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令和元年8月5日定例記者会見項目別

全国初「燃料電池パトカー」の導入について(質疑)(その1)

(NHK放送局)
 「燃料電池パトカー」の導入について、お伺いしたいのですが、まず、具体的に今どのように、たとえば水素パトカーなので、警らに使うような感じでやるのか、それとも警察のお祭りでアピールするような形で使うのかが、まず1点と、実際、これどこに配備になるのか、たとえば、中央署に配備になるとか、県警本部に配備するのか、あともう1点、「ミライ」を寄贈していただけるというところで、どうして今のタイミングでの寄贈になったのか、もう少し詳しく教えてください。

(知事)
 まずは、「使い方」ということですよね。これは先ほど申し上げたように、たとえば、これで検挙するとか、そういった話よりも、警察の広報、これに使わさせていただくと。もちろん、警察としての、特殊詐欺防止であったり、あるいは、街頭啓発であったりと。これは、もちろんのことなんですが、「ミライ」を使う、しかも、普通パトカーって白黒ですよね、それをあえて「ミライ」だってわかる、あのマリンブルーっていうかね、これを使うっていうことは、いわゆる「水素エネルギーの活用」といったものが、もう目の前に来ているんだと、実装されてるんだということのいわゆる、「脱炭素社会」、そちらに向けてのPR、これもまあ、考えているところですね。
 それともう一つは、いざ、発災となった場合、たとえば、今、無停電の信号、こうしたものも配備を進めてきてるわけですが、全部がそうではないですよね。そうした場合に、じゃあ、電気が消える、そしたら信号が止まってしまうと、交通渋滞が起きる、あるいは事故が起きる、そうした場合の電力の供給と、いわゆる、「走る発電所」としても活用ができるのが「ミライ」の特色ということになります。
 また、あるいは、警察のいろいろな活用する資機材、そこを充電するということにも使えますので、災害対応と言ったことではメインで活躍をしてくれることになる、こうした形での使用をまず考えてるということですね。
 そして、次にご質問のあった配備ということで、例えば、中央署に配備するのかと。中央署に配備してしまいますと、まさに、警備であったり警らであったりというのが、メインということになりますから、今申し上げた目的ということを考えると、やはりこれ、警察本部、こちらの方に所属をさせるという形をとって、たとえば、それ以外の車両でも、ふれあいこだま号とかですね、いろんな車両があるわけでして、そうした啓発であったり、PRであったり、こうしたものの一環として使っていくと。
 もちろん、今申し上げた以外にも使っていくと、あれも使えるんじゃないか、これも使えるんじゃないかと、若手の警察官の皆さん方のね、アイデアというものも、今、現に警察本部では様々な事例、たとえば今スーパーや量販店の中に交番が入ってますよね、あれも実は、若手の警察官、私と年に1回、意見交換するんですけど、こんなのどうだろうかといわれたものが具現化した実例の一つなんですけどね。こうした若い皆さん方の発想というものも期待をして、よりその活躍の幅を広げていくことができればと考えています。
 そして、タイミング、なぜ今かということなんですが、これは、今ちょうど副生水素の話もこれからいろいろ高まってくる。つまり、水素をいかに供給しやすくしていくのかということを考え、そして「ミライ」、あるいはホンダの「クラリティフューエルセル」と、こうした燃料電池自動車、その普及をと。そのために、やはり、水素ステーション、これが安価でできなければいけないということがあって、今、副生水素、これを活用するという、安価で供給をできるというね、そうした体制も整いつつあるということがあり、あるいは来年、東京オリパラということで、燃料電池の自動車だけではなくて、フォークリフト、さらには、燃料電池バスとこうしたものがどんどん、東京などでは走る。いわゆる、燃料電池の各種車両といったものが、もう国民の皆さんの前に現れてくる首都東京ということであれば、何も東京だけというのが日本ではない。
 また、東京オリパラで、あるいは、ラグビーワールドカップで、また、その2年後にはワールドマスターズゲームズ2021関西ということで、3年連続の国際スポーツ大会で、多くの、海外からも人が訪れてくる徳島、日本ということになりますので、こうした皆様方にもしっかりと、日本、徳島っていうのは、「脱炭素社会」、そうした中で究極のクリーンエネルギーである「水素」、それがもう普通に実装されてるんだと、こうしたものをPRする絶好の機会ということで、この4社の皆様方にもご協力をいただけたのではないかなと、このようにも考えるところです。

(NHK放送局)
 あともう1点よろしいでしょうか。今回の青色の「ミライ」なんですけど、ラッピングデザインコンテストで、白い余白のところにつけるということなんですけど、これは、青色をベースとしたってことを想定したものですか。たとえば、色をラッピングで真黄色に変えるとか、たとえばそういうようなデザイン、青色をできれば活かしたデザインの応募ということですか。

(知事)
 はい。
 必ずしもそういうことではないんですけどね。もちろん、これ、バックが全部青色になってるわけですから、いわゆるそのバッグ、背景といったものとのコントラストということも考えられますから、これを活かした、例えば、色彩の使い方といったことも、当然、デザイン性というものではあると思いますので、最終的には審査をしていただいて、デザイナーの皆さん方の補作ということも、当然考えるということにしています。
 もちろん、こういった条件だということを前提に、ただ小学生の皆さん方を対象に考えてますから、いやこんな色がいいんじゃないの、あんな色がいいんじゃないのっていうね。そうした子供さん達の自由な発想といったものも得がたいものがありますから、そうしたものをプロのデザイナーの皆さん方にも加わっていただいてね、そしてより良いものを、なんせ1台ですからね。子供さん達に夢を与えることのできるようなものを考えたいなと思っています。

 
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