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令和元年7月29日定例記者会見項目別

米・スミソニアン博物館での「阿波藍アート展」について(説明)

(知事)
 そして、最後、第3番目となります。米・スミソニアン博物館での「阿波藍アート展」についてであります。
 本県では、これまで「あわ文化4大モチーフ」の一つである、「阿波藍」の承継、発展に向けまして、歴史や伝統を始め、「阿波藍」の持つ美しさを、アート制作や作品展などを通じまして、国内外に向け、積極的に発信をしてきているところであります。
 その成果として、「東京2020オリンピック・パラリンピック」のエンブレムに「組市松紋の藍色」が使用されるとともに、今年5月には、「阿波藍」をめぐる歴史ストーリーが「日本遺産に選定」をされるなど、「阿波藍」への関心が全国的に高まってきているところであります。
 このような中、1年後の2020年、令和2年7月17日から翌2021年2月7日にかけまして、アメリカ・ワシントンにある「スミソニアン博物館」におきまして、本県制作によります「阿波藍アート・藍のけしき」の展示が決定をされたところであります。ということで、じゃあどんな感じなのか。こんな感じとなります。

(パネル2018年・県立二十一世紀館での「阿波藍アート展」を掲示)

立体的な、三次元立体、そして阿波藍をモチーフとしてということですね。

(パネルを置く)

 少し内容をお話し申し上げていきたいと思います。
会場は、「アメリカの中枢・ホワイトハウス」に隣接し、世界中から年間約3千万人が訪れる、「スミソニアン博物館」の中核施設の一つでありまして、現代美術、現代工芸における、全米屈指の美術館である「スミソニアン・アメリカ美術館・レンリックギャラリー」であります。
 展示作品になりますこの「阿波藍アート・藍のけしき」については、2018年1月に、県立21世紀館で公開をした大型の空間芸術作品でありまして、徳島で「阿波藍」を学んだ、アメリカ人アーティストの「ローランド・リケッツ氏」が監修を務め、一般公募による10ヵ国451名で関わっていただいたところであります。
参加者の皆様方は、藍染の布を専用の箱に入れ、世界各地で5ヶ月間過ごし、色合いが変化した藍染の布を、再び徳島に集め、直径約8m、高さ約4mのドーム型に構成をしたものであります。
 また、「ローランド・リケッツ氏」は、現在、インディアナ大学で美術の副学部長を務めながら、藍をテーマに、アーティストとして全米でご活躍をされておられ、本県2度目の国民文化祭においても、「万代中央ふ頭倉庫」での「阿波藍アート展」を監修いただくなど、これまで長年にわたり、国内外に向けた「阿波藍」の情報発信に大変ご協力をいただいているところであります。
 「スミソニアン・アメリカ美術館・レンリックギャラリー」では、2年に1度、優れた制作活動を続けているアーティスト数名を厳選されまして、「招待作家展」を開催されており、この度、2020年の招待作家にリケッツ氏が選出をされ、「ぜひ、『藍のけしき』を見せたい」とのリケッツ氏の強い思いから、展示が実現に至ったものであります。
では、その作品を紹介する動画を少しご覧いただきたいと思いますので、こちらのスクリーンをご覧をいただければと思います。

(「紹介動画」を映写)

 はい、ということでありまして、気になる展示期間、こちらについては、半年以上が予定をされておりまして、まさに、「東京オリ・パラ」開会直前という、日本文化への関心が高まる中で展示が開始され、スミソニアン博物館が「ジャパンブルー・阿波藍」に彩られることは、本県が誇る「あわ文化・阿波藍」の魅力を世界各地の皆様方に体感をしていただける絶好の機会である、このことから、これまでの取組みが生み出したまさに、「レガシー」を、世界に向けて発信をできれば、このように考えております。私の方からは以上、「3点」です。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
ありがとうございました。では、発表事項について質問のある方はどうぞ。

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