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令和元年9月2日定例記者会見項目別

「フレイル予防推進事業・キックオフ講演会」の開催について(説明)

(知事)
 次に2番目、「フレイル予防推進事業・キックオフ講演会」の開催についてであります。
 去る7月30日に、厚生労働省から発表されました「平成30年簡易生命表」によりますと、日本人の「平均寿命」は、男性が、81.25歳、女性が、87.32歳となり、男女とも「過去最高」を更新するとともに、男性のランキングは「世界第3位」、銅メダル、女性が「世界第2位」、銀メダルと、世界的にも「トップクラスの水準」を維持しているところであります。
 今、国を挙げて「人生100年時代」を迎えた今、「健やかで充実した生活」を送れる期間とされる「健康寿命」を延伸させることは、まさに全ての県民、国民の皆さん方の願いであり、そこで、「加齢」に伴い「心身の活力」が低下し、「入院や要介護」の危険性が高まる状態、いわゆる、「フレイル」に着目し、県民の皆様お一人おひとりが、「心身」ともに「健康」な「アクティブシニア」として、御活躍いただくための県民総ぐるみでの「フレイル予防推進事業」をスタートいたして参ります。
 まず、その第一弾といたしまして、「フレイルに対する予防意識」を高めていただくため、来る9月12日(木曜日)となりますが、「キックオフ講演会」を開催いたします。
 講師には、「フレイル予防研究」の第一人者であられます、東京大学高齢社会総合研究機構の「飯島勝矢」教授をお招きし、「フレイル」の特徴はもとよりのこと、その予防に不可欠と言われる3要素、「栄養、運動、そして社会参加」を一体的に向上をさせることの重要性についてお話いただくほか、「フレイルの兆候」を早期に発見し、改善をするための手法について、分かりやすくご講演をいただくことといたしております。
 また、今回の「キックオフ講演会」を皮切りとして、モデル地域となる、「三好市」、「那賀町」、「藍住町」では、「医療・介護の専門職」の皆様方を「フレイルトレーナー」として、「アクティブシニア」の皆様方を「フレイルサポーター」として、それぞれ養成した上で、「地域ぐるみでのフレイルチェック」を実践いたして参ります。
 さらには、こうした地域の取組みをしっかりと後押しするため、気軽に実践することのできる「フレイル予防プログラム」や「メタボ」から「やせ予防」への適切なシフトチェンジを啓発する「低栄養・予防支援ブック」の作成についても、「医療・介護の専門職」の皆様方の御協力をいただきながら、取り組むことといたしております。今回の「フレイル予防推進事業・キックオフ講演会」を契機といたしまして、市町村や関係機関等との緊密な連携のもと、地域の「アクティブシニア」の皆様方と、「医療・介護の専門職」の皆様方がしっかりとスクラムを組むことで、「健康でアクティブ」な「シニアの輪」が県下一円に拡がり、個々の皆様方の「予防意識の高揚」や「健康寿命の延伸」、ひいては、「地域の活力向上」にも繋げることができますよう、「徳島ならでは」の「フレイル対策」にしっかりと取り組んで参りたいと考えております。私の方からは、以上「2点」です。どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
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