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令和元年5月27日定例記者会見項目別

「産学官連携による次世代型畜産研究実証事業の実施に関する協定」の締結について(説明)

次に2番目、「産学官連携による次世代型畜産研究実証事業の実施に関する協定」の締結についてであります。
本県では、平成28年4月に県立農林水産総合技術支援センターと徳島大学生物資源産業学部農場を中核としたアグリサイエンスゾーンを形成をしたところであります。
平成28年度にはタキイ種苗株式会社、そして、Tファームいしい株式会社。平成29年度には、みのる産業株式会社、みのるファーム株式会社にご参画をいただきまして、次世代を担う人材育成や革新的技術開発など産学官連携による農業の分野の知と技の集積に取り組みますと共に、県内外の民間事業者の皆様方にアグリサイエンスゾーンの取組みを積極的にPRをしてきたところであります。
こうした取組みの結果、人の整腸、腸ですね。整腸効果が認められる「ミヤイリ菌」を活用した医薬品を主力に動物用医薬品の製造、販売を展開をするミヤリサン製薬が石井町の徳島大学生物資源産業学部農場におきまして新たに「動物福祉対応型実証豚舎施設」、こちらを整備いたしまして、産学官連携で次世代型畜産業の研究・実証に取り組むこととなりました。
この度の医薬品メーカーの新規参入を契機といたしまして、アグリサイエンスゾーンの機能をさらに発展をさせるため、6月5日水曜日となりますが、ミヤリサン製薬、そして、徳島大学、及び、徳島県との3者によりまして、産学官連携による次世代型畜産研究実証事業実施に関する協定を締結する運びとなりました。この協定の締結を契機といたしまして、県としては、ミヤリサン製薬及び、徳島大学と連携をし、それぞれが有する人的資源及び物的資源の総合活用によりまして、畜産業の生産性を向上させる新技術及び、飼育システムの開発、普及、また次世代の畜産や、六次産業を担います実践力の高い人材の育成を推進することといたしております。
具体的に少し申し上げて参りますと、新技術および飼育システムの開発、普及では人体に良い影響を与えるプロバイオテクス、ミヤイリ菌のことですね。この活用によります、抗生剤によらない養豚システムや豚肉の機能性研究と加工品などの研究開発とその普及に努めてまいります。
また、実践力の高い人材育成では県内畜産業者の皆さんや農業大学校や高校生を含みます学生さんを対象にアニマルウェルフェア、少しあまり聞きなれない言葉ですね。アニマルウェルフェアということで、これは家畜を快適な環境下で飼育することによりまして、家畜のストレス、あるいは疾病を減らすこと。例えば、牛にお乳がよく出るように良い音楽聞かすとか、こうしたことは言われて参りましたけどね。こうしたアニマルウェルフェアに配慮いたしました畜産経営に関する講演会や、食肉加工研修会を開催をするなど時代を担う人材をしっかりと育成をいたしてまいります。
本協定の締結を機といたしまして、産学官連携による本県畜産業のさらなる活性化に向け、しっかりと取組みを進めてまいります。

 
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