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令和元年5月13日 定例記者会見 項目別

若い人が魅力に感じることについて(質疑)

(毎日新聞社)
 若い人を取材している中で、住む場所としての魅力が徳島県は感じられない、っておっしゃる方も中にはいらっしゃいまして。そういう所については、どういう所が課題で、どうしていけばいいとお考えでしょうか。

(知事)
 やはりこれ、皆さん方も通ってきた道だと思うんですけど。若い時って色々憧れの物ってありますよね。例えば、スポーツ好きの皆さんだったら、我々の時代やっぱり野球だったんですけどね、プロ野球。その後に今度はサッカー。そうしたものが生で見れる。これ重要ですよね。でも四国に例えばプロ野球の球団。もちろん、独立リーグ。四国アイランドリーグplusはありますけど、NPBは1チームもないですよね。でも、サッカーは川淵さんがそれぞれのすべての島にJリーグチームを作るんだ、っていう構想で。最初に徳島ヴォルティスが。翌年に愛媛FCができてね。今は香川もカマタマーレ讃岐もできて。だからそうした意味からいくと、そういうプロスポーツ、こうしたものがやはりある。これも一つの条件。でも今やそうなりましたよね。それとあとは様々な若い皆さん方が期待をするイベント。阿波おどりに憧れるっていう人もたくさんいるし。アニメといった点も当然あるだろうし。様々なそうしたイベント。今までは、東京発というのがものすごく多かった訳なんですよね。
 でも今度は、茨城国体でなんとeスポーツってね。ウイニングイレブン、サッカーゲームですけどね。昨年は、ジャカルタでアジア大会があって、日本代表が優勝した。っていうこともこれあって。日本のサッカー協会ものすごい熱心で、これやって頂いててね。国体のまだ文化プログラムではあるんだけど、種目にeスポーツが入ってくると。アジアのスポーツ大会では、今年、確か、中国で行われるんですけど。これ正式種目になってるんですよね。ちょっとまだ日本遅れてると。だからそうした、皆がこれっていうものが地方に欠けてる部分がある。でも今は別に、東京、大阪でないと駄目だってことはなくて。最初に知事杯設けたのは徳島ですからね。去年からやってるわけだから。だからそうした意味でいくと、いかに若い皆さん方が望むもの。そうしたものを地方発でできるかと。ここのポイントになるかと思います。
 我々としては若い皆さん方の声、これをしっかりということで、もう、徳島では、VS東京。これを若い皆さん方、14名のタスクフォースで作って決めた。それ以降ずっとタスクフォース。今では庁内部局を超えて、50以上のタスクフォースがあって。そしてそれらから出たものを予算化をしていく。こうした時代になっていますんで。やはり行政においてもそうですけど、若い皆さん方の感性、あるいは発想。そうしたものをいかに取り入れていくのか。ここがポイントになる。というのはソサエティ5.0。特に5G。皆さん方がお持ちのスマホは来年から画期的に変わる訳ですんでね。こうした点を考えてもやはり若い皆さん方の発想。これをいかに生かしていくのか、ここがポイントになってくると。だから決して地方が駄目だと、いうことではなくて、今までは諦めがあった。どうせ地方じゃ無理だと。でもそこはやはりサッカーの川淵さん、大きかったと思いますよね。全ての島にJリーグ。今沖縄もできましたからね。J2に沖縄入ってますからね。ヴォルティス負けちゃったからね。あまり言いたくないけど。だからそうした点を考えていくと、これから地方にこそ魅力が感じれるような時代になってくるんじゃないかな。
 その意味では今回のG20、東京ではなくて、首脳会談が関西広域連合の地、大坂で。そして、消費者政策国際会合はなんと県が共催に入って。それで徳島でやるっていうね。しかも、これは「SDGs」、国連の定める12番目のゴールなわけですか。だから大分、その様相が変わってきたんじゃないか。世界の見る目も変わり、そして日本の中における地方という位置付け。地方創生といって、いよいよ5年次目なりますからね。まあ、変わってほしいなというのも、半分あるんですけどね。

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