文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和元年8月19日定例記者会見項目別

「レジ袋削減等に関する協定締結式」及び「プラごみフォーラム」の開催について(説明)

(知事)
 次に3番目、「レジ袋削減等に関する協定締結式」及び「プラごみフォーラム」の開催についてであります。
 深刻な海洋汚染を招きます「プラスチックごみ問題」は、世界的な課題となっておりまして、6月に大阪で行われました「G20・大阪サミット」では、「海洋プラスチックごみ」による新たな海洋汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が「大阪首脳宣言」に盛り込まれたところであります。今後、このビジョン実現に向けまして、国主導による「レジ袋有料化の義務化」をはじめとする「プラスチックごみ対策」が加速することとなりますが、徳島県におきましては、こうした動きに先駆けまして、去る5月21日、「徳島県消費者協会」、また、「とくしま環境県民会議」の皆さん方と共に、「イオンリテール株式会社」の皆さんとの「レジ袋削減等に関する協定」を締結したところであります。
 県内の主要スーパーの先陣を切りまして、6月1日から「レジ袋の有料化」を開始されましたイオンモール徳島内の「イオンスタイル徳島・食品売り場」ではレジ袋の辞退率が「約30%」からなんと「約80%」へと上昇し、大幅なレジ袋削減が現になされているところであります。そこで、この取組みを全県下へと広げていこうと、県内の事業者の皆様方に「レジ袋の無料配布」の中止を呼び掛けましたところ、このたび、「18事業者(94店舗)」の皆様から、9月1日から「無料配布」を取りやめることでご賛同をいただきまして、来る8月27日に協定を締結する運びとなりました。これで、チェーン展開する「食品スーパー」におきまして、9月1日以降、実に8割を超える店舗におきまして、「レジ袋の無料配布」が中止されることになり、レジ袋削減に向けた取組みの輪が、さらなる拡がりを見せてきているところであります。
 また、協定締結式当日には、広く県民の皆様方に「プラスチックごみ問題」について知っていただき、お考えいただくきっかけといたしまして、「プラごみフォーラム」を開催することといたしております。具体的に少し申し上げて参りますと、「徳島商業高等学校」の皆様方から、家庭で回収した紙袋をレジ袋として再利用する「レジ袋サクゲン作戦」について、また、「徳島県漁業協同組合連合会」さんからは、「漁業現場から見た『海ごみ』の状況、現状」について、それぞれ事例発表をしていただきますとともに、上勝町の「ゼロ・ウェイストアカデミー」理事でもあります藤井園苗さんには、「あなたの知らないゴミの世界」と題したご講演をいただきます。
 さらに、夏休み期間中でもありますので、未来を担っていただくお子様達に「プラスチックごみ問題」を身近に感じていただくことができますよう、「海陽町・海洋自然博物館(マリンジャム)」の「移動水族館」をはじめ、多彩な催しを準備をいたしておりますので、ぜひ、多くの県民の皆様方にも足を運んでいただければと、このように考えるところであります。
 レジ袋が「プラスチックごみ」に占める割合は、決して高いわけではありませんが、「レジ袋の無料配布」の中止は、県民の皆様方の、まさに日々の「買い物」を通じまして、環境意識を高めていただける「絶好の機会」でありまして、県といたしましては、今回の取組みを弾みといたしまして、「ブラスチックごみ」の削減に向けた活動を、県民総ぐるみで活性化、展開をしていければと、このように考えております。私の方からは、以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
 発表事項について質問のある方はどうぞ。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議