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令和元年9月12日臨時記者会見項目別

令和元年度9月補正予算(案)の概要について(質疑)

(NHK放送局)
 色々新しい事業の説明をいただいて、重複にはなるんですが、改めて、今回の補正予算の目玉、大きな柱、どういうところか、っていうところを教えてください。

(知事)
 はい。やはり今回の場合には、二つの国難、「人口減少」と「災害列島」、この打破をいち早くしていくんだと。まず、ここが大きな目標となっているところであります。その意味では、特に、「安全・安心とくしまの実装」。昨年の災害列島、今年も引き続きということでね、今、千葉県ではあれだけの大規模な停電が回復をしない、という状況になっています。
 また、そうした意味では、県土強靱化、これを進めていくためには、やはり、工事現場などでの働き方改革、これも強力に進めていく必要がありまして、建設現場で働く皆さま方の負担軽減、これを大いに進めていこうと。これまでになく、繰越明許費、あるいは、債務負担行為、ゼロ県債ですね。これらを大胆に、早期設定をさせていただいて、適正な工期、その確保を図っていく。あるいは、施工の時期をさらに平準化をしていく、まさに建設現場の働き方改革の実装をしっかりと図っていきたいと。
 また、もう一つの安全安心としては、やはり、高齢者運転。その多くの事故。それが大半はアクセルとブレーキの踏み間違いと。こうした点が指摘をされているところであります。もちろん、昨今は、これを背景として、最初から装備がされている車もいよいよ販売をされだしたところではありますが、まだ多くの車にはそうした装置が付いていない。ということで、この装置も後付けのものが売り出されてきたんですが、どういった観点のものを、また、どういった対象の人を支援をしていくべきかと。これをプロジェクトチームを作り、そして、検討した結果、今回、70歳以上の皆さま方で積極的に安全運転に取り組んでいただく。そうした皆さま方に、この安全運転支援装置、その設置を支援をする、県独自の制度。これを設けさせていただいたところでもあります。
 また、革新創造といった観点では、いよいよ5G、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット、というインダストリー4.0、これを合わす「ソサエティ5.0」の時代が、いよいよ日本では来年から幕開けになる。ということであれば、当然これらの技術、これを先取りをして、いかに利便性が高まっていくのか。これを知っていただくことによって、様々な分野での活用といったもののヒント、気付きを持っていただこうと。特に、5G。国においては大都市部を中心にというのが当初の計画だったわけなんですが、徳島から政策提言をさせていただいて、いや、地方でこそ、これは有効なんだ、地域の課題解決には、非常に大きな武器となると。こうした点を提言したところ、総務省のまさに全面的な委託事業といたしまして、NTTドコモの皆さま方と「動くサテライトオフィス」。この実証を神山町の方で行い、これは見事、具現化される運びとなった、ということで、まさにこうした5Gを含める「ソサエティ5.0社会」といったものをしっかりと県民の皆さん方に体感をいただこうと。その意味では、特に若手県職員の皆さん方に、その技術を我が物としていただく。ということで、撮影技術をはじめ、そうしたものの研修をしっかりと努めていきたいと。このように考えています。
 そしてやはり、魅力を高めていくこともインバウンド対策など多くの皆さん方が徳島に訪れていただく。また、徳島で生まれ育った若い世代の皆さん方が徳島に対してアイデンティティを持っていただく。そうした意味で徳島の魅力を高めるというのは、大変重要なことでありまして、その中では、大きく二つ。一つは文化の森総合公園が30周年をいよいよ来年迎えてくる。ということで、今回は今年、来年、再来年と3カ年における、いわば、ある一定の幅を持ったメモリアル事業を展開をしていこうと。その中の一番の目玉が、博物館の常設展を新設をしていく、全面リニューアルということであります。また、さらには、全国大会などをレガシー、遺産として残していくんだと。ただ単に一過性のものとして終えるというのでは、あまりにももったいない。ということで、去る2月に開催をいたしました、都道府県が主催をした初となる「全国木育サミット」。そのレガシー、遺産として、徳島ならではの木育拠点、「徳島木のおもちゃ美術館」、その整備に向けてこれからしっかりと具現化を図っていこうと。
 そして、若い皆さん方をはじめ、あらゆる世代の徳島回帰。これをしっかりと図っていこうと。この3本柱、それぞれに重点事業を今、御説明申し上げたところです。よろしくお願い申し上げます。

(幹事社)
 他によろしいでしょうか。では、知事ありがとうございました。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。

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