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(徳島新聞社)
先の吉野川市長選挙の結果に関してお伺いしたいことが2点ありまして、一点目は知事が支持した樫本候補が結果として落選したというところで、知事が政治家として支援した候補者が残念な結果になったという結果についてというところと、もう一点、後藤田衆議院議員が相手候補の支持を表明して、実際支援している中で吉野川市長選挙にも関わらず、しばし県政のことを失政だとか批判を展開してたわけなんですけども、そういった批判についてどう受け止めているか。2点についてお答え頂けますか。
(知事)
選挙は当然、有権者の皆様方が決めるんで、誰が応援をしたから勝つとか、誰が応援をしなかったから負けるとか、そういうことには、まず、ならない。確かに、この公職選挙法はじめ、自治省がかつて所管を、総務省でね。私も、新潟県ではちょうど、全国初の衆参同一選挙。この時に新潟県の選管でね。ちょうど田中の角さんが、一度も有権者の前に出ることなく、そして、真紀子さんがやってね。で、当選、ぶっちぎりで当選した。あの時、選管の書記ですから。こちらとしても公職選挙法は十分知り抜いてるわけなんでね。そうした点から考えると、あくまでも、これは有権者のご判断ということ。で、その結果だということね。
それから2点目の点については、それは、彼自身も政治家なんだから。これはどういう行動をとればいいのか悪いのか。そういった点については、ご本人のご判断。こういうことになるんでね。それに対して私の方からどうだこうだと言うつもりは全くない。それは知事選の終わった後にも確か言ったと思うよね。批判の事については、それぞれの人々がいろんな形で言うっていうのはこの国がいかに民主国家であるか、ということの現れなわけだからね。ただ昨今、そのヘイトスピーチであったり、そうしたことが問題だ。こうしたことが一般に言われている。こうしたことは確かにあるわけでね。そうした点についても、最終的にはご本人であったり、あるいは、有権者の皆さん方がご判断をする話で、私がどうこう言う話ではない。
(徳島新聞社)
今、ヘイトスピーチを引き合いに出されましたが、これは、その発言自体がそういうふうに、って思っている訳ではなくて、一般論としてある一定の地位にある方の発言に対してそれを問題視するかどうかというのは、あくまでもそれを聞いた受け手側が判断すること、という意味合いで言われたということですか。
(知事)
というか、ご質問の内容が、私は彼が何を言ってるかっていうのは、つぶさに知っているわけではないのでね。こういう事を言ったっていう、そのことを、ヘイトスピーチに近い部分もあると。そこを打ち返して言っただけで。そのことについてどうという、ご質問に対してのお答えと。
(朝日新聞社)
後藤田さんの、今回の知事の発言について、嫌がらせではないかというような主張もされてすんですけども、これについては、率直にどんなご感想を。言論の自由はあると思うんですけど。
(知事)
嫌がらせ、って今逆に公開の場でやってる話で。これが果たして嫌がらせと思うのかどうかね。ご本人がどうこう言うのは、それ自由な話だし、それは。彼自身がこの事業に関わってるわけでもなんでもなくて、それはね。県と市の話。だからそれ以外のところから出てきて、正当な手続きで進めてるものについて、どうこうっていうのは門外漢の人が言うのはどうなのかな。そう思うだけね。彼が当事者であればね、分からんではないんだけれど。
(共同通信社)
吉野川市長選でですね、遠藤市長が原井候補の支援に立った、っていうことは、今回の県市の対立の影響になってるんでは、という見方もあるんですけども。遠藤市長が原井市長を支援したことについては、どう思われますか。
(知事)
それは、政治家・遠藤氏としてやられた行為なわけだから。それに対して私がどうこう言う筋合いじゃないですよね。そして今回の話も、後付けで付けるっていうのはそういうふうにできるんだけど、そもそも事務的に行政としてやっていたものを一方的にそのルールを外してしまったということであって、別にこれは政治が介入するような話では全くない話なんで。しかも記者会見の公開でやってますからね。だからそうしたことから考えると、別に、その市長選挙に対してのどうだとかいう話には全くならない。事務的な話。だから最初に遺憾の意を表明したの私じゃないんだから。これは県土整備部長なんだから。そういった点でもお分かりいただけるとね。
(幹事社)
それではこれで記者会見を終わりたいと思います。知事ありがとうございました。
(知事)
それでは、よろしくお願いします。