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令和元年7月29日定例記者会見項目別

国際季節定期便について(質疑)

(徳島新聞社)
 県議会の方でもお話しはあったんですけども、香港との季節定期便の件でお伺いしたいんですが。今年の11月から来年の3月に季節定期便を再び就航させるということなんですけども。外務省の方でも注意喚起はしてるんですが、香港の方でデモが今注目されてますけども、これによって影響がないのか。あと、延期したり見送るような可能性があるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。

(知事)
 はい。記者会見の場で香港に行くんだ。このキャセイドラゴン航空の季節定期便をまずは復活をするということ。これが大きな目的であると申し上げたところですね。そして、キャセイパシフィックの運行責任者の皆さん方と直接交渉する。そうした結果、前回は大きく飛行機のダイヤっていうのは、冬ダイヤ、それから夏ダイヤ、あるんですね。冬ダイヤはやはり閑散期ということで、5ヶ月、つまり、今ご質問があったように、11月から3月末まで。そして夏ダイヤ、春夏ダイヤとも言うんですけどね。4月から10月末まで、こうなっています。前回は冬ダイヤの中でもさらに絞られた形。つまり、12月19日から3月30日までということになったんですね。
 しかし、今回はほぼ冬ダイヤ全部を飛ばそうということにまずなったということです。そうした意味では、期間が約1ヶ月以上長くなるということですね。そしてまた当然のことながら、我々は季節の定期便で何も満足をしているわけではなくて。やはり通年の定期便にいかにこれをしていくのか。つまり、冬ダイヤが3月の末までですから、それが終わった後、4月5月にどうつなげていくのか。こうした交渉も当然、同時に行ってきてるところで。
 ただ、キャセイパシフィックとしては二つの理由。一つは、春ダイヤを決める時期っていうのはもっと後なんすよね。だから今決められないと。もう一つは、東京オリパラ、これを一つのきっかけとして、これは彼らがその待ってくれ、ということの理由にサービスとして付け加えてくれたんでしょうけどね。日本の路線を全部見直すと。つまり、東京オリパラ、キャンプ地であったり、あるいは、競技地であったり。また、東京オリパラだけではなくて、その翌年にはワールドマスターズゲームズ。しかもこれはアジアオセアニアの皆さん方が結構来られる。実は、キャセイパシフィックは、エアラインとしてはアジアオセアニアが最強のライン。こうした点のPRも含めて、彼らとしても全部の路線をちょっと見直したいんだと、だから待ってくれと。普通交渉の場合はね、待ってくれと言った方が弱い立場になる。普通はこの条件飲めるか、と言われて、こちら側がちょっと待って、持ち帰ってなんてのが普通だけど。それでは交渉に国際交渉にはならない。そこは対応、徹底的にやっていくと。ということでセールスを行なった結果、そのような形になったと、いうことですね。今回、冬ダイヤがフルで、ということはもとより、さあ春ダイヤはどうなるのか。そして通年になった場合にもう一つメリットがあるんですね。これは何かというと、人だけではなくて物を輸送することができる。エアカーゴを載せることができるということなんですね。つまり、先ほど、阿波ふうどフード繁盛店の話をしたところなんですがね。この繁盛店の狙いというものも、この3年、あるいは、2025年の大阪関西万博で多くの海外の人たちが、日本徳島を訪れる。絶好の機会であるわけで、当然それを食べて、阿波ふうどのファンになってくれたら、自分の国でもそれ食べたいと、どこで売ってるんだと。当然そうなるとより、新鮮で良いものを送るためには、エアカーゴで直接ダイレクトに香港に送る。また香港のものをダイレクトに徳島に入れる。これは非常に大きいことになりますので、我々は決して人だけを運ぶということを狙ってるわけではない。そのための交渉をしてきたと、いうことなんですね。ということで我々として、まずはと、いう成果をとったと。後はこれから向こうはどう判断するか。玉はキャセイパシフィックが持ってるということになります。
 そして、ただ気になるのが香港のデモ、ということですね。キャリーラム長官も実は、昨年12月、シンク香港、グローバル香港。その時私も招かれましてね。ちょうど今年が日本と香港の観光年。イベントイヤーということがあって、吉川農林水産大臣が日本側のホスト。キャリーラム長官が自ら来てPR。そのプレゼンテーションの中に新しく日本の徳島と。航空路線が開かれたんだ、ってPRまでね、季節便で前回してくれたわけでありますので、我々としては、何としても、香港の治安情勢といったものが1日も早く回復してくれること、これを強く望むところでもあります。実際に私も香港のそれぞれの場所、ポイントになるところね。あるいはいろんなイベントを開催をする予定の場所。PMQであったりね。そうしたところをずっと見てきたんですけどね。とにかく多くの意欲あふれる人たち。チャレンジをしたいという意欲を持った人たちがたくさんおられる。まさにエネルギーの塊、香港と言ってもいいところですのでね。我々としては、その香港が、ああした形で治安が乱れてしまうと、いうのは非常に残念なことです。
 しかし、そうした若い皆さん方を中心に活動されてることの意味もよくわかるところでもありますので、まずは1日も早く、香港の治安情勢が落ち着いていただくことを期待をしたい。ということで確かに日本への送客といった点では影響がないとは当然言えないし、日本が香港に行く場合についての影響がないとは言えない。ただ今の時期定期便が飛んでいないということがあって。11月頭というのが、ポイントになります。できれば航空当局、管制の方とも色々な形でね、今交渉を進めている国の方ともしてるわけで。なるべく早く我々としては、向こうもそうなんですけどね。その路線のPR、これをしたいと。企画商品を打ってきたいということが、これありますので、これは搭乗率に大きく響くところですからね。そうした意味でもその開始までの間に、なんとか収束の方向が見えてほしいなと。こう思っています。

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