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令和元年7月29日定例記者会見項目別

ターンテーブルについて(質疑)

(徳島新聞社)
 県議会でもありました、ターンテーブルの件についてお伺いしたいと思います。当初の見込みが昨年度年間で赤字が100万円の見込みのところが、決算収支で3,800万近くの赤字になったと。まず、この受け止めを、知事はどういうふうにこの結果を受け止めてらっしゃるのか、というところと、年間4月から翌3月末までというスパンで1年間運営してどういった成果があったと感じられているのかをお伺いしたいです。

(知事)
 はい。まずは、県議会では既にご報告を申し上げている平成30年度収支といったもの。これが当初の見込みを大きく、その赤字と言うかね、全体としてそしたものが出たという形。もちろんこれは事業者との契約上は事業者の皆さん方がしっかりそれを担保するということになっているということなんですがね。
 しかし、そうは言ってもあんまりそういった採算が合わないということであれば、事業者の人が撤退しちゃうと、いうことが当然あるわけでしてね。その意味では、アンテナショップとしては、これは痛い話になりますから我々としてもそうしたものがより、できれば黒転してくような形を事業者のみなさんとともにとっていく、工夫をしていくと、いうのが重要とまずは思っています。そこでじゃあどんな点で全体にまずかったのかといった点ですね。
 まず、30年度っていうのは最初のフル活動、創業の1年目ということがありますから当然、事業者の方としても多くのお客さん達に来て頂く、ということになると、サービスするっていうことにこれなるわけですよね。よく出血大サービス、なんていう言葉があるわけですけどね。こうした中で我々としては、部門をいくつかに分けていまして、例えば、宿泊部門、そして今言われている飲食部門。そして、物販の部門、あるいは、交流と、四つの機能毎に考えてるんですけどね。この宿泊の点については非常に成績が良かった、とういことになりますし、また訪れて頂いた人の皆様方の数と言った点についても、これはよかった。ただ大きく予想を下回ったのが、出血大サービスしすぎたかなっていう飲食部門ですよね。飲食物販合わせて、令和2年までの目的、目標数値を立てているんですけどね。それ約半分ぐらいしかいかなかったということなんですよね。そこがやり大きな課題という風に言えるんではないかと思います。
 しかし、そこのところについてはそれだけ阿波のふうど、ここにこだわって頂いたと。またあるいは、接客っていうことがありますから、多くの人をフロア係としておいて頂いたといったことを考えると、そうした点もやむを得なかったのかなと。
 しかし、それが2年度以降続くということには、これならないわけでありますので、当然それぞれを全部に任せるのか、それぞれのスペシャリストに任せるのかと。こうした点をじっくりと我々も見てきたところであります。そうした意味では、今経営改善をさせていただいているところでありまして、首都圏、あるいは、徳島県内の複数の店舗を経営をされ、また全国で100軒近くの飲食店を、プロデュースをする実績を持たれている本県出身の森計介さんにお願いを今しているところでありました。特に5月からコンサル的に運営を関与していただいておりまして、7月からは、株式会社ターンテーブルの代表取締役に就任をしていただきまして、経営改革に本格的に着手をしていただいているということであります。特にその中でもピっと目を付けられたのが、この飲食部門ということになります。そこで、なるべく多くのお客さん方に来ていただくっていうのが目的でもありますので、そういったところに重点を置こうと。そして、できるだけゆったりとお食事をとっていただきたいと。店舗のレイアウト、これを変えていこうと。またメニューを当然のことながら、全面的に見直していく。そして、できるだけ利用しやすい価格帯、最初はなるべくもう、徳島の食、食材にこだわって欲しいと、いうことを我々もコンセプトとして言ってきたもんですから、どうしても、食材の仕入れが非常に高くなった。当然それに対して販売価格をそれに見合う価格にしていけば、いいわけなんですが、それは近隣店舗との競争ということを考えると、ある一定の価格に抑えざるを得ないということで大きく目標を下回ってしまったと、いったことがありますので、当然そういったところについては着眼をいただきまして、メニューの全面的な見直し、そして利用しやすい価格帯への移行と、多くの皆さん方に集って来て頂いて、そして、ターンテーブルの大きな目的というのは、徳島。これを多くの皆さん方に口コミはもとよりのことね、広めていただくと。もちろん情報戦略といったことでは60を超える雑誌などメディアにも載していただいたので、そういった点では非常に良かったところがありますし、日本経済新聞のカラー版でそのトップにターンテーブルが出たということも、これありますので、そうした意味ではこの飲食部門。こうした点についてしっかりと見直しをし、しかし阿波ふうどといったもの、こうしたものをどんどん売りにしていくと。そのスペシャリストにご就任をいただいたということでありました。今目標を定めている令和2年度末までのもの。こうしたものについてしっかりとその目標数値を達成をしていければなと、このように考えています。

(徳島新聞社)
 先ほど、徳島県出身の森計介さん、とうい方に新たに株式会社ターンテーブルの代表取締役に就任していただいて経営改善をしていく、ということだったんですが、それは、ターンテーブルの中でそういうふうな人事があって、代表者が変わって経営改善に着手していると。つまり、県としてその人事に関して何か関与している訳ではなくて、あくまでも、ターンテーブルの中でそういった人事があったという理解でよろしいですか。

(知事)
 もちろん、そういうことですね。

(徳島新聞社)
 その改善に当たって、県としては当然、株式会社なので別に県が出資している訳ではないので、原因どうこう言う立場ではないのかもしれませんが、ただ今回の結果非常に厳しい結果だと思いますので、県としてどういうふうに今後運営を、先ほど知事がおっしゃったように経営・運営がきちんとしていなければなかなかPRもできない、心許ないとこもあると思いますので、そういった所で今後県としてどういうふうに関わっていくのかを、お伺いしたいです。

(知事)
 県としては当然、ターンテーブルを色々な形で紹介をしていくということは今もやっていますが。しかも、いよいよ来年が一番のポイントになってくるんですね。つまり、東京オリパラ、ここをターゲットに。だからその時にオープンしたんではもう間に合わないわけですから、そうした意味では、平成30年度通年になったわけですが、いわば、チャレンジの年であったと。そして令和1年、今年がそうしたチャレンジによっていいもの、例えば宿泊部門非常に良かった。しかしこの飲食部門がまずかった。そうした意味では、事業者の方でも改善がなされていく。こうした形をとって良いところ悪いところ、これを成果として出していく。そしていよいよ本番である令和2年、ここにかけていくということになるかと思いますので、県としても当然のことながら、さまざまなイベント、こうしたものをターンテーブルで行っていく。これはより多くの皆さん方に知っていただくといった意味がありますのでね。ターンテーブルを活用して、また県民の皆さん方にも、例えば割引制度ね、こうした点もご紹介してるんですけど、色んな所で、ターンテーブル行ってよかった、っていうご友人の人がいるんで、自分も行きたいと。じゃあ、どんな例えば、割引制度があるのかとかね。直接、今はもう聞かれるようにもなってきましたので、そうした広報っていったものを、もっともっとさせて頂かなければならないのではないのかな。なんと言っても、徳島県を広報する拠点ということですから、そうしたものについてしっかりと、広報、宣伝をしていければな、こう考えています。

(徳島新聞社)
 つまり、令和2年度の目標に向けてということなんですが、今目標の売上額等見直ししている最中だと思いますが、この令和元年度の目標というのは、達成できるとお考えですか。

(知事)
 それはしていかなければならないということですよね。できるかどうか、それは事業者の皆さん方にしっかりとね、そのコンセプトは申し上げているところですから、事業者の皆さん方にまずはしっかり考えて頂いて、しかしそれはもう勝手に任せるということではなくて、広報宣伝の拠点なわけですから。しっかり県としても広報宣伝をいろんな媒体を通じてしていくと。それが結局は徳島のPRになる。つまり東京にいて徳島のいろんな阿波食、阿波ふうどをPRしても、どこ行ったら食べれるんですか、と必ずこうなりますよね。そういう時はターンテーブルに行ってくださいと。あるいは、ターンテーブル、東京旅行して、そこから食材を提供されるところっていうのも、これは、ターンテーブルを通じて知っていただくということになってきますので。我々としては様々な形でのPR戦略の一つのツールであると、このようにこのターンテーブルを位置づけてますので、そのような活動をしっかりとしていきたいと。このように考えています。

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