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平成31年4月15日 定例記者会見 項目別

国際季節定期便の就航実績について(質疑)

(徳島新聞社)
 香港徳島の国際季節定期便のことについてお伺いしたいんですけども。先日ですね、搭乗率が県の目標値の70%を超えて80.8%だったと結果が出たんですけども、まず、この結果についてどのように受け止められているのか、お考えを聞かせていただけますでしょうか。

(知事)
 はい。県政史上初となる季節便ではありますが、定期便が香港との間で、キャセイドラゴン航空。いわゆるLCCではなくて、フルキャリアの皆さん方で飛ばすことができました。今お話しいただいたように、この12月19日の初便から3月30日までの30往復、60便が就航したところでありまして、その搭乗率が80.8%ということになりました。県として目標を定めたものを大きく上回ったころではあります。
 そうした意味では今回、特に旅行代理店の皆様方にご尽力をいただいて、団体ツアーの集客、これはもとよりのことでありますが、やはり大きいのはもう一つあるんですね。いわゆる新たなものとしての個人旅客。いわゆるフィットと呼んでおりますが、これをいかに獲得するのか。こうした点も実は、キャセイドラゴンの方で非常に関心を持っていた。
 つまり団体パック旅行だけというのでは、少し歩留りが低いということがあって、リピーターということを考えると、個人旅行が大変重要ということになります。
 そうした意味では、県としてもこうした両方の期待にお答えができるように、様々な現地の皆さん方。そして今回はインバウンドだけじゃなくてアウトバンド。定期便になるには、こちら側から行っていただくと。これも大変重要ということですから、県内の旅行事業者の皆様方の御協力、また、そうした皆さん方の様々な御提言とかですね。そうしたものにどう答えをしていくのかと。こうしたところにも、実は様々な汗をかかせていただいたところでもあります。実は全国的な話でみますと、これまでそのフルキャリアが香港線、日本の各地方空港からですね、就航した場合、大体運行の初年度には低い数値が出てしまう。約、平均すると65%ということでありまして、そうした点を考えるとインアウト、両バウンドともにですね、旅行事業者の皆さん方を始め、大変な御協力を頂いた。その数字がこの80.8%ではないかと思っております。
 ということで、やはり、今後、我々としては今回得た様々な教訓ですね。こうしたものをより伸ばしていくということで、今度は季節便ではなくて、まさに定期便ですね。これにどうつなげていくのか。
 先ほどの御質問にもお答えをしたように、今年から三大国際スポーツ大会が始まるわけですから、いやが応でも海外から多くの皆さんが来られる。つまり、ニーズが高くなるということにもなりますので。あとやはり、このアウトバンドをいかに高めていくのか。徳島から出て行ってていただく分ですね。こうしたものにもどういった点に力を入れていけばいいのか。インアウト、両方お客さんが伸びるような形。
 それともう一つ、実は国の方からも指摘をされているのは、アジアだけじゃなくて、それ以外のエリアからもやはり便を誘致すべきじゃないかという御示唆も頂いてるところでありますので、こうした御示唆。当然それによって我々はメリットを国の方から受けて、阿波おどり空港がですね、いるわけですので、そうした御期待にしっかりとお答えすることができればと。いわばいろんなところの新規路線をどう開拓していくのかと、ここに尽きるかと思っています。

(徳島新聞社)
 定期便の通年化に向けて新規路線をどうつけていくかとおっしゃいましたけれども、実際に現地旅行代理店へのセールスですとか、関空をはじめとした拠点空港へのアクセス向上とかですね、いろいろ取り組まれていると思うんですが、今年実際に形になるようなもの、そういった取組みがあれば教えていただけたらと思います。

(知事)
 今も申し上げたようにやはり今回、季節とは言っても定期便、インアウトのものが飛んだわけでありますので、今回得た様々な教訓をどう活かしていくのか、この具体化を一つ一つすることができればと、まずは思っています。
 あともう一つ重要なのは、トップセールスということで、これまでいろいろな対応といったものあって、副知事をトップに対応していってもらったんですが。今、おっしゃったように、現地の旅行事業者であるとか、あるいはエアラインであるとか。やはりそうしたところというのはトップがどうするのかなというところを、よく見るということもありますから、一番効果的なときに当然、私が行くということも当然あり得る。今まで実は行ってなかったんですよね、香港ね。こうしたことも今後考えられればと思っています。
 ということで、今回の様々な教訓、テーマ、こうしたものをより咀嚼して活かしていく。そして目指すは、やはり通年で飛ぶことのできる定期便をいかに誘致することができるのかにかかってくるかと思っています。

(朝日新聞社)
 さっきの質問に関連してなんですけど、国の方からですね、阿波おどり空港が受ける海外便、アジア以外からもというふうなお話があったんですけども、その理由とですね、具体的にどういった地域ですね、アジア以外の地域からが考えられるのか、2点教えてください。

(知事)
 はい。まず、我々としては、当然アジア地域をテーマにということで、香港であるとか、台湾であるとかね。台湾もチャーター便でエバー航空、飛ばしたりしましたよね。そこがインバウンドのお客さんとして一番多いということがありましたので、そこの利便性をという風に考えたところなんです。実は国の方から、訪日誘客支援空港ということで、我々、指定を受けているところでありまして。ちょうど平成29年度、この制度ができ上がったわけなんですけど。そこの場合に全体の評価が4段階ぐらいあって、上から数えると3番目、下から数えると、も3番目かな、全体で5つあるのかな。B評価というものを頂いた。その中でその国際の季節定期便が入ったということは評価されるところなんですが、やはり通年化をどうするのか。あるいはアジアだけっていうだけでもね。やはり今、インバウンドの向きっていうのは世界中に向いてるわけですから、そうしたところについてもっともっと、対応すべきではないか。そうすると、これがA評価になったり、さらにその一番トップランクになっているということにつながるということなんですね。
 だから、今申し上げたように、じゃあどんなエリアということで、これまで我々はあくまでも、香港、台湾。こうしたところをターゲットにしていたわけですが、それ以外にも関係のあるところと、あとはニーズですよね。例えば、今回ラグビーワールドカップはジョージアが事前チームキャンプで来られ、これまでも交流が進んでいるし。決してスポーツ交流だけではなくて、様々な物品物産ですね。こうしたものもジョージアを通じて、ヨーロッパへ広げたらどうだろうと。ジョージアの全権大使の方からも提案を頂いて、そうしたことの色んな詰めもやってるところでもありますんでね。
 こうしたこれからスポーツに関わるところも一つのテーマになるんじゃないか。例えばあと2021年のワールドマスターズゲームズ関西ですね。徳島も今12になるわけですけど、そうしたところで来られるところで多いというと、恐らくオセアニアの人が多いですよね。オーストラリアとかニュージーランド。こうしたところも、一つのターゲットでこういったところには逆に、徳島からも割とで行かれるじゃないですか。スキューバダイビングするとかで、ケアンズにとか。
 だから様々な関わりはあるので、それをどう今後、国からの指摘も受ける中でターゲットとしていく。同じ四国の中で、同じところ同士を食い合うというよりは、どこどこに行くんだったら徳島から。どこは高松だね、どこは松山だね、どこは高知だねと。それがこれからの四国の在り方ではないのかなと。お互いが同じ路線で競い合うというよりも、相手のないところを作る。それによって四国で見ると、こうだ。
 こうした戦略も今後、四国知事会の場もありますんで、それぞれの知事さん方のお考えということもあるかとは思いますけど。しっかりと取組みを進めていきたいと考えています。

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