として打ち上げていくと。
その意味では9月3日からは、5選ができたからこそ。今まででは、全然振り向きもされなかった全国知事会長といった点での四国、あるいは人口100万人以下の県と。そうしたところから、しかも30以上の知事の皆さん方が推薦人として、あるいは応援をいただいたところでありまして、そうした意味ではやはり5選を果たすことができた。そうして、5期目を県政としてスタートをすることができた。多くの県民の皆さん方に感謝をまずはしたい。それによって今までではなかなか難しかったという全国知事会において、大都市部を抱えるいわゆる都府県、そして地方というところ。ここが一致結束をして二つの国難。災害列島あるいは人口減少に立ち向かうことができた。
そこへ試練のように、災害列島であるこの3つの台風がまさに一連で来ると。今なお復旧復興が大変だと。そして国土強靭化の必要性、言われていても、例えば台風であれば。台風銀座と言われる九州あるいは四国以外の皆さん方にとってみると、まだまだそれは遠いところの問題だと。
しかし、今回は台風のルートが地球温暖化により全然今までと違うルートをたどる。これによって、なんと東日本71河川、140所で越水ではなくて堤防が決壊をする。堤防が決壊をしてしまうと、どれだけ立派な道路があり施設があったとしても、一気にこれが飲み込まれてしまう。一番典型だったのは長野県の千曲川堤防が切れることによって、なんと最新鋭の北陸新幹線、これがほとんど全滅をすると。大変なことも起こったわけでありまして。
徳島が長らく行ってきたこの治水といったもの、ひいては国土強靱化、県土強靱化といったものの重要性といったものが、全国の皆さん方に認識をいただくことができたんではないかと。そうした意味では、長年可動堰問題の解決から始まり、吉野川、そして那賀川、この2大河川。あるいはそれの支流となる県内最大の内水である、飯尾川。この対策にずっと長年私としても知事就任以来、最初の知事選の時からこれは公約としてきたところでありまして。
そうした意味では、全国知事会長に押し上げていただいたことによって、こうしたものが、今までの16年といったものを今度は徳島標準から、日本標準。そして、エシカルといった点では、世界標準へと発信をしていくことができたんではないか。やはりその原点。今回の統一地方選挙にあったと言ってもこれは過言ではない。このように思っています。

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