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平成31年4月22日 定例記者会見 項目別

徳島にとっての平成と令和について(質疑)

(徳島新聞社)
 平成最後の定例会見となりますのでその関連で、平成が徳島にとってどんな時代だったかというふうにお考えかというのと、令和をどういうふうな時代にしていきたいか。この2点をお伺いできますか。

(知事)
 やはりこの平成というのは、徳島にとっては、夢の架橋時代になり、やはり徳島が本州と地続きになる。こうした点を考えていくと、大きな夢の時代の幕開けだったんではないか。しかし、そうしたものの中で、課題も見えてきた。先ほどの御質問をいただいた本四架橋の高すぎる料金であるとか。あるいは全国に新幹線があれだけ走る。四国にも計画路線が2本も、縦軸と横軸があるにも関わらず。いまや、日本の本州以外の、北海道、九州、こうしたところにも、新幹線が走る中で四国だけが走っていない。私もかつて、自治省の役人のときに四全総というものを作り上げ、運輸省担当でありましたんで、その解説本を書かせていただいて、この四国の新幹線のことも熱き思いで書かせていただいたんですが。そうした一人として、やはり大きな夢とともに大きな課題も見えてきた。そして、今度、令和の時代となって、確かに日本全体が、人口減少、また災害列島という大きな課題。そして、これまでの経験則がなかなか活きない。活かすことが難しい時代が来るわけでありますが、逆にこうしたときにこそ、四国をはじめとする、四国。かつては大きな課題、過疎化。あるいは、高齢化、そして少子化、人口減少。また、限界集落、あらゆる日本の課題が最初に訪れる四国。多くの点で、苦難の歴史であったわけでありますが、しかし、これを最初に解決することによって、まさにその処方箋、日本のスタンダードを作り上げていく。私も知事就任のときから徳島が課題先進県から課題解決先進県を目指して、ピンチをチャンスに合言葉として、この処方箋を打ち出すことによって、徳島スタンダードが日本のスタンダード。つまり、日本の標準を徳島が作ることができる。こうしたことをずっと訴えかけ続けてきたところでありました。多くの処方箋を打ち出してきたことが日本の制度にも多くなっているところですけど。
 しかし今こそ日本全体が求めるこうした課題の解決。今までの経験では、全く難しい。先ほど御質問のあった2040年。独居高齢者の皆さん方が4割を超える。こうした考えられもしなかったことを逆に、これまでコツコツと対応してきた徳島から多く提言できる。まさに、徳島が課題解決先進県から未知の世界の羅針盤となっていく。そうした時代が令和の時代に訪れてくるんではないか。また、それを求められる時代だと思っています。
 そうした意味では、今年から始まっていく三大国際スポーツ大会。あるいは、G20。そして、大阪・関西万博も大きな奇貨とさせていただきました。そして、まさに、挙県一致体制によってこうしたもの、もちろん、徳島だけということでは難しいですから、関西広域連合であるとか、四国、あるいは、中四国、それぞれに知事会、サミットを持ってるわけでありますし、あるいは全国知事会、そうしたものの処方箋を打ち出していくのが、総合戦略・政権評価特別委員会の委員長を仰せつかってるところでありますし。今また、最初は、5名のチャーターメンバーでいった若手知事会も、今15の知事会となったところであります。この度の統一地方選で若い知事さん方が、また新たに誕生しておりました。こうしたところからもラブコールを頂いておりました。まさに次世代を担っていく。この知事会の名前が、日本創生のための、次世代の育成をしていく、そうした知事同盟であるということに標榜していることでもわかるように(日本創生のための将来世代応援知事同盟)、まさに、2040年問題を解決する。その処方箋をこうした様々な組織の皆さんとリンケージ、つまり、連携をとることによって対策を、徳島から発信することができれば。こうした令和の時代になってもらえればな。つまり、その延長線上に日本の明るい未来と、そして世界の恒久平和といったものを日本から打ち出すことができる。そのお支えの一つになっていければなと考えています。

(幹事社)
 ほかに質問ございませんでしょうか。では、知事ありがとうございました。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。

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