文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和元年8月5日定例記者会見項目別

全国初「燃料電池パトカー」の導入について(説明)

(知事)
 次に2番目、全国初「燃料電池パトカー」の導入についてであります。
 今世紀中の「脱炭素社会の実現」に向け、水素エネルギーは、「地球温暖化対策の切り札」として期待されており、去る6月に開催されました「G20 エネルギー環境関係 閣僚会合」におきまして、日、米、欧による「水素利活用宣言」が発表され、 また、日本が国連に提出した「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」の中で、水素は、電力、また、運輸部門など、様々な領域で脱炭素化に貢献する「自然エネルギーと並ぶ選択肢」として明確に位置づけられるなど、今後、「水素社会の実現」に向けた取組みは、国内外におきまして、一層加速していくものとこのように認識をいたしております。
 本県におきましても、「地方から水素社会の早期実現」を目指し、平成27年10月に、全国に先駆け「水素グリッド構想」を策定し、これまで、中四国初となる「自然エネルギー由来・水素ステーション」の設置や、四国初となる「移動式・水素ステーション」の導入、全国トップクラスである公用車への「燃料電池自動車」の導入、また、地方空港では全国初となる「水素ステーションと燃料電池フォークリフト」をセットでの運用など、着実に社会実装を進めますとともに、これらを活用した、水素エネルギーの普及啓発の取組みを、率先して進めてきているところであります。
 これまでの取組みを、もう一段、さらに加速をしていくために、県民の皆様方に水素エネルギーに親しみを持っていただき、「水素社会の到来」を実感していただくことが何よりも不可欠である、このように考えまして、県民の皆様方に身近で、日頃見かける機会の多い「パトカー」に全国で初めて、燃料電池自動車を導入することといたしました。
 そして、この度、この「燃料電池パトカー」導入の趣旨に、ご賛同をいただきました、県内のトヨタディーラーである4社、徳島トヨタ自動車株式会社、徳島トヨペット株式会社、そして、トヨタカローラ徳島株式会社、ネッツトヨタ徳島株式会社の4社の皆様方から、本事業に、是非役立てていただきたいということで、燃料電池自動車「ミライ」を1台、ご寄贈いただけるという、大変有り難いお申し出を頂戴したところであります。
 あわせて、この「燃料電池パトカー」が県民の皆様方により親しみやすいものとなりますように、次代を担うお子様達から、小学生を考えておりますが、「徳島の安全・安心を守るミライのパトカー」というテーマで、ラッピングデザインの募集を行うこととしました。ということで。
(パネル「水素で走る未来のパトカー!ラッピングデザインコンテスト」を掲示)
 まあ、「ミライ」ですから、このブルーの一番「ミライ」として知られている車体、こちらを活用させていただくと。当然、赤色灯を入れるという形で。そして、この黒のところ、つまり、窓であるとか、車輪・ホイールのところですね、こうしたところはデザインの対象外とさせていただいて、白塗りのところに「ラッピングデザイン」、これをお考えをいただきたい、こういうことになります。
(パネルを置く)
 ということで、少し詳細に募集の関係を申し上げていきたいと思います。募集期間につきましては、8月5日(月)から9月17日(火)までといたしまして、最優秀賞に選ばれた作品は、全国でまだ1台しかない、「燃料電池パトカー」のデザインに採用されますので、奮ってご応募をいただければと思います。
 今後は、ご寄贈いただく「ミライ」に、赤色灯など必要な装備の搭載とラッピングを施し、来年の4月頃を予定いたしておりますが、お披露目を行う予定としております。
 その後、県内各地で実施をいたします警察広報活動や各種イベントにあわせた水素の普及啓発に活用するとともに、救助機材、あるいは、信号機への給電をはじめ、災害時における警察活動での活用検討など、県民の皆様方の身近なところで事業展開を図って参りたいと考えております。
 今後とも、「究極のクリーンエネルギー」水素の飛躍的な拡大が見込まれていく中で、本県におきまして、水素の社会実装を強力に推進をいたしまして、持続可能な脱炭素社会実現を目指し、全国をしっかりとリードいたして参ります。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議