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令和元年12月20日 定例記者会見項目別

5Gを活用した県立中央病院ー海部病院間における実証実験について(質疑)

(NHK放送局)
今の5Gを活用した実証実験について、技術の意義について今お話しくださったので、この実証実験に寄せる期待について教えてください。

(知事)
はい。実は5G、様々なものに応用が利くということで、国と地方協議の場、あるいは11月11日、官邸で行われた政府主催の全国知事会議。こうした場でも安倍総理、あるいは関係閣僚に、全国知事会会長といたしまして、是非、5G、大抵は採算面であるとか、光ファイバーの張り巡らし状況っていうことからいくと、国としては東京とか、大阪、いわゆる大都市部からスタートを切る。もともとはそうした考えなんですね。基地局を作らなきゃいけない。これは、基本ネットワーク、光ファイバーが絶対に不可欠となります。しかし、逆に今申し上げた、遠隔医療。特に離島の皆さん、山間部の皆さんにとってみると、やはり、心細いところがあるわけでありまして、せっかくこの5Gの技術を活用するのであれば、そうしたところでも大都市部と同じような、いわゆる診療環境、これをもたらすことができるんじゃないだろうか。かつてで言えば夢のような世界、このように言われたものが、5Gによって現実のものになるということで、必ずいろんな事例がある中で私が総理達に申し上げるのが、遠隔医療、そして、農林水産業のスマート化、これを必ず。そしてそのためのいわゆる人材育成ということで、今回は補正予算でありましたけどね。小中そして高等学校。全てで児童生徒の皆さん方に一人一台パソコン。これをもたらすということが実現をしたものでありまして。そうした意味では、その代表事例である遠隔医療。ぜひとも徳島から発信することができればと。実はどうしてじゃあ、三好じゃなくて、海部と県立中央病院なんだと、こうしたところがあると思うんですね。実はKサポートということで、海部病院ではかつてから脳外科の関係、救急医療。こうした点でスマホを活用して、例えば救急患者の方が救急車で搬送される。そうした場合にすでに受け取る側の海部病院において、どういった術式を用いればいいか、患者さんを見てからではなくて、救急隊が患者さんを収容したその時点で転送をさせていただいて、スマホを活用して、それによって海部病院でのドクターが来た時には、もう一度見ますけどね、だいたいの治療方法、これを確立すると。救急の場合には1分1秒争うわけで、それによって命はもちろんのこと、後遺症が残るか残らないか。こうした点も大きく左右される。このKサポートのシステム。NHKはじめ全国に放送、もう既にされていた、いわば海部病院がそのドクター達が非常に先進的な対応を、この情報通信を活用してやっていただいている。いわば先進地ということもあるので、今回は、海部病院を選ばせていただくとともに、県立中央病院との間で、それをやってみようと。そして今申し上げた徳島にとってやはり、糖尿病。死亡率ワーストワンを脱してはいるわけなんですけどね。決していい位置にいるわけではありませんので、まずはこの糖尿病の診断、検診、これをどこにいてもしっかりと受けることのできる、また患者さんにとっても、ドクターにとっても、負担感のない、そうした環境を作り上げていこう。まずはそこからスタート。そしてさらにこれを今も申し上げたように拡大をしていく、そして、あらゆる分野において、遠隔医療、これが活用できるその可能性をまずは、見いだしていこうと。こうした思いが今回ありますので、ぜひ報道機関の皆さん方、きちんと取材日を設けさせていただきますので、県内、県外発信をよろしく申し上げたいと思います。

(徳島新聞社)
この実証実験なんですが、県の事業としてやるのか、それとも国の事業で他県と同じように実証実験やるのか。

(知事)
これは県とそれから、NTTドコモで組んでやっていこうと。すでに総務省の実証実験の事業を活用して5G、これをNTTドコモさんと徳島県。ここで動くサテライトオフィス。つまり、神山、美波町で行なっているサテライトオフィス、これを車の中でもその作業をすることができる。これが5Gということで、この技術、国の事業として使わさせていただいて、ドコモさんと組んで、前回できあがったところなんですね。ということで、今回もパートナーはドコモさんを選ばせていただいて、そして県と共にやろうと。こういう形になります。

(共同通信社)
先ほど、全国に先駆けてであったりとか、徳島から発信するというふうにお話しあったと思うんですが、この実証実験は他の地域ではまだ行われていない、徳島から発信していくものになるんでしょうか。

(知事)
特に、遠隔医療ということではそれぞれが様々な取り組み。これは行われていくと。特に、移動体通信の事業者の皆さん方が主体となって様々なコンテンツ、ソフトを確立しておこう。今回我々は動くサテライトオフィスの時、国の実証事業だったんですけどね。これをドコモさんと組んだということで、今回は、今もご質問がありましたように、県とドコモさんが組んでやると。費用はドコモさんにもっていただくということになるんですが、そうした意味では今回Kサポート、先ほどもこれにかける思いというご質問があったんですけどね。KサポートのKは海部病院という意味なんですけどね。そこのいわゆるこれまでやってきた蓄積といったものがありますのでそれを大いに活用させていただいて、このもちろんKサポート、さらに5Gで上げていくということもあるわけでして、これをベースとしてそのベースは逆に言うと、海部病院、県の方でもっていると。それをドコモさんに提供させていただいて、さらにこれを5Gにレベルを上げていくと。今まではスマホでやるということは、4Gの世界でしたので、やはり、もっともっと画像もよくなるでしょうし、伝送速度あるいは止まらない、低遅延、場合によっては多数のお医者さんがぱっと見ることができる、こうした点を実際のものとして確立をしていこうと、こういうことになります。


(幹事社)
では発表事項以外に質問がある方、お願いします。

 
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