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令和元年5月20日定例記者会見項目別

「レジ袋削減等に関する協定」の締結について(説明)

(知事)
次に、3番目、「レジ袋削減等に関する協定」の締結についてであります。「プラスチックゴミ」は、世界全体で年間800万トンを超えて海洋へ流出していると言われておりまして、今世界中の海岸の「生態系」に大変悪影響を及ぼす「地球規模での課題」となっているところであります。
この課題につきましては、6月開催の「G20大阪サミット」でも主要テーマの一つとされるとともに、国におきましては、プラスチックごみの削減に係る「国際合意」を目指しますとともに、「新たな汚染を生み出さない世界の実現」に向けまして、我が国が率先して取り組んでいく姿勢を示す「プラスチック資源循環戦略」の策定作業が今急ピッチで進められているところであります。
この戦略では、2030年までに「使い捨てプラスチック」の排出を25%抑制することを目標として掲げ、その具体策として、「レジ袋の有料化」を小売店舗の方に義務付けることが検討されております。
県では、これまでも「プラスチックごみ削減」に向けまして、「とくしま環境県民会議」の皆さんと 連携をした「マイバッグ持参運動」、また、県事業における使い捨てプラスチックの使用を原則禁止をする「徳島県グリーン調達等推進方針」の運用などに取り組んできているところであります。
今年度、「G20」の開催に加え、9月には本県で「消費者政策国際会合」が開催をされることから、更なる機運の醸成を図る、「千載一遇のチャンス」でありまして、この好機を逃すことなく、具体的な取組みを加速をしていくため、5月21日、「イオンスタイル徳島」、これを展開をされております「イオンリテール株式会社」、また、「徳島県消費者協会」、そして、「とくしま環境県民会議」の皆様方と「徳島県」の「4社」で、「レジ袋削減等に関する協定」を締結をする運びとなりました。
この協定に基づきまして、イオンモール徳島内の「イオンスタイル徳島・食品 売り場」では、6月1日から、レジ袋の無料配布が中止をされまして、環境負荷に配慮したバイオマス素材で作られた「レジ袋の販売」、いわゆる「レジ袋の有料化」が開始をされることとなりました。このような「プラスチックゴミ削減」に向けた取組みには、「客足の鈍化」などリスクを抱える中での、事業者の皆様方による有料化などの「実践」と、県民の皆様方、お一人おひとりの環境に対する「強い思い」の醸成に向けた絶え間のない「普及啓発 の実施」が何よりも重要と考えるところであります。
「消費者意識が高い」といわれる本県の「強み」を生かしたこの度の協定締結を契機といたしまして、事業者の皆さん方また関係団体、行政が一体となった、「事業者の実践」と「県民の皆様方の意識醸成」に向けた活動を強力に推進をいたしまして、県全体に浸透させるとともに、国内外に大いに発信をして参りたいと考えております。
今後とも、国連サミットで採択をされた、普遍的な国際目標である、「SDGs(持続可能な開発目標)」達成に向けまして、「海洋プラスチックごみ問題」につきましても、本県が「世界をリード」できますように、しっかりと取組みを進めて参ります。
私の方からは、以上「3点」です。どうぞよろしくお願いします。

(幹事者)
 それでは、発表事項について、質問がある社はお願いします。

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